
サイコムが販売しているG-Master Spear X870Aのレビューを行った。Ryzen 9000シリーズ/Ryzen 7000シリーズに対応した高性能ゲーミングPCだ。初期構成はCPUにRyzen 7 9700Xを、グラフィックボードにGeForce RTX 5060 Ti 16GBを搭載している。価格は335,960円(セール時315,960円)とかなり高めだ。
コストパフォーマンス指標も5.8と低くなっている。低価格化が進む昨今のゲーミングPCの中では異色の存在だ。自由度の高いカスタマイズが魅力のモデルで、コストパフォーマンスは度外視されている。カスタマイズのやり方によっては評価が大きく向上することもある。この評価はあくまでも標準構成の状態のものだ。
- 長所
-
- サイコムの売れ筋モデル
- カスタマイズの自由度が高い
- 好みの性能と構成を選べる
- セール・キャンペーン実施中でお得
- 短所
-
- 価格がかなり高め
- カスタマイズ前提の上級者向けPC
- こんな方におすすめ
-
- 個性的なモデルを作り上げたい方
- フルカスタマイズのモデルを探している方
- 品質を何よりも重視する方
G-Master Spear X870Aのスペック解説

| メーカー | サイコム |
|---|---|
| ブランド名 | G-Master |
| 製品名 | G-Master Spear X870A |
| 価格 | 315,960円 |
| CPU | Ryzen 7 9700X(レビュー) |
| CPUクーラー | Noctua NH-U12S redux |
| グラボ | GeForce RTX 5060 Ti 16GB(レビュー) |
| メモリ | DDR5-5600 32GB |
| SSD | 1TB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W 80PLUS GOLD |
| マザーボード | チップセットX870A |
| 光学ドライブ | 【黒】DVDスーパーマルチドライブ(スリムトレイ採用) + 書込みソフト |
| カードリーダー | 搭載不可 |
| おすすめ度 | Aランク |
| 評価 | ・コスパ 5.8 ・ショップ評価 8.4 |
G-Master Spear X870Aのカスタマイズ項目を評価
| パーツ | おすすめ度 | 詳細 |
|---|---|---|
| ベースモデル(CPU選択) | AMD Ryzen 7 9800X3D [4.7GHz/8コア/16スレッド/TDP120W] +31,460円 | |
| CPUグリス | 変更なし | |
| CPUクーラー | 変更なし | |
| マザーボード | ASRock B850 Pro-A WiFi [AMD B850chipset] -25,170円 | |
| メモリ | 変更なし | |
| SSD | 変更なし | |
| 増設 HDD / SSD2 | 変更なし | |
| 光学ドライブ | 変更なし | |
| ビデオカード | GeForce RTX5070 12GB MSI製GeForce RTX 5070 12G SHADOW 2X OC +4,670円 | |
| サウンド/無線LAN/有線LAN各種カード | 変更なし | |
| LAN | 変更なし | |
| ケース | 【黒】CoolerMaster CM694 TG[強化ガラスサイドパネル] -1,300円 | |
| ケースオプション | ARGB発光システム(LEDストリップ2本) +2,170円 | |
| 電源 | SilverStone SST-DA850R-GMA [850W/80PLUS Gold] +960円 | |
| OS | 変更なし | |
| オフィスソフト | 変更なし | |
| セキュリティーソフト | 変更なし | |
| 無線LAN子機 | 変更なし | |
| 延長保証(有償) | 希望する(プラス2年) +16,200円 |
現在、サイコムでは冬の特大キャンペーンが展開されている。本体価格の値引きに留まらず、カスタマイズパーツも値引き対象となっている。G-Master Spear X870Aにとってカスタマイズは最も重要なコンテンツだ。このキャンペーン期間中であれば、いつも以上にお得に理想的なモデルを組み上げることもできる。
サイコムの製品は他のBTOメーカーでは対応していない箇所も変更可能で、カスタマイズ費用も比較的抑えられている。さらにキャンペーンで費用が抑えられる今がチャンスだ。本来ならカスタマイズは最低限に抑えてコストパフォーマンスを重視するが、サイコムはカスタマイズすることが前提だ。G-Master Spear X870Aも最大限カスタマイズするからこそ価値が生まれる。
まず、ベースモデル(CPU)を決定するところから始まる。ゲーマーに人気のRyzen 7 9800X3Dは31,460円プラスで選択できる。現行最強のゲーミングCPだ。多くのCPUから選べるのがサイコム製品の魅力といえる。好みのCPUを選択することをおすすめしたい。価格を抑えつつ性能を維持したり、価格を気にせず性能を伸ばしたりできる。
注意点として選択するCPUによってはCPUクーラーや電源ユニットをカスタマイズ必要があることだ。サイコムあんしん相性チェッカーがあり非推奨な構成は組めないようにできている。上級者でなくても好みを反映しやすい。
価格の調整がしやすいのはマザーボードだ。マザーボードは規格が対応していればよいと思えば、グレードを下げてB650に変更して価格を抑えられるキャンペーン期間中は最大30,000円を超える値下げが実現可能だ。値下げできた金額をグラフィックボードに充てるなど、重視したい箇所に重点的に予算を割り当てられる。
メインとなるのはグラフィックボードだ。標準でMSI製のGeForce RTX 5060 Ti 16GBが搭載されている。これをMSI製のGeForce RTX 5070へ変更すればゲーム性能を大きく伸ばせる。かかる費用は4,670円で、ひとつグレードを上げるには格安過ぎる価格で変更可能だ。その反面、VRAMが16GBから12GBへ容量ダウンするため、ゲームによってはデメリットとなってしまう可能性がある。
最後に延長保証は一考の価値がある。基本保証1年プラス2年の合計3年保証は16,200円だ。多くのメーカーが3年保証への変更に本体代の10%を費用としている。つまり、G-Master Spear X870Aの標準構成は335,960円、キャンペーン期間中は315,960円なので通常時は33,696円、キャンペーン期間中は31,596円かかる計算だ。これが16,200円ならお得なカスタマイズと言える。
カスタマイズ例
| 初期構成 | カスタマイズ | 価格差 | |
|---|---|---|---|
| ブランド | G-Master | G-Master | – |
| 製品名 | G-Master Spear X870A標準版 | G-Master Spear X870Aカスタマイズ版 | – |
| 価格 | 315,960円 |
315,840円 |
-120 |
| イメージ | ![]() |
![]() |
– |
| CPU | AMD Ryzen 7 9700X | AMD Ryzen 7 9800X3D | +31,460 |
| CPUグリス | CPUクーラー付属グリス | CPUクーラー付属グリス | 0 |
| CPUクーラー | Noctua NH-U12S redux | DeepCool AK400 (CTT 2.0 ver.) | -3,130 |
| マザボ | ASUS TUF GAMING X870-PLUS WIFI [AMD X870chipset] |
ASRock B850 Pro-A WiFi [AMD B850chipset] |
-25,170 |
| メモリ | 32GB[16GB*2枚] DDR5-5600 | 32GB[16GB*2枚] DDR5-5600 | 0 |
| SSD | Crucial T500 CT1000T500SSD8 [M.2 PCI-E Gen4 SSD 1TB] |
Crucial P310 CT1000P310SSD8 [M.2 PCI-E Gen4 SSD 1TB] |
-7,150 |
| HDD | なし | なし | 0 |
| 光学ドライブ | 【黒】DVDスーパーマルチドライブ(スリムトレイ採用) + 書込みソフト |
なし | -3,500 |
| GPU | GeForce RTX5060Ti 16GB MSI製 GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUS |
GeForce RTX5070 12GB MSI製 GeForce RTX 5070 12G SHADOW 2X OC |
+4,670 |
| ケース | 【黒】CoolerMaster CM694 | 【黒】CoolerMaster CM694 TG 強化ガラスサイドパネル + 騒音・振動吸収シート貼付 |
-1,300 |
| ケースオプション | なし | ARGB発光システム(LEDストリップ2本) | +2,170 |
| 電源 | SilverStone SST-DA750R-GMA [750W/80PLUS Gold] |
Cougar CGR BA-750 (ATLAS 750) [750W/80PLUS Bronze] |
-8,170 |
当サイトのおすすめカスタマイズを作成した。今回はキャンペーンでパーツが値下げされているため、できる限り価格を上げずに性能アップを目指した。結果的に120円安くより高いゲーム性能を持つモデルに仕上がっている。
CPUをRyzen 7 9700XからRyzen 7 9800X3Dに変更してゲーム性能を追求した。31,460円高くなるものの、増えた分をどこかで削ればよいと判断した。ゲーム性能はCPUの影響も大きく受ける。コストパフォーマンスを重視するなら、あえて変更しないのもありかもしれない。
マザーボードはダウングレードで価格を抑えている。基本的にマザーボードは機能性や利便性に影響を与える部分で、ゲーム性能にはそれほど影響しない。X870AからB850にダウングレードし、25,000円ほどの価格引き下げが実現している。Wi-FiとBluetoothは搭載されているので、理想的なダウングレードとなった。
光学ドライブを使用する場面はもう限定的だ。何かをインストールするときは、オンラインでダウンロードすることが多くなった。CDやDVDなどのメディアを使用することもほとんどなく、光学ドライブは必須の装備とは言えない。必要なら外付けの光学ドライブで対応すればよい。光学ドライブをなしに変更することで3,500円安くなっている。
これに加えて電源もAntec NeoECO Gold NE750G M [750W/80PLUS Gold]からCougar CGR BA-750 (ATLAS 750) [750W/80PLUS Bronze]にダウングレードして8,170円価格を抑えた。電源容量は変わらず、規格を下げるダウングレードだ。必要な容量ぎりぎりまで下げるのはリスクがある。コストカットをメインに、必要十分な電源への変更だ。マザーボード・光学ドライブ・電源のコストカットでCPUにかかった費用を超える価格を抑えることに成功した。
グラフィックボードはいつでも重要なカスタマイズ項目だ。ここで浮いた分を帳消しにするくらい大胆な変更を検討していた。キャンペーンで大幅な値引きが適用されたモデルがいくつかある。その中で同じMSIのGeForce RTX 5070が4,670円で選択できた。GeForce RTX 5060 Ti 16GBからGeForce RTX 5070への変更で+4,670円は驚異的だ。今のサイコムでしか実現できないカスタマイズなはずだ。
こういったお得なカスタマイズをうまく使えば、価格を抑えながらしっかり強化できる。様々な組み合わせを検討するのもサイコム製品を選ぶ醍醐味だ。どこを削りどこを重視するか。予算内に収めつつ、自分の理想を追求できる。熟練したゲーマーならサイコムでのモデル選びを楽しめるだろう。
ケースは【黒】CoolerMaster CM694から、ガラスサイドパネルを採用した【黒】CoolerMaster CM694 TGに変更している。カスタマイズ費用はわずか700円だ。キャンペーン中は2,000円割引から1,300円割引という形になる。変更しておく方が見栄えもよく、ケースオプションのARGB発光システム(LEDストリップ2本)を採用するメリットが生まれる。派手さを求めないなら、通常ケースとケースオプションは標準がよい。
同等の価格で確かな性能アップを実現した。コストパフォーマンスの評価は5.7にまで上昇した。コストパフォーマンスを追求すればより高い評価のモデルにもできるだろう。G-Master Spear X870Aは、性能に特化することも価格に特化することもできる。自由自在のカスタマイズで、ユーザーの要望を実現できるモデルだ。
G-Master Spear X870Aのゲーミング性能
AMD Ryzen 7 9700X(CPU)

初期構成は緑、カスタマイズで選択できるモデルをオレンジで表している。青色は競合のIntel製CPUを中心に当該モデルでは選択できないモデルだ。Ryzen 7 9700Xのゲーム性能スコアは36,936とまずまず高くなっている。旧世代のRyzen 7 7700と比べて11%程度ゲーム性能が高くなっている。イチオシはやはり現行最強のゲーミングCPUであるRyzen 7 9800X3Dだろう。Ryzen 7 7800X3Dを押さえてトップに君臨している。Core Ultra 200Sシリーズが思ったほどのゲーム性能を発揮できていないため、より存在感を増しているように思える。
GeForce RTX 5060 Ti 16GB(GPU)

GPUも同様に初期構成を緑、カスタマイズで変更できるモデルをオレンジで表している。初期構成ではGeForce RTX 5060 Ti 16GBを搭載している。サイコムのモデルであることを考慮すればRadeon RX 9070やGeForce RTX 5070を最低基準に考えたいところだ。性能面で妥協はしたくない。
G-Master Spear X870Aの特徴&強み
売れ筋ランキングNo.1のモデル

G-Master Spear X870Aは2025年11月時点で売れ筋ランキングNo.1のモデルだ。Ryzen 9000シリーズが登場してからこのモデルが長らく一位に君臨している。Intel Core Ultraシリーズ2が期待外れだったことも要因だろう。ゲーミングPCを展開するメーカーの多くで、コストパフォーマンスを重視したモデルがランキング上位を占める。サイコムはカスタマイズの自由度の高さから、性能や品質を重視したい方が選ぶメーカーだ。その特色がランキングにも表れている。
G-Master Spear X870Aは標準構成のままではコストパフォーマンスの高いモデルではない。カスタマイズで性能やコストパフォーマンスを伸ばせるモデルだ。価格帯の広いパーツを選択できるのはもちろん、価格が安くなるパーツも採用できる。CPUやマザーボードの種類が豊富なAMD製CPUを搭載しているのは大きい。上位のCPUに限って言えば、Intel製CPUよりもAMD製CPUの方がゲーム性能は高い。性能が控えめなCPUはAMD製CPUの方が安い。
性能も価格も調整しやすいのは間違いなくAMDだ。コストパフォーマンスを追求するにも、本格的にゲームを楽しむためにもAMDを搭載しているG-Master Spear X870Aが適している。ランキング1位と2位をAMD製CPU採用モデルが占めていることもその証明だ。また、低価格のモデルよりも高価なモデルがランクインしているところにも着目したい。簡潔に言えば、同じ構成となったとき安価なモデルも高価なモデルも価格に大きな差が生まれにくい。
パーツの価格設定はとてもうまくできている。サイコムは価格よりも性能や構成を重視した選ばれ方をするように思う。そのため、安価なモデルより高価なモデルが人気なっているのだろう。G-Master Spear X870Aは前述のように、選択肢の多いモデルだ。性能を求めたり、価格を抑えたり特化したモデルに組みやすい。幅広い個性を出せるモデルはサイコムのテーマとマッチしている。
それが人気の理由だと考えている。とくに、昨今はIntelよりAMDのCPUが人気だ。Ryzenシリーズ搭載モデルが1位・2位となっているのもそれが要因になっているはずだ。最初のゲーミングPCにサイコム製品を選ぶのはおすすめしない。しかし、ある程度知識のある肩が買い替えとして選ぶなら優秀だ。安価なモデルは初心者を含めたゲーマーに人気である。
その一方で、高価なモデルは上級者に好まれる傾向がある。その特性がランキングに反映され、G-Master Spear X870Aが1位に輝いている。G-Master Spear X870Aがランキング1位に君臨していることに違和感を持たず、すんなり受け入れられる方にはおすすめだ。価格の高さに疑問を持ち、コストパフォーマンスを求める方にはG-Master Spear X870Aのみならず、サイコムの製品は合わない。こだわりのある方にこそおすすめしたいモデルだ。
玄人を唸らせるカスタマイズ性の高さが魅力
G-Master Spear X870Aをはじめとするサイコムの製品はカスタマイズの自由度が圧倒的に高い。フルカスタマイズと呼べるくらいにはカスタマイズの幅が広い。ほとんどのメーカーで変更不可能なマザーボードはもちろん、CPUやグラフィックボードも変更できる。グラフィックボードやマザーボードは同じグレードでも異なるメーカーから選択可能だ。
メーカーで性能が変わることはないが、グラフィックボードではオーバークロックモデルが選択できたり、マザーボードでは機能の多いモデルを選択できたりする。この点で、性能や機能にこだわりのある方には大きなメリットとなる。その分だけ価格は高くなりやすいのでコストパフォーマンスには期待できないというデメリットもある。
ただでさえカスタマイズは知識が求められるため、フルカスタマイズは玄人向けの特徴だ。また、カスタマイズしないならG-Master Spear X870Aを選択する意味がない。好みを反映した個性的なモデルに仕上げることが前提である。誰にでもおすすめできるモデルではないことを理解しておきたい。
カスタマイズの自由度は強化だけではない。サイコムのカスタマイズはダウングレードが可能なところが特徴だ。これを上手く調整すれば、価格はそのままに構成を下げて性能アップも目指せる。BTOパソコンとの違いは、幅広いカスタマイズとダウングレードだ。一般的なゲーミングPCはベースモデルの性能や構成を下げられない。この部分はもっと強化したい、この部分はこんな優秀なパーツでなくてよい。こういった調整のできるフルカスタマイズは理想を追求しやすい。
安価なモデルをカスタマイズしても高価なモデルと同等の価格になる。これはカスタマイズの自由度が高く、モデル関係なく同じ構成に変更できるからだ。高価なモデルはダウングレードの幅が広く、価格の調整が行いやすい傾向がある。G-Master Spear X870Aは比較的高価なモデルだ。性能と価格のどちらにも重点を置けるバランスのよいモデルとも言える。控えめな性能を目指すなら低価格、高性能を目指すなら高価なモデルをカスタマイズすると調整しやすい。
こだわるところはこだわり、不要な箇所はしっかり削る。本来BTOとはこうあるべきだとも思う。ただ、フルカスタマイズは初心者に適さないので、必ずしも幅広いカスタマイズやダウングレードがベストとはならない。だからこそ、パソコンに詳しい上級者や慣れた中級者の方にはサイコムのカスタマイズが魅力的に映るはずだ。
他のサイコム製品との比較
| ブランド名 | G-Master | G-Master |
|---|---|---|
| 製品名 | G-Master Spear X870A | G-Master Velox III AMD Edition |
| 価格 | 315,960円 |
196,020円 |
| イメージ | ![]() |
![]() |
| CPU | AMD Ryzen 7 9700X | AMD Ryzen 5 9600 |
| CPUグリス | CPUクーラー付属グリス | CPUクーラー付属グリス |
| CPUクーラー | Noctua NH-U12S redux | Noctua NH-U12S redux |
| マザボ | ASUS TUF GAMING X870-PLUS WIFI [AMD X870chipset] |
ASRock B850 Pro-A WiFi [AMD B850chipset] |
| メモリ | 32GB[16GB*2枚] DDR5-5600 | 16GB[8GB*2枚] DDR5-5600 |
| SSD | Crucial T500 CT1000T500SSD8 [M.2 PCI-E Gen4 SSD 1TB] |
Crucial P310 CT1000P310SSD8 [M.2 PCI-E Gen4 SSD 1TB] |
| 光学ドライブ | 【黒】DVDスーパーマルチドライブ(スリムトレイ採用) + 書込みソフト |
搭載不可 |
| GPU | GeForce RTX5060Ti 16GB MSI製 GeForce RTX 5060 Ti 16G SHADOW 2X OC PLUS |
GeForce RTX5060 8GB Manli製 Nebula GeForce RTX 5060 8GB GDDR7 |
| 電源 | Antec NeoECO Gold NE750G M [750W/80PLUS Gold] |
Cougar CGR BA-750 (ATLAS 750) [750W/80PLUS Bronze] |
| ケース | 【黒】CoolerMaster CM694 | 【白】Fractal Design Pop Silent White TG Clear Tint [ガラスパネル] |
| ケースオプション | なし | なし |
| 公式 | 公式 | 公式 |
AMD製CPU搭載モデルを安く購入したいならG-Master Velox III AMD Editionがおすすめだ。カスタマイズ幅を狭めることで初心者の方でも選びやすいモデルとなっている。参考までにCPU・メモリ・グラフィックボードを揃えても257,820円と58,140円も安く購入可能だ。よりこだわったゲーミングPCが欲しいならG-Master Spear X870Aがおすすめだ。
CoolerMaster CM694 TGのケースレビュー
G-Master Spear Z790/D5を購入した際のレビューだ。PCケース自体は共通だが、搭載パーツが異なるため内部は違うものだと認識しておいて欲しい。
正面

PCケースは「CoolerMaster CM694 TG」だ。サイコムなど玄人向けメーカーでは定番のケースだと言える。ケースオプションとしてARGB発行システム(LEDストリップ×2本を追加している。光学ドライブ搭載で実用性が高い。最近はドライバーのインストールなどオンラインで完結することが多く必要性は薄れているが、あって困るものでもない。特に映画やドラマをディスクで観たい方に最適だろう。
左側面

強化ガラスサイドパネル仕様だ。中が見えるというだけで一気にゲーミングPCらしさが出てくるのがなんとも面白い。ホワイトのマザーボードとグラフィックボードがアクセントになっている。
左側面内部
内部はスペースにかなり余裕があることがわかる。メーカーはミドルタワーとして分類しているが、高さは500mmを超えていてフルタワー相当だ。SSD 8基+HDD 6基を搭載できる拡張性を持つ。グラフィックスカードスタビライザー付きで大型のグラフィックボードにも対応できる。
グラフィックボード

グラフィックボードはGeForce RTX3060Ti 8GB ASUS製 DUAL-RTX3060TI-O8GD6X-WHITEを選択した。2基のファンを搭載している。ホワイトカラーがおしゃれだ。GPUメモリ規格が通常のGDDR6ではなくGDDR6Xでパフォーマンス面で有利なモデルとなっている。
電源

電源ユニットはSilverStone SST-ST85F-PT [850W/80PLUS Platinum]を選択している。PLATINUM規格でより安定した電源供給が可能だ。Core i7-13700KFとGeForce RTX 3060 Tiの組み合わせだとややオーバースペックだが、オーバークロックを考えるならこれぐらいあってもよいだろう。
右側面

Windows OSのライセンスキーが右側面に記載されている。その他は至ってシンプルなデザインだ。
I/Oパネル
I/Oパネルは使い勝手がよい。USB 3.0 Type-A×2、電源ボタン、ヘッドフォン端子、USB 3.1 (Gen 2) Type-C x1が配置されている。
本体上部

本体上部にはCPUファンが搭載されている。240mm水冷式のASUS TUF GAMING LC 240 ARGBだ。RGBポンプ&ファンが標準搭載となる。
本体内部後方

マザーボードはASUS PRIME Z790-A WIFI-CSMに変更している。機能面に優れていて評価が高い。ホワイトのデザインもかっこいい。白で揃えたい方には魅力的なモデルだと言える。
背面

背面にもファンが取り付けられている。ポート装備が充実しているのもポイントだ。
- DisplayPort端子
- HDMI端子
- 1 x USB 3.2 Gen 2×2 Type-C
- 4 x USB 3.2 Gen 1ポート (4 X Type-A)
- 3 x USB 3.2 Gen 2ポート(2 x Type-A, 1 x Type-C)
- 有線LAN(2.5GBASE-T)端子×1
- Wi-Fi 6E
- マイク入力端子
- 音声出力端子
- 音声入力端子
底面
本体底面には4本の足がある。しっかりとした作りで安心感がある。また、ダストフィルターが取り付けられていてメンテナンスもしやすい。
管理人による総評(G-Master Spear X870A)
サイコムの人気ゲーミングPCだ。型番からわかるとおりチップセットがX870となる。Ryzen 7 9700X×GeForce RTX 5060 Ti 16GBの組み合わせで税込315,960円とやや高い。フルHD環境でのゲームプレイに適している。このまま購入するのではなくどうせならカスタマイズをしたいところだ。メモリはDDR5-5600 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと充実の構成を持つ。電源ユニットも750W GOLDだ。
| 価格 | CPU | グラボ |
|---|---|---|
| 315,960円 | Ryzen 7 9700X | RTX5060Ti 16GB |
| メモリ | SSD | チップセット |
| DDR5 32GB | 1TB | X870 |











