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ドスパラが販売する「GALLERIA ZA7R-R58 9800X3D搭載」のレビューをまとめた。Ryzen 7 9800X3D×GeForce RTX 5080搭載のハイエンドモデルだ。4K環境などこだわりのゲーム環境を構築したいゲーマー向けだ。50万円近い価格は誰にでもおすすめできるわけではないが、一度購入すれば長く使い続けることができるだろう。

コストパフォーマンスは8.3と優秀だ。高い性能と充実した構成を持ちつつ、価格も抑えられていることから評価が高い。高水準でバランスの取れたハイスペックゲーミングPCだ。コストパフォーマンスの高さがおまけになるくらいには魅力の多いモデルである。

長所
  • 高いコストパフォーマンス
  • 環境を選ばない圧倒的なゲーム性能
  • クリエイティブな用途にも適した汎用性
  • 充実した構成で利便性が高い
短所
  • コスパはよくても価格が高い
  • 性能が高すぎて人を選ぶ
こんな方におすすめ
  • 4Kや240Hzを超えるモニターでゲームをプレイしたい方
  • ハイエンドクラスのゲーミングPCを探している方
  • ゲーム以外の用途はそこまで考えていない方

GALLERIA ZA7R-R58 9800X3D搭載のスペック解説

GALLERIA XA7C-R36

メーカー ドスパラ
ブランド名 GALLERIA
製品名 GALLERIA ZA7R-R58 9800X3D搭載
価格 479,980円
CPU Ryzen 7 9800X3D(レビュー)
CPUクーラー 水冷式(240mmラジエーター)
PCCOOLER DA240 ARGB BK (ARGB対応)
グラボ GeForce RTX 50780(レビュー)
メモリ DDR5-5600 32GB
ストレージ SSD 1TB Gen4 NVMe
電源 1000W 80PLUS GOLD
マザーボード チップセットX870E
備考 Wi-Fi7+Bluetooth(R)5.4対応無線LAN
おすすめ度 Aランク
評価 ・コスパ
8.3

・ショップ評価
9.2

・納期
最短翌日出荷

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おすすめカスタマイズを解説

パーツ おすすめ度 詳細
OS 変更なし
オフィスソフト 変更なし
セキュリティソフト 変更なし
CPUファン 変更なし
CPUグリス (熱伝導率: 14.2W/m・K) Thermal Grizzly Kryonaut Extreme
(TG-KE-002-R)+3,500円
電源 1200W 電源 (80PLUS PLATINUM)+10,000円
メモリ 64GB (32GBx2) (DDR5-5600) +30,000円
SSD 2TB SSD (NVMe Gen4) +11,000円
パーティション分割 変更なし
SSD2 変更なし
ハードディスク/SSD 変更なし
ハードディスク(追加1) 変更なし
光学ドライブ 変更なし
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX) プレミアム
(アルミヘアライン外装)Ver.2 +10,000円
リアケースファン 変更なし
拡張リアスロット1 変更なし
情報漏洩監視ソフト 変更なし
セーフティサービス 月額980円
延長保証 3年保証(通常1年+延長2年)+47,998円

黄色のマーカーは一般的なBTOパソコンで人気のカスタマイズ項目を表している。おすすめ度はこのモデルでの評価だ。GALLERIA ZA7R-R58は充実の構成を持ちカスタマイズの必要性は低い。それでもハイエンドクラスとして、最上級の構成を目指すのも悪くない。その場合、CPUグリス・電源・メモリ・SSDの4箇所を検討したい。CPUグリスはあまりおすすめすることはないが、ハイエンドクラスなら少し贅沢な熱伝導率の高いグリスを選んでもいい。

電源はRyzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5080の組み合わせを考慮して、1200W 80PLUS PLATINUMがいい。高性能なモデルはCPUとグラフィックボードだけでなく、構成による電力消費も大きい。電源容量はハイエンドクラスらしい余裕を持たせたい。メモリも32GBで不安があるわけではないが、64GBが必要な場面や用途に対応できる性能を有している。ハイエンドの性能を活かす意味でも64GBを検討してもいい。

高解像度で高負荷なゲームをプレイするだけなら32GBで十分かもしれない。しかし、バックグラウンドで起動しているアプリによっては32GBで不足することも考えられる。64GBは決して大きすぎる容量ではない。SSDは標準で1TBの容量がある。ゲーミングPCとしては必要十分な容量で、多くのモデルでは変更をおすすめしていない。

ハイエンドクラスのゲーム性能は、容量の大きい最新ゲームを快適にプレイできる。複数のゲームをプレイするなら、容量は大きいに越したことはない。また、CPUのマルチコア性能もなかなか優秀なので、動画編集や配信を行うなら動画の保存容量を確保する意味でも2TBはあった方がいい。

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GALLERIA ZA7R-R58 9800X3D搭載の特徴

圧倒的なゲーム性能で最高の環境を構築できる

rtx5080-gamescore
GALLERIA ZA7R-R58はGPUにBlackwell世代のGeForce RTX 5080を搭載したハイエンドモデルだ。GeForce RTX 5090に次いで高いグラフィックス処理性能を持つ。従来モデルのGeForce RTX 4080 SUPERと比べても10%以上向上している。ゲーマーなら誰もが憧れる圧倒的な性能だる。4K解像度で144fpsや240fpsで安定させられるゲームもある。フルHDであれば360fpsを超えるフレームレートを目指すことも可能だ。

環境を選ばず快適にゲームプレイができる安心感がある。最新のゲームであっても推奨環境を調べる必要はない。CPUも現行最強のゲーム性能を持つRyzen 7 9800X3Dだ。GeForce RTX 5080の性能を引き出すには理想的な相手だ。ハイエンドのグラフィックボードだとCPUのボトルネックが発生しやすくなるので、Ryzen 7 9800X3Dのような高性能なモデルを選びたい。CPUが違うだけでフレームレートが二桁変わることも珍しくない。

Ryzen 9シリーズやCore Ultra 7シリーズと比べるとマルチコア性能はやや見劣りしてしまうものの最低限のパフォーマンスを持ち選択肢として悪くない。GALLERIA ZA7R-R58の性能で推奨環境を満たせないゲームは存在しない。ゲームプレイに関しては無敵のスペックと言っても過言ではない。自分の理想とするプレイスタイルを容易に実現できる。これぞハイエンドクラスという性能だ。

高すぎる性能ははっきりと人を選ぶ

高すぎる性能は持て余しやすい。宝の持ち腐れになってしまう可能性もある。フルHDでゲームをするなら、GALLERIA ZA7R-R58の性能を活かす場面は限られる。あえてGeForce RTX 5080を選ばなくても、GeForce RTX 5070 Tiやそれ以下の性能で事足りることもあるだろう。Ryzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5080の組み合わせを使いこなせるゲーマーはそう多くない。

特殊な解像度で高負荷な環境を構築しない限り、現行のハイエンドクラスの中でも上位に位置するGALLERIA ZA7R-R58はオーバースペックになる。大は小を兼ねると言うが、大きすぎると無駄や邪魔になることも考えておきたい。GALLERIA ZA7R-R58の性能が自分にとって本当に必要なのか判断して選んでほしい。

もっとも、GALLERIA ZA7R-R58を候補に入れている時点で初心者ではないはずだ。ある程度必要な性能の目処は立っているのだろう。あるいは予算に余裕があるのかもしれない。最新のゲームを最高の環境でプレイしたい。そういう考えを持つ上級者の方にはおすすめだ。優秀なモデルでも持て余せばよい買い物とは言えなくなる。初心者の方は、プレイしたいゲームやプレイ環境をよく考えてから選んでほしい。

モニターのコストを考慮する必要がある。フルHDで高フレームレートを用いるにしても、そのフレームレートを反映できるリフレッシュレートが出せるモニターは非常に高価だ。4Kと高リフレッシュレートを両立したモニターも同様に高価になる。性能を活かす環境を整えるには相応のコストがかかることは押さえておこう。

構成のよさも特徴のモデル

GALLERIA ZA7R-R58を語る上で充実の構成も外せない。特にマザーボードは競合よりも優れている。まずはWi-Fi・Bluetoothが標準搭載であることが挙げられる。これはGALLERIAシリーズでは珍しい。実際に必要なのか、使用するのかということは別として、使用できる環境が整えられているというのは素晴らしい。

チップセットもハイエンドのX870Eだ。GeForce RTX 5080がPCIe 5.0接続となりポテンシャルを引き出せる。拡張性の高さもポイントの一つだ。たくさんのストレージを搭載したいなら大きなメリットとなる。B850やB650と比べると価格は跳ね上がってしまうが、Ryzen 7 9800X3D×GeForce RTX 5080搭載のハイエンドモデルなら妥協はしてほしくない。ここは突き詰めたくなるところではないかと思う。ドスパラならではのこだわりだ。

水冷CPUファン・メモリDDR5-5600 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeはもはやこのクラスになると定番の装備だ。水冷ファンはケースのサイズ的に240mmしか搭載できない。ARGBファン対応でデザイン性が高い。電源も余裕を持たせた1000W 80PLUS GOLD搭載だ。ここは1200W 80PLUS PLATINUMを標準搭載でもよかったのではないかと思う。他メーカーでは1200W 80PLUS PLATINUMを採用したモデルもある。

GALLERIA ZA7R-R58もカスタマイズで1300Wを選択できるので、ハイエンドクラスといえども理想を追うならカスタマイズをするべきということなのだろうか。標準の構成はハイエンドクラスとして突き抜けたものはない。他製品と比べてリードしている部分もあり、派手さはなくても魅力的な構成である。

また、カスタマイズの幅も広いことから、構成に不満があっても対応しやすい。完璧なモデルというよりも、カスタマイズを通じて完成度を高めやすいモデルである。標準構成は充実していることに違いはない。さらに高みを目指せる構成というだけで、構成も十分魅力的な要素だ。

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同じドスパラの同価格帯ゲーミングPCと比較

ブランド GALLERIA GALLERIA
イメージ GALLERIA XA7C-R36 GALLERIA RM7C-R46T 2025
製品名 GALLERIA ZA7R-R58 GALLERIA ZA9C-R58
ケース ミドルタワー ミドルタワー
価格 479,980円 474,980円
送料 3,300円 3,300円
CPU Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
Core Ultra 9 285K
(24コア24スレッド)
CPUクーラー 水冷(240mm RGB対応) 水冷(240mm 非発光)
GPU RTX 5080 RTX 5080
メモリ DDR5-5600 32GB DDR5-5600 32GB
SSD 1TB Gen4 NVMe 1TB Gen4 NVMe
電源 1000W GOLD 1000W GOLD
マザーボード X870E Z890
無線 Wi-Fi7+Bluetooth(R)5.4対応無線LAN Wi-Fi7+Bluetooth(R)5.4対応無線LAN
納期 最短翌日 最短翌日
基本保証 1年間
(最長5年間)
1年間
(最長5年間)
電話サポート 24時間365日 24時間365日
コスパ 8.3 6.4
公式 公式 公式

比較対象はGALLERIA ZA9C-R58だ。基本的な構成はよく似ている。価格差は5,000円とこの価格帯なら無視できる範囲だろう。両モデルで大きく異なるのはCPUだ。GALLERIA ZA9C-R58は、CPUにIntel Core Ultraシリーズ2のハイエンドモデルであるCore Ultra 9 285Kを搭載している。24コア24スレッドの高性能モデルだ。ゲーム性能はRyzen 7 9800X3Dに劣ってしまうが、クリエイティブ作業を考えているなら有力な選択肢となり得る。ゲーム特化型と万能バランス型といったところだろうか。

GALLERIA ZA7R-R58は、CPUのゲーム適性が高くGeForce RTX 5080の性能を最大限引き出せる。ゲームに関してはGALLERIA ZA9C-R58よりも一段上の性能があると言える。Core Ultra 9 285K搭載のGALLERIA ZA9C-R58はゲームでもゲーム以外でも高い性能を発揮できる。ゲーマーのみならず、ストリーマーやクリエイターにもおすすめできる。これら2製品は用途に合わせて選び方を変えたい。ゲームをメインに考えるならGALLERIA ZA7R-R58だ。配信や動画投稿なども視野に入れるとGALLERIA ZA9C-R58がよい。価格も構成もよく似ているので、どちらが自分に適しているか判断して選べば満足度の高い相棒になってくれるはずだ。

他社BTOメーカーの競合モデルとの比較

ブランド GALLERIA LEVELΘ
イメージ GALLERIA XA7C-R36 G TUNE FG-A7G80
製品名 GALLERIA ZA7R-R58 G TUNE FG-A7G80
ケース ミドルタワー フルタワー
価格 479,980円 569,800円
送料 3,300円 無料
CPU Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
CPUクーラー 水冷(240mm RGB対応) 水冷(360mm 非発光)
GPU RTX 5080 RTX 5080
メモリ DDR5-5600 32GB DDR5-5600 32GB
SSD 1TB Gen4 NVMe 2TB Gen4 NVMe
電源 1000W GOLD 1200W PLATINUM
マザーボード X870E B650
無線 Wi-Fi7+Bluetooth 5.4対応無線LAN Wi-Fi 6E+Bluetooth 5対応無線LAN
光学ドライブ オプション DVDスーパーマルチドライブ
納期 最短翌日 約8営業日
基本保証 1年間
(最長5年間)
3年間
(延長保証なし)
電話サポート 24時間365日 24時間365日
コスパ 8.3 6.8
公式 公式 公式
レビュー 当ページ レビュー

マウスコンピューターのG TUNE FG-A7G80と比較していく。価格差は89,820円でG TUNE FG-A7G80の方が高い。送料を考慮してもその差は86,520円だ。CPU・GPU・メモリは同等だ。G TUNE FG-A7G80が優れているのはCPUクーラー・SSD容量・電源容量・光学ドライブ搭載だ。一方で、GALLERIA ZA7R-R58はマザーボードのチップセットが優れている。

SSD・電源・光学ドライブについてはカスタマイズで対応できる。GALLERIA ZA7R-R58の構成をG TUNE FG-A7G80と同等にすると、SSD 2TBが+11,000円、電源 1200W PLATINUMが+10,000円、光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブが+3,000円だ。つまり、トータルで503,980円+送料3,300円となる。価格差は62,520円とそれでも大きい。G TUNE FG-A7G80はマザーボードのカスタマイズができないため構成でもGALLERIA ZA7R-R58に完敗となる。

さすがにこれだけ価格差があるとGALLERIA ZA7R-R58をおすすめしたくなる。しかしながら、G TUNE FG-A7G80はメーカー最上位シリーズであるフルタワー採用の高品質モデルだ。品質重視のモデルとして見れば、62,520円の差は埋められないものではない。元々高価なハイエンドクラスだ。思ったほど差はないのかもしれない。品質も求めるならG TUNE FG-A7G80も候補に入る。総合的なバランスはGALLERIA ZA7R-R58、最上位のゲーミングPCらしさはG TUNE FG-A7G80だ。どちらもおすすめなので、見た目の好みや特性から選んでほしい。

パソコンケースレビュー

正面

GALLERIA Xsyoumen
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。

I/Oパネル

GALLERIA Xiopanel
I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。

右側面

GALLERIA Xright
本体右側はシンプルだ。前面のメッシュ部分には青色のシートが内部に貼り付けられている。

左側面

GALLERIA Xleft
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。

下側

GALLERIA Xlkabu
本体下側にもファンが見える。メッシュパネルはワンタッチで取り外すことができてメンテナンス性に優れている。

背面

GALLERIA Xhaimen
背面は参考として見て欲しい。搭載するグラフィックボードによって変わる可能性がある。

管理人による総評

GALLERIA XA7C-R36

Ryzen 7 9800X3D×GeForce RTX 5080搭載のハイエンドモデルだ。479,980円と価格は高いが、それに見合う性能と構成でコストパフォーマンスは優れている。ゲームの要求スペックをわざわざ確認する必要はない。予算があり幅広いタイトルを思う存分楽しみたいなら候補に入れてもよい。マザーボードにX870Eを搭載しているのは評価できる。PCIe 5.0サポートや高い拡張性は玄人ウケするのではないかと思う。GALLERIAブランドに魅力を感じるユーザーは必見だ。

価格 CPU グラボ
479,980円 7 9800X3D RTX5080
メモリ SSD チップセット
DDR5 32GB 1TB X870E