
マウスコンピューターが販売している「G TUNE DG-I7G70(7 270K PlusxRTX 5070)」のスペック評価を行った。こだわりのハイクラスモデルが299,800円(送料無料)で購入できる。同じG TUNE DG-I7G70でもメモリ32GB・SSD 1TB構成のモデルは524,800円だ。メモリ16GB・SSD 500GBに抑えたことで225,000円も安くなっている。
メモリ/SSD高騰の影響を最小限に留めた構成は、今の相場では貴重な存在だ。何よりもCPUにIntel最強のゲーミングモデルを搭載していて30万円を切っているのは評価できる。当サイトのゲーミングPCおすすめランキングでも第3位にランクイン中だ。基本保証が3年間と長く安心して使用できるのは頼もしい。初めてのBTOパソコンにもぴったりだ。
*本記事では公開スペック・販売価格・同価格帯モデルとの比較をもとに、G TUNE DG-I7G70の構成やコストパフォーマンスを評価している。

- 長所
-
- メモリ・SSDを抑えて299,800円を実現
- 当サイトランキング3位のハイクラスモデル
- Arrow Lake RefreshのCore Ultra 7 270K Plus搭載
- WQHD環境にも対応できるゲーム性能
- 水冷クーラー・Wi-Fi 6E・3年保証と装備が充実
- 短所
-
- メモリ16GBシングルチャネル・SSD 500GBと構成は控えめ
- 他社のRTX 5070搭載モデルと比べると価格は高め
- こんな方におすすめ
-
- 30万円前後の予算でハイクラスのゲーミングPCを探している方
- ゲームだけでなく動画編集などクリエイティブ用途にも使いたい方
- 保証やサポートの手厚い大手メーカー製を選びたい方
G TUNE DG-I7G70(7 270K PlusxRTX 5070)のスペック解説

| メーカー | マウスコンピューター |
|---|---|
| ブランド名 | G TUNE |
| 製品名 | G TUNE DG-I7G70 (Core Ultra 7 270K PlusxRTX 5070) |
| 価格 | 299,800円(送料無料) |
| CPU | Core Ultra 7 270K Plus |
| CPUクーラー | 水冷(240mmラジエーター) |
| グラボ | GeForce RTX 5070 |
| メモリ | DDR5-5600 16GB (シングルチャネル) |
| SSD | 500GB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W 80PLUS BRONZE |
| マザーボード | チップセットB860 |
| 無線 | Wi-Fi 6E+Bluetooth 5対応 |
| 保証 | 3年間センドバック修理保証 |
| 納期 | 約4営業日(翌営業日出荷サービス対応) |
| おすすめ度 | Sランク |
| 評価 | ・コスパ 9.6 ・ショップ評価 9.7 |
G TUNE DG-I7G70(7 270K Plus×RTX 5070)のカスタマイズ解説
| OS | 変更なし(Windows 11 Pro +8,800円) |
|---|---|
| パソコン下取りサービス | パソコン下取りサービスに申し込む -1,100円 |
| CPUグリス | 【優れた熱伝導率】ナノダイヤモンドグリス JP-DX1 +1,980円 |
| メモリ | 16GB メモリ [8GB×2 (DDR5-5600) / デュアルチャネル] +0円 32GB メモリ [16GB×2 (DDR5-5600) / デュアルチャネル] +67,100円 |
| SSD (M.2) | 1TB NVMe SSD (M.2 PCIe Gen4 x4接続) +30,800円 2TB NVMe SSD (M.2 PCIe Gen4 x4接続) +110,000円 |
| SSD 2(増設) | 500GB NVMe SSD ( M.2 PCIe Gen4 x4 接続 ) +39,600円 |
| ハードディスク | 2TB HDD +31,900円 |
| 電源 | 750W 電源 (80PLUS GOLD) +3,300円 850W 電源 (80PLUS GOLD) +5,500円 |
| 無線LAN | Wi-Fi 7 (最大5.7Gbps) 対応 +5,720円 |
| ケース | 【G TUNE】ブラックミニタワーケース 強化ガラスサイドパネル 赤色LEDケースファン仕様 (上面×2 / 背面×1搭載) +6,600円 |
| サポート | [3年保証/PC本体] センドバック修理保証+ 安心パックサービス(専用ダイヤル/即日修理) +5,500円 |
| 翌営業日出荷サービス | +2,200円 |
本機でのカスタマイズはメモリ・SSD・電源・ケースがおすすめだ。中でもメモリのデュアルチャネル化は必須と言ってよい。標準は16GB×1枚のシングルチャネルだが、8GB×2枚のデュアルチャネル構成へ追加費用なしで変更できる。同じ16GBでも帯域幅が約2倍となり、CPU性能を引き出しやすくなる。将来32GBへ増設するつもりなら16GB×1枚のままにしておく選択肢もあるが、増設予定がないなら迷わず8GB×2枚を選んでおきたい。
32GBへのカスタマイズは+67,100円と高額だ。メモリ高騰の影響がそのまま反映されている。ゲーム用途なら16GBで困る場面は限られるので、無理に選ぶ必要はない。動画編集などで32GBが必要なら、あとから市場価格を見て自分で増設する方が安く済む可能性が高い。メモリスロットは2つなので、ここでデュアルチャネルにすると容量を増やしづらくなる。16GB×2枚を購入したら、ついている8GB×2枚は使い道がなくなってしまう。
もっとも恩恵が大きいのがSSDの容量アップだ。標準500GBから1TBへ倍増させれば利便性の向上につながる。OSなどのシステムで100GB程度消費されるため、初期構成の空き容量は400GB程度しかない。GeForce RTX 5070クラスの性能で楽しみたいAAAタイトルは100GBを超えるものが珍しくなく、モンハンワイルズのように150GB近いものもある。2本インストールすれば余裕がなくなる計算だ。+30,800円と決して安くはないが、これも高騰の影響で仕方がない部分となる。M.2スロットには空きが1基あるので、あとから増設するのも一つだ。取り付ける難易度はそれほど高くない。
電源は+3,300円で750W 80PLUS GOLDへ変更できる。標準の750W 80PLUS BRONZEでも本機の構成に不足はない。Core Ultra 7 270K Plusも65W稼働が表記されている。それでも、GOLD認証で変換効率に余裕を持たせておけば発熱や電力ロスを抑えられる。この価格差なら選んでおいて損はないカスタマイズだ。将来的にGeForce RTX 5070 Ti以上へのグラフィックボード交換を考えているなら、850W GOLD(+5,500円)も候補に入る。
ケースのカスタマイズは、ケースファンを赤色LEDファンに変更するものだ。G TUNEの黒いケースに赤のアクセントは相性がよく、ガラスパネルから見える内部の印象が大きく変わる。派手に彩るというよりも上品に主張するタイプだ。性能には一切影響しないので、見た目を気にしないなら不要だ。余裕があれば選びたいカスタマイズである。
CPUグリスは+1,980円のナノダイヤモンドグリスがおすすめだ。65W稼働なのでそこまで気にする必要はないが、水冷クーラーとの組み合わせでもグリスの質で温度が変わる可能性がある。大きな金額ではないので、長く安定して使うための保険として選んでおきたい。無線LANは標準でWi-Fi 6Eに対応しているため、カスタマイズは不要だ。Wi-Fi 7への変更は対応ルーターを持っている方のみでよい。
サポートは標準で3年間のセンドバック修理保証と24時間365日の電話サポートが付いている。他メーカーでは基本1年保証が主流なので、これだけでも十分な内容だ。トラブル時に即日修理へ対応してもらいたいなら安心パックサービス(+5,500円)を検討しよう。翌営業日出荷サービスは+2,200円ですぐに届く。通常でも約4営業日と納期は短めなので、急ぎでなければ不要だ。
G TUNE DG-I7G70(7 270K PlusxRTX 5070)の特徴
メモリ・SSDを抑えて299,800円を実現
| 型番 | 価格 | CPU | GPU | メモリ | SSD | 電源 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G TUNE DG-I7G70 | 299,800円 | Core Ultra 7 270K Plus | RTX 5070 | 16GB | 500GB | 750W BRONZE |
| G TUNE DG-I7G70 | 524,800円 | Core Ultra 7 270K Plus | RTX 5070 | 32GB | 1TB | 750W BRONZE |
| G TUNE DG-I7G60 | 394,800円 | Core Ultra 7 270K Plus | RTX 5060 | 16GB | 1TB | 750W BRONZE |
※価格は2026年8月30日時点・税込・送料無料。電源の(B)は80PLUS BRONZE認証。
G TUNE DG-I7G70には構成違いのモデルが用意されている。メモリ32GB・SSD 1TBの標準的な構成は524,800円だ。本機はメモリ16GB・SSD 500GBに抑えることで299,800円となり、その差は225,000円にもなる。構成の差だけでここまで価格が変わるのは異常事態だ。メモリとSSDの高騰がいかに深刻かを物語っている。同じG TUNEでワンランク下のGeForce RTX 5060を搭載したG TUNE DG-I7G60(メモリ16GB・SSD 1TB)が394,900円であることを考えても、本機の価格設定は際立っている。コスパモデルとしてピックアップされているだけのことはある。
メモリとSSDを削って価格を抑えるのは、今のゲーミングPC市場における最適解だ。メモリ高騰前ならメモリ16GB・SSD 500GBの構成は物足りないと評価していただろう。ところが、今はその構成だからこそ30万円を切る価格で購入できる。カスタマイズで補える箇所を削り、CPUやグラフィックボードといった性能に直結するパーツにコストを集中させた構成は理にかなっている。
メモリはデュアルチャネル化が無料で、SSDは+30,800円で1TBへ変更できる。両方を適用しても330,600円で、32GB・1TB構成のモデルよりも194,200円安い。メモリ容量こそ半分だが、ゲーム用途で32GBが必須になる場面はまだ少ない。必要になったときに自分で増設すればよい。今は最小限の構成で購入し、相場が落ち着いてから拡張するのが賢い選択だ。
なお、G TUNE製品は以前から割高な印象が強く、セール時を除いておすすめしにくいブランドだった。本機は特別なセールが適用されているわけではない。同性能帯のモデルが軒並み40万円を超えてくる中で、30万円を切る価格は相対的に大きな魅力となっている。人気モデルはいつ完売してもおかしくない状況なので、購入を検討しているなら早めに動きたい。
当サイトランキング3位のハイクラスモデル

当サイトのゲーミングPCおすすめランキングで第3位にランクインしている。1位と2位はドスパラのTHIRDWAVEシリーズ「THIRDWAVE AD-R7A57A-01W/THIRDWAVE AD-R7X56A-01W」で、いずれもクーポンが発行されたコスパ特化のモデルだ。本機はクーポンなしでその2モデルに続いている。マウスコンピューターの公式サイトでもCore Ultra 7搭載デスクトップの人気順で3位に入っていて、ユーザーからの注目度が高いことがわかる。
ランキング上位の理由はコストパフォーマンスの高さだけではない。ゲーム性能を追求しつつ、配信や動画編集にも対応できる万能さがある点を評価している。CPU Core Ultra 7 270K Plusは2025年12月に登場した最新モデルで、ゲーム性能とマルチコア性能共に高い水準にある。GeForce RTX 5070との組み合わせはWQHD環境での高フレームレートを目指せるハイクラスの王道だ。
構成面も充実している。240mmラジエーターの水冷クーラーを標準搭載しているのはこの価格帯では珍しい。Wi-Fi 6E+Bluetooth 5、背面のThunderbolt 4など、他社のコスパモデルが削っている箇所をしっかり押さえている。基本保証も3年間と長く、24時間365日の電話サポートも付く。初めてゲーミングPCを購入する方でも安心して選べるモデルだ。
弱点は他社のRTX 5070搭載モデルと比べると価格が高いことだ。ドスパラのTHIRDWAVEシリーズならRyzen 7 7700×GeForce RTX 5070搭載モデルが24万円台で購入できる。CPU性能や構成の差を考慮すれば納得できる価格差ではあるが、少しでも安くという方には向かない。性能と構成のバランスを重視する方に適したモデルだ。
CPUとグラフィックボードのバランスは良好
| CPU/GPU | RTX 5080 | RTX 5070 Ti | RTX 5070 | RX 9070 XT | RX 9070 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D | ☆ | ◎ | ○ | ☆ | ○ |
| Core Ultra 7 270K Plus | ◎ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
| Ryzen 7 9700X | ◎ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
| Core Ultra 7 265K | ○ | ○ | ☆ | ○ | ◎ |
| Ryzen 7 7700 | ○ | ○ | ☆ | ○ | ◎ |
| Core Ultra 5 235 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ |
| Ryzen 5 7500F | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Ryzen 7 5700X | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
標準搭載の750W電源はGeForce RTX 5070には十分な容量で、グラフィックボードの交換にも一定の余裕がある。GeForce RTX 5080クラスまで視野に入れるなら、カスタマイズで850W GOLDへ変更しておくと安心だ。CPUとグラフィックボードだけでなく、電源や冷却まで含めて拡張性を意識した構成になっている。
注意点として、Core Ultra 7 270K Plusのプラットフォームは次世代のNova Lakeで変更が予定されている。CPUの交換を前提とした将来性は高くない。もっとも、Core Ultra 7 270K Plusの性能なら数年間はCPUを交換する必要がないだろう。グラフィックボードの交換で性能を伸ばしていく使い方が本機には合っている。
Arrow Lake RefreshのCore Ultra 7 270K Plus搭載
本機に搭載されたCore Ultra 7 270K Plusは、Intelが汚名返上を懸けて投入したArrow Lake Refresh世代のCPUだ。Arrow Lake世代のCore Ultra 7 265Kはゲーム性能が期待外れに終わったが、Core Ultra 7 270K PlusではEコアの増量とタイル間通信の高速化によってゲーム性能が大きく改善した。FF14ではCore Ultra 7 265Kと比べてフルHDで15%弱、フォートナイトの低設定では46%もフレームレートが向上している。Core i9-14900Kに匹敵するゲーム性能を持ち、Intel製CPUとしては安心して選べるモデルになった。
マルチコア性能はCinebench 2024で2,350ptと現行トップのスコアだ。Ryzen 9 9950X3DやCore Ultra 9 285Kをも上回る。動画編集やエンコードが速く、Handbrakeでのエンコード時間はRyzen 7 9700Xの半分程度で済む。ゲーム配信のように複数の処理を同時に行う用途でも余裕がある。ゲーム専用機ではなく、クリエイティブ作業も含めて幅広く使いたい方に適したCPUだ。
注意点は消費電力と発熱だ。性能を引き上げた代償として、Core Ultra 7 265Kと比べて平均消費電力が40%程度高くなっている。本機は65W動作の設定に加えて240mmラジエーターの水冷クーラーを搭載しているので、この点はしっかりケアされている。サーマルスロットリングを気にせず性能を引き出せる。空冷クーラーを採用する他社モデルとの違いとして評価したい。CPUについてより詳しく知りたい方は「Core Ultra 7 270K Plusの性能比較&ベンチマーク検証」を参考にしてほしい。
WQHD環境にも対応できるゲーム性能
G TUNE DG-I7G70はWQHD環境を主戦場とするハイクラスのゲーミングPCだ。フルHDなら多くのタイトルで144fps以上を余裕で維持でき、Apex Legendsやフォートナイトのような対人系のタイトルでは設定次第で240fpsを目指せる。2025年2月に登場したモンハンワイルズは要求スペックが高めのタイトルだ。フルHDならプリセット中でも快適で、フレーム生成を有効にすれば144fpsも視野に入る。WQHDでも60fps以上で安定してプレイできる。本来の画質で楽しめるのはハイクラスならではだ。
GeForce RTX 5070はDLSS 4.0のマルチフレーム生成に対応している。対応タイトルではフレームレートを大きく引き上げられるため、レイトレーシングを有効にした重い環境でも実用的なフレームレートを確保できる。VRAM 12GBは4Kでは物足りなさを感じることがあるが、WQHDまでなら困ることは少ない。
マイクラは影Modを導入しても快適だ。Core Ultra 7 270K Plusのマルチコア性能の高さは、Modを大量に導入したマルチサーバーでも活きる。ゲーム性能とCPU性能の両方が高いため、プレイするジャンルを選ばない。ここに記載はないが、シティーズスカイライン2でもCPU性能の高さが武器になる。3D V-Cache搭載モデルよりも有利になると考えてよい。フルHDで高フレームレート、WQHDで高画質という2つの使い方を1台でカバーできるゲーミングPCだ。
同じマウスコンピューター製品との比較
| G TUNE | NEXTGEAR | |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
![]() |
| 製品名 | G TUNE DG-I7G70 Core Ultra 7 270K Plus搭載 |
NEXTGEAR JG-A7G70 Ryzen 7 7800X3D搭載 |
| 価格 | 299,800円 | 299,800円 |
| CPU | Core Ultra 7 270K Plus (24コア24スレッド) |
Ryzen 7 7800X3D (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 水冷(240mm) | 水冷(240mm) |
| GPU | RTX 5070 | RTX 5070 |
| メモリ | DDR5-5600 16GB (シングルチャネル) |
DDR5-5200 16GB (シングルチャネル) |
| SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W BRONZE | 650W BRONZE |
| マザーボード | B860 | A620A |
| 無線 | Wi-Fi 6E対応 | 非対応 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
| レビュー | 当ページ | レビュー |
同じマウスコンピューターのNEXTGEAR JG-A7G70(Ryzen 7 7800X3D搭載)と比較していく。価格は299,800円で完全に同じだ。グラフィックボードもメモリ容量もSSD容量も同じで、違いはCPUとプラットフォーム、そして構成にある。用途によってどちらを選ぶかが変わる興味深い比較だ。
ゲーム性能だけを見ればNEXTGEAR JG-A7G70が有利だ。Ryzen 7 7800X3Dは3D V-Cacheを搭載したゲーム特化のCPUで、ゲーム性能スコアはCore Ultra 7 270K Plusよりも11%程度高い。ワットパフォーマンスにも優れていて発熱も小さい。ゲームしかしないと決めているなら、NEXTGEAR JG-A7G70を選ぶのが素直だ。
一方で、マルチコア性能はCore Ultra 7 270K Plusが60%以上も高い。動画編集やエンコード、配信を伴うゲームプレイでは本機が圧倒的に有利だ。構成面でも差がある。本機は750W電源、B860チップセット、Wi-Fi 6E、Thunderbolt 4を備えるのに対し、NEXTGEAR JG-A7G70は650W電源、A620Aチップセット、無線非対応と廉価ブランドらしく削られている。同じ価格なら構成が充実した本機の方が総合的な満足度は高いだろう。ゲーム特化ならNEXTGEAR JG-A7G70、万能性を求めるならG TUNE DG-I7G70というのが結論だ。
似ているゲーミングPCとの比較
| G TUNE | THIRDWAVE | |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
![]() |
| 製品名 | G TUNE DG-I7G70 Core Ultra 7 270K Plus搭載 |
THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載 |
| 価格 | 299,800円 | 234,980円 *3,000円OFFクーポン適用済 |
| 送料 | 無料 | 3,300円 |
| CPU | Core Ultra 7 270K Plus (24コア24スレッド) |
Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 水冷(240mm) | 空冷 |
| GPU | RTX 5070 | RTX 5070 |
| メモリ | DDR5-5600 16GB (シングルチャネル) |
DDR5-4800 16GB (シングルチャネル) |
| SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W BRONZE | 750W GOLD |
| マザーボード | B860 | A620A |
| 無線 | Wi-Fi 6E対応 | 非対応 |
| 保証 | 3年間 | 1年間 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
| レビュー | 当ページ | レビュー |
ドスパラのTHIRDWAVE AD-R7A57A-01W(Ryzen 7 7700搭載)と比較していく。当サイトランキング1位のモデルで、クーポン適用後の価格は234,980円+送料3,300円だ。本機との価格差は61,520円と大きい。同じGeForce RTX 5070搭載でメモリ16GB・SSD 500GBの構成も共通しているため、価格だけを見ればTHIRDWAVE AD-R7A57A-01Wが圧倒的に優位だ。
価格差の中身はCPUと構成にある。Core Ultra 7 270K PlusはRyzen 7 7700と比べてゲーム性能が14%程度、マルチコア性能は60%以上高い。CPU単体の価格差だけでも25,000円程度ある。本機はさらに240mmラジエーターの水冷クーラー、Wi-Fi 6E、B860チップセット、3年保証を備える。THIRDWAVE AD-R7A57A-01Wでこれらを補おうとすると、無線LANの追加と3年保証への延長だけで30,000円近くかかる。構成・保証を揃えて考えれば価格差はかなり縮まる。
それでも電源はTHIRDWAVE AD-R7A57A-01Wの750W GOLDの方が上で、ゲーム性能の差も体感できるほど大きいわけではない。フルHD~WQHDでゲームを楽しむだけならTHIRDWAVE AD-R7A57A-01Wで十分で、コストパフォーマンスの高さは揺るがない。本機を選ぶべきなのは、マルチコア性能が活きるクリエイティブ用途を想定している方、あるいは水冷・無線・長期保証といった構成・サポート込みで安心して使いたい方だ。予算を抑えたいならTHIRDWAVE AD-R7A57A-01W、性能と構成・サポートを求めるならG TUNE DG-I7G70と使い分けたい。
G TUNE DG-I7G70(7 270K PlusxRTX 5070)のPCケースレビュー
G TUNEブランドの新しいミニタワーケースの詳細だ。撮影モデルは「G TUNE DG-I7G7T」のものでグラフィックボードなど一部構成がG TUNE DG-I7G70(Core Ultra 7 270K PlusxRTX 5070)とは異なる点があることをご了承いただきたい。少し前に登場したフルタワーケースに共通したデザインと機能を持っている。ミニタワーとは思えない迫力のあるフロントデザイン、黒を基調とした派手過ぎずにしっかり主張するカラーリングが素晴らしい。
高級感と重厚感を併せ持ち、ありそうでなかったミニタワーケースに仕上げている。G TUNEのミニタワーは設計や構造を見ても、これまでのゲーミングPCに採用されてきたケースとは一味違う。サイド部分にガラスパネルを採用するのが主流となったことで、その見え方にまでこだわっている。ガラスパネルから見える内部は異様なまでにすっきりしている。これは電源やボトムカバーをフロントに持ってくるという工夫があるからだ。PCケースのあり方について、常に挑戦を続ける印象のあるG TUNEらしいケースだ。
正面

電源を入れるとG TUNEのロゴが赤く光る。黒いケースに赤のアクセントが映える。ロゴの発光から漏れ出す光を計算し、フロント部分にスリットが入っている。漏れ出た赤い光は、黒いケースに吸収されて絶妙な色合いを醸し出す。派手さはなくてもしっかりと主張するケースデザインだ。一昔前のG TUNE製品を思い起こさせるフロントマスクにこだわったケースは迫力を感じさせる。

光学ドライブのスペースはフロントの右側にある。言われなければ気づかないほど自然な形でケースに溶け込んでいる。デザインを強く意識しているのがよくわかる構造だ。パソコンを右側足元に設置する場合はやや使いづらく感じてしまうだろう。椅子に座りながら取り扱うのは難易度が高い。内部スペース的に左側や上部に設置することができなかったのだろう。デザインとしてはよくても、機能的とは言いにくい部分だ。
左サイド

左サイドパネルは全面クリアパネルだ。これはフルタワーモデルと同じくワンタッチで外せる設計だ。クリアパネルの下部にはG TUNEのロゴが黒いケースに映える白い文字で刻まれている。斜め前から見るとより色濃く見える。パソコンは体より前に置くことが多く、視点を意識したデザインであることがわかる。
フロントに設置された電源の目隠しのフロントカバーがあっても違和感がない。スペースと見せ方をうまく活用した設計だ。ボトムカバーがあると見える部分が横長になり、視覚的に窮屈に見える。縦長に見せる工夫はすっきりとした内部を見せつつ、ミニタワーとは思えない拡張性を感じさせるほどだ。

ユーザーの視点に近いこの位置から見ると電源が隠れて配線が見えない。真横から見ても隠れる設計は素晴らしい。誰かに見られることを意識したケースではなく、ユーザーの視点から見えるゲーミングPCを強く意識している。オプションで赤色LEDケースファンに変更することも可能だ。このケース設計ならLEDのオプションはぜひ選択したい。ケースのよさがより引き出されるはずだ。
ヘッドホンホルダー

ヘッドホンホルダーもフルタワーと共通した機構だ。ミニタワーに採用されたのは初めてではないかと思うくらいには珍しいものだ。ヘッドホンやヘッドセットをPC本体にひっかけることができる。利便性が高く、ヘッドホンを使用しない方にも別の用途で使えそうだ。ただし、別のものをひっかける際はヘッドホン程度の重さ(500g前後)に留めたい。
注意点として、ヘッドホンホルダーが左サイドパネルのフロント上部に設置されているため、パソコンの置き場所によっては一切使用できない機構になる。見え方や視点を意識したG TUNEのミニタワーは、どうやら向かって右側にパソコンを設置することを想定しているようだ。向かって左側に設置してしまうとヘッドホンホルダーはパソコンの向こう側にひっかける形になる。使いにくいだけではなく、壁が近いと使用すらできなくなる。設置場所を限定するような機構は素直に喜べない。
右サイド

右のサイドパネルはただのカバーだ。エアホールやエアインテークのようなものはない。パソコン内部の裏側にあたるため、目隠しと埃の侵入を防ぐのが目的なのだろう。これだけデザインにこだわったモデルでも、右サイドパネルはパソコン全般に採用される標準的なものだ。
天板

天板は防塵フィルターとエアインテークのスリットがある。全体が空気の通り道になっている。本機は240mmラジエーターの水冷クーラーを搭載していて、天板の2基のファンがラジエーターの排気を担う。ただ、メッシュ部分や天板のカバーを取り外すことはできない。メンテナンス性はあまり高いと言えないようだ。
パソコンの上に小物を置いたり、物を載せたりするには適していない。空気の通り道を塞ぐことになり、内部のエアフローに影響を与える可能性がある。水冷クーラーの排熱を妨げないためにも、天板を塞がないこと、空気の通り道を確保することを意識したい。パソコンラックに設置する際も、天板とラックの棚板が近くなりすぎないようにした方がよい。
天板I/Oパネル

天板のI/Oパネル(コンソールパネル)はスライドでシャッターの開閉ができる。本機のフロントI/OはUSB 3.2 Gen 2(10Gbps)が1基とヘッドホン出力が1基だ。撮影モデルとは構成が異なる点に注意してほしい。LEDスイッチでフロント部分のLEDのオンオフを切り替えられる。シャッターを搭載することで使用しないときはすっきりした見た目になり、G TUNEのミニタワーが持つコンセプトには適している。
I/Oパネルは上向きに設置されているため、USB機器は垂直に接続することになる。USBメモリに誤って接触した際は根本から折れる可能性がある。有線のマウスとキーボードは背面に接続し、天板のI/Oパネルは一時利用する機器専用と考えるのがよい。採用しているマザーボードによってI/Oパネルの内容が異なる点は覚えておこう。
背面

背面は黒一色に統一されている。マザーボードのI/Oパネルや電源周辺なども黒で統一されているのは素晴らしい。電源の差し込み口が左上に設置されているのは、電源をフロントに設置しているため、延長ケーブルのようなもので引っ張ってきているからだ。せっかくフロントに設置しても、ケース下部に電源の差し込み口を設置すると、電源ケーブルを隠すことができず意味がない。しっかりとデザインを意識しつつ、遊びのある設計はG TUNEらしさを感じる。
背面I/Oパネル

本機の背面I/OはThunderbolt 4のUSB Type-Cが1基、USB 3.2 Gen 1が7基という構成だ。B860チップセットのマザーボードらしく充実している。映像出力はマザーボード側にDisplayPortとHDMIがあるが、グラフィックボードを搭載しているモデルはグラフィックボード側の出力を使用する。GeForce RTX 5070はDisplayPort×3、HDMI×1を備える。Thunderbolt 4に対応しているのはこの価格帯では珍しく、高速な外付けストレージやドックを使いたい方には嬉しい。
底面

底面には全面を覆う防塵フィルターが設置されている。フィルターが床に接触しないように高さを確保し、吸気・排気を行いやすい。底面は普段見えない場所なだけに、デザイン性よりも実用性とメンテナンス性を重視しているようだ。

注目したいのは防塵フィルターだ。マグネットで簡易的に設置されているのではなく、専用の溝を通す形になっている。これにより、ケースを動かさなくてもフィルターを抜き差しできる。マグネット式は取り付けるときにパソコンを傾けなければ正しく設置されたか確認できない。溝があれば確認しなくても正しく設置できる。たったこれだけのことで、ケースのメンテナンス性の評価は高まる印象だ。
内部

注目したいのは、フロントに搭載された電源の目隠しとなるフロントカバーだ。これこそがG TUNEのミニタワー最大の特徴だ。本来ボトムカバーとして本体下部に設置される目隠しをフロントに設置している。内部スペースが狭いとLEDの光が映えない。全面クリアパネルのケースにボトムカバーを設置すると、見える範囲の下1/3がボトムカバーになる。フロントカバーはひとつの答えなのではないかと思う。
本機のように水冷式のCPUクーラーを使用すると上からの圧迫感が大きい。天井部分は分厚くできているようで、ラジエーターの2連ファンによりさらに圧迫感がある。ボトムカバーを設置すると、ガラスパネルから見える部分のほとんどがカバーとファンの側面で黒くなっていたはずだ。現行のパーツ事情に合わせたケースということなのだろう。

最近のPCケースには必須とも言えるグラフィックボードのサポートバーが採用されている。GeForce RTX 5070は2スロット前後のモデルが多く重量も控えめだが、将来的に大型のグラフィックボードへ交換する際に安心できる。フロントに電源を持ってきたことでグラフィックボードを搭載するスペースは十分確保されていて、ハイエンドクラスの大型グラフィックボードでも問題なく搭載できる。

右サイドパネルの中は少し乱雑な印象を受ける。電源をフロントに持ってきたことで、後ろに流れるように配線が巡っている。ただ、ストレージなどの増設を行う頻度は低く、背面の配線が多少乱雑であっても困る場面は少ない。本機はM.2スロットに空きが1基、3.5インチベイに空きが1基あるので、SSDの増設は右サイドを開けずにマザーボード側で完結する。
ケースまとめ
G TUNEのミニタワーケースは、マウスコンピューターらしさ溢れる斬新な設計だ。時代に合わせて無駄を削ぎ落としながらデザイン性を高めている。使用者のことを第一に考え、スタイリッシュでありながら重厚かつインパクトのあるデザインだ。比較的コンパクトなサイズでありながら、240mmラジエーターの水冷クーラーとハイエンドクラスのグラフィックボードも搭載できる。デザイン性と実用性をうまく融合させた素晴らしいものだ。
その一方で、配線が乱雑に見えたり、設置位置が固定されたりとマイナス要素もある。見た目とは違う部分で人を選ぶPCケースであることは否めない。フルタワーと共通した機構を持つことで、ミニタワーとは思えない高級感もある。あえて主流の形に乗らず、独創的なデザインにしたのは好印象だ。
管理人による総評
G TUNE DG-I7G70Core Ultra 7 270K Plus × RTX 5070 / ハイクラス
- メモリ・SSDを抑えて299,800円(送料無料)を実現
- 当サイトランキング3位のハイクラスモデル
- 最新のCore Ultra 7 270K Plus搭載でマルチコア性能が高い
- WQHD環境にも対応できるゲーム性能
- 水冷クーラー・Wi-Fi 6E・3年保証と構成・サポートが充実
- メモリはシングルチャネル(無料でデュアル化可)
- 他社のRTX 5070搭載モデルと比べると価格は高め
Core Ultra 7 270K Plus×GeForce RTX 5070搭載のハイクラスモデルだ。メモリ16GB・SSD 500GBに構成を抑えることで、同じG TUNE DG-I7G70の32GB・1TB構成よりも225,000円安い299,800円を実現している。メモリ/SSD高騰が続く中で、性能に直結するCPUとグラフィックボードにコストを集中させた構成は理にかなっている。メモリは無料でデュアルチャネル化できるので忘れずに選択しておきたい。
WQHD環境でのゲームプレイに最適で、フルHDなら高リフレッシュレートモニターの性能を活かせる。マルチコア性能が高く、動画編集や配信にも対応できる万能さが魅力だ。240mmラジエーターの水冷クーラー、Wi-Fi 6E、Thunderbolt 4、3年保証と構成・サポートも充実している。他社のコスパモデルと比べると価格は高めだが、構成・サポート込みで考えれば納得できる。性能と安心を両立したい方におすすめのモデルだ。








