Call of the Wild: The Anglerの必要スペックと推奨PCを検証していく。2022年8月31日に登場した人気の釣りゲームだ。古い家庭用ゲーム機ではポピュラーなジャンルだったが、PCゲームではあまり選択肢がない。釣りゲームの中では最新の部類で、注目度が高く人気もある。釣りのゲームでは唯一とも言える要素のオープンワールド採用だ。
広大なフィールドで自然はリラックス効果もありそうだ。鮮やかなグラフィックが釣りとマッチし、これまでにない釣りゲームを体験できる。リアルな釣りゲームというよりも、リアルな自然の中で釣りを楽しめるゲームだ。探索要素もあり、単なる釣りゲームで終わらない。Call of the Wild: The Anglerは、新たなジャンルを確立しそうなゲームである。
当ページの目次
Call of the Wild: The Anglerの必要&推奨環境
最低環境 | 推奨環境 | 徹底解剖推奨環境 | |
---|---|---|---|
OS | Windows 10 64 bit | Windows 10 64 bit | Windows 10 64 bit |
CPU | Intel i5-6400 AMD Ryzen 5 1600 | Intel Core i7-4770 AMD Ryzen 5 1600X | Core i5-14400F |
メモリ | 8GB | 16GB | 16GB |
GPU | NVIDIA GTX 960 4 GB | Nvidia GTX 1070 8 GB | GeForce RTX 4060 |
公式発表の必要・推奨環境と合わせて当サイトの推奨スペックもまとめている。Call of the Wild: The Anglerはオープンワールドのフィッシングシミュレーターだ。釣りのようなジャンルでは、グラフィックの品質が重要になる。そのため、要求されるスペックは高くなりがちだ。Call of the Wild: The Anglerも、登場時はそれなりに要求スペックの高いゲームだった。
ただ、設定を下げることである程度安定したゲームプレイが可能でプレイ環境のハードルは低めだ。最低環境、推奨環境ともにCPUの要求スペックは低い。一方で、グラフィックボードの要求スペックは、現行のミドルクラス程度が推奨環境となっているのには注意したい。低価格のロークラスでは、画質を重視したゲームプレイは難しい。
ゲームの操作性的に、多少負荷を感じても進行に問題が生じることはないので、何を重視してプレイするかで選択するべき性能は変わってくる。Call of the Wild: The AnglerのためにゲーミングPCを用意するなら、当サイト基準の推奨環境を満たしたモデルを選択したい。現行のミドルクラスであるGeForce RTX 4060搭載モデルであれば150,000円前後で選択可能だ。
マルチプレイに対応しているものの、他プレイヤーの行動が負荷に影響することはほとんどない。また、プレイに関しても邪魔されることもない。マルチプレイというだけで、画面上に他のプレイヤーが表示されるくらいのものだ。対戦などが今後アップデートされ、負荷に影響を与える可能性はある。それを加味しても、ミドルクラス程度の性能で十分のはずだ。
推奨環境を現行のモデルに置き換えると、Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050の組み合わせになる。現在のゲーミングPCはGeForce RTX 3050 6GBであるため、この組み合わせを選択するのは難しい。推奨環境を満たせなくても、GeForce RTX 3050 6GBなら推奨環境に準ずる性能となる。これなら100,000円を下回る価格で選択できるので、予算を抑えたい方でも遊びやすいゲームと言える。
Call of the Wild: The Anglerのゲーム性と特徴について
大自然を満喫できる
Call of the Wild: The Anglerは、メインコンテンツが釣りだ。むしろ、釣り以外の要素はほとんどない。それでも、自然豊富なオープンワールドを探索する遊び方もある。様々な隠し要素・アイテムがあり、見張り台などを発見することで探索を進められる。自然の中での釣りを題材にしつつも、その自然をただの風景に留めずコンテンツにしているのは素晴らしい。激しい戦闘、頭を使うようなゲームと違い、心穏やかにプレイできる。
多くの釣りゲームは、自然が背景でしかないものばかりだ。移動がただの手間になるものもあれば、移動さえないゲームもある。Call of the Wild: The Angler人気なのは、オープンワールドを用いたことも影響しているだろう。釣りの中に自然があるのではなく、自然の中に釣りがある。釣りはメインコンテンツだが、コンテンツの1つでしかない。
2022年に登場していることもあって、グラフィックがきれいであることもよい影響を与えている。フレームレートが重要ではないジャンルのゲームは、グラフィックを重視したシステムでも歓迎だ。釣り場所も固定ではなく、どこででも釣りができる。ボートの上、岩の上、橋の下など、オープンワールドの特性を活かした釣りが可能だ。
ウキ釣りでは、反応があるまで自然を眺めながら待つ。実際の釣りに近い感覚を味わえる。ルアー釣りでは、こまかな操作でルアーの動きで魚を釣る。少し忙しさはあるものの、ウキ釣りが合わなくても楽しめる。釣れる魚が小さくても、お気に入りの風景が見られる場所で釣る時間は、ゲームをプレイしているとは思えないほど穏やかだ。単なるグラフィックではなく、釣りを盛り上げる要素としての風景だ。風景あっての釣りというべきだろうか。
Call of the Wild The Anglerは、釣りを楽しむゲームであると同時に、大自然を楽しむゲームだ。ときには、釣りを忘れて探索をしたり、車を走らせたり、ボートで水上を颯爽と走り抜けたりするのもいい。飽きたら辞めて、またやりたくなったプレイする。そんなライトな遊び方にも適している。
やりこみ要素も豊富で長く遊べる
Call of the Wild: The Anglerには、レベルの概念がある。レベルに応じて購入できるアイテムや乗れるボートや車が開放されていくシステムだ。これだけでも十分遊び尽くせるが、一番はミッションの存在だろう。簡単に言えばクエストで、釣りだけでなく探索にもクエストがある。何をすればいいかわからない状態や、何を目指せばいいかわからないときの指針になる。初心者は始めやすく、慣れてきてもやることが明確なのはありがたい。
フレンドと一緒にプレイできるので、ボイスチャットをしながら、画面を共有して遊ぶのもおもしろい。釣果を競ったり、怪物級の魚を見せったり、遊び方は様々だ。Call of the Wild: The Anglerはシミュレーションゲームの側面もある。魚を釣ると経験値とお金が手に入る。そのお金で道具を揃えていく。最初は釣り上げられなかった魚も、どんどん釣れるようになる。成長を体感できるのはシミュレーション要素だ。
ただ、ここで言いたいシミュレーション要素は、ゲーム内容よりもプレイスタイルに当てはまる。シミュレーションゲームは、一定のラインまでプレイすると同じことの繰り返しになる。そこで重要なのが妄想力だ。設定などをなんとなく考えて、同じ作業も楽しくこなせるというわけだ。Call of the Wild: The Anglerも一定のラインに到達すると、似たような感覚になるはずだ。DLCは継続的に登場しているので、遊び尽くすまでは相当な時間がかかる。それでも、いつかはやることがない状態になるはずだ。そのときに、いかに設定や縛りを用意して楽しめるかが長続きのコツになる。ゲームシステムのやりこみ要素だけでも十分楽しめるが、シミュレーション的な楽しみ方も想定しておきたい。
DLCでは新たなマップの追加が主である。2024年10月に発表された新DLCは、なんと日本の北海道だ。より身近な環境は日本人にも遊びやすい。どのDLCも広大なオープンワールドとなっているので、完全に遊び尽くすのは現時点でかなりむずかしいはずだ。
Call of the Wild: The Angler向けおすすめゲーミングPC
Lightning AT5(ドスパラ)
価格:89,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.9
Lightning AT5は、Call of the Wild: The Anglerの最低環境と推奨環境の中間程度の性能を有している。何よりの魅力は税込89,980円という低価格だ。ゲーミングPCではなく、一般向けのモデルながら現行最低限のゲーム性能を持っている。最高設定で快適にプレイするのはむずかしいが、標準設定でそれなりに快適を維持できる。Call of the Wild: The Anglerをプレイするなら、最低限Lightning AT5を選択したい。
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 (ドスパラ)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
Lightning AT5のゲーミングPCバージョンがこちらのLightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載だ。+10,000円でよりゲーミングPCらしいケースとストレージSSD 1TB容量が手に入る。コストパフォーマンス的にはこちらも優秀だ。カスタマイズでケースファンをRGB対応モデルにすることでクリアガラスパネル採用ケースを活かせる。光るゲーミングPCがこの価格で手に入るのは嬉しい。標準設定でなら十分ゲームを楽しめる。
Magnate MV(ドスパラ)
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.4
Magnate MVは、Lightning AT5と同じくゲーミングPCではなく一般向けのモデルだ。しかし、その性能は当サイト基準の推奨環境を満たすほどのゲーム性能を有している。Call of the Wild: The Anglerを高設定で快適にプレイできるので、Magnate MVを基準に考えたい。他のゲームにも対応しやすいため、エントリークラスとしてもおすすめだ。Call of the Wild: The Anglerだけでなく、幅広くゲームをプレイするなら最低限Magnate MVを選びたい。
LEVEL-M2A6-R75F-SLX-MINT SHERBET(パソコン工房)
CPU:Ryzen 5 7500F
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.0
LEVEL-M2A6-R75F-SLX-MINT SHERBETは、当サイトの推奨環境を大きく上回るゲーム性能を持っている。そして、PCケースのデザインにも優れており、ゲーミングPCらしさのあるモデルだ。価格も抑えられており、コストパフォーマンスも優秀だ。見た目・性能・価格の三拍子揃った完成度の高いゲーミングPCだ。Call of the Wild: The Anglerに限らず、多くのゲームを快適にプレイできるので予算に余裕があるならおすすめだ。