画像引用元:https://www.youtube.com/
NVIDIAが、世界最大の国際見本市である「CES 2020」で驚きの発表をしました!それはこれまでのハイエンドだった240Hzモニターよりも50%上回る360Hzモニター「Asus ROG 360(ROG Swift 360Hz PG259QN)」をASUSと共同で生み出したということです。驚異的な垂直同期周波数はこれからのゲーミングモニターを一歩未来に近づけるかもしれません。
ROG SWIFT 360Hz PG259QN詳細
出典:https://rog.asus.com/
サイズ | 24.5インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
発売時期 | 2020年内予定 |
主な機能 | G-SYNC対応 |
期待の360Hz対応モニターは2020年中に市販化される予定となっています。G-SyncはNVIDIAが2013年に導入された機能のことです。VRR(Variable Refresh Rate)技術によってテアリング(表示崩れ)やもたつきを防ぐことができます。より快適なゲーミング環境を提供してくれます。
国内でも2020年12月18日に実際に発売されました。最安値価格は67,293円~です。一般的なゲーミングモニターと比べるとやはり価格は高めです。完全に競技者向けのモデルで、発売から2年経ってもトップクラスのモニターだと言えます。今でも144Hzや240Hzモニターの方が使われます。
360Hzモニター登場のメリットと課題
360Hzモニター誕生はe-sportsのためだと考えるのが妥当でしょう。NVIDIAは過熱する世界のe-sportsシーンのために、言わばプロゲーマーのために一つの垣根を超えてきました。G-SYNCはティアリングはフレーム落ちをリフレッシュすることで体感的にカクつき等を感じなくする機能です。
そのG-SYNCと360hzはとても相性がよく、高いリフレッシュレートはティアリングの欠片も感じさせなくなります。これからの競技シーンを大きく変えることとなる超高リフレッシュレート対応モニターは一般的な普及に期待できるのでしょうか。
リフレッシュレートの上限が解放されたことでゲーミングパフォーマンスに与える影響は計り知れません。よりゲームに没頭できる環境を簡単に構築できます。また、上位モデルが登場すれば240hzや144hz対応モニターの価格が下がるかもしれません。高リフレッシュレート対応モニターの種類も増え、選択肢が広がる可能性も十分あります。360Hzそのものの恩恵はまだ受けにくいですが、登場による恩恵は受けられそうですね。
当然課題も出てきます。誰もが考えるはずです。360fpsを出すにはどんなハイエンドな性能が必要なんだと。まさにその通りで最低でもRTX 2000シリーズを選択する必要があるでしょう。2022年10月には最新のAda Lovelace世代のグラフィックボードが発売されました。最新のRTX 4000シリーズならある程度適正がありそうです。
おそらく競技シーンに導入できるゲームはとても限られます。240hzが当たり前になってきているCS:GOやLoLのように負荷の低いタイトルが対象です。同じFPSでも負荷の高いCoDシリーズや、人気のバトロワ系オンラインゲームPUBGでは到底高いリフレッシュレートを出すことはできません。RTX 2080 Tiを用いても240hzのモニターを活かせるゲームはとても少ない現状を考えると、欲しいと思う人はどれくらいいるのでしょうか。今後、ゲーミングPCが更に大きな進化を遂げたときに求められるモニターと言えます。
CS:GOのプロゲーマーn0thingの使用動画
n0thing氏は、「360Hzモニターは240Hzと比べて明らかに動きがスムーズで体感しやすく、動きがしっかり見えるのは大きい。少しでも良い環境とパフォーマンスを揃えられるのは大きなアドバンテージになる。」と語っています。CS:GOをプレイしている方からすると、恩恵の大きさを受けやすいゲーミングモニターとなるかもしれません。ただ、CS:GOをメインにプレイしているなら問題ないですが、暇つぶしに軽く触るくらいならコストパフォーマンスは良くないでしょう。
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