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世界中で愛され続けるマインクラフトの推奨スペックを徹底検証していく。本作は中毒性が非常に高く、すでに膨大なプレイ時間に達しているヘビーユーザーも多い人気タイトルだ。すでに1,000時間を超えるようなプレイ時間を誇る方も多いのではないだろうか。

マインクラフトの真骨頂は拡張性にある。バニラ(Modなし)の状態であればエントリーモデルでも十分だが、影Modなどを楽しむならスペック選びは妥協できない。記事の後半では「マインクラフト向けおすすめのゲーミングPC」を厳選して紹介しているので、ぜひ機種選びの参考にしてほしい。

マインクラフトの推奨スペック

Bedrock Edition

Bedrock Editionsuisyou

Java Edition

Java Editionsuisyou

推奨環境(徹底解剖独自)

  • OS:Windows 11
  • CPU:Ryzen 5 4500
  • GPU:GeForce RTX 3050 6GB
  • メモリ:8GB RAM

影Mod推奨環境(徹底解剖独自)

  • OS:Windows 64bit
  • CPU:Ryzen 7 5700X
  • GPU:GeForce RTX 5060以上
  • メモリ:16GB RAM

マインクラフトの必要スペックを検証

古いタイトルで要求スペックは低め

マインクラフトは2009年にα版が登場し、2011年に正式リリースとなった。2026年現在Java Editionの推奨環境に指定されているCPUはCore i5-4690で要求スペックは低い。このCPU自体2014年に登場したモデルだ。要求スペックは正式リリース後から徐々に高まり、マルチサーバーが導入されたβテストあたりからCPUの要求スペックが底上げされた。アップデートされても10年前のCPUで対応できることから要求スペックは低いと判断できる。

Bedrock Edition(旧:統合版)は、Java Editionよりも要求スペックは低めだ。ただし、メモリに関しては、必要環境・推奨環境ともにJava Editionの2倍の容量が指定されている。PCを含む様々なプラットフォームに対応するBedrock Editionは、PCでしかプレイできないJava Editionとは違うシステムが採用されているようだ。

マインクラフトを快適にプレイするだけなら、現行の最低限であるRyzen 5 4500とGeForce RTX 3050 6GBの組み合わせで十分だ。全画面でプレイするのではなく、ウィンドウで小さな画面でプレイすることに適している。プレイスタイルはそれぞれだが、起動時の解像度が低めになっていることからも推奨解像度は低めだ。テクスチャ解像度が低いため、解像度を高めてもグラフィックがよくなるわけではない。

マインクラフトのベースとなった「Cave Game」でも解像度は1280×720のHD解像度以下だった。つまり、公式の推奨環境はフルHDなどの解像度を想定していないように思う。もっとも、5年前のミドルクラスの性能があれば、解像度を上げても負荷はそこまで大きくない。当該タイトルが人気になったのは、いわゆる低スペックな環境でも遊びやすいのも要因の一つだろう。

設定を下げれば10年以上前のミドルクラスでも対応できる。とくにBedrock Editionは、タブレット程度の性能があればプレイできる。マインクラフトをバニラ(Mod非導入の初期状態)でプレイするならゲーミングPCを選ぶ必要はない。どちらかというと別のゲームを中心に考えた方がいい。別のゲームをプレイできるならマインクラフトもプレイできるからだ。後述するMinecraft with RTXや影Modの導入を検討するならそちらの項目をチェックしてほしい。

Minecraft with RTXは負荷が増大する

Minecraft with RTXsuisyou
マインクラフトには、Bedrock Edition(統合版)とJava Editionの2種類がある。家庭用ゲーム機はBedrock Edition(統合版)しかプレイできず、パソコンはどちらもプレイできる。PC版のマインクラフトはJAVA & BEDROCK Editionとして同梱されているので購入時に選択することはない。同梱される以前に購入した場合は別途購入が必要なので注意してほしい。マインクラフトではEdition以外にも異なるシリーズが展開されている。

その代表格がMinecraft with RTXやマインクラフトストーリーモードだ。ここではMinecraft with RTXに焦点を当て紹介していく。ストーリーモードはゲームジャンル的に全く別物だからだ。Minecraft with RTXの「RTX」は、リアルタイムレイトレーシングに対応したマインクラフトを意味する。これまでのレイトレーシングではなく、リアルタイムにレイトレーシングを行う技術で、光の反射や物体の反射が即時処理されよりリアルな描写が可能となる。

それに合わせてテクスチャ解像度も高まり、マインクラフトとは思えない圧倒的なビジュアルを実現している。これはJava Editionの影Modとは比べ物にならないほど鮮やかだ。その分だけ要求スペックも高い。推奨環境にはGeForce RTX 20シリーズ以上となっている。快適にプレイするにはGeForce RTX 5060 Ti 8GB程度のスペックは見ておきたい。レイトレーシングに対応した最低グレードであるGeForce RTX 2060やGeForce RTX 3050 6GBでは快適にプレイするのはむずかしいだろう。

Minecraft with RTXはBedrock Edition(統合版)に追加できる要素で、Java Editionではプレイできない。これはマインクラフトのBedrock Edition(統合版)にはModを導入することができず、Java Editionのように影Modを導入してグラフィックの品質を高められない。グラフィックの品質向上を公式で補ったのがMinecraft with RTXである。Minecraft with RTXはWindows環境でしか動作しない点は押さえておこう。

グラフィック品質の向上を目指すなら、Bedrock Edition(統合版)ではなくJava Editionで影Modを導入すれば解決する。ゲームの性質上グラフィックの品質を高めることで負荷は高くなるものの、建造物などマインクラフトの世界をより鮮やかに美しく彩ることができる。全てのクラフターが求める理想的な世界を構築できる。負荷は高くても一度はプレイしてみてほしい。

リアルタイムレイトレーシングとは

レイトレーシングはレンダリング(データから画像や映像を描写させる)に用いられる技法の一つだ。光を計算し、3Dの映像をリアルにする技術で、光の反射を行うものだ。水面に反射するプレイヤー以外のオブジェクトの破損、爆発も計算により反射させるものだ。

このレイトレーシングの技法をリアルタイムに適用するのがリアルタイムレイトレーシングだ。即時反射するように設計されている。Direct X Raytracingとレイトレーシングに対応したグラフィックボードを使用することで、リアルタイムにレイトレーシングのレンダリングを可能にした技術だ。

マインクラフトの概要

世界一の販売数を誇るPCゲーム

マインクラフトは登場から15年以上経っても愛され、今もなお多くのユーザーを魅了している。世界一のPCゲームと言っても過言ではないはずだ。ゲームをより身近にし、子供から大人まで老若男女にプレイされている。ユーザーだけではなく、ゲームクリエイターにも影響を与え、革命を起こしたゲームだ。マインクラフトは世界で最も販売されたゲームであることから、どういったゲームなのかを知らない人の方が珍しいのではないだろうか。

別のゲームを紹介する際に「マイクラライク」・「マイクラ風」という表現で伝わるくらいには有名だ。このマインクラフトは「ボクセル」というジャンルのゲームだ。立方体で作り上げ世界、四角い積み木で構成されたゲームという具合だろうか。マインクラフトの登場以降、ボクセル系のゲームは爆発的な勢いで数多く登場した。人気になったゲームもあれば、話題にならず消えたゲームもある。それほどまでにマインクラフトはゲームに大きな影響を与えた。

一時はSteamにはマインクラフトのインターフェイスを持つゲームで溢れかえっていた時期があるくらいだ。シミュレーション系のゲームにもボクセルというジャンルがポピュラーな存在になっていた。シンプルなゲーム性はModで世界をさらに広げた。RPGやスポーツゲームにシステムを改変するModもある。バトルロワイヤルのようなルールを持ったModもあり、マインクラフトにできないことはないとまで言われている。この自由度は、どんなオープンワールドのゲームでも敵わないだろう。

プレイスタイルは無限大

マインクラフトの魅力は発想やアイデア次第で、無限の可能性を秘めていることだ。建物や建造物にギミックを加えたり、デザインを重視したり、単なる積み木ゲームではない。冒険に出るのもよし、巨大な建造物を作り上げるのもよしだ。クリエイティブモードのマルチプレイで、誰もが驚くものを作り上げるユーザーもいる。地下帝国作ったり、縛りプレイで楽しんだりと千差万別なプレイスタイルがある。

トラップタワーや経験値タワーで効率を極めることも、露天掘りで採掘の効率を求めた鉱石集めも一つの遊び方だ。罠を多く配置したトラップハウスを仲間内で楽しむのも、遠くのマップまで素早く移動させる手段を確立するのも、マインクラフトならではの楽しみ方と言える。用意されたシステムを工夫とアイデアで、誰も思いつかない仕組みを築くこともできる。

Modを用いれば機械化や工業化も可能だ。空を飛び、龍を倒し、半自動化で生産を強化。やりたいと思ったことは、ほとんどが実現できる。そこにたどり着くまでの工夫もまた楽しめる要素である。マインクラフトには無限大の楽しみ方がある。飽きてしまう方もいるかもしれないが、時間が経てばまたプレイしたくなるゲームだ。遊び方に制限を加えてしまうのはプレイヤーである。マインクラフトは全てを受け入れてくれる。

自分のプレイスタイルはこうだと、固く考えてしまうとできることも少なくなる。これまでとは違うプレイスタイルに挑戦することで世界は広がっていく。筆者も当初は基本的な遊び方しかしていなかった。素材を集めて何かを建てる。素材を取りに行くために装備を整え、より危険な場所に冒険へ向かう。一般的なロールプレイをなぞっていた。

それが楽しかったのも間違いない。しかし、遊び方が一方通行になると、とたんにやりたいことがなくなってしまうものだ。できないことのないマインクラフトだからこそ、Modにしても、コンテンツにしても遊び尽くすくらいがいい。その中で自分に合った遊び方が見つかるはずだ。

他のゲームと違い、ステージが用意されているだけだ。そのステージで何をするかはプレイヤーに委ねられている。システムに沿った遊び方はチュートリアルと言ってもいい。システムを応用したような遊び方になってからが本番だ。これだけ長くじっくり遊べるゲームは他にない。

影Modでグラフィック品質が向上

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マインクラフトで最も人気のあるModは「影Mod」だろう。テクスチャに陰影を追加し、テクスチャ解像度を高めてグラフィック品質を向上させるModだ。ポクセルの粗いドットから、区切りのないスムーズな描写に変更される。見た目がよくなる反面、負荷が増大するので注意してほしい。Modを導入していないバニラ状態では10年前のミドルクラスでも対応できる。

しかし、影Modを導入すると現行のミドルクラス並のスペックが必要だ。動作を安定させるためには、GeForce RTX 5060は搭載しておきたい。ギリギリを攻めるならGeForce RTX 3050 6GBだろうか。影Modを導入した状態で、トラップタワーのような建築は性能が必要だ。影Modを導入して、これまで通りのプレイスタイルを維持するなら現行のミドルクラスは最低限と考えた方がよいだろう。

Modはユーザーが作成した動作改変ファイルだ。公式のものではないため、推奨環境は表記されないのが一般的である。影Modも非公式のもので、人気はあっても動作が保証されていない。導入は自己責任となるので留意しておきたい。導入自体はむずかしくないので一度は体験してみてほしい。

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上記の画像は左側が通常時、右側が影Modを適用した時の視点だ。水がリアルになり、光を反射している。リアルタイムレイトレーシングではなく、レイトレーシングが適用される形だ。水面の反射するグラフィックも鮮やかになっているのがわかるはずだ。マインクラフトを敬遠する方の中には、グラフィックのシンプルさが合わないという意見もある。負荷を軽減して遊びやすい設計が敬遠される要因となるのは悲しいものだ。類似したゲームに一定のプレイヤーがいるのも、グラフィック品質が高いからだろう。

影Modを使えばとてもマインクラフトとは思えないグラフィックに変更できる。鉱石が見つけにくくなったり、水面から水の中を視認しにくくなったりと、プレイ中に少し不満を感じる部分はある。しかし、これだけグラフィックがよくなれば、その程度のことは気にならない。慣れてくれば問題ないだろうと広い心で許容できる。マインクラフトに少し飽きてきた方は、影Modを入れると少し違った楽しさが見出だせるかもしれない。

影Modを入れた状態でおもしろい地形を見つけると、受ける印象も違ってくる。建造物・建築物もこれまでとは違ったリアル路線を目指せるはずだ。最初から入れるのではなく、少し時間が経ち、マインクラフトに慣れてきた頃の導入をおすすめしたい。いい意味で刺激を受けるはずだ。

マインクラフト向けおすすめのゲーミングPC

THIRDWAVE AD-R5A35A-01W Ryzen5 4500搭載 (ドスパラ)

Magnate-G MTW12th価格:139,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットB550
コスパ:7.9

公式サイト詳細

マイクラをプレイするには必要十分な性能を有したモデルだ。影Modのような負荷が増大するタイプでなければ、Modの導入自体も可能だ。一通りマイクラを楽しむなら本機で十分といえる。マルチサーバーの参加も難なくこなせる。ただし、30人以上集まるサーバーでは遅延が生じる場合がある。影Modを導入せず、かつ少人数限定のサーバーへの参加だけならおすすめのモデルだ。

NEXTGEAR JG-A5G6A(マウスコンピューター)

NEXTGEAR JG-A7G6T価格:219,800円(送料無料)
CPU:Ryzen 5 7500F
GPU:GeForce RTX 5060 Ti 8GB
メモリ:DDR5-5200 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットA620A
コスパ:9.8

公式サイト詳細

徹底解剖の影Mod推奨環境を満たせる性能がある。基本的にマイクラをメインに遊び尽くすならベストな性能だ。オンラインゲームはアップデートで負荷が増大する傾向にあるが、マイクラは登場時点から見てもそれほど要求スペックが上がっていない。今後大型アップデートが来てもスペックアップを求められることはない。しかしながら、多くのModを導入すると負荷が増大する場面は存在する。より複雑な回路や機能を持つ建築物周辺では要注意だ。性能に余裕があると慢心しないようにしたい。

THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen7 7700搭載 (ドスパラ)

Lightning-G AF7W Ryzen7 7700搭載価格:249,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 16GB(シングルチャネル)
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
マザボ:チップセットA620A
コスパ:10.0

公式サイト詳細

マイクラをメインにするにはかなり余裕のある性能が持ち味だ。CPUの性能も高いため、少人数サーバーを構築しながらゲームプレイも可能だ。影Modはもちろん、工業化Modサーバーを構築しても問題ない。モブが集中するトラップタワーや経験値タワーを建築してもクライアントがクラッシュすることはない。今後登場するModにも対応できるので、長くマイクラを楽しめるモデルだ。色々なゲームを遊びたいと考えている方にもおすすめしやすい。

参照外部サイト

公式サイト