GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D

公式サイト

ドスパラが販売する「GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載」のレビューをまとめた。Ryzen 7 9800X3D×GeForce RTX 5080搭載のハイエンドモデルだ。4K環境などこだわりのゲーム環境を構築したいゲーマー向けだ。50万円近い価格は誰にでもおすすめできるわけではないが、一度購入すれば長く使い続けることができるだろう。

コストパフォーマンスは7.3と高めだ。高い性能と充実した構成を持ちつつ、価格も抑えられていることから評価が高い。高水準でバランスの取れたハイスペックゲーミングPCだ。PCケースもリニューアルされてより洗練された印象を受ける。コストパフォーマンスの高さがおまけになるくらいには魅力の多いモデルである。

長所
  • まずまずのコストパフォーマンス
  • 環境を選ばない圧倒的なゲーム性能
  • クリエイティブな用途にも適した汎用性
  • 充実した構成
短所
  • コスパはよくても価格が高い
  • 性能が高すぎて人を選ぶ
  • 構成はダウングレードとなった
こんな方におすすめ
  • 4Kや240Hzを超えるモニターでゲームをプレイしたい方
  • ハイエンドクラスのゲーミングPCを探している方
  • ゲーム以外の用途はそこまで考えていない方

GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載のスペック解説

GALLERIA XPC7A-R57-GD

メーカー ドスパラ
ブランド名 GALLERIA
製品名 GALLERIA ZA7R-R58 9800X3D搭載
価格 479,980円
CPU Ryzen 7 9800X3D(レビュー)
CPUクーラー 水冷式(240mmラジエーター)
ASETEK 624S-M2 非発光
グラボ GeForce RTX 5080(レビュー)
メモリ DDR5-4800 32GB
ストレージ SSD 1TB Gen4 NVMe
電源 1000W 80PLUS PLATINUM
マザーボード チップセットB850
備考 オプション
おすすめ度 Aランク
評価 ・コスパ
7.3

・ショップ評価
9.8

・納期
最短翌日出荷

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おすすめカスタマイズを解説

パーツ おすすめ度 詳細
OS 変更なし
オフィスソフト 変更なし
セキュリティソフト 変更なし
CPUファン (水冷式) MSI MAG CORELIQUID E240 (ARGBライティング対応) +
水冷ヘッドGALLERIAロゴ +5,000円
CPUグリス (熱伝導率: 12.56W/m・K) ナノダイヤモンドグリス (OC7) +2,000円
電源 1200W 電源 (80PLUS PLATINUM) +7,000円
メモリ 64GB (32GBx2) (DDR5-4800) +29,000円
SSD 2TB SSD (NVMe Gen4 DDRキャッシュ TLC) +25,000円
パーティション分割 変更なし
SSD2 変更なし
ハードディスク/SSD 変更なし
ハードディスク(追加1) 変更なし
フロントケースファン 変更なし
リアケースファン 変更なし
LAN 変更なし
アクセサリ 変更なし
拡張リアスロット1 変更なし
無線LAN 変更なし
情報漏洩監視ソフト 変更なし
セーフティサービス 月額980円
延長保証 3年保証(通常1年+延長2年)+48,498円

黄色のマーカーは一般的なBTOパソコンで人気のカスタマイズ項目を表している。おすすめ度はこのモデルでの評価だ。GALLERIA ZA7R-R58は充実の構成を持ちカスタマイズの必要性は低い。それでもハイエンドクラスとして、最上級の構成を目指すのも悪くない。候補としてはCPUファン・電源・メモリ・SSDの4箇所が挙げられる。

CPUグリスもアップグレードしてもよいかもしれないが、他のカスタマイズと比べると恩恵を体感しづらいように思う。CPUファンはMSI製の水冷クーラーがおすすめだ。ARGB対応ファン搭載で魅せるゲーミングPCに仕上がる。水冷ヘッドのGALLERIAのロゴもかっこいい。+5,000円なら検討してもよさそうだ。

電源はRyzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5080の組み合わせを考慮して、1200W 80PLUS PLATINUMがいい。高性能なモデルはCPUとグラフィックボードだけでなく、構成による電力消費も大きい。電源容量はハイエンドクラスらしい余裕を持たせたい。メモリも32GBで不安があるわけではないが、64GBが必要な場面や用途に対応できる性能を有している。ハイエンドの性能を活かす意味でも64GBを検討してもいい。

高解像度で高負荷なゲームをプレイするだけなら32GBで十分かもしれない。しかし、バックグラウンドで起動しているアプリによっては32GBで不足することも考えられる。64GBは決して大きすぎる容量ではない。SSDは標準で1TBの容量がある。ゲーミングPCとしては必要十分な容量で、多くのモデルでは変更をおすすめしていない。

ハイエンドクラスのゲーム性能は、容量の大きい最新ゲームを快適にプレイできる。複数のゲームをプレイするなら、容量は大きいに越したことはない。また、CPUのマルチコア性能もなかなか優秀なので、動画編集や配信を行うなら動画の保存容量を確保する意味でも2TBはあった方がいい。

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GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載の特徴

圧倒的なゲーム性能で最高の環境を構築できる

rtx5080-gamescore
GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載はGPUにBlackwell世代のGeForce RTX 5080を搭載したハイエンドモデルだ。GeForce RTX 5090に次いで高いグラフィックス処理性能を持つ。従来モデルのGeForce RTX 4080 SUPERと比べても10%以上向上している。ゲーマーなら誰もが憧れる圧倒的な性能だろう。4K解像度で144fpsや240fpsで安定させられるゲームもある。フルHDであれば360fpsを超えるフレームレートを目指すことも可能だ。

環境を選ばず快適にゲームプレイができる安心感がある。最新のゲームであっても推奨環境を調べる必要はない。CPUも現行最強のゲーム性能を持つRyzen 7 9800X3Dだ。GeForce RTX 5080の性能を引き出すには理想的な相手だ。ハイエンドのグラフィックボードだとCPUのボトルネックが発生しやすくなるので、Ryzen 7 9800X3Dのような高性能なモデルを選びたい。CPUが違うだけでフレームレートが二桁変わることも珍しくない。

マルチコア性能はRyzen 9シリーズやCore Ultra 7シリーズと比べるとやや見劣りしてしまうものの最低限のパフォーマンスを持ち選択肢として悪くない。従来モデルのRyzen 7 7800X3Dと比べるとワンランク引き上げられている。GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載の性能で推奨環境を満たせないゲームは存在しない。ゲームプレイに関しては無敵のスペックと言っても過言ではない。自分の理想とするプレイスタイルを容易に実現できる。これぞハイエンドクラスという性能だ。

高すぎる性能ははっきりと人を選ぶ

高すぎる性能は持て余しやすい。宝の持ち腐れになってしまう可能性もある。フルHDでゲームをするなら、GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載の性能を活かす場面は限られる。あえてGeForce RTX 5080を選ばなくても、GeForce RTX 5070 Tiやそれ以下の性能で事足りることもあるだろう。Ryzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5080の組み合わせを使いこなせるゲーマーはそう多くない。

特殊な解像度で高負荷な環境を構築しない限り、現行のハイエンドクラスの中でも上位に位置するGALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載はオーバースペックになる。大は小を兼ねると言うが、大きすぎると無駄や邪魔になることも考えておきたい。当該モデルの性能が自分にとって本当に必要なのか判断して選んでほしい。もっとも、GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載を候補に入れている時点で初心者ではないはずだ。

ある程度必要な性能の目処は立っているのだろう。あるいは予算に余裕があるのかもしれない。最新のゲームを最高の環境でプレイしたい。そういう考えを持つ上級者の方にはおすすめだ。優秀なモデルでも持て余せばよい買い物とは言えなくなる。初心者の方は、プレイしたいゲームやプレイ環境をよく考えてから選んでほしい。

モニターのコストを考慮する必要がある。フルHDで高フレームレートを用いるにしても、そのフレームレートを反映できるリフレッシュレートが出せるモニターは非常に高価だ。4Kと高リフレッシュレートを両立したモニターも同様に高価になる。性能を活かす環境を整えるには相応のコストがかかることは押さえておこう。

構成はダウングレードとなってしまった

実は元々のモデルから大幅に構成がダウングレードされている。価格も5,000円アップとなった。PCケースのリニューアルやメモリ価格高騰などの要因を考えれば仕方がないのかもしれない。厳密にいえばGALLERIA ZシリーズではなくGALLERIA Xシリーズなのでグレード自体が落ちているので妥当なのだが、価格が上がっていることを考えるとそう捉えられても仕方がないはずだ。

具体的にダウングレードされてしまった箇所について触れていく。まずは、メモリがDDR5-5600 32GB→DDR5-4800 32GBへとスペックダウンだ。体感できるほどではないので大きなマイナスとは捉えなくてよいだろう。さらに、マザーボードのチップセットがX870E→B850へとダウングレードされてさらに無線LAN(Wi-Fi 7)はオプションへと変更されている。特にマザーボードのダウングレードは痛い。ハイエンドモデルでB850では物足りない。唯一電源ユニットだけは1000W GOLD→1000W PLATINUMへとアップグレードされている。過去のモデルを知っているだけにどうしてもマイナスに考えてしまう。ゲーム性能が大きく変わるわけではないのが救いだ。

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同じドスパラの同価格帯ゲーミングPCと比較

ブランド GALLERIA GALLERIA
イメージ GALLERIA XDR7A-R58-GD GALLERIA XDR7A-R58-GD
製品名 GALLERIA XDR7A-R58-GD
Ryzen 7 9800X3D搭載
GALLERIA XDR7A-R58-GD
Ryzen 7 7800X3D搭載
ケース ミドルタワー ミドルタワー
価格 484,980円 454,980円
送料 3,300円 3,300円
CPU Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
Ryzen 7 7800X3D
(8コア16スレッド)
CPUクーラー 水冷(240mm 非発光) 水冷(240mm 非発光)
GPU RTX 5080 RTX 5080
メモリ DDR5-4800 32GB DDR5-4800 32GB
SSD 1TB Gen4 NVMe 1TB Gen4 NVMe
電源 1000W PLATINUM 1000W PLATINUM
マザーボード B850 B850
無線 オプション オプション
納期 最短翌日 最短翌日
基本保証 1年間
(最長5年間)
1年間
(最長5年間)
電話サポート 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式

Ryzen 7 9800X3DにこだわりがなければRyzen 7 7800X3D搭載の「GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 7800X3D搭載」が候補に入る。性能は少し落ちてしまうが、30,000円安く購入できる。価格差を考えれば十分選択肢に入るのではないかと思う。その他はすべて同じだ。

他社BTOメーカーの競合モデルとの比較

ブランド GALLERIA フロンティア マウスコンピューター
イメージ GALLERIA XDR7A-R58-GD FRMFGB760WS2 G TUNE FG-A7G80
製品名 GALLERIA XDR7A-R58-GD
Ryzen 7 9800X3D搭載
FRMFGB650/WS1125 G TUNE FG-A7G80
ケース ミドルタワー ミドルタワー フルタワー
価格 484,980円 379,800円 529,800円
送料 3,300円 3,300円 無料
CPU Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
CPUクーラー 水冷(240mm 非発光) 水冷(240mm 発光) 水冷(360mm 非発光)
GPU RTX 5080 RTX 5080 RTX 5080
メモリ DDR5-4800 32GB DDR5-5600 32GB DDR5-5600 32GB
SSD 1TB Gen4 NVMe 2TB Gen4 NVMe 2TB Gen4 NVMe
電源 1000W PLATINUM 1000W PLATINUM 1000W PLATINUM
マザーボード B850 B650 B650
無線 オプション Wi-Fi 6E+Bluetooth 5対応無線LAN Wi-Fi 6E+Bluetooth 5対応無線LAN
光学ドライブ オプション オプション 搭載不可
納期 最短翌日 3週間 約4営業日
*翌営業日出荷オプションあり
基本保証 1年間
(最長5年間)
1年間
(最長3年間)
3年間
(延長保証なし)
電話サポート 24時間365日 10:00-19:00 24時間365日
公式 公式 公式 公式
レビュー 当ページ 準備中 レビュー

他社製BTOメーカーの同性能帯モデルと比較していく。まず無視できないのはフロンティアのFRMFGB650/WS1125だろう。同等以上のモデルでありながら105,180円も安く購入できる。CPUクーラーもRGB対応ファン搭載で、ストレージも倍増の2TBとなる。さらに、無線Wi-Fiに対応だ。ガレリアのブランド力を持ってしても太刀打ちできない。フロンティアの週間セール対象モデルは強力だ。特にGeForce RTX 5080やGeForce RTX 5070 Tiなどのハイエンドモデルは競合を圧倒している。

次にマウスコンピューターのG TUNE FG-A7G80と比較していく。相場からするとこのモデルの方が比較対象としてふさわしいかもしれない。価格差は44,820円でG TUNE FG-A7G80の方が高価だ。送料がかからないので実質の価格差は41,520円となる。CPUクーラーはより高性能な360mmラジエーター搭載だ。メモリ規格もDDR5-5600 32GBと高クロックとなる。SSD容量も倍増の2TBだ。電源ユニットは同等だ。マザーボードのチップセットはB650と旧世代のモデルが選択されている。無線が標準搭載なのは強みだ。マウスコンピューターの製品は基本保証が3年間と長くなっている。この価格帯になると保証料も高額になるので標準で3年保証というのはメリットだ。

ガレリアNEWミドルタワーレビュー

ドスパラのGALLERIAブランドに新しく追加されたミドルタワーケースの詳細だ。従来のケースを踏襲しつつも、全く新しく刷新されたデザインだ。LEDの派手さを演出した最近流行りのタイプではなく、重厚で存在感のある洗練されたゲーミングPCケースに仕上がっている。

流行りとは別のスタイリッシュなケースデザインは、GALLERIAらしさがある。ARGBライティング対応のケースファンなどを採用すれば、派手さを演出することもできる。ユーザーを選ばないデザインは、多くのゲーマーを惹きつけるはずだ。目立ったギミックはなくても、ユーザーのことを考えた設計が随所に見られるのはポイントが高い。

正面

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従来ケースとは大きく変わらないように見える。ロゴの位置が少し高くなり、フロント上部に丸みがある。角張った従来ケースをベースにしながらも、見た目の印象を大きく変えている。また、ケースのカラーがより深くなった印象がある。一見すると金属製に見えるほどだ。ガンメタリックカラーというのがしっくりくる。

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電源を入れるとケースのフロントとサイドの中間部分のLEDが発光する。LEDはケースに装飾されたもので、電源を入れていないとLEDがどこにあるかわからない。派手さはないが、ワンポイントのアクセントとしてしっかり主張している。LEDファンが映える設計のケースは多くあっても、ケース自体にLEDが装飾されたケースは少ない。今主流のゲーミングPCに採用されているケースと比べて珍しい演出だ。こういったケースの登場は、今後のケースに影響を与えそうだ。

左サイド

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左サイドパネルは従来ケース同様に窓を採用している。パネル全体の1/3程度ながら、LEDの光の演出も可能だ。内部を覗くこともできる。昨今は側面の全面クリアパネル採用が当たり前となっている中で、こういったスタイルは主流に逆らう形だ。派手さを追求しない方にとってはバランスのよいパネルである。

フロント側のサイド部分には白いラインが入っているように見える。ここにLEDが装飾され、発光しているようだ。LEDを搭載していることを隠すかのようなギミックだ。電源を入れていない状態ではスリットにしか見えない。また、フロント側には大きめのスリットが用意されていて、吸気口と同時にLEDがきれいに反射する角度となっている。細かい部分ながらよく計算されたケースデザインだ。

右サイド

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右サイドパネルはただのカバーで、エアホールなどは用意されていない。こちらもフロント側にLEDが装飾されている。サイドパネルはシンプルなカバーだが、ケース設計は左右対称となっているようだ。スリットがアクセントとなり、何もない右サイドもスタイリッシュなデザインに見える。こういった工夫は他のメーカーも参考にしてほしいところだ。

天板

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天板はマグネット式の防塵フィルターが設置されている。多くのゲーミングPCに採用されるペラペラのものではなく、しっかりとした厚みが特徴だ。メンテナンスを行いやすい材質はポイントが高い。天板にはケースファンを3つ取り付けることも可能で、360mmラジエーター採用の水冷式CPUファンも搭載できる。拡張性の高さを感じさせる構造で、意外と3つのファンを採用できるケースは少ない。シンプルに見えて機能性に溢れた天板だ。

フロントI/Oパネル

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フロントのI/Oパネルは左から電源ボタン・USB 2.0 ×2・USB 3.2 Gen1 Type-A ×2・USB 3.2 Gen2 Type-C ×1・イヤホンジャックとなっている。他メーカーのケースと比べて充実した装備だ。ほとんどのPCケースはフロントI/OパネルにはUSBポートが2つしかない。Type-Cを合わせても3つが標準的な装備だ。

USBポートがType-Cを含めて5つもあるのは素晴らしい。転送速度の速いUSB 3.2 Gen1 Type-Aにはフラッシュメモリなど読み込み速度が重要なものを接続し、USB 2.0には読み込み速度が関係しないマウスやキーボードと使い分けることができる。

また、最近のゲーミングPCは天板右側に設置されることが多く、垂直に接続しなければならないものがほとんどだ。GALLERIAの新ケースはフロント上部に斜めに設置されている。これはパソコンの置き場所を左右どちらに置いても使用しやすい。また、PCラックに設置するときもラックの天井に干渉せずアクセスできる。設置場所を限定せず、扱いやすいI/Oパネルだ。理想的な位置に設置されていると言える。

背面

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画像はB860だ。背面は特に目立った箇所はない。フロントやサイドは優れたデザインだが、やはり背面は手を加えるのはむずかしいのだろう。また、背面部はどこに設置しても目に入らない部分であるため、こだわりを出しても効果が薄い。凡庸であることがデメリットにならない。

強いて言えば、ガンメタリックのカラーを活かすために黒を基調としている。マザーボードやグラフィックボードのポート部分も黒色ならよかった。もっとも、普段見えない部分なので黒に統一しても強みにはならなかっただろう。

背面I/Oパネル

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背面I/Oパネルはすっきりしている。フロントI/Oパネルを充実させた影響か、USB 2.0 ×2・USB 3.2 Gen1 Type-A ×2・USB 3.2 Gen2 Type-C ×1と、フロントI/Oパネルと全く同じUSB構成だ。HDMIとDisplayPortがそれぞれ1つずつ用意されているが、グラフィックボードを搭載しているので使用する機会はない。親切にも「使用不可」のシールでカバーしている。

マイク入力・音声出力・ラインインの3つだ。背面I/Oパネルは最低限というべきか、オーソドックスなものだ。少し物足りなさはあるものの、フロントI/Oが充実していることを考えれば悪くない。

底面

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底面もしっかりガンメタリックカラーだ。見えない部分でもこだわりを感じる。防塵フィルターは小さく、底面のリア側に搭載されている。エアホールなども用意されておらずシンプルな形状だ。底面はあまりまじまじと見ることはない部分だ。少しアンバランスに感じてもケースの評価が下がるわけではない。小さい防塵フィルターはメンテナンス性が高いとも、機能的とも捉えられる要素だ。

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防塵フィルターはスライド機構で固定されている。この構造であればパソコンを傾けなくても取り付け・取り外しができる。気軽に取り外して掃除ができるのはメンテナンス性がよいと言える。もしも防塵フィルターがもう少し大きく、マグネット式であったなら取り外しと取り付けに苦労したはずだ。ユーザーの視点に立って設計されているのがよくわかる。

内部

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内部は今風のボトムカバー付きのケースだ。ミドルタワーらしく、内部スペースにはかなり余裕がある。水冷式CPUクーラーを搭載しても余裕がある。メーカーや大きさも気にせず、自由に選んで搭載できるスペースがある。それ以外にこれといった特徴がないように見える。しかし、小さな工夫が見える箇所がある。

galleria-middle-bottomcover
このように、ボトムカバー側面に穴が空いていて、サイド上部にも同じ穴がある。VGAステイが取り付けられている。その他発想次第ではオリジナリティ溢れるカスタマイズが可能となるかもしれない。例えば、装飾系のパーツを取り付けて個性を出すことが可能だ。

もっとも、サイドパネルは全面クリアパネルではないので、個性を出したとしても見えない。性能や利便性を向上させることには繋がらず、サイドパネルとのスペースを考えると限定的だ。ストレージのシャドウベイへのアクセスが悪いため、ここにストレージを固定する何かを追加できれば便利だ。それが現実的ではなかったとしても、アイデア次第で魅力的な要素になる可能性はある。

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右サイドパネルを外した内部だ。派手なケースではないのでLED用の配線でごちゃごちゃしていない。ケーブル類はすっきりとまとめられている。SATA接続のSSDは2つ設置するスペースが用意されている。背面にケーブルを這わせて左サイドから見えないようにしているせいでアクセスは悪い。主流のストレージがM.2になったので、SATA接続の2.5インチSSDを搭載しなくなったことも影響しているだろう。

galleria-middle-shadowbay
ボトムカバーの中には3.5インチシャドウベイが2つある。SSDのシャドウベイと合わせて4つのストレージを搭載可能で拡張性は十分だ。右側は舞台裏のようなもので、独創的な工夫はとくにない。どこのメーカーのPCケースも右サイドパネルの中は似たようなものだ。ドスパラのケースは、かつてのケースに大型のストレージベイが用意されていたように、同じ機構のシャドウベイが用意されている。それだけでも特徴的というべきだろう。

galleria-middle-led
ケースのLEDが真っ暗な部屋でどのように見えるかテストした。まるでネオン管のように1本の光源は鮮やかながら視界の邪魔をしない。LEDファンを多く採用したゲーミングPCは、暗い部屋で操作するには目について集中できない。たとえ明るい部屋でも、視界に入ると気が散りやすい。見えない場所におけば魅力半減だ。その点でGALLERIAの新ケースはLEDの光も設置場所を選ばないように設計されている。派手なPCケースが苦手な方におすすめだ。

ケースまとめ

GALLERIAの新しいミドルタワーは、従来のデザインを踏襲しながらも、まったく新しいケースに仕上げた。一見すると全体が金属のように見える色使いも素晴らしい。重厚でありながら洗練されたPCケースだ。これでまたひとつGALLERIAを選択する理由となりそうだ。

多くのメーカーが新しいケースを発表しているが、ユーザーのことを考えたケースというのはGALLERIAのミドルタワーが抜きん出ている。それを証明するのがフロントI/Oパネルの設置位置だ。最近のケースは真上に設置され、垂直に接続するものばかりだ。ラックなど制限のあるスペースに設置するとフロントI/Oパネルそのものが使用できない可能性がある。正面上部にあれば、足元の左右どちらにおいても扱いやすい。

設置場所を限定しないという基本的なことができている。これだけでもデザインだけではなく、ユーザーのことを考えて設計されているのがよくわかる。また、昨今の派手なPCケースにならなかったのも評価したい。ゲーミングPCのケースは主流を追うせいか、似たようなケースになりやすい。GALLERIAのミドルタワーは個性的に仕上げ、デザインとの両立を果たした。

ゲーミングPCをケースデザインで選ぶならGALLERIAがおすすめだ。発表時点では従来ケースとあまり変わっていないという印象があった。しかし、実際に見てみると明らかに違う。よりスタイリッシュで扱いやすいケースだ。もしも買い替えるならGALLERIAのモデルを選びたいと素直に思える出来栄えである。

管理人による総評

GALLERIA XPC7A-R57-GD

Ryzen 7 9800X3D×GeForce RTX 5080搭載のハイエンドモデルだ。484,980円と価格は高いが、それに見合う性能を持ちコストパフォーマンスも上々だ。ゲームの要求スペックをわざわざ確認する必要はない。予算があり幅広いタイトルを思う存分楽しみたいなら候補に入れてもよい。構成面でのダウングレードが気になるところだが、PCケースも一新されて所有欲を満たしてくれるだろう。コストパフォーマンスを重視するなら競合モデルを確認しておこう。

価格 CPU グラボ
484,980円 7 9800X3D RTX5080
メモリ SSD チップセット
DDR5 32GB 1TB B850