Forza Horizon 6-top

Forza Horizon 6の必要スペックと推奨PCを検証していく。Forza Horizonシリーズ待望の最新作は、日本を舞台にしたオープンワールドレーシングゲームだ。2026年5月19日に登場して以来、好評を集め人気を獲得している。本格的なレースゲームでありながら、RPG要素やクエストもある。一番の醍醐味は自分の理想的な車をカスタムすることだ。速度や安定性をどのように取捨選択していくか。性能よりも好みの車で勝ち抜くこともまたForza Horizon 6の魅力だ。

美しいグラフィックとは裏腹に、要求スペックが控えめなところもポイントとなりそうだ。今後のアップデートで要求スペックが上がっても、現行のミドルクラス程度の性能があれば十分対応できると考えている。壮大な日本風のオープンワールドを思う存分楽しめる高品質なグラフィックを考えれば、最適化がしっかりできていることがわかる。遊びやすくしつつもゲーム性とグラフィック品質を両立した本作は2026年の最高傑作のひとつとなるだろう。おすすめのゲーミングPCについて早く知りたい方はForza Horizon 6向けおすすめのゲーミングPCを参考にして欲しい。

公式必要&推奨動作環境

項目 最低 推奨
OS Windows 10 22H2以上
CPU Intel Core i5-8400
AMD Ryzen 5 1600
Intel Core i5-12400F
AMD Ryzen 5
GPU GTX 1650
RX 6500 XT
Arc A380
RTX 3060 Ti
RX 6700 XT
Arc A580
メモリ 16GB
空き容量 SSD 167GB

出典:(Steam, 2026)

最低環境と推奨環境のどちらも常識的な範囲内に収まっていることを強調したい。Forza Horizon 6では推奨環境でも現行のミドルクラス程度であるため、比較的プレイしやすいように思う。最新のゲームはグラフィックや自由度のこだわった結果、ハイエンドクラスレベルの性能を求められることも少なくない中で最適化がうまくいっているのだろう。

最低環境ではRyzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GBのような最低限の性能でもプレイ可能だ。もちろん、最低環境をクリアしているからといって目指すべきスペックではない。少し古いパソコンでも対応できることを意味しており、これからPCを購入したり買い替えたりするなら推奨環境を目指そう。プレイした感覚では、90fpsも出ていれば快適だ。ゲームプレイに支障を来さず、違和感や遅延もない。

推奨環境に対して余裕を持ってミドルハイクラスをおすすめしているが、Forza Horizon 6は公式の推奨環境通りの性能でも問題はない。今後のアップデートや対人戦を見越して余裕を持つことは悪くない。無理して上位の性能を目指さなくてもよい。その点でForza Horizon 6は遊びやすいゲームである。画質をそこまで求めなければDLSSを使用することでフレームレートを高められる。設定の幅が広く、ハイエンドクラスであってもそれに見合った設定を行える。画質自体はそこまでプレイに影響を及ぼさない。

完全に好みと言ったところだろうか。ただ、画質を最低にまで下げると、車のカスタムで追加したデカールや細かいフォルムがぼやける。カスタムで自分だけの車を作ることも醍醐味であることを考えると、推奨モデルとしては最低でもミドルクラス以上をおすすめしたい。公式の推奨環境を満たすことは難しくない。DLCなど将来的に負荷を高める要素がある。だからこそ、あえて公式の推奨環境を最低限として考える方がよい。

高解像度でプレイしない限りはVRAMも必要ない。目指すべきはCore Ultra 5 225F×GeForce RTX 5060 Ti 8GBのような組み合わせだ。WQHDや4Kのような高解像度になるとGeForce RTX 5060 Ti 16GBやGeForce RTX 5070も候補に挙がる。CPU負荷がそれほど高くないため、Core Ultra 5 225FやRyzen 7 7700程度の性能があれば十分だろう。メモリ容量も16GBで事足りる。ゲーミングPCを新調するとしても、30万円を超えるような高価なモデルは必要ない。フルHDでプレイするなら15万円台~20万円台で購入できるモデルでよさそうだ。参入障壁の低さも本作の人気を支える要因と言えるだろう。

徹底解剖検証推奨スペック

最低環境 推奨環境 4K
CPU Ryzen 5 7500F以上 Core Ultra 5 225F以上 Ryzen 7 7700以上
GPU GeForce RTX 5050以上 GeForce RTX 5060 Ti 8GB以上 GeForce RTX 5060 Ti 16GB以上
メモリ 16GB 16GB以上 32GB

公式環境から現行の性能に置き換えつつ、確実に60fps以上で安定させられる性能を徹底解剖の推奨スペックとした。話題を集めるレースゲームとしては、かなりハードルの低いスペックだ。これなら特別なモデルがなくても安心して遊べるはずだ。

フルHDを基準としているため、WQHDや4Kではグラフィックボードの性能をもう少し上げてもよい。VRAMを意識してGeForce RTX 5060 Ti 16GB以上をおすすめする。また、メモリ容量も32GBにする必要もあり、高解像度では必要なゲーミングPCの価格が跳ね上がってしまう点に注意してほしい。

画質のよいゲームなだけに、高解像度でのゲームプレイも恩恵がある。レースゲームは高解像度との相性もよく、フルHDを超える環境でプレイしたい方も多いだろう。WQHDや4Kは基本的にグラフィックボードの性能とメモリ容量をアップさせると対応しやすくなる。CPU性能の影響は受けにくいので、Core Ultra 5 225F×GeForce RTX 5070というような組み合わせも候補になるだろう。

フルHDならGeForce RTX 5060かGeForce RTX 5060 Ti 8GBがおすすめだ。WQHD以上の解像度ではVRAM 12GB以上が狙い目だ。理想を言えば16GBだが、選択肢が狭くなるのでGeForce RTX 5060 Ti 16GB以上としている。最高設定の4KともなればGeForce RTX 5060 Ti 16GBでは性能がやや不安だ。Radeon RX 9070/XTも候補に入る。

フルHDのハードルはそこまで高くなく、少し古いゲーミングPCでも問題ない。高解像度を目指すとなれば余裕を見た方がよい。GeForce RTX 5080のようなハイエンドは不要でも、GeForce RTX 5070以上が理想だ。設定を少し下げてもグラフィック品質は目に見えて下がるわけではない。最高設定に強いこだわりがなければ設定を下げてのゲームプレイも想定しておこう。

Forza Horizon 6推奨モデル選びのポイント

グラフィックボードの性能を重視

Forza Horizon 6を快適にプレイできるモデル選びは簡単だ。グラフィックボードの性能を重視したモデルでよい。ただし、CPU性能が低く価格の安いRyzen 5 4500やRyzen 7 5700Xはあまり適していない。CPUでコストカットしてグラフィックボードのグレードを上げてもCPUがボトルネックになってしまう。ミドルクラス相当のCPUを搭載していることが前提だ。CPUとグラフィックボードのバランスはそれほど意識しなくてもよい。

解像度に合わせてVRAMの容量も重要になる。環境を選ばずプレイしたいならGeForce RTX 5060 Ti 16GB以上が無難だ。フルHDであればGeForce RTX 5060 Ti 8GB以上がよい。GeForce RTX 5070があれば、解像度もリフレッシュレートも気にせずプレイできる。Forza Horizon 6のためにゲーミングPCを購入するときは、グラフィックボードを選んで最低限のCPUを避けるだけだ。

あとは予算に合わせて性能を調整すれば問題ない。たとえば、GeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載モデルが予算的に厳しいならGeForce RTX 5060搭載モデルにする。GeForce RTX 5060 Ti 8GBがひとつの基準となるが、必須の性能ではない。コストパフォーマンスを重視するなら、Ryzen 5 7500FやCore i5-14400Fと組み合わせたモデルが適している。極端に性能の低いCPUを避ければ問題なく快適にプレイできるはずだ。

予算に余裕があればGeForce RTX 5070 Ti搭載モデルなど、ハイエンドクラスを手にするのもよい。高解像度・高フレームレートを実現するためには性能がいくらあっても困らない。予算はもちろん、プレイしたい環境に合わせつつグラフィックボード重視のゲーミングPCが最適だ。

ストレージが500GBでは心もとない

性能に関わる部分ではないので見落としがちになるのがストレージ容量だ。Forza Horizon 6は167GBの空き容量が求められる。インストール時点では140GB程度ながら、余裕を見ての容量なのだろう。多くのゲーミングPCが500GBを最低限の容量としている現在、とくに問題なく感じるかもしれない。

実際には500GBのストレージであっても500GBすべての容量を使用できるわけではない。ストレージは1GBを1000MBで計算されている。しかし、Windowsは1GBを1024MBで計算する。その結果、500GBの容量は465GBになる。使用するストレージによっては465GBよりも多くなることはあっても、500GBに到達することはない仕様だ。

Windows 11は64GBの容量を使用し、状況によってさらに使用するため+36GBの100GBを空けておいた方がよい。さらに、ストレージは10%程度の空き容量がなければ動作不良を起こす可能性がある。およそ150GBは何もしなくても必要となる。465GBから150GBを引くと315GBだ。Forza Horizon 6の167GBは収まる。そう考えてしまうかもしれない。

たしかに、ゲーミングPCを購入してすぐにForza Horizon 6をインストールした状態であればその通りだ。しかし、PCのキャッシュやForza Horizon 6のアップデートで徐々に必要な容量は高まる。ゲームを進行するとそれだけで容量が圧迫されることもあるだろう。315GBから167GBを引いた148GBの余裕はすぐになくなる。

別のゲームをひとつインストールするだけで厳しくなるのが現実だ。ストレージは軽視されがちだが、ゲームをプレイする上で非常に重要だ。容量に余裕がなければパソコンの動作が重くなり、ゲームをプレイするどころではなくなる。Forza Horizon 6をプレイするなら500GBではなく、1TB以上のストレージをおすすめする。

ゲーミングPCを選ぶ際、CPUやグラフィックボードなど、ゲームに関連する性能を重視する方も多い。容量が大きいゲームではストレージの問題は無視できない。多少性能が低くても設定を調節すれば対応できるが、容量不足は対応しにくい。多くのファイルを削除するか、新しくストレージを増設するかしかない。外付けストレージやクラウドにゲーム以外のファイルを移すのも手段としてはありだ。

ただし、ゲームファイルを外付けストレージやクラウドに保存することはおすすめできない。クラウドはファイルの状態を定期的に同期するため、ゲームのセーブとクラウドの同期が重なるとセーブファイルが巻き戻ってしまうかもしれない。また、最悪の場合はセーブデータ自体が破損し、最初からやり直すことにもなる。

加えて、ローディングが頻発するとゲームの進行を著しく阻害してしまい、性能は十分でもカクつきや不安定な状態となる。あまり重要視されていないストレージは、容量が十分であることが前提である。容量の大きいゲームでは、快適性にも関わってくるので注意してほしい。

Forza Horizon 6の概要

日本を舞台にしたオープンワールド

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Forza Horizonは第一作からアメリカ・南ヨーロッパ・オーストラリア・イギリス・メキシコと舞台がナンバリング毎に違う。第6作目であるForza Horizon 6は日本を舞台としている。レースゲームに関わらず、日本を舞台にした日本風な町並みのゲームは多い。しかし、Forza Horizon 6ほど作り込まれたゲームは初めてかもしれない。

日本を舞台としたゲームは、お寺や神社などのランドマークを中心としつつ、なんとなく日本だとわかる程度のものが多かった。Forza Horizon 6をプレイすると、ここまで日本を再現しているのかと驚くはずだ。架空の日本でありながら、東京シティなどは渋谷のスクランブル交差点があるなど、ところどころ現実世界を再現している。驚嘆すべきは「どこかで見たことのある風景」だ。

現実世界に存在しないはずのオリジナルの場所や地域は、日本の田舎や町並みをとてもよく見ているのがわかる。道や風景が日本のどこかに絶対あると思ってしまうほど特徴を捉えている。田舎の家やロードサイド店舗、目に映るすべてが日本のどこかで見かけるような構造だ。広い道もあれば狭い道もあり、これまでのForza Horizonシリーズとは違った日本を舞台にしたゲームならではだ。

レースゲームの多くは海外を舞台にしているため、どこかファンタジーのような感覚があった。慣れない右側通行や日本では見かけない車種、レースゲームともなればスーパーカーしか走っていないなんてこともある。Forza Horizon 6では軽トラを見かけることもあり、現実世界とリンクしているような感覚だ。

日本風なゲームはあっても、ここまで日本っぽさを出したゲームはない。レースゲームに興味がなくても、ドライビングゲームとして見てもよくできている。雰囲気を楽しむという点では、レースゲームとは思えない出来栄えだ。これだけでForza Horizon 6をプレイする価値があると言える。

豊富な車種とカスタム

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Forza Horizon 6には600台を超える車が実装されている。車好きの方には定番と言えるラインナップはもちろん、少し特殊なものまで揃っている。最強の車を選ぶのもよいが、自分が好きな車で勝利を目指すのも醍醐味だ。ここまで車種が多いと、あまり車に詳しくない方にはとっつきにくさがある。単純に何を選べばよいかわからず迷ってしまう。

こうなってしまうと性能で選ぶというロマンのない選択になる。ドライビングテクニックではなく、性能で勝つというのはレースゲームの最善と言えるのだろうか。あえて見た目で選ぶというのもよさそうだ。個人的にはレースに向かないようなラインナップがあっても面白かったのではないかとも思う。

カスタムはやや一方通行にも感じる。基本的には目標となるグレードになるように調整しつつ、目的に沿ったカスタムだ。攻略を目指す上ではやり方が固まってしまい、個性を出す調整がむずかしい。カスタムに関してはForza Horizon 6のストーリーを攻略した後に個性を出す方がよさそうだ。序盤はカスタムを行う頻度も少なく、あまり意識しなくてよい要素だ。

カスタムを使えば性能で落ちる車種でも十分レースを成立させられるようになるため、ゲーム中終盤で好みの車を使いたい場合に重要となる。もっとも、性能の高い車種をカスタムすると性能差はより明確になる。レースの種類に合った車種をいくつか揃えた上でカスタムを行い個性を出すスタイルが一般的と言えそうだ。

車種はアップデートやDLCで増える可能性がある。日本を舞台にしているのであれば、軽自動車が選択肢に入り、軽自動車のみのレースがあっても面白そうだ。速度やレースにまったく適していないので現実的ではないものの、日本を舞台にするにはよい題材にも思える。GRヤリスがサイズや操作性で日本のレースに向いているように、軽自動車の特性を活かした窮屈なレースがあってもよさそうなものだ。

Forza Horizon 6のプレイレポート

難易度調整で初心者も安心

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普段レース系のゲームをプレイしない筆者は、常に最下位をキープしていた。問題なく走れる場合は路面に水色の矢印が表示され、カーブなどでスピードが出すぎていると黄色から赤色の矢印へ変わる。この矢印で判断して速度を調節しつつカーブへ突入することになるが、筆者は壁に突入してコースアウトからのチェックポイント無視でチェックポイントに戻されるばかりだ。

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最下位の原因は脳筋のようなストロングスタイルにある。スピードは出せば出すほどよい、カーブはドリフトで曲がってしまえばよい。常にアクセルベタ踏みでレースを行うから最下位をキープするのである。車の性能に差があるのではないかと思うくらいに他の車に追いつかない。12台で競うレースで中盤にもなれば11位が視界から消える。

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連続して12位を取っていると「負けてばかりだから難易度下げますか?」と親切とも煽りとも取れるメッセージが届く。屈辱とも言える案内を渋々承諾して難易度「初心者」でレースを行う。それはもう明らかな性能ダウンが見ただけでわかる。スタート時点で自分以外の全員がノロノロ動き出し、一気に1位に躍り出る。その後も小さいミスを繰り返しても圧倒的な差を着ける状態だ。

最終盤まで1位をキープし、なるほどこれが難易度調整の恩恵か。接待にも近いレース状況で余裕のゴール手前でまさかのスピンで4位に転落してゴール。難易度をこれだけ下げても1位はむずかしいようだ。THE CREW(ザ・クルー)以来、まともなレースゲームはプレイしていないだけに、しばらくはリハビリが続きそうだ。レースで勝てないせいで長らく先に進められなかった。

普段レースゲームをプレイしていない方でも楽しめる設計なのはありがたい。レースゲームに慣れている方は標準以上の設定でプレイしやすい難易度になるはずだ。手応えを感じられる難易度に合わせてプレイしよう。難易度が高いほど手に入る経験値も高くなるので、筆者も最終的には最高難易度でプレイしたいものだ。

ちなみに、難易度「初心者」の下に「新人」「ツーリスト」がある。「標準」の上には「上級」「玄人」「エキスパート」「プロ」「アルティメット」が用意されている。腕に自信のある方でも満足できそうだ。標準で置き去りにされている現状ではとても選択できない難易度である。

これはただ腕の問題というだけではない。と、言い訳をしておく。コースの難易度が非常に高い印象を受ける。カーブがとても急で、曲がるのも一苦労だ。最高速度だけが勝負を左右するわけではないということなのだろう。一般的なレースでこれなら、峠のコースともなれば崖下にダイブしてしまいそうだ。キーボード+マウスでプレイしていることが原因だと言い訳しながら今日も接待レースを楽しんでいる。

ゲーム容量の大きさを感じるオープンワールド

Forza Horizon 6-openworld
Forza Horizon 6はレース以外にもドライブもまた醍醐味のひとつだ。広大なオープンワールドは日本の風景を楽しみながら、地域を巡り新しい道路を発見するのも楽しみのひとつだ。その中で、とても感心したのは道路以外も走ることができる点だ。レースゲームに限らず、オープンワールドとは言いつつも見えない壁で通れないエリアがあり、結果的に道に沿った移動しかできないゲームも存在する。

レース系のゲームはとくにそういう印象を抱いていた。しかし、Forza Horizon 6は道路以外も走行できる。山や森、畑や庭など、道路から外れた場所でも関係なく走行できる。木や立札などは触れただけで吹っ飛んでいくので、森を走行すると妙な爽快感を得られる。

道以外を走れることにそれほどのメリットはないかもしれない。ここで伝えたいのは、決まった道を走る必要がないということだ。道路に沿って走らなければならないゲームは、いかにオープンワールドといえども一方通行なゲーム進行になる。道を外れても崖から転落もせず、見えない壁に通せんぼされるだけだ。

いろは坂のような場所であえてカーブを曲がらず突っ切って大胆なショートカットを行う。レースではなかなかできなくても、ドライブではそういった奇天烈な運転ができる。現実世界ではできないことができるのは、どこかシミュレーター系のゲームに近いものを感じる。

こういった自由度の高いオープンワールドであることが167GBという大容量なゲームを誕生させたのだろう。グラフィック品質のよさも相まって、どこでも走れることがひとつのコンテンツになっているようにさえ思う。攻略情報が出てくると、おそらく山などの道を外れた場所に何かのコンテンツも発見されていくはずだ。Forza Horizon 6には宝探しのようなものもあるので、あえて攻略情報を見ずに楽しみたい。

筆者はメインコンテンツから外れた楽しみ方をするプレイスタイルだ。見えない壁に邪魔されないオープンワールドは大好物である。本筋に沿わないことで長くそのゲームを楽しめるからだ。Forza Horizon 6はストーリーを進めなくても、飽きるまでドライブし続けるというのもありかもしれない。レースで勝てない現実逃避に近い感覚で軽トラ相手に格の違いを見せつけていた。

プレイ中に負荷をほとんど感じない

Forza Horizon 6-gpu
今回プレイした環境はCore i9-12900K×GeForce RTX 4080 SUPERだ。これだけの性能があれば快適なのは当然だと思うかもしれない。最近のゲームはCPUの負荷が高いこともあって、いかにグラフィックボードの性能が高くても快適とは言えなかった。カクつきはもちろん、フレームレートがなかなか安定しない。ほとんどのゲームは最高設定にすると60fps~90fpsが限界だ。

Forza Horizon 6はCPUの負荷がそこまで高くない。リアルタイムレイトレーシングやDLSSなどの設定が細かくできるのでグラフィックボードの性能が高ければ、CPUが足を引っ張らないのだろう。最高速度で空を舞ったときでもカクつきを感じなかった。

レース系に限らず、車を操作するゲームは新しくなればなるほど要求スペックが高くなる印象があった。水や光の反射もリアルに再現し、雰囲気を最大限楽しめるような設計になるからだ。Forza Horizon 6の要求スペックが現実的であるところに、最上級の品質を目指さず最適化と妥協で遊びやすい環境を作り上げたのが見て取れる。

いかに最高品質のグラフィックを用意しても、それを遊べる環境のプレイヤーは限定的だ。多くのプレイヤーに満足してもらえるレベルに負荷を下げ、それでもグラフィック品質を追い求めたかのようなゲームだ。テクスチャの粗さを感じることもなければ、作り込みが甘いと思うところもなかった。雑業的にグラフィック品質のよいゲームだと判断した。

細かく見ればテクスチャ解像度が低い箇所もあるにはあるだろう。それを感じさせないのが素晴らしい。プレイしていて日本を感じながら、風景を楽しみながらプレイできた。ただの背景ではない。Forza Horizon 6がどういうゲームなのか、最下位を走り11位が見えなくなった状況でも腐らずに風景を楽しみながらプレイできた。心が萎えてしまわなかったのはこの背景の美しさや作り込みにあったのかもしれない。

フードデリバリーで金策

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レースを進めるには技術的な問題でむずかしくなった。新しい車を購入したり、チューニングしたりと費用は莫大にかかる。何かよい金策はないかと考えて行き着いたのがフードデリバリーだ。自分の愛車で届けるのかと思ったが、専用の配送車が用意される。これがよく滑る。なかなかおもしろい動きをするので乗っていて楽しい。

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さて、レストランに配達物を受け取りに行く。日本でよく見かけるような狭い路地に入り、配達物を受け取る。受け取りに向かって配達完了までは10分の制限時間がある。現実時間の10分ではなく、ゲーム内時間の10分だ。体感的におよそ2~3分といったところだろうか。これは忙しくなりそうだ。

最初の仕事は注文の品を混ぜながら配達しようという現実世界ではクレーム100%のミッションだ。道中はドリフトを駆使して注文された料理を混ぜていく。混ぜる必要のあるものは届いてから混ぜればよいのではないか。そんな疑問を対向車にぶつけながら配達が完了した。

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配達は完了したが、混ぜながら走ればこうなるのも当然だ。フロントはベコベコにへこんでいる。車だけでなく歩道橋の柱にも突進した。あれだけの速度でぶつかってもこの程度で済むというのは、車の頑丈さに守られていることを痛感する。レースと違い自分との勝負ということで、このフードデリバリーは金策としてもコンテンツとしても楽しく感じられた。またしばらくしたらプレイしてみようと思う。

こういったメインとは違うサブコンテンツこそがゲームを飽きさせない要素だ。レースゲームが苦手ということを知った上で、まだまだプレイしたいと感じさせる素晴らしいゲームだ。サブコンテンツもしっかり作り込んでいることから、Forza Horizon 6がいかに完成されたゲームなのか判断できた。Forza Horizonシリーズは今後も注目していきたい。

Forza Horizon 6向けおすすめのゲーミングPC

LEVEL-M1AM-R75F-PGX (パソコン工房)

LEVEL-M1AM-R75F-PGX価格:204,800円164,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 7500F
GPU:Radeon RX 9060
メモリ:DDR5 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.4

公式サイト

Forza Horizon 6の公式推奨環境をおおむね満たしたモデルだ。Radeon RX 9060はGeForce RTX 3060 Tiよりも8%ほど性能が低い。その程度であれば、最新世代の技術的で快適にゲームをプレイできると言ってもよい。妥協して画質やフレームレートに不満を持つぐらいならLEVEL-M1AM-R75F-PGXを選んでおきたい。将来的なことも考慮し、コストパフォーマンスを意識してLEVEL-M1AM-R75F-PGXをおすすめしている。

THIRDWAVE AD-C5F56B-05W Intel Core Ultra搭載 (ドスパラ)

THIRDWAVE AD-C5F56B-05W価格:188,980円+送料3,300円
CPU:Core Ultra 5 225F
GPU:GeForce RTX 5060 Ti 8GB
メモリ:DDR5-5600 16GB(シングルチャネル)
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト

THIRDWAVE AD-C5F56B-05WはForza Horizon 6の公式推奨環境はもちろん、当サイトの推奨環境もクリアしている。フルHDでForza Horizon 6をプレイするには最適な性能を有している。コストパフォーマンスも高く選びやすいのが特徴だ。CPU性能も高く、マルチコア性能の高さからゲーム以外の用途にも対応しやすい。総合的に見てバランスのよいモデルである。DLSSを有効化すれば高めの設定でも問題なくプレイできるだろう。Forza Horizon 6を遊び尽くすなら、THIRDWAVE AD-C5F56B-05Wをおすすめする。

THIRDWAVE AD-R7A57A-05W Ryzen7 7700搭載 (ドスパラ)

THIRDWAVE AD-R7A57A-05W価格:219,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 16GB(シングルチャネル)
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:10.0

公式サイト

THIRDWAVE AD-R7A57A-05WはForza Horizon 6を高解像度でプレイするために必要な性能を備えたモデルだ。GeForce RTX 5070は高い性能と12GBのVRAMを有している。WQHDや4Kでプレイするのに最適だ。本来であればGeForce RTX 5060 Ti 16GB搭載モデルをピックアップしたかったが、GeForce RTX 5070搭載モデルの方が安く設定されていたので、あえてGeForce RTX 5070搭載モデルを選んだ。安く上位の性能を選べるならそれに越したことはない。画質やフレームレートにこだわったプレイスタイルの方におすすめだ。

参照外部サイト