ドスパラ電源の評判が本当に悪いのか考察してみた

今回はドスパラで使われている電源の質について考察している。

また、ドスパラの電源に対する考えに疑問を投げかけてみたので、電源選びにおいて参考にして欲しい。

電源の質が悪いという評判

ネットでドスパラの評判を調べていると「電源の評判が悪いのでどの電源を購入したらいいのか悩んでいる」という知恵袋のQ&Aを見つけた。

下記一部引用している。

ドスパラについて。

ドスパラの評判が悪いのは電源のせいらしいですが、高い性能の電源をつければ問題ないんですか?

引用元:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1486004609

本当にドスパラの電源の質は良くないのだろうか。結論から述べるとドスパラのゲーミングPCに採用されている電源の質は高い。そもそも質の低い電源を採用しているショップの製品が売れることはないだろう。ドスパラが人気のショップであることは明白だ。

電源の質にこだわっていることはドスパラの担当者にも確認をした。有名メーカーの製品で世界中で使われている信頼性の高いモデルだ。ただ、上記の記事が「ドスパラ 電源 評判」で検索結果の上位に出てくることから、多くのユーザーがドスパラの電源は質が悪いと思い込んでいるのだろう。閲覧数が30,000近いことからもそれがわかる。

これを投稿したユーザーは、知人や他のネット上の情報で電源が悪いと聞いて不安になったのだろう。そもそもこの質問の投稿が行われたのは2012年で古い。確かにこの時期は有名メーカーのものを使用していなかったので、質はそこまで良くなったのかもしれない。

2016年ドスパラの電源状況

下記を見て頂くとわかるが、現在ドスパで採用されている電源は「AcBel 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE / PCA013)」だ。中国の有名メーカーで多くのゲーマーに愛用されているモデルだ。AcBelは、初期不良0を目指す優良企業で信頼性が高い。

dengendos

また、カスタマイズ項目を見ても、オウルテック、Enhance、Seasonicと優れたメーカーの製品が並ぶ。

少しハードに詳しい方であればすぐに理解できると思う。もし、知らなかったという方は今日覚えて欲しい。「電源のクオリティについて不安になる必要はない。」ということを。

ドスパラの「電源」に関するブログ記事についての批評

ドスパラの公式HPのブログを読んでいて気になった点があったので、電源に関するこの記事で合わせて紹介しようと思う。

まず、記事の引用を読んで欲しい。

総合すると、電源は8割の電力しか供給できません。

さらに、ミドルレンジ以上のゲーミングPCだとグラフィックカードやCPUで少なくとも300W前後必要になるため、500Wの電源では不十分なのです。

しかし、1000Wだと高額で性能的にも過剰なため、コストパフォーマンスに優れた700Wの電源がベストだということになります。

引用元:http://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_gamepc_700w

500Wクラスの電源の完全否定をしてる。その理由として、500W電源では実働では400Wのパワーしかなく十分な電力がないということを挙げている。80PLUSシリーズは入力された80%の電源供給を保証するという話であるから400Wのパワーしか出ないというのはその通りだが、パワー不足になるというのは構成にもよるところなので同意しかねる。

ミドルレンジの定義が曖昧

ここで言うミドルレンジとは一体何を指しているのかは謎だ。一世代前のミドルレンジと言えば少し高めに見てGTX960(120W)+i7-6700(最大110W程度)である。更に突っ込んだことを言うと、GTX970(145W)+i7-6700(最大110W程度)の組み合わせのGALLERIA MFは500Wの電源を搭載していた。

電源について疑問的な人が多いのはドスパラの公式辞典がGALLERIAシリーズを否定しているからということも考えられる。GALLERIAシリーズの電源は非常に品質が良いというのは周知の事実だ。しかし、品質が高いから電力変換効率が高いというわけではない。電力変換効率はあくまでも80PLUSシリーズのランクによるところが大きく、同じBRONZEであればそこに差はほとんど存在していないはずだ。

一時は初期不良が多かったドスパラの電源だが、今では初期不良の少ない品質の高い電源が標準搭載されている。が、ここで電源容量から否定するようになったのはいかがなものだろうか。つまり、400Wの電源を搭載しているハイエンドクラスに近い性能を持つGALLERIA DTは微妙であるということが公式で言われているわけだ。フォローではないが、新しいグラフィックボードやCPUは省電力化が進んでいるので、500Wの電源で動かすことも可能だという意味の記述もある。

ただ、GALLERIA DTは500Wですら無いわけなので疑問だ。CPUとグラフィックボードの型番については一切触れられていないため、なるべく700Wの電源を選択して欲しいということなのだろうか。それなら、全てのモデルをとりあえず500W以上にしてほしいものだ。カスタマイズしなければならないという、カスタマイズ前提のモデルは製品としてどうかと思う。

GALLERIA DT採用電源から見る電源の安定性

AcBel400W 80PLUS BRONZE
ドスパラのGALLERIAが優れているのは電源であると考えていた。それは品質だけに限った話ではなく、製品ごとに必要な電源が搭載されているという点だ。だから上記で述べたようにドスパラの電源に関して信頼性が高いと考えている。

GALLERIA DTは過去に500Wだった時代があるが、そこまで必要が無いと判断され、DSなどと同じく400Wになった。これはコストカットにも繋がっているため、最低限必要な電源でもあり、この電源があれば大丈夫というものでもある。もちろん、カスタマイズすれば必要となる電源容量は変わるかもしれない。しかし、それはカスタマイズの項目にも記載されていることだ。

他ショップでは、グラフィックボードやあるいはケースごとに搭載されている電源が一律で決められているのに対して、ドスパラのGALLERIAシリーズは製品ごとに違っていた。これはそれだけ製品に対してこだわりがあり、しっかりと見ているということに他ならない。それだけに、上記の記事の存在は残念でしかならず、おすすめしにくくなっている要因の一つだ。

仮にこの記事がドスパラでなく、他ショップが下した評価であれば特に何も無かったが…。何とも言えない複雑な気持ちになっている。疑心暗鬼に近く、本当にこの電源で良いのだろうかとも思ってしまう。そう思ってしまったら、良くない電源を標準搭載しているモデルはおすすめできなくなってしまう。

当サイトではGALLERIA DTをおすすめする際、余裕があればi5-6600Kへ変更を促してきた。それは標準搭載であるi5-6500では不安であるという筆者の考えである。もちろん、i5-6500のままでも構わない。あくまでも余裕があればだが、もしユーザーがこの記事を読んでしまったら、ガレリアDTの購入をためらってしまうのではないか。

GALLERIA DTの実機でゲームをプレイしたが、電源のパワーが足りないと感じることはなく快適にゲームをすることができた。つまり、このドスパラの記事の信憑性は非常に怪しい。もし過去のことで今のモデルには当てはまらないというのであればそのことを明記するべきである。間違った情報によって戸惑うのはユーザーだ。

関連記事:ガレリアDTのレビューと評価・考察まとめ

まとめ

ドスパラの電源に関して悪い評判がある。しかし、実際は正しいものではなく、ドスパラのゲーミングパソコンにはAcbel等信頼性・性能共に優れた電源を採用している。だから安心してドスパラのBTOパソコンを購入して良い。

一点電源に関して気になる点は、公式ブログの「500Wの電源では不十分だ。」という記述だ。この記述をそのまま取ると450Wの電源を採用しているGALLERIA DTを否定していることになる

しかし、GALLERIA DTの実機をレンタルしてゲームをプレイしたが電源のパワー不足を感じることはなかった。つまりこの記事の内容は真実ではないということだ。

ゲーミングPCに搭載されている電源は全て必要十分だと考えて良いだろう。ブログの内容に戸惑わされずに検討して欲しい。

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