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当記事では、Counter-Strike: Global Offensive推奨ゲーミングPCと必要スペックを紹介している。おすすめのゲーミングPCはページ下部の「CSGO向けおすすめのゲーミングPC」で解説しているので参考にして欲しい。

CSGOの動作&推奨環境まとめ

最低環境徹底解剖推奨環境徹底解剖推奨環境
(144Hz)
OSWindows 7/Vista/XPWindows 7/Vista/XPWindows 7/Vista/XP
CPUCore 2 Duo E6600Ryzen 5 4500以上Core i5-13400F以上
GPU256MB以上の DirectX 9及び
Pixel Shader 3.0対応ビデオカード
GTX 1650以上GTX 1660 SUPER以上
メモリ2GB8GB以上8GB以上
DirectXVersion 9.0c--
空き容量15GB以上--

CSGO推奨環境についての考察

要求スペックは幅広い

Counter-Strike: Global Offensive(以降CSGO)は競技性の高いFPSで世界的にも人気がある。競技性の高いゲームというのは、よりよい環境が有利に働きやすく、本格的なゲームプレイには一定の水準の環境が必要となる。対人系のFPSであるため、リフレッシュレートの高さも求められ、カクつきとは無縁の環境がほぼ必須だ。少しのラグが致命的な結果を引き起こし兼ねないからだ。

公式には最低環境しか明記されておらず、その要求スペック自体も非常に低い。どんなパソコンでも動作するのではないかと思えるほどだ。推奨環境を明記しないのは、快適の基準が非常に難しく、曖昧に取られるからかもしれない。当サイト基準の推奨環境は60fpsで安定させるためのもので、細かく言えば75Hz環境にも対応はできる。要求スペック自体はそれほど高くないことが分かる。

しかしながら、強くなると必要となるスペックが変わってくるのを感じる。最大144fpsに対応できる144Hz、240fpsに対応できる240Hzを目指すと負荷よりも性能に余裕を持たせることを重視しなければならない。GPU性能ももちろん、CPU性能もそれなりに重要になる。MMORPGなどと異なり、CSGOのようなFPSは対戦系のゲームとなるのでスペックはシビアになりがちだ。

例えば、Core i7-13700FとRTX 4070のようなハイクラスと言える性能でも満足できるかできないかが分かれる。性能に余裕を持たせることでフレームレートを稼ぎやすくなるため、できる限り性能の高いものが好まれる。ただ、ゲームをプレイするだけであるなら最低クラスのモデルでも対応ができる。どこからどこまでが快適と判断できるのか明確にできないのは難しいところだ。この必要となる性能の幅が広いことが選ぶ難易度を上げている。

モニターの環境に合わせる

CSGOの推奨モデルを選ぶ場合、前もってモニターがどのリフレッシュレートに対応しているかを確認しておくとよい。60Hzに対応したモニターの場合は60fpsを超えても描写されるのは60fpsまでだ。つまり、240fpsで安定していてもモニターが240Hzに対応していなければ意味がない。240fpsが出るパソコンと60Hzのモニターでは宝の持ち腐れだ。

要求スペックの低いゲームはフレームレートを稼ぎやすいからこそ、快適の基準をモニターに合わせるべきだ。144Hzや240Hzに対応したゲーミングモニターを所持している、あるいはそういったゲーミングモニターを購入する予定があるならそのリフレッシュレートに合わせたフレームレートを出せる性能が理想だ。フレームレートはCPUの影響もそれなりに受けるが、Core i5-13400Fあればまずまず対応しやすい。

他のアプリケーションの使用・ゲーム配信・画面の共有を行うならCore i7-13700Fクラスはあった方がいい。GPUは144HzならGTX 1660 SUPER以上、240HzならRTX 3060が最低ラインだろうか。理想を言えばCore i7-13700FとRTX 3060 Tiの組み合わせだ。更に上の360Hzを目指すのであれば更に高性能なモデルが必要となる。

360fpsでの安定は難しいため、Core i9とRTX 4070 Tiくらいの組み合わせが求められるだろうか。これらはフルHDを基準としてのスペックだ。解像度を下げると必要な性能も下がっていく。モニターと自分の環境を考慮したモデル選びが必要だ。ただ、その必要な性能をはっきりさせるのも難しいので、余裕を持った性能を選ぼう。

少し先の性能を見ておこう

Counter-Strike: Global Offensiveは2023年か2024年のうちにCounter-Strike 2(以降CS2)にリニューアルされると発表されている。Source 2エンジンを採用することで、グラフィックやエフェクトの大幅な向上が見られる。登場から時間が経過していることで、少し古さを感じられることや、少しのバグが影響してきているのだろう。

そんなCS2の目玉は何と言ってもグラフィックの向上。多くのものが引き継がれるが、その中身は別物と言ってもいいはずだ。そうなれば要求スペックは底上げされることになる。CSGOの快適性よりもCS2への対応も考えたモデル選びがよさそうだ。現時点ではCS2のスペックは公表されていない。このくらいのスペックがあればいいという判断は難しいが、比較的新しいVALORANTほど高くなることはないと考えている。

ゲームの性質上、いきなり要求スペックが跳ね上がるとも考えにくい。基本的にはこれまでのCSGOと同じスペックで考えつつ、自分の必要としているワンランク上の性能を目指してきたい。それでも、Core i7-13700FとRTX 3060 Tiの組み合わせであれば240Hzには対応可能なはずだ。それより上の環境に関してはCSGOとさほど変わらないと見ている。

それはエンジンが変わるだけで、ゲームの根幹とも言える部分まで全てアップデートされるわけではないからだ。もっとも、今後大々的な変更が告知される可能性がないわけではない。一番気にしたいのは最低環境だ。今はどんなパソコンでも動作できそうなほど低い。誰にとっても始めやすい環境であることは間違いない。

これがどの程度上がるかだ。一定の性能があれば安定するのはこれまでと変わらないが、その一定がどこまで高くなるかの予想は難しい。公式の最低環境ではなく、当サイト基準のスペックは見ておいた方が無難だ。つまり、今からCSGOを始める、快適にプレイしたいのであればRyzen 5 4500とGTX 1650が最低ラインということだ。やはり少し先の性能を見て余裕を持たせた性能がいい。

CS:GOの概要&特徴

対戦FPSの元祖と言えるゲームの続編

CSGOは2012年に登場した人気シリーズ「Counter Strike」の最新作だ。VALORANTが登場するまでは、世界的に見てもNo.1のFPSで、今も尚高い評価を得ている。このCounter Strike(以下CS)はFPSの始祖とも言えるもので、今日までのFPSを築き上げたと言っても過言ではない。5対5で戦い、ポイントの爆破を巡る攻防はオーソドックスながら、CSをベースのゲームも多い。

基本無料として国内でトップクラスの人気を誇り、韓国では今も人気のサドンアタックを始め、基本無料系のFPSにも多大なる影響を与えた。昨今では選択するキャラクターのスキルや個性、特徴を活かしたFPSが人気を集めている。CSGOはキャラクターは見た目以外全て同じ性能で、連携とプレイヤースキルで勝負する単純明快なゲームだ。

それだけに、覚えなくてはならないことが多く、単純な撃ち合いの強さだけでは対抗し切れない場面がある。いかに有利を築けるか、いかに敵の裏をかくかという読みも必要になる。長くFPSというジャンルのベースとなっていただけにゲームルールはシンプルだ。そのルールの中で、複雑に交錯する思惑が高いゲーム性を生み出している。

ほぼ全ての武器にチャンスがある

CS:GOはほぼ全ての武器にチャンスがあるのが特徴だ。こういったジャンルのゲームではいわゆる死に武器というものがある。一応選択はできるものの、デメリットが大きく選択されにくい武器だ。基本無料で展開されていた対戦形式のFPSでは試合開始前に武器を選ぶ、その武器で戦い続けることになる。そのため、有利になりやすい武器が選択されてきた。少しマイナス要素のある武器や、使い所が限定的な武器は選択されず、死に武器として扱われてきた。

CSGOはラウンド終了後に勝敗等によって得られる通貨で買い物をする。このシステムにより、予算に合った武器を選択することになる。また、できるだけみんなが万全の状態で装備を揃えられるように、あえて買い物をしないエコラウンドという戦術もある。これにより、限定的な場所で強さを発揮するショットガン、サブマシンガンも選択されるやすい。

CSGOを始め、FPSではアサルトライフルかスナイパーライフルがメインになるため、控え武器となるショットガン・サブマシンガンといった武器はネタ武器扱いになることもある。この辺りのバランスが調整されており、ショットガンやサブマシンガンなどで敵を倒すと、アサルトライフルのようなメイン武器よりも多く通貨を得られる。対して、強力なスナイパーライフルは敵を倒しても得られる金額が小さく設定されている。

少し購入を控えたい場合は、サブマシンガンやショットガンを基軸とした攻め方を試みたり、敵を倒して敵の武器を奪う攻め方もある。ほぼ全ての武器にチャンスのあるゲームは、それだけ戦術の幅が広く単調になりにくい。常に有利な状況で戦うにはプレイヤースキルに相応の差がなくてはならない。弱いと言われる武器にも強さを発揮する場所がある。そこを中心に攻めたり守ったりするなら、選択することは悪手にならない。

事実プロの試合でも使用率は低くても、実際に様々な武器が使用される。これはCSシリーズの強みと言えそうだ。CSに影響を受けているVALORANTでもこの傾向は見られるため、ゲームバランスや武器のバランスに関してはなかなか優秀なように思える。

設定が性能に大きく影響を与える

CSGOにはスキンと呼ばれるシステムがある。これは武器の見た目を変更するもので、武器自体の性能が変わるわけではない。安いものは0.5円程度からあり、高いものは2000万円ほどにまで高騰するものもある。これらの見栄えをよくするように、シェーダーの設定を高くすると負荷は増大する。銀色の強いダマスカス系のスキンは、シェーダーの設定を高くすると銀色に反射し光っているように見える。

これを下げると銀色ではなく灰色に近づき、光も反射しにくくなる。この設定が意外とGPU負荷を高めるため、グラフィックパフォーマンスを求めるならRTX 3060以上を推奨したい。CSGOでは解像度をフルHDよりも下げることがポピュラーだ。多くのプロや上位プレイヤーが低解像度でプレイしている。これには様々なメリットがある。例えば、敵が大きく見えるといったものだ。

しかし、一番の恩恵はフレームレートを稼ぎやすくなるというものだ。この解像度を下げるというのはCSの頃からの名残のようなもので、現行の性能があればフルHDでも十分にフレームレートを稼ぐことができる。プレイしやすいという理由がなければ低解像度にこだわる必要はなさそうだ。フルHDと800×600のような解像度では負荷に大きな差が出る。フルHD環境にGTX 1650では144fpsの安定が難しい場面がある。

これが800×600になると144fps以上で安定するようになる。負荷が極限にまで軽くなることが解像度を下げるメリットだ。ちなみに、4:3の解像度を引き伸ばすことで敵が大きくなるのは1280×960を指す。この設定がグラフィック的にも、プレイ的にもバランスがよいとされている。フルHDよりも下の解像度+高設定でゲームをプレイするのであれば、GTX 1660 SUPERもあれば144fps以上で安定させやすい。

必要な設定はこのあたりの設定の影響を大きく受ける。グラフィックと負荷のバランスを調整することで、幅広い性能で対応はできる。しかしながら、気分転換や様々な設定を試す際に、最も負荷の掛かる設定にも対応できるくらいには性能に余裕は持たせておきたい。

Counter-Strike: CSGO向けおすすめのゲーミングPC

Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデル(ドスパラ)

Lightning価格:84,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:450W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.4

公式サイト詳細

Lightning AH5は当サイトのCSGO推奨環境を満たしたモデルだ。ゲーミングPCではなく一般向けモデルながら、ゲームへの対応力は最低限ある。CSGOを快適にプレイするだけの性能は有しているが、144Hz環境に関しては設定を下げる必要がある。設定や解像度を下げることでより安定したゲームプレイが可能となる。そのため、性能よりも予算を重視するならLightning AH5はおすすめしやすい。高いパフォーマンスを期待しての選択には適していないのでそれだけは注意しておいてほしい。

Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデル(ドスパラ)

Lightning価格:94,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.1

公式サイト詳細

GTX 1660 SUPERを搭載したLightning AT5は144Hz環境を前提とするなら選びやすいモデルだ。フルHDであっても144fpsを目指せるので、本格的にCSGOを始めるなら最低限見ておきたい。ただし、144fps以上での安定はあまり期待できず、マップによっては120fps程度にまで下がるため、完璧な144Hz環境を実現できるかは難しいところだ。また、ワークショップに導入されているようなマップをプレイする際は、著しくパフォーマンスが低下することもある。あまり性能に過信しないように選んでほしい。

Magnate MV 第13世代Core搭載(ドスパラ)

Lightning価格:134,979円(税込)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイトLightning AH5詳細

240fpsでの安定は少し難しいかもしれないが、設定次第で200前後での安定はできる。240Hz環境であればまずまず満足できるラインだ。本格的に勝ちを目指すのであれば、このくらいの性能は必要だ。ゲームがプレイできるパソコン全体でミドルクラスの中心にある性能だ。CSGO以外でもある程度快適にプレイできる。最新のゲームは240Hz環境は厳しいが、144Hz環境は維持できるはずだ。価格と性能のバランスにも優れている。コストパフォーマンスを重視するなら選びやすい。ただ、ゲーミングPCではないのでケースの見た目はそれほどよくない。

LEVEL-M76M-134-SAX(パソコン工房)

LEVEL-M77M-137-ULX価格:147,800円(税込)
CPU:Core i5-13400
GPU:GeForce RTX 3060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:700W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト詳細
管理人コメント

240Hz環境での安定を目指すならLEVEL-M76M-134-SAXだ。CPUがCore i5-13400であるため、CPU負荷の高いマップはやや苦手だ。それでも200前後は維持できるので、特に不満に思うことはないだろう。CS2にアップデートされた後でも240Hz環境の維持に期待ができる。むしろ、この性能で対応できなくなれば、CS2で遊ぶユーザーは激減することになる。性能と価格のバランスはMagnate MVよりも優れている。現時点でのゲーミングPCが持つコストパフォーマンス最強候補のモデルだ。このまま行けば最もおすすめできるモデルになると見ている。選んでも後悔することの少ないモデルなので安心してほしい。

raytrek 4CXVi 第13世代Core搭載(ドスパラ)

raytrek 4CXF価格:189,979円(税込)
CPU:Core i7-13700F
GPU:GeForce RTX 3060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト詳細
管理人コメント

Core i7-13700FはRyzen 7 5700Xよりも高い性能を有している。Cities: Skylinesを終盤まである程度快適にプレイするためには見ておきたい。設定を最高にしなければかなり高いフレームレートに期待ができる。クリエイター向けモデルではあるが、その中身はゲーミングPC以上のものがある。見た目もスタイリッシュなので、ゲーミングPCらしさはないが好みな方は多そうだ。見た目も性能も優れているのでおすすめしやすい。ミドルクラスにカテゴライズされるが、少し前まではハイクラスのモデルだったことからも、実用性は十分と言える。

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