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サードウェーブ(ドスパラ)が販売しているMagnate-G MFWのレビューを行った。Core i5-14400F×GeForce RTX 5070搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。ハイクラスのGPUにミドルクラスのCPUを組み合わせることで価格を抑えている。GPU性能を重視したゲームプレイを想定しているユーザー向けだ。高解像度でのゲームプレイなどGPU負荷が高くなる用途だとCPUの影響が小さくなるので適している。

コストパフォーマンスは9.1と優秀な数値だ。登場間もないGeForce RTX 5070を搭載して価格を20万円以下の抑えたことがプラスに働いている。性能と価格を両立したコストパフォーマンスの高いモデルに仕上がっている。圧倒的なゲーム性能は、負荷の高い環境を想定しているコアなゲーマーにも適している。

長所

  • 優秀なコストパフォーマンス
  • ゲーム性能が高い
  • ケースデザインがよい
短所

  • 性能に対して構成が凡庸
  • CPU性能が控えめでクリエイティブ用途が苦手

こんな方におすすめ

  • 高いフレームレートで安定させたい方
  • フルHDを超える解像度でゲームをプレイしたい方
  • 20万円の予算で購入を考えている方

Magnate-G MFWのスペック

Magnate-G MTRW

メーカー サードウェーブ(ドスパラ)
ブランド名 Magnate-G
製品名 Magnate-G MFW
価格 194,980円(+送料3,300円)
CPU Core i5-14400F(レビュー)
グラボ GeForce RTX 5070(レビュー)
メモリ DDR5-4800 16GB
SSD 500GB Gen4 NVMe
電源 750W 80PLUS GOLD
マザーボード チップセットB760
光学ドライブ 非搭載
カードリーダー 搭載不可
おすすめ度 Sランク
評価 ・コスパ
9.4

・ショップ評価
9.2

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Magnate-G MFWのカスタマイズ項目を評価

パーツ おすすめ度 詳細
OS 変更なし
オフィスソフト 変更なし
リカバリーメディア 変更なし
セキュリティソフト 変更なし
CPUファン (水冷式) PCCOOLER DA240 ARGB BK
(ARGBライティング対応) +9,000円
ケースファン 12cm ARGBライティング対応ファンに変更
(変更箇所:フロントx2, トップx2, リアx1) +5,000円
LEDカラー変更 変更なし
CPUグリス 変更なし
電源 750W 電源 (80PLUS GOLD) ホワイト +2,000円
メモリ 32GB (16GBx2) (DDR5-4800) +13,900円
SSD 1TB SSD (NVMe Gen4) +6,000円
SSD2 変更なし
パーティション分割 変更なし
ハードディスク/SSD 変更なし
拡張リアスロット1 変更なし
無線LAN Wi-Fi6+Bluetooth(R)5.2対応 無線LAN +8,000円
情報漏洩監視ソフト 変更なし
セーフティサービス 月額980円
延長保証 3年保証(通常1年+延長2年)+24,998円

BTOパソコンで人気のカスタマイズを黄色のマーカーで示している。カスタマイズは目的を持って行いたい。構成がやや平凡なのでカスタマイズの余地がある。見た目を重視するなら、CPUファンをARGBライティング対応のものにし、ケースファンも同じくARGBライティング対応にしたい。クリアサイドパネルを活かしたLEDの派手さを演出できる。CPUファンはカスタマイズ費用に9,000円かかるので予算に余裕がある場合に限る。ケースファンを変更するだけでも十分だ。

目的を問わずおすすめなのはSSDの増量だ。標準の容量は500GBで、これを1TBに変更すると利便性が大きく向上する。何をするにもストレージ容量は必要になる。GeForce RTX 5070の性能があれば最新のゲームも快適にプレイできる。最新のゲームは必要な容量が大きいため、500GBではゲームを2つインストールするだけで余裕がなくなることもある。性能的にプレイできないゲームはないと考え、幅広いジャンルのゲームをプレイすることを想定して1TBの変更をおすすめしている。

電源とメモリは好みだ。電源は標準で750W 80PLUS GOLDを搭載なので容量は問題ない。見た目を重視するなら、電源をケースの色に合わせて白にするとよいだろう。。白色は光を反射するので、LEDで派手さを演出するなら効果的だ。CPUファンやケースファンをARGBライティング対応のものに変更したなら合わせて変更しておきたい。

メモリは32GBあるとゲームにも作業にも対応しやすくなるが、カスタマイズ費用が13,900円と高い。当該モデルではマザーボードのチップセットに搭載されるメモリスロットが2つしかない。つまり、初めから16GB×2枚組しておかないと後から32GBに変更しづらいというデメリットがある。8GB×2枚組のメモリがすべて無駄になってしまうのだ。多少割高でも後から対応しにくい部分であるため、カスタマイズでの変更も検討しておきたい。

ARGBファン搭載イメージ
Lightning-G AT5Wargbfan

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Magnate-G MFWの特徴

200,000円以下で注目のモデル

Magnate-G MFWはBlackwell世代のハイクラスであるGeForce RTX 5070を搭載したゲーミングPCだ。性能については次の項目に任せるとしてここではコスパに焦点を当てて見ていく。GeForce RTX 5070は、GeForce RTX 4070の後継機に位置しているが従来よりも価格が抑えられての登場だ。低コストなCore i5-14400Fとの組み合わせとはいえ20万円を下回る価格は素晴らしい。コストパフォーマンスも高く、この価格帯での注目度も高い。

構成を落としているとはいえ十分すぎる価格設定だ。メモリ16GBとSSD 500GBは平均的だ。性能帯を考えるとやや物足りないといえるかもしれない。当初、Magnate-G MFWのようなCore i5-14400FとGeForce RTX 5070の組み合わせは22万円台~23万円台を予想していた。これでも従来のGeForce RTX 4070を基準に考えた順当な価格予想だ。194,980円で展開できるとは思いもしなかった。それだけに、Magnate-G MFWはコストパフォーマンスだけでなく、価格的におすすめしやすいモデルだ。20万円前後は人気のある価格帯で、この枠に収まるMagnate-G MFWには今後も注目していきたい。

ドスパラ製品は価格が動きやすいため、時間が経過すればさらに価格を抑えられる可能性がある。セール・キャンペーンまで含めれば18万円台も現実的だ。もちろん値上げされる可能性もある。待つことが最善とは限らないのがゲーミングPC選びだ。2024年末頃にはGeForce RTX 4060 Tiが品薄から高騰したように、突然価格が跳ね上がることも珍しくない。誰にも予想するkとおはできない。20万円を切っているタイミングならいつ選んでも後悔しないはずだ。

価格の動きを待つよりも選んでしまった方が満足度も高い。20万円を超えると他製品の動向次第では相対的に評価を落としてしまう。コストパフォーマンスの高さが魅力のモデルにとって、値上げや評価のダウンはおすすめしにくくなる。価格に重きを置いたコンセプトを持つモデルは人気で、各メーカーが手広く展開している。Magnate-G MFWに競合するモデルが多くあるということだ。20万円を下回る価格の現在は、並み居る競合製品を押しのけて目立っているということでもある。

環境を選ばない汎用性の高い性能が魅力

rtx5070gamescore
Magnate-G MFWの魅力は、GeForce RTX 5070を搭載したことによるゲーム性能の高さだ。解像度がフルHDであれば240fpsを目指せるゲームも多く、FPSTPSでも性能を余さず使うことができる。WQHD環境においても144fpsで快適にプレイできるゲームもある。高解像度はRPG系で人気なので、RPG系をメインにプレイする方にも適している。

高いフレームレートは期待できないが、4K解像度にも対応できる。4K解像度は描写の滑らかさよりも鮮やかな画質や描写が求められる。雰囲気も楽しめるゲームなら没入感を高められるだろう。このように、多くのゲーマーが使用する環境に幅広く対応可能だ。これこそがハイクラスの性能である。ミドルクラスにはない対応力は、ゲームジャンルを選ばず適切なプレイ環境を構築できる。

今や60fpsでのゲームプレイは最低限の要素となりつつある。コンシューマーゲーム機では実現困難な環境を構築できてこそのゲーミングPCだ。既存のゲームであれば、144fps・240fpsはGeForce RTX 5070の性能を必要としないものがほとんどだ。しかし、シングルプレイのゲームや今後登場してくるゲームはその限りではない。すでに、モンハンワイルズは、高いフレームレートで安定させるには相応の性能が求められるようになった。Apex Legendsフォートナイトなどの少し古いゲームでも、240fpsを目指すならGeForce RTX 5070クラスの性能が必要だ。

ハイクラスの性能は決してオーバースペックではない。むしろ、今後のゲーム事情を考えればもっとニーズが高まってもおかしくない。Magnate-G MFWは、画質・解像度・フレームレートに特化した環境を選択できる。ゲームに合った環境を選択できるというのはゲーマーが理想に掲げるものだ。

CPU性能は控えめ

corei5-14400-gamescore

CPU性能はそれほど高くないことを理解しておこう。Core i5-14400Fは価格を抑えることを重視した選択だといえる。GeForce RTX 5070とのバランス的にもベストとはない。もっともバランスが悪いからといってゲーム性能が極端に下がることはない。最低限の性能を持っていると考えて間違いない。GPU性能を重視したゲームプレイが得意だ。グラフィックス負荷の高い用途が該当する。

corei5-14400-multicore

上記はマルチコア性能を表したものだ。スコアは24,129と現行モデルでは標準的だ。上位のCore i7-14700と比べると35%以上低い。Ryzen 7 7700と比べても20%近く低いことがわかる。ゲーム以外の用途はやや苦手だ。ゲームの配信や動画投稿などのクリエイティブ作業を考えているならCore i7やCore Ultra 7シリーズなどの上位モデルを検討するべきだ。

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同じドスパラ製品との比較

Magnate-G Lightning-G
イメージ Magnate-G MTRW Magnate-G MTRW
製品名 Magnate-G MFW Lightning-G AF7W
Ryzen7 7700搭載
ケース ミニ ミニ
価格 194,980円 199,980円
送料 3,300円 3,300円
CPU Core i5-14400F
(10コア16スレッド)
Ryzen 7 7700
(8コア16スレッド)
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 5070 RTX 5070
メモリ DDR5-4800 16GB DDR5-4800 16GB
SSD 500GB Gen4 NVMe 500GB Gen4 NVMe
電源 750W GOLD 750W GOLD
マザーボード B760 A620
納期 最短翌日出荷 最短翌日出荷
公式 公式 公式
レビュー 当ページ レビュー
チェックポイント!!

同じドスパラの同性能帯モデルはLightning-G AF7Wだ。Magnate-G MFWよりも5,000円高いが、CPUにRyzen 7 7700を搭載している。Ryzen 7 7700は総合性能とゲーム性能でCore i5-14400Fよりも優れている。つまり、Lightning-G AF7WはMagnate-G MFWの弱点を補い、より汎用性を高めたモデルということだ。これで5,000円高いだけなら選択する価値があると言える。

少し前までLightning-G AF7Wは209,980円で展開されていた。10,000円の値下げで価値を高めたモデルだ。Magnate-G MFWと比べて、性能の高さが価格の高さを上回りメリットになっている。価格差が5,000円ならLightning-G AF7Wも候補に入れていい。予算内であるならLightning-G AF7Wの方がおすすめだ。価格差が10,000円以上に広がればMagnate-G MFWがおすすめになる。どちらを選ぶにしても、双方の価格をチェックしてから購入した方がよい。

他社メーカーのモデルと比較

Magnate-G LEVELΘ
イメージ Magnate-G MTRW LEVEL-M17M-144F-SLX
製品名 Magnate-G MFW LEVEL-M17M-144F-TKX
ケース ミニ ミニ
価格 194,980円 214,800円
送料 3,300円 2,200円
(会員無料)
CPU Core i5-14400F Core i5-14400F
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 5070 RTX 5070
メモリ DDR5-4800 16GB DDR5-4800 16GB
SSD 500GB Gen4 NVMe 500GB NVMe
電源 750W GOLD 750W BRONZE
マザーボード B760 B760
納期 最短翌日出荷 1-2週間後出荷
保証
(延長保証)
1年間
(最長5年間)
1年間
(最長4年間)
電話サポート 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式
チェックポイント!!

パソコン工房のLEVEL-M17M-144F-TKXと比較していく。価格差は19,820円とやや大きい。パソコン工房では無料会員登録で送料が0円になるので実質の価格差は16,520円だ。これでSSD・電源ユニットのグレード下がってしまうとを考えると厳しいと言わざるを得ない。さすがに価格調整が行われそうな気配がある。

LEVEL-M17M-144F-TKXは、Magnate-G MFWと同じ高子スパをコンセプトとしたゲーミングPCだ。これだけの差を生じさせているところにMagnate-G MFWが強力であることを示している。LEVEL-M17M-144F-TKXが価格を下げたとしても、Magnate-G MFWに並び立つのはむずかしいだろう。同等の価格になるまではMagnate-G MFWをおすすめしたい。

Magnate-G MFWのPCケースレビュー

ケースは他のモデルで採用されていたものでケース自体は共通だが中身が異なる点は留意して欲しい。

正面

Lightning-G AT5Wsyoumen
シンプルなデザインだ。本体下部にTHIRDWAVEのロゴが刻印されている。THIRDWAVEはドスパラの運営企業だ。

Lightning-G AT5Wps5
PS5と比較すると幅は広い。

Lightning-G AT5Wps5hikaku
奥行きも一回り大きいといえる。

背面

Lightning-G AT5Whaimen
背面はオーソドックスなタイプだ。電源ユニットは下部に配置されている。

I/Oパネル

Lightning-G AT5Wiopanel
I/Oパネルは本体上部にある。左から電源ボタン・USB 3.2 Gen1・マイク入力/ヘッドフォン出力共用端子・USB 3.2 Gen1・リセットボタン・ストレージアクセスランプだ。前面にはType-Cポートはない。

左側面

Lightning-G AT5Wright
左側面がクリアガラスパネルを採用している。後ろのネジを2つ取ればすぐに空けることができる。ARGBファンがないとややシンプルすぎるかもしれない。

底面

Lightning-G AT5Wsoko
底面にもメッシュフィルターがある。メンテナンス性が高い。

右側面

Lightning-G AT5Wleft
右側面はシンプルだ。前方部に吸気口が設けられている。

右側面内部

Lightning-G AT5Wright
ケーブルがしっかりとまとめられている。掃除も行いやすくメンテナンス性は高い。

Lightning-G AT5Wpower
右下には電源ユニットが収められている。

Lightning-G AT5Wstorage
左下部分にはドライブベイが用意されている。

本体上部

Lightning-G AT5Wupper
本体上部にはメッシュフィルターがあり埃の侵入を防いでくれる。マグネット式で脱着も容易だ。

上面ファン

Lightning-G AT5Wupperfan
上面に2基のファンを搭載している。カスタマイズで水冷クーラーを選択するとここがラジエーターに代わる。

背面ファン

Lightning-G AT5Wrearfan
背面ファンは1基だ。

前面ファン

Lightning-G AT5Wfrontfan
前面には2基のファンが搭載されている。

グラフィックボード

Lightning-G AT5Wgpu
グラフィックボードはASUS製の「ASUS Dual GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6」だった。2基のファンを搭載していて冷却性能も期待できる。

付属品

Lightning-G AT5Whuzoku
付属品はキーボード・マウス・電源ケーブルだ。初めてのデバイスならこれで十分かもしれない。

管理人による総評

Magnate-G MTRW

Core i5-14400F×GeForce RTX 5070搭載のハイクラスの一台だ。税込194,980円という価格が素晴らしい。送料込みでも198,280円で購入できる。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平均的だ。シリーズで統一されているので仕方がない。電源ユニットは750W GOLDと下位グレードよりもワンランク上の選択がされている。Ryzen 7 7700搭載モデルを天秤にかけて選択するとよいだろう。

価格 CPU グラボ
194,980円 i5-14400F RTX5070
メモリ SSD チップセット
DDR5 16GB 500GB B760