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当ページでは、おすすめのゲーミングイヤフォン(マイク付き)を紹介している。本体が小さくゲーミングヘッドセットよりも気軽に利用できるということで注目されているデバイスだ。最近は使用しているゲーマーが増えて来ている。

イヤフォンならゲームプレイだけではなく音楽を聴くために使用しやすいというメリットもある。首への負担軽減に繋がるというのもポイントだ。今は各メーカーから販売されていて選択肢も豊富だ。十分比較検討して選んで欲しい。

ゲーミングイヤフォンと普通のイヤフォンとの違い

実はゲーミングイヤフォンと普通のイヤフォンでの違いはほとんどないと考えてよい。確かにゲーミングイヤフォンは高音に強い傾向はあるので、ゲームの音に特化しているとも取れる。しかしながら、これはゲームによるところで、必ずしもゲームに最適化されているというわけではない。同価格帯の普通のイヤフォンに比べるとゲーム寄り程度に考えておくとよさそうだ。

むしろ”ゲーミング”となると、価格が上がってしまうというデメリットの方が大きいかもしれない。基本的にゲーミングイヤフォンだから他のイヤフォンより聞き取りやすいということはないのだ。ゲーム側から発せられる音は一定で、聞こえやすい音や聞こえにくい音はイヤフォンの性質で異なる。

何かが聞こえやすくなるということは、何かが聞こえにくくなっていると考えられる。ゲーミングイヤフォンはゲームの音が聞こえやすいように設定されているが、ゲームによっては合わないものもあることは理解しておこう。安価なイヤフォンの方がゲームに重要な音を正確に伝えてくれる場合もある。ゲーミングイヤフォンは必ずしてもゲームに適したイヤフォンではないことは理解しておこう。

音の発生源がはっきり分かるかどうかはゲームによるところだ。例えば、PUBGではあればどんな環境でも正確に発生源を特定することはできない。一方で、CSGOのようなゲームではスピーカーを使用しても方向は分かる。ゲームの持つ特性なので、イヤフォンを変えたからと言って大きく変わるものではない。1,000円程度のイヤフォンでも十分なものはある。100円均一の製品にまで下がると高音と低音のバランスが悪く、環境音を大きくなり過ぎるものが多い。

価格が高くなると音質が安定しやすく、マイクの性能も向上する。音質の安定は音の発生方向が伝わりにくくなることもあるので必ずしもよい影響があるというわけではないのも悩ましい。音の発生源の方向、足音を大きく聞き取りたいならサウンドカードを増設した方がよいだろう。

普通のイヤフォンの場合、致命的にゲームに合わないものが存在している。そのはずれとも言えるイヤフォンを選択しないためのゲーミングイヤフォンと考えた方が適切かもしれない。単純に音質だけで言えば普通のイヤフォンの方が品質が高く総じて音質に優れている。ゲームをプレイするのであればゲーミングの方が無難ということだけ覚えておきたい。

ゲーミングイヤフォンのメリット&デメリットまとめ

(+)メリハリのある音質

ゲーミングイヤフォンは、ゲーミングと付くだけあって強弱がハッキリしたメリハリのある音質となっていることが多い。音の発生源は音質によっては分かりやすいものもある。1,000円のイヤフォンに比べて僅かに分かりやすい程度ながら優れていることは間違いない。

これらはメリハリのある音質だからこそ得られるものだろう。ただし、すでに記載した通り劇的に変わるものではなくこれだけでゲームに有利になるとは言い切れない。また、人によっては音質が苦手という方もいるかもしれない。

(+)疲れにくい

ゲーミングヘッドフォンはメリハリの音質であることが多く聞き疲れはある。そうではなく、ヘッドホンタイプと違い、首に負担が掛からないという点で疲れにくいのが強みだ。長時間の使用を想定しているなら、ヘッドフォンタイプよりもイヤフォンタイプの方が断然良いだろう。

肩こりや首のこりなど長時間ヘッドホンタイプを装着すると体調が悪くなることは珍しくない。イヤフォンに慣れておくことで長時間のゲームプレイも快適に行えるようになる。環境を整えるという意味でも、ヘッドフォンタイプとイヤフォンタイプは切り替えて使用するようにしたい。

(+)髪型が崩れない

イヤフォンタイプと言えば髪型が崩れないことをメリットに挙げるユーザーも多い。オーバーヘッドタイプは頭頂部の髪の毛がぺちゃんこになる。これは洗髪しないと治らないので、外出の予定がある際は困る。

イヤフォンタイプなら予定を気にせずに使用出来る。時間の合間を縫ったゲームプレイスタイルのユーザーにおすすめだ。配信をしている方や女性の方なら気になるところだろう。

(-)音質はオーバーヘッドタイプより落ちる

音質はオーバーヘッドタイプより落ちることがほとんどだ。イヤフォンタイプはヘッドホンタイプに比べると重低音が弱い。また、軽めの高音にノイズが走りやすく感じる。音質を求めてイヤフォンタイプのヘッドセットを選択するのは間違いだろう。

音質が少し軽くなってしまい、ゲームや音楽によっては聞き疲れを起こす。低音が重要なゲームでは高音を極端に高くする事で重要な音が聞き取りやすくなる。その性質から、ゲームは特に聞き疲れを起こしやすい。

(-)コストパフォーマンスが悪い

ゲーミングイヤフォンはゲームで使用することを前提に作られている。機能面ではマイク搭載のものが多い。そのマイク分の価格が上乗せされていると言えば分かりやすいだろうか。5,000円のイヤフォンと5,000円のマイク付きゲーミングイヤフォンでは品質では前者が勝る。

また、ゲームに適した音質は音楽や映画等に適しているわけではない。総合的に見れば、音質は通常のイヤフォンの方が高いと言わざるを得ない。ゲーム目的以外ではなかなかおすすめしにくい。普段遣いも兼ねていれば慣れて違和感もなくなるかもしれない。

ゲーミングイヤフォンの選び方

ゲーミングイヤフォンには様々な種類がある。その中で、ゲームに適したイヤフォンの選び方を紹介していこうと思う。

密閉型

カナル型イヤフォンは密閉型に属する。遮音性能が高い密閉型は音が重要なゲームに適している。FPSやTPSなど、音が重要な対人ゲームには密閉型を推奨したい。外部の音が遮音されることで、ゲーム内の音が聞き取りやすくなる。小さな音も聞き逃しにくくなる。これは密閉式のヘッドホンよりもイヤフォンの方が優れている。没入感を求めるユーザーも密閉型の方がよいだろう。

音楽や映画をじっくり楽しむ場合にも適している。注意したいのは耳の形は人それぞれ異なるため、耳を痛めてしまう人や片方だけ抜けやすくなる人がいる。こればかりは実際に使用してみないと分からないことではある。イヤーピースの形状的にある程度固定はできるものの、イヤフォンを長時間つけることが難しい場合は開放型やヘッドホンのオーバーヘッドタイプがいいかもしれない。ゲーミングイヤフォンでは密閉式が適しているので、これが難しいとなるとメリットが薄れてしまう。

開放型

遮音性の低いタイプ。一般的なイヤフォンや特殊な形状をしたイヤフォンは開放型になる。外部の音も聞こえるので、スマホゲームやMMORPGなどに適している。炊事、洗濯等の家事をこなしながらのゲームプレイなら断然開放型だ。密閉型は洗濯機や炊飯器等のアラームが聞こえなくなる事がある。

場合によっては玄関ベルの音もプレイ状況では聞こえない。ある程度放置や操作を止めても問題の無いゲームでは開放型が良い。日常と切り離さずにゲームをプレイするスタイル向けの形状だ。密閉式と比べるとイヤーピースの形状がシンプルで、耳が痛くなることが多い。イヤーピースの交換が容易であるため、少し小さめに変更するなどで対策が取りやすいのも特徴だ。あまり深く耳に入れないタイプとなるので外れやすさもある。これもイヤーピースの交換で対応できるものもあるので、大きなデメリットにはならないはずだ。

ワイヤレス

ゲーミングイヤフォン、ヘッドホン、ヘッドセット。これらの類でワイヤレス接続は避けた方がよい。低遅延を謳っている製品でも僅かな遅延は必ず発生する。この遅延は非常に大きな違和感を産む。効果音や銃声等がワンテンポ遅れてしまうのだ。

その遅延は0.3秒ほどであっても不利になっていく。例えば狙撃されたのに0.3秒気付かなかったとする。これは相手の持つボルトアクション式狙撃銃のリロード時間を0.3秒縮めることに等しい。自分の発する銃声もワンテンポ遅れる。タップ撃ちやバースト撃ちのタイミングがズレる。慣れの問題で自分の違和感は克服することが出来るだろう。

しかし、自分の不利は常に付きまとうことになる。出来る限りゲーム用途ではワイヤレスは避けたい。ゲームだけではなく、映像と音声を合わせて見る動画や映画もそうだろう。唯一気にしなくて良いのは音楽だ。映像を見ずに音楽を楽しむ分には遅延はあって無いようなものである。

ゲーミングイヤフォンに関する豆知識

シュア掛け

シュア掛け
ゲームをプレイする場合に必ず上記のような掛け方となる。イヤフォンはコード部分が衣服に擦れると、その音が耳に響く。このシュア掛けをすると、その音が響きにくくなりゲーム音が聞き取りやすくなる。イヤフォンを使用する場合はこの掛け方を習慣づけておくと快適性が変わってくる。

ゲーム以外の音をシャットアウトしていく事で、実質的に音質やゲーム性の向上に繋がる。ゲームだけではなく、音楽を聞く際にも効果的だ。外出時、歩いている時、走っている時、いずれのタイミングでも有用である。プロゲーマーはもちろん、アスリートも練習中にシュア掛けしていることで有名だ。

プロゲーマーの使い方

プロゲーマーはイヤフォンとオーバーヘッドタイプのヘッドセットを組み合わせることがある。ゲーム音はイヤフォンで、マイクはヘッドセットで対応する。主にオフライン大会の会場などで見かけるスタイルだ。これはオーバーヘッドタイプのヘッドセットをイヤーカフ兼マイクとして使用しているに過ぎない。配信などを見ているとイヤフォン、ヘッドホンどちらも一定数いる。

自宅で配信する際はオーバーヘッドタイプのヘッドセットや、ヘッドホンに置き型マイクを使用することが多いように見える。これは声をよりクリアに届けるためにマイクを重視するからだ。配信と試合では環境が大きく異なるのは、スポンサーの兼ね合いも否定はできない。イヤフォンタイプでプレイしている場面を見かけないのは、自分の姿が映した配信などで採用していないからだろう。また、最近はヘッドセットのマイク性能が大幅に向上していることも影響していそうだ。もしかするとイヤフォンタイプはプロの間では既に主流から外れているのかもしれない。

フロントよりもリア接続

イヤフォンに限らず、スピーカーやヘッドホンも同じだ。フロントのイヤフォンジャックは距離的にちょうどよい。そのため、多くのユーザーがフロントから出力している。パソコンから音を出力する際はフロントではなくリアからの方が良い。フロントからの出力はパーツ等の干渉によりノイズが走りやすい。

リアからの方がノイズが走らずに音質が安定する。これはパソコンによるところなので必ずしもそうとは言えないことだ。購入したイヤフォンやヘッドホンにノイズが走って使えない場合、リア出力にすると改善することがある。不良品を疑う前に接続箇所の確認をして欲しい。

ゲーム音量最大が前提

ゲームの音量を下げる方法は2つある。1つはゲーム内設定から下げる方法で、もう一つはOS側の音量設定からアプリケーションの音量を下げる方法だ。足音やゲームの環境音を聞こえやすくするためには、2つ目のOS側で下げる必要がある。

ゲーム内設定では音量をMAXにして、OS側で音量を下げる。ゲーム内の音量は高いままで全体的に音を下げることで小さな音も聞こえるようになる。FPSやバトルロイヤル系のゲームは特に顕著である。少しだけ聞き取りやすくなる程度ながら、恩恵は絶大である。

Razer Surroundで簡単ゲーミング仕様

Razer Surroundは無料で使用できるサウンド調整ツールだ。Razer製品を使用している方向けとなっている。Razer Surroundを使用することで、ゲーミングイヤフォンでなくてもそれに近い性能にすることが出来る。7.1ch対応のイコライザーである。

高音に強いイヤフォンは低音に弱い。その弱点を補うことでバランスの良い音質にする事も可能だ。Razer Surroundでなくても設定出来るものなら何でも良い。個人的な感想はイコライザーを使用して音質を調整するなら、ゲーミングイヤフォンは重要ではない。
 

イコライザー

Razer Hammerhead Pro V2」は、高音が強く低音は弱いイヤフォンだ。高音を強くすることで全体の音質を軽くし、足音などの重要な小さな音を拾いやすくしている。SteelSeries製のヘッドセットよりも高音を重視した造りだ。

この場合、弱点である低音を大きくすると、高音が聞こえにくくなる。足音はハッキリ聞こえても銃声が小さくなったり、両立することは難しい。ゲーミングイヤフォンは特徴的な音質を持った製品が多い。簡単に言えばイコライザー無しで使用出来る用に調整されている。

HyperX Cloud Earbuds」はやや低音寄りのバランスタイプだ。イコライザーで高音を伸ばすと低音が聞き取り難くなる。低音を伸ばすと全体的な音量が下がったような聞き取り辛さが出る。ゲーミングイヤフォンを使用している場合、大きく設定を変更するのではなく、微調整に留めた方が良いだろう。

普通のイヤフォンはどちらかと言うとバランスタイプが多い。この手のタイプはイコライザーの恩恵を大きく受ける事ができるが、基本的な音質に左右されるので高音や低音を強くすると聞こえなくなる音が出てくる可能性もある。ゲーミングイヤフォンは聞こえなくなることはなくその点では有利である。

ゲーミングイヤフォンランキング【2023年】

ランキングはマイク搭載のゲーミングイヤフォンからピックアップしている。マイク非搭載のゲーミングイヤフォンは通常のイヤフォンも比較対象となりそうなので、よりゲームに特化したモデルということで選択した。

Razer Hammerhead Pro V2

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ゲーミングイヤフォンと言えばRazer Hammerhead Pro V2が有名だ。Amazonでの口コミ数も多く人気の高さが伺える。コーポレートカラーであるグリーンのコードがかっこいい。税込6,000円以下で購入できる。密閉式でゲーミングイヤフォンとしては手頃な価格となっているのが魅力だと言える。高音が強く低音が弱い。高音が強いことで低音が聞き取りやすいのでFPSやバトルロイヤル向けと言えるだろう。やや聞き疲れしやすいのでイコライザーでの設定が必要かもしれない。

HyperX Cloud Earbuds

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HyperX Cloud Earbudsは、音質のバランスの良い開放型ゲーミングイヤフォンだ。税込5,000円前後で購入できる。3サイズのシリコン製イヤーチップ付属で耳のサイズに合わせて調整可能だ。特徴的なイヤーピースは好みが分かれる。生活環境音も聞こえやすいので、没入感を楽しむゲームやFPSなどにはあまりおすすめできない。音質的にはどのゲームにも対応できるのは強みだ。ジャンルではなくプレイスタイルで選択したいイヤフォンだと言える。

MSI Immerse GH10 GAMING Headset

MSI-Immerse-GH10-GAMING-Headset画像引用元:https://jp.msi.com/

MSIからもゲーミングイヤフォンがリリースされている。税込3,000円で購入できる。S・M・Lと3つのサイズのイヤーチップが付属だ。価格の割に音質のバランスはよい。やや低音が抜けた感じがするのでイコライザーは必要かもしれない。マイクの質は少し下がる。ゲーム音量によってはトークバックを引き起こす可能性もある。3,000円という価格帯では非常に優れた音質が特徴だが、音質は好みが分かれるので参考程度に留めて欲しい。後述するTURTLE BEACH BATTLE BUDSと同じく、ずれにくいように耳甲介艇(耳の穴の上のくぼみのような空間)にはめる突起がついていることで、イヤフォンタイプにしては取り付けが少し手間だ。このタイプに慣れているのであればおすすめできるが、頻繁に取り付けと取り外しを行うなら億劫になりやすいので注意したい。

Roccat Syva

Roccat Syva画像引用元:https://jp.roccat.com/

Roccat Syvaは3,000円で購入できるゲーミングイヤフォンだ。価格の割に音質はまずまずで、意外と低音に強いのが特徴となっている。イコライザーを使用して調整すれば非常にゲームの音が聞き取りやすくなる。無設定でもFPSでは特に困らない。ただ、MMORPGなどのように環境音やBGMなど様々な音が常時流れる環境ではやや聞き疲れしやすい。また、音が少しぼやける印象がある。メリハリはあるが、苦手なゲームも存在している。それでも、価格を考えれば十分なイヤホンだ。

TURTLE BEACH BATTLE BUDS

TURTLE-BEACH-BATTLEBUDS画像引用元:https://www.turtlebeach.com/

TURTLE BEACH BATTLE BUDSは4,000円程度で購入できるゲーミングイヤフォンだ。高音がシャンシャン響くことがあるが、ゲームプレイではそれがよい方向に聞き取りやすくなる。音質だけで言えば十分おすすめできるレベルだ。このタイプの形状のイヤフォンはかなり好みが分かれる。マイクが突き出ており、耳に付ける位置もほぼ固定だ。気楽に取り外し、気楽に取り付けることが難しい。筆者は煩わしくなり買い替えた。割と頻繁に取り付け、取り外しを行うならおすすめしづらい。

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