Ryzen 5 3600画像引用元:https://www.scan.co.uk/

当ページでは、Ryzen 5 3600の性能レビュー及びベンチマークを紹介している。高コスパのCPUとして人気の高かったRyzen 5 2600の後継モデルということで注目度が高い。6コア12スレッドと競合であるCore i5-9400と比べてもスペックの高さが光る。2022年時点でも搭載モデルを購入できる。搭載モデルは、「Ryzen 5 3600搭載のおすすめゲーミングPC紹介」でまとめているので参考にして欲しい。

気になる性能について詳しく見ていこう。後継モデルは、「Ryzen 5 5600X」あるいは「Ryzen 5 5600G」だ。ゲーミングCPUとしてはRyzen 5 5600Xの方が評価されているが、価格が$100アップとなってしまったのが痛い。Ryzen 5 5600GはAPUでゲーム適性が高いわけではなくおすすめしづらい。

ドスパラのRyzen 5 2600搭載モデルである「GALLERIA RT5」がランキング2位に入っていることからその人気ぶりがわかるだろう。Intelが優勢なBTOパソコンの中で健闘していると言える。当然Ryzen 5 3600も将来のランキング入りが期待できるというわけだ。

よくわかる!!Ryzen 5 3600の特徴まとめ

コードネームZen 2
プロセス7nm
コア/スレッド数6コア/12スレッド
定格/最大クロック3.6 GHz/ 4.2 Ghz
L3キャッシュ32MB
TDP65W
発売日2019年7月7日
価格$199
コメント (+)6コア12スレッドと高スペックを持つCPU
(+)Ryzen 5 2600よりも大幅に性能が向上した
(+)豊富なラインナップで選びがいがある
(-)Core i5-9400よりもゲーム適正に劣る
評価 ・総合評価
4.5

・ゲーム評価
4.5

>>Amazonで最新価格を確認

Ryzen 5 3600の基本情報

基本スペック

 5 36005 3600X5 2600
メーカーAMDAMDAMD
プロセス7nm7nm12nm
コードネームZen2Zen2Zen+
CPUコア数666
スレッド数121212
定格クロック3.6 GHz3.8 GHz3.4 GHz
最大クロック4.2 GHz4.4 GHz3.9 GHz
L3キャッシュ32MB32MB16MB
TDP65W95W65W
価格$199$249$199
発売日2019年7月7日2019年7月7日2018年4月19日
Ryzen 5 3600の基本スペックを見ていこう。前世代のRyzen 5 2600と比較するとプロセスが12nm→7nmへと縮小化された。アーキテクチャも変わりパフォーマンスが向上している。定格クロックは6%、最大クロックは8%アップとなっている。ただ、アーキテクチャが変わったことでこれらの数値以上にパフォーマンス面で性能が引き上げられている。

L3キャッシュが16MB→32MBと倍増していることも大きい。ゲーミングパフォーマンスに良い影響を与える。価格は同じ$199となっているが、登場したてはどうしても高くなりがちだ。しばらくすればRyzen 5 2600と同程度の価格になるだろう。

一つ上には、Ryzen 5 3600Xがある。クロック周波数及び最大クロック周波数がさらに向上している。最大クロック周波数は4.2GHzへと引き下げられた。価格は$50アップとなっている。なお、AMD製のCPUの場合末尾にXがあってもなくてもオーバークロック自体を行うことが可能だ。BTOパソコンの主流はRyzen 5 3600になるだろう。

Intel製CPUと比較

 5 3600i5 9600Ki5-9400
メーカーAMDIntelIntel
プロセス7nm14nm14nm
コードネームZen2Coffee Lake RCoffee Lake R
CPUコア数666
スレッド数1266
定格クロック3.6 GHz3.7 GHz2.9 GHz
最大クロック4.2 GHz4.6 GHz4.1 GHz
オーバークロック×
L3キャッシュ32MB9MB9MB
オンボードGPU非搭載UHD 630UHD 630
クーラーWraith Stealth非搭載非搭載
TDP65W95W65W
価格$199$263$182
発売日2019年7月7日2018年10月20日2018年10月20日
気になるIntel製CPUとの比較をしていこう。価格的にはCore i5-9400あるいはここに記載のないCore i5-9600が近いのだが、性能を考えるとCore i5-9600Kと比較するのが良いだろう。価格差が$64あることからいかにRyzenが優れているのかがわかる。

Core i5-9600Kと比較するとプロセスが14nmとIntelの方が遅れている。Ryzenは7nmと最先端を走っていることになる。基本的にはプロセスは小さい方が省電力性に優れパフォーマンスも良い結果になることが多い。Core i5-9600Kの強みは、クロック周波数が高いことだ。定格3.7GHz、最大4.6GHzとなっている。Ryzen 5 3600よりも3%-10%高くなっていてシングルコア性能が有利に働く場面で強みを発揮する。ゲームなども当てはまる。また、L3キャッシュはRyzen 5が32MBと3.3倍の容量を持つ。

注意点としてRyzen 5 3600ではオンボードGPUが非搭載となっているためグラフィックボードの搭載が前提となる。一方、水冷クーラーが搭載されているのはAMD製CPUならではだ。消費電力が高くなりがちなRyzen 5 3600の熱を逃すことが可能となる。Core i5-9400は、Core i5-9600Kの廉価モデルでオーバークロックには非対応となっている。

>>>>>Ryzen 5 3600を確認する(Amazon)<<<<<

Ryzen 5 3600の特徴詳細

Ryzen 5 2600から大幅に性能がアップ

ryzen53600seinou

Ryzen 5 3600は、前世代のRyzen 5 2600と比べると性能が20%程度向上している。Ryzen 7 2700をも超える性能を持っている。Ryzen 5 2600とRyzen 5 3600のスペックだけを見るとそれほど大きく変わっていないように思えるかもしれない。コアとスレッドは同じだ。定格クロックは0.2GHz、0.3GHz増加に留まる。ではどうして20%も性能が向上したのだろうか。

それはアーキテクチャの変更が大きい。プロセスも7nmへと縮小化されパワー効率が上昇した。結果的に1クロック当たりの処理性能(IPC)が第一世代Ryzenと比較して15%向上した。同じクロック周波数でも処理性能が向上した分パフォーマンスに反映されるというわけだ。

PCI Express Gen4を採用しているが…

第3世代RyzenであるRyzen 5 3600には次世代規格「PCI Express Gen4」を採用している。この点に優位性があると言える。このPCI Expressとは、グラフィックボードやNVMe対応SSDを接続するのに使われる端子のことだ。Intel Core i5-9600KではGen3(3世代)を採用している。Gen3とGen4の違いは転送速度だ。Gen4の方がより多くのデータを効率的に転送することができることから性能が高いと言える。

ただし、このPCI Express Gen4を活用するにはX570チップセットのマザーボードを用意しなければいけない。AMD B350などと比べると高価になってしまうことからRyzen 5 3600に採用するには不向きだ。そしてもう一つのデメリットが現時点でGen4に対応しているのはAMD製のグラフィックボードであるRadeon RX 5700及びRadeon RX 5700Xに限定されてしまうということだ。今後対応パーツが増えてくれば見方も変わってくるだろう。

BTOパソコンではAMD製CPUは不利になりがち

BTOメーカーのパソコンを選択する場合単体価格がそのまま反映されるわけではない。BTOパソコンの中心はIntel製CPUということもあり、バルクでの購入量に差が出てしまう。結果的に価格面での優位性が消滅してしまうというわけだ。もう少し時間が経てばIntel製並に価格は落ちるかもしれないが、BTOパソコンでの購入ではお得感はやや劣ってしまうことを理解しておこう。

もちろん単体価格で見るとRyzen 5 3600は、競合のCore i5-9600Kよりも安く購入することができる。自作でパソコンを組み立てたいというユーザーの方にとっては朗報だろう。コストパフォーマンスがウリのCPUとなっている。Zen 2アーキテクチャになってより洗練されてきたように思う。

Intel第10世代CPUが登場してより立場が危うくなっているのが現状だ。BTOメーカーのラインナップも減少傾向にある。幸いなことに第10世代CPUが発売されて価格が落ちたことで優位性がないわけではない。Ryzen 4000シリーズの発売を控え価格の安いモデルを探している方は是非チェックしよう。必ずIntel製CPUと比較して検討することをおすすめする。

Ryzen 5 3600のゲームベンチマーク一覧

Far Cry 5

farcry5

Core i5-9600K118.9
93.8
Ryzen 7 3700X114.2
88.5
Core i5-9400F113.4
90.7
Ryzen 5 3600X111.6
108.9
Ryzen 5 3600108.9
81.9
Ryzen 5 2600X97.0
71.0
Ryzen 5 1600X81.3
59.6
平均fps1% Low
Far Cry 5はRyzenがやや苦手とするタイトルだ。それでも旧世代の上位モデルであるRyzen 5 2600Xと比べて12%程度高いフレームレートを出している。アーキテクチャの変更がこれほどパフォーマンスに影響を与えるとは驚きだ。最小fpsも安定していて十分なゲーム性能を持っていると言える。一方で、Core i5-9400Fと比べると4%程度フレームレートが低い。同価格帯のCore i5-9600Kになると9%程度の性能差がある。

Hitman 2

hitman2

Ryzen 7 3700X99.4
58.4
Ryzen 5 3600X98.4
57.4
Core i5-9600K96.9
56.2
Ryzen 5 360095.5
55.7
Core i5-9400F93.1
55.1
Ryzen 5 2600X79.7
46.7
Ryzen 5 1600X69.1
40.5
平均fps1% Low
Ryzen 5 2600Xと比べて20%程度フレームレートが向上している。Core i5-9400Fと比べても2%程度フレームレートが高い。上位モデルのCore i5-9600Kとの差は1%程度だ。Zen +アーキテクチャのモデルとは一線を画する性能を持つ。AMD製CPUでも戦えるということが証明された。

Civilization VI

civ6

Ryzen 7 3700X136.0
107.9
Core i5-9600K124.9
103.0
Ryzen 5 3600X124.4
96.5
Ryzen 5 3600120.4
98.8
Core i5-9400F118.4
97.5
Ryzen 5 2600X106.8
84.2
Ryzen 5 1600X93.5
73.5
平均fps1% Low
Civilization VIでも十分なフレームレートを出している。Ryzen 5 2600Xよりも13%程度フレームレートが高い。最小fpsも17%程度高く安定感が増していることがわかる。Ryzen 5 3600Xとの性能差は3%程度とそれほど大きいわけではない。Core i5-9400Fと比べても1%程度高い。価格差があることからコストパフォーマンスを考えるとCore i5-9400Fが有利だ。

その他アプリケーションのベンチマーク

Cinebench R20

cinebenchryzen53600-cinebench

Ryzen 5 2600Xと比べるとマルチコア性能は11%高くなっている。シングルコアでも10%程度高くアーキテクチャの進化による性能差が表れている。ベンチマーク上では価格が高いCore i5-9600Kのマルチコア性能を大幅に上回っている。Core i5-9400Fとの差は33%とかなり大きい。シングルスレッド性能でも10%上回っている。6コア12スレッドを持ち総合性能ではRyzen 5 3600が強い。

Handbrake

handbrakeryzen53600-handbrake

動画のエンコードに掛かる時間を計測している。やはりマルチスレッド性能の高いRyzen 5 3600がIntel製CPUを圧倒している。x264ではCore i5-9600Kよりも21%速く、x265でも15%も速い。Ryzen 5 2600Xと比べても14%-25%も高速化されている。Ryzen 5 3600Xとの性能差がないのが驚きだ。コストパフォーマンス重視ならRyzen 5 3600XよりもRyzen 5 3600の方が優秀だ。

PCMARK 10

pcmark10ryzen53600-pcmark10

画像編集ではRyzen 5 3600Xを僅かに上回る結果となった。最適化がうまくいっていないのかもしれない。動画編集ではRyzen 5 3600Xの方が2%上回っている。やはり価格差があることスペック差があることを考えるとRyzen 5 3600Xの結果は物足りないと言わざるを得ない。Core i5-9600Kと比べると画像編集は1%高く、動画編集では2%高い。Core i5-9400Fと比べると最大5%程度上回っている。

>>Ryzen 5 3600を確認(Amazon)<<

Ryzen 5 3600搭載のおすすめゲーミングPC紹介

GALLERIA RM5R-R35 3600搭載(ドスパラ)

galleriarseries価格:144,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 3600
GPU:GeForce RTX 3050
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
電源:650W BRONZE

公式サイトレビュー

RTX 3050搭載のゲーミングPCだ。価格が抑えられているのがポイントだ。Ampere世代のエントリークラスに当たるRTX 3050は、Turing世代のGTX 1660 Tiを上回るパフォーマンスを発揮する。フルHD環境で設定を調整すれば十分ゲームプレイに対応可能だ。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も必要十分だろう。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。

GALLERIA RM5R-R36 3600 Windows 11 搭載(ドスパラ)

galleriarseries価格:154,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 3600
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
電源:650W BRONZE

公式サイトレビュー

RTX 3060搭載のゲーミングPCだ。RTX 3050よりもワンランク高いゲーミング性能を持つ。GPUメモリが12GBと大容量で高解像度でのゲームプレイにも対応できるポテンシャルがある。フルHD環境なら高リフレッシュレートを目指すこともできる。メモリ16GB、SSD 500GBとこのクラスとしては平均的だ。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。

GALLERIA RM5R-R36T(ドスパラ)

galleriarseries価格:179,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 3600
GPU:GeForce RTX 3060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
電源:650W BRONZE

公式サイトレビュー

RTX 3060 Ti×Ryzen 5 3600搭載のゲーミングPCだ。Ryzen 5 3600に合わせるグラフィックボードとしてはやや性能が高めだ。その分価格も上がってしまっているがグラフィックス性能を追求したい方は必見だ。レイトレーシングにも対応することができる。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も必要十分だ。カスタマイズをしなくても対応しやすい。

Ryzen 5 3600搭載ゲーミングPC一覧

製品名価格CPUGPUメモリSSDHDD
GALLERIA RM5R-R35 3600搭載139,9805 3600RTX305016GB500GB×

その他あなたにおすすめの記事はこちら!

ベンチマークテスト環境

desktoppc

GPUNvidia GeForce RTX 2080 Ti
メモリ2x 8GB G.Skill Flare DDR4-3200/2x 8GB G.Skill FlareX DDR4-3200
ストレージ2TB Intel DC4510 SSD
電源ユニットEVGA Supernova 1600 T2, 1600W
マザーボードMSI MEG X570 Godlike/MSI MEG Z390 Godlike
参照元:AMD Ryzen 5 3600 Review: Non-X Marks the Spot (tom’s HARDWARE)