
当ページでは、おすすめのゲーミングマウスパッドを紹介している。ゲーム用のマウスパッドについてはある程度ラインナップが限られているためランキング形式ではなく、一覧でまとめることにした。一覧の中からお気に入りの一枚を見つけて欲しい。
当ページの目次
ゲーミングマウスパッドとは
ゲーミングマウスパッドとは何かについて、普通のマウスパッドと比較しながら見ていこう。
ゲーミングマウスパッドと通常のマウスパッドの違い
ゲーミングマウスパッドは、ゲームのために作られたマウスパッドのことだ。ゲーミングマウスとの組み合わせを考えられており、布製でありながらも滑りが良く止めやすいのが特徴となっている。また、ゲーミングマウスのソールに合うように耐久性も高めで布製ということで洗うことも可能だ。
通常のマウスパッドはプラスチックのようなものや樹脂が多く、比較的固めの仕上がりになっている。滑りは良くても滑らせているというよりは滑っている感じで、止めにくく操作性に関してはやや難しい部分がある。使い込んでいくと表面が削れていき止めやすくはなるが、同時に滑りにくくもなるので良し悪しだ。
一番の違いはその大きさだろう。一般的なマウスパッドは小さくコンパクトなものが多く、必要最低限の範囲に絞った薄いマウスパッドが主流だ。ゲーミングマウスパッドは表面が布、そして中身はスポンジのように柔らかく大きめ。クッション性が良いので激しい操作でマウスパッドがずれにくく、力んでも問題なく操作することができる。
ゲーミングマウスパッドの種類
現在主流なのは布製マウスパッドとなっている。少し前まではプラスチック製の滑りに特化したマウスパッドが主流だった。また、滑りに更に特化したガラス製マウスパッドも人気はあったが、価格が高く主流になることはできなかったのはラインナップを見るとわかるだろう。
プラスチック製のマウスパッドが廃れた要因としては、マウスソールが削れてしまい維持費が掛かってしまうことマウスソールでマウスパッドが削れてしまい交換頻度が高かったことだ。さらに、マウスのセンサーが進化したこともあって次第に布製が主流になってきた。今はほとんどのゲーミングデバイスメーカーが布製のマウスパッドを取り扱っている。
最も手軽に購入できるゲーミングデバイス
マウスパッドはゲーミングデバイスの中では安価な部類で、セール時であれば1,000円程度から購入することができる。他のデバイスと異なり消耗品という面があるものの、安価であるため最初のゲーミングデバイスとして選択しやすい。
一般的なマウスパッドとの違いは分かりにくいかもしれない。しかし、使っているうちに一般的なマウスパッドではもう満足できなくなってしまうだろう。マウス操作を支える重要なデバイスは身近な存在だ。細かい正確な操作を実現するにはマウスパッドの存在は欠かせない。特にFPSやRTSなどの対人ゲームをマウス操作で行うのであれば必要不可欠とも言えるだろう。
おすすめのゲーミングマウスパッド一覧
Steelseries QCK
画像引用元:https://jp.steelseries.com/
Qck mini | Qck | Qck+ | Qck mass | Qck heavy | |
---|---|---|---|---|---|
縦 | 210mm | 270mm | 400mm | 270mm | 400mm |
横 | 250mm | 320mm | 450mm | 320mm | 450mm |
厚さ | 2mm | 2mm | 2mm | 6mm | 6mm |
通常のQCKには5種類のサイズがあり、厚さ2mmと6mmの違いがある。2mmのほうは机の硬さを反映するので滑りが良い代わりに薄いので激しい操作では音が大きくなる。6mmは滑りと止まりのバランスが良く、クッション性も高いので激しい操作を長時間繰り返しても手首への負担が小さい。
縁をエッジ加工したQck edge、縁が光るQck prism Clothのような特殊なものもあり、様々な遊びのあるマウスパッドが取り揃えられている。性質としては標準的で、ゲーミングマウスパッドはQckに対してどうかというほど基準にもされている。
Razer Goliathus
画像引用元:https://www2.razer.com/
SPEED S | SPEED M | SPEED L | CONTROL S | CONTROL M | CONTROL L | |
---|---|---|---|---|---|---|
縦 | 215mm | 254mm | 354mm | 215mm | 254mm | 354mm |
横 | 270mm | 355mm | 444mm | 270mm | 355mm | 444mm |
厚さ | 3mm | 3mm | 3mm | 3mm | 3mm | 3mm |
滑りを重視したSpeed、止まりを重視したControlの2種類が特徴のGoliathus。中でもSPEEDはエイムのしやすさからFPSプレイヤーに人気が高い。サイズはどちらのシリーズも同じで、QCKに比べてSサイズはやや大きく、MとLは少し小さく仕上がっている。
コントロールは滑りはともかくピタっと止められるためFPSではなかなかのものだ。特筆すべきはSPEEDの滑りだ。プラスチック製マウスパッド顔負けの圧倒的な滑りは、使用した瞬間から最高のマウスパッドだと確信できたほどだ。ただ、意外とその滑りの寿命は短く、1ヶ月くらい経てば並のゲーミングマウスパッドになってしまう。
Razerのマウスパッドも面白いものが多く、縁が光ったり、リストレストが搭載されていたり、ワイヤレスマウスに対してワイヤレス給電を行える特殊なマウスパッドも存在しているものもある。横長のマウスパッドに関して言えばRazer製が扱いやすいように感じる。
Logicool Gシリーズ
画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
G240(布) | G440(ハード) | G640(布) | PowerPlay | |
---|---|---|---|---|
縦 | 280mm | 280mm | 400mm | 321mm |
横 | 340mm | 340mm | 460mm | 344mm |
厚さ | 1mm | 1mm | 3mm | 2mm |
LogicoolではSサイズのマウスパッドが存在しておらず、一般的なMサイズ(G240/G440)とLサイズ(G640)のみとなっている。比較的リーズナブルなモデルが多い。変わり種のPowerPlayはワイヤレスマウスに対してワイヤレス給電を行える機能付きのマウスパッドだ。logicoolのワイヤレスマウスを使用しているのであれば一考の価値はある。ただ、価格は1万円以上するので必須とは言い難い。
logicoolのマウスパッドの特徴はしなやかな布製マウスパッドと、プラスチックにも似た滑りを再現するハード製マウスパッド。ハードは布ではないのでデメリットはプラスチック製に近いものがある。ただ、その滑りは大事な試合などに使用する切り札として用いたいほど素晴らしい。もっとも、普段から使用していないと大事な試合でいつもの環境を変えることになるのはリスクとなってしまう。筆者は元々プラスチック製マウスパッドユーザーだったのでなかなか良く感じた。布製パッドになれているならハードは避けたほうが無難だろうか。
ZOWIE mousepad
画像引用元:https://zowie.benq.com/
G-SR | P-SR | G-SR-SE blue | G-SR-SE red | GTF-X | PTF-X | |
---|---|---|---|---|---|---|
縦 | 390mm | 305mm | 400mm | 400mm | 390mm | 305mm |
横 | 470mm | 345mm | 480mm | 480mm | 470mm | 345mm |
厚さ | 3.5mm | 3.5mm | 3.5mm | 3.5mm | 3.5mm | 3.5mm |
SRシリーズのG-SRとP-SRはサイズ違い、ZOWIEの標準的なマウスパッドでやや滑り寄りの特性を持っている。G-SR-SE blueはG-SEよりも更に滑りを重視しており、Razer Goliathus SPEEDのような滑りが特徴だ。G-SR-SE redはグリッド感が出ているらしい。使用感はBlueと変わらないような気もする。
GTF-XとPTF-Xは布寄りのプラスチックな材質を使用しており、滑りよりもやや止めを重視しているような滑り方。製品としては面白く、長く使用したいとも思った。ただ、滑り方が面白いだけで好みに合うかはまた別の問題でもあった。大きさはやや大きめで大小2種類がベースながら、一般的なMサイズとLサイズと同等くらいだ。
ARTISAN
ゲーミングマウスパッドと言えばARTISANを忘れてはいけない。日本のマウスパッドメーカーで、最強のゲーミングマウスパッドとの呼び声高い品質の高さが魅力だ。難点は種類が多いことと価格がそれなりにすること、更に実際に使用できる場所がほとんど無いためレビューを見た感覚で選択しなくてはならないということだ。
ARTISAN 疾風(ハヤテ)
画像引用元:https://www.artisan-jp.com/
Classic疾風 | Classic 疾風乙 | NINJA FX 疾風 | NINJA FX 疾風乙 | NINJA FX 疾風甲 | |
---|---|---|---|---|---|
サイズ | [M][L] | [M][L] | [M][L][XL] | [M][L][XL] | [M][L][XL] |
硬さ | XSOFT(止め) / SOFT (バランス)/ MID(滑り) | ||||
縦x横 | [M 240mm x 310mm] [L 330mm x 420mm] [XL 420mm x 490mm] | ||||
厚さ | 0.4mm(MIDは3mm) |
疾風は滑りと止めのバランスに優れたスタンダードなマウスパッドだ。疾風乙は止め寄り、乙は滑り寄りの性質を持っている。硬さはMIDは滑りに特化、SOFTはバランス、XSOFTは滑りを犠牲に止めを重視した性能になる。これらの組合せで全く別の顔となるARTISANのマウスパッドは自分にピッタリなマウスパッドを必ず見つけることができるだろう。
ARTISAN 飛燕(ヒエン)
画像引用元:https://www.artisan-jp.com/
飛燕VE | NINJA FX 飛燕 | NINJA FX 飛燕VE | |
---|---|---|---|
サイズ | [S][M][L] | [S][M][L][XL] | [S][M][L] |
硬さ | XSOFT(止め) / SOFT (バランス)/ MID(滑り) | ||
縦x横 | [S 210mm x 240mm] [M 240mm x 310mm] [L 330mm x 420mm] [XL 420mm x 490mm] | ||
厚さ | 0.4mm(MIDは3mm) |
飛燕は価格が安く、ARTISAN製マウスパッドの中でもエントリー向けである。エントリー向けでもその滑りの良さと柔らかさはARTISANの定番として定着するほど評価が高い。飛燕の名に恥じない自由で快適な操作性はARTISAN製マウスパッドの性能を知らしめるのには十分だった。ARTISANが登場した時、一番最初に購入したARTISAN製マウスパッドで思い入れは強い。ただ、ゲーミングマウスパッドとして見ると突出した部分がないのは良し悪しあるかもしれない。
ARTISAN 零(ゼロ)
画像引用元:https://www.artisan-jp.com/
零 | NINJA FX ゼロ | |
---|---|---|
サイズ | [S][M][L] | [S][M][L][XL] |
硬さ | XSOFT(止め) / SOFT (バランス)/ MID(滑り) | |
縦x横 | [S 210mm x 240mm] [M 240mm x 310mm] [L 330mm x 420mm] [XL 420mm x 490mm] | |
厚さ | 0.4mm(MIDは3mm) |
ARTISAN製マウスパッドの中では比較的大人しいオーソドックスなゲーミングマウスパッド。使用感はQCKに近い。クセが無く他製品に似た使用感から、あまりおすすめしたい製品ではない。ARTISANが好きなら選択するのもありかというところ。
ARTISAN 雷電(ライデン)
画像引用元:https://www.artisan-jp.com/
雷電 | NINJA FX ライデン | |
---|---|---|
サイズ | [M][L] | [M][L][XL] |
硬さ | XSOFT(止め) / SOFT (バランス)/ MID(滑り) | |
縦x横 | [S 210mm x 240mm] [M 240mm x 310mm] [L 330mm x 420mm] [XL 420mm x 490mm] | |
厚さ | 0.4mm(MIDは3mm) |
非常に滑りが良く、抵抗を感じにくい操作感はFPSユーザーにおすすめしたい。滑りを重視するユーザーにとって最高のマウスパッドになってくれるだろう。プラスチック製マウスパッドと同等以上の滑りとプラスチック製のガリガリした操作感が無いので非常に扱いやすい。Razer Goliathus SPEEDに似ているかもしれないが、初動に関してはこちらが上だろう。
ARTISAN 紫電改(シデンカイ)
画像引用元:https://www.artisan-jp.com/
紫電改 | NINJA FX シデンカイ | |
---|---|---|
サイズ | [S][M][L] | [S][M][L][XL] |
硬さ | XSOFT(止め) / SOFT (バランス)/ MID(滑り) | |
縦x横 | [S 210mm x 240mm] [M 240mm x 310mm] [L 330mm x 420mm] [XL 420mm x 490mm] | |
厚さ | 0.4mm(MIDは3mm) |
ガラスコーティングされた紫電改は、Razer Goliathus SPEEDやARTISANの雷電すら上回る圧倒的な滑りが魅力のマウスパッドである。コーティングが剥がれると一気にその性能が失われるため耐久性に難がある。ただ、以前あったガラス製マウスパッドと異なりコーティングであるため曲げて持ち運んだり落として傷がつくようなこともない。滑りを求めるユーザーにとっては究極のマウスパッドと言えるだろう。
ゲーミングマウスパッドの選び方
ゲーミングマウスパッドはマウス操作の全てを支える重要なゲーミングデバイスだ。少し前まで標準のマウスソールの関係で、マウスと同じメーカーで合わせたほうが良かった。しかし、今は布製が主流ということであまりその辺りは重要視しなくても良さそうだ。ただ、マウスパッドのテストは自社の製品で行われることが多いということは事実である。ARTISANの場合は自社マウスが無いため人気のマウスパッドに合わせていそうではある。
基本的にマウス操作で重要な滑りと止めは力の入れ具合に関係している。滑りが悪いからと言って操作が困難になるわけでもなく、どちらに重点を置くか程度で決めるほうが良いだろう。ローセンシユーザーの場合は滑りを、ハイセンシユーザーの場合は止めを、標準的なマウス感度であればバランスタイプを選ぶくらいのことを基準にしたい。ローセンシユーザーの場合はマウスパッドを大きく使うため滑りが重要で、止め自体はすぐにできる。
ハイセンシユーザーの場合はマウスパッドを小さく使うため滑りよりも止めが重要になる。これらのことが必要なマウスサイズにも繋がっている。ちなみに、一般的にローセンシはゲームの感度一桁、ハイセンシは20前後となっている。
FPSの場合はマウスの端から端まで移動させて180°振り向けるくらいがベストと言われているため、マウスの感度はマウスパッドによって少しずつ変わってくることもある。使用しているマウス、必要なサイズ等や好みでも変わるためどれがおすすめかは伝えにくい。しかし、どれを購入すれば分からないというユーザーにはSteelseries のQCKが無難でスタンダードなモデルとしておすすめしやすい。
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