GALLERIA XL7C-R46-6のレビューをまとめている。2024年8月29日に発売されたばかりの最新ゲーミングノートPCだ。16.0インチWQXGAディスプレイ(240Hz)を搭載していて快適にゲームをプレイできる。CPUにはMeteor Lake世代のCore Ultra 7 155Hを、グラフィックスにはミドルクラスのGeForce RTX 4060 Mobileを搭載している。CPUとGPUのバランスも良好だ。省電力性が高いので、ビジネスノートパソコンとしても使いやすい。
当ページの目次
GALLERIA XL7C-R46-6のスペック
ブランド名 | GALLERIA |
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製品名 | GALLERIA XL7C-R46-6 |
液晶サイズ | 16.0インチWQXGA 240Hz |
価格 | 219,980円(税込) |
CPU | Core Ultra 7 155H |
グラボ | GeForce RTX 4060 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
SSD | 1TB Gen4 NVMe |
電源 | 180W ACアダプター |
重さ | 約2.10kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.2時間(動画再生時) |
発売日 | 2024年8月29日 |
コスパ | 7.2 |
GALLERIA XL7C-R46-6は、2024年8月29日に発売された新しいゲーミングノートPCだ。16.0インチWQXGA(240Hz)ディスプレイを搭載している。価格は219,980円だ。CPUには最新のCore Ultra 7 155Hを搭載している。グラフィックボードはGeForce RTX 4060 Mobileだ。メモリはDDR5-4800 16GBと十分な容量を持つ。ストレージもSSD 1TB Gen4 NVMeと大容量だ。重さは約2.10kgとなる。バッテリー駆動時間は動画再生時で約7.2時間だ。
GALLERIA XL7C-R46-6のゲーミング性能
Core Ultra 7 155H(CPU)
GALLERIA XL7C-R46-6は、CPUにMetor Lake世代における高パフォーマンスモデルであるCore Ultra 7 155Hを搭載している。16コア22スレッドとスペックが高くゲーム適性が高い。ただし、2世代前のCore i7-13700Hには及ばない。省電力性を重視した結果だろう。実際TDPが45Wから28Wへと引き下げられている。クロック周波数も控え目だ。今後CPUはパフォーマンスよりもポータブル性を重視してくるのかもしれない。プロセスの微細化もあって環境は整っている。一方で、パフォーマンスは頭打ちになっている感が否めない。
GeForce RTX 4060 Mobile(GPU)
GPUにはAda Lovelace世代のミドルクラスであるGeForce RTX 4060 Mobileを搭載している。フルHD環境でのゲームプレイに適した性能で従来モデルのGeForce RTX 3070と同等以上の処理性能を持つ。デスクトップ向けモデルでいえばGeForce RTX 3060やGeForce RTX 2060 SUPERが近い。WQXGAディスプレイであれば標準設定以上でも対応できる。高リフレッシュレートでシューティングゲームをプレイすることも可能だ。
GALLERIA XL7C-R46-6の特徴&注意点
ドスパラ売れ筋ランキングNo.3のゲーミングノートPC
GALLERIA XL7C-R46-6は、ドスパラが発表している売れ筋ランキングNo.3のモデルだ。旧世代のGALLERIA RL7C-R46-5Nが販売されている間は上位にいくことは難しいかもしれないが、世代交代が終われば2位以上になることは間違いなさそうだ。現在の価格は219,980円となる。20万円以下まで価格差が下がれば希望が見える。旧世代のモデルの販売が終了すれば可能性としては十分あり得るが、問題はGALLERIA RL7C-R46-5Nも2024年10月1日に発売されたばかりの新しいモデルですぐに販売終了となることはなさそうなことだ。
パフォーマンスだけを見れば最新のCore Ultra 7 155HもCore i7-13700HやCore i7-13620Hと変わらないので、価格が下がらないと選びづらさがある。ディスプレイや構成などに違いがあるとはいえこれだけ価格差があれば今のランキングも納得だ。新しい製品が好きな方であれば今の段階でもGALLERIA XL7C-R46-6を選んでも良いとは思う。
次世代王道ミドルクラスの一台
間違いなく次世代を担う一台となるだろう。いつの時代でもコストパフォーマンスのよい60番台のグラフィックボードは人気だ。Ada Lovelace世代のGeForce RTX 4060 Mobileは、60番台のモデルながらGeForce RTX 3070 Mobileと同等のゲーム性能を持ち高いゲーム適性がある。高リフレッシュレートモニター搭載が当たり前になってきた今心強い相棒となるだろう。GALLERIA XL7C-R46-6は、16.0インチ240Hz対応ディスプレイを搭載している。
下位モデルのGeForce RTX 4050 Mobileではやや物足りなさがある。CPUにはMetor Lake世代の上位モデルであるCore Ultra 7 155Hを搭載している。プロセスの微細化によって省電力性に磨きが掛かる。バッテリー駆動時間を見れば明らかに伸びていることがわかる。さすがに一般的な用途よりも負荷の高いゲームプレイによっては極端に数値は落ちるだろう。それでもビジネス用途などでの使用も行いやすくなっている。
ドスパラの他製品との比較
ブランド | GALLERIA | GALLERIA |
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イメージ | ||
型番 | GALLERIA XL7C-R46-6 | GALLERIA RL7C-R46-5N |
価格 | 219,980円 | 179,980円 |
送料 | 3,300円 | 3,300円 |
液晶サイズ | 16.0インチ240Hz | 15.6インチ165Hz |
解像度 | 1920×1200 | 1920×1080 |
重量 | 約2.10kg | 約2.30kg |
バッテリー駆動時間 (動画再生時) | 約7.2時間 | 約4.6時間 |
CPU | Core Ultra 7 155H (16コア22スレッド) | Core i7-13620H (10コア16スレッド) |
GPU | RTX 4060 | RTX 4060 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 1TB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 180W | 230W |
ベンチマーク | 8,619 | 10,473 |
発売日 | 2024/08/29 | 2024/10/01 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
競合モデルである「GALLERIA RL7C-R46-5N」と比較していく。価格差は40,000円とかなり大きい。GALLERIA RL7C-R46-5Nは、15.6インチフルHDディスプレイ(165Hz)を搭載している。GALLERIA XL7C-R46-6は、16.0インチWQXGAディスプレイ(240Hz)搭載だ。より高フレームレートでのゲームプレイに対応している。もっとも搭載しているGPU自体はかわらないので活かせるかどうかはタイトルや設定次第だ。
GALLERIA RL7C-R46-5Nは本体重量が約2.30kgと10%程度重い。バッテリー駆動時間(動画再生時)も約4.6時間とやや短くなっている。これらの点は最新モデルの方が有利だ。Core Ultra 7 155Hの搭載に合わせてGeForce RTX 4060 MobileのTDPを抑えているのだろう。ポータブル性を重視した形だ。メモリはどちらもDDR5-4800 16GBを搭載している。GALLERIA RL7C-R46-5NはストレージにSSD 500GB Gen4 NVMeを搭載していて半減だ。
ACアダプターは230Wとパフォーマンス面で有利だ。ベンチマークスコアでも20%程度の差がある。モバイル向けのグラフィックボードはTDPの幅があり、メーカー側で自由に設定ができるのだ。つまり、同じGeForce RTX 4060 MobileでもGALLERIA RL7C-R46-5Nの方がグラフィックス処理性能が高いということになる。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | OMEN |
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イメージ | ||
型番 | GALLERIA XL7C-R46-6 | OMEN Transcend 14 パフォーマンスプラスモデル |
価格 | 219,980円 | 219,799円 |
送料 | 3,300円 | 送料無料 |
液晶サイズ | 16.0インチ240Hz | 14.0インチ最大120Hz |
解像度 | FHD (1920×1200) | 2.8K (2880×1800) |
重量 | 約2.10kg | 約1.63kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.2時間 (動画再生時) | 約8.0時間 |
CPU | Core Ultra 7 155H (16コア22スレッド) | Core Ultra 7 155H (16コア22スレッド) |
GPU | RTX 4060 | RTX 4060 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | LPDDR5x-7467 |
SSD | 1TB Gen4 NVMe | 1TB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 180W | 140W |
保証 (延長) | 1年間 (最長5年間) | 1年間 (最長3年間) |
電話サポート | 24時間365日 | 平日9:00-21:00 土9:00-17:00 |
公式 | 公式 | 公式 |
他社メーカーが販売する同価格帯・性能帯のモデルと比較していく。比較対象はHPの「OMEN Transcend 14 パフォーマンスプラスモデル」だ。セール期間中は219,799円で購入できる。GALLERIA XL7C-R46-6よりも181円安い。さらに送料が掛からないので実質の価格差は3,481円だ。OMEN Transcend 14は、14.0インチ120Hzディスプレイを搭載している。解像度は2.8Kだ。
本体重量は約1.63kgと軽い。ディスプレイが小さいので持ち運びが行いやすい。バッテリー駆動時間は約8.0時間だが、テスト環境が不明なため参考値として見て欲しい。CPUはどちらもCore Ultra 7 155Hを搭載している。16コア22スレッドの高性能モデルだ。GPUもGeForce RTX 4060 Mobileと共通だが、OMEN Transcend 14の付属ACアダプターの容量が140Wと控え目だ。
メモリも省電力なLPDDR5x-7467を搭載していることからもパフォーマンスよりも省電力性やポータブル性を重視しているとわかる。保証期間は1年間と共通だ。HPではゲーム特化型のサポートサービスである「Cafe de OMEN」が提供されている。サポート時間は決まっているものの特化型サポートは心強い。
GALLERIA XL7C-R46-6の本体レビュー
正面
オーソドックなゲーミングノートPCのように思える。本体も比較的薄くて持ち運びもしやすい。
右側面
右側面にはUSB 3.2 Gen 2 Type-C、Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen2 Type-A、電源入力端子が設けられている。
左側面
左側面はセキュリティスロット、microSDカードリーダー、USB 3.2 Gen1 Type-A、音声入出力端子が配置されている。
背面
背面には有線LAN端子とHDMI 2.1端子がある。有線LAN端子搭載は評価できる。
天板
天板にはGALLERIAのロゴと文字が刻印されている。ゲーミングノートPCらしいかっこいいデザインだ。
キーボード
キーボードは使い勝手のよい配置となっている。テンキー付きでエクセルなどの使用にも最適だ。当然デスクトップ向けのキーボードと全く同じとはいかないが、比較的忠実に再現されている。例えば、右のShiftキーが小さかったり、「↑」・「←」・「↓」・「→」などの十字キーが無理やり食い込んでいる形だ。左側のShiftキーの方が使う頻度が高いと思うので、そこまでデメリットはないだろう。
管理人による総評(GALLERIA XL7C-R46-6)
2024年8月29日に発売された新しいゲーミングノートPCだ。219,980円で販売されている。GeForce RTX 4060 Mobile搭載モデルとして見ればやや高いといえるかもしれない。CPUにMetor Lake世代のCore Ultra 7 155Hを搭載している。16コア22スレッドと高いスペックを誇る。ただし、前世代のCore i7-13700Hと比べると劣ることもある。プロセスの微細化やアーキテクチャの変更が影響していそうだ。
GPUにはGeForce RTX 4060 Mobileを搭載している。TDPが控え目なためGeForce RTX 4060 Mobile全体の中でも性能は抑えられている。それでもタイトルや設定を調整すれば高リフレッシュレートを実現することもできる。メモリはDDR5-4800 16GBとゲームプレイには必要十分だ。ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeを搭載している。ゲーム・アプリ・メディアなどたくさんのデータを保存できる。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
219,980円 | Core Ultra 7 155H | RTX4060 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR5 16GB | 1TB | 非搭載 |