画像引用元:https://www.ark-pc.co.jp/
当ページでは、Core i5-12400のスペックレビューと性能ベンチマークを検証している。2023年になってすぐ嬉しいニュースが届いた。Alder Lake世代における安価なCPUであるCore i5-12400が発売されたのだ。これまでは末尾に”K”を冠した倍率ロックフリーモデルのみのラインナップだった。ついに低価格帯のゲーミングPC向けの無印CPUが登場したのだ。下位モデルにCore i3-12100があるが、ゲーミングCPUとしての人気は皆無に近く実質このCore i5-12400が最も安価なCPUだと考えてよい。
Core i5-12400では、従来モデルのCore i5-11400と同様に6コア12スレッドというスペックだ。上位モデルのCore i5-12600KではPコアとEコアのハイブリッドコアアーキテクチャを採用しているという強みがある。下位モデルのCore i5-12400はスペックを抑えていてまさに価格を抑えたい方向けのモデルだと言える。もちろんCore i5-11400と比べて性能が高くゲーミング性能も向上しているので不安はないのではないかと思う。ミドルクラスのグラフィックボードとのバランスがよい。
搭載モデルについては、「Core i5-12400(F)搭載おすすめゲーミングPC」で解説している。搭載ゲーミングPCではCPU内蔵グラフィックス非搭載のCore i5-12400Fが採用されることが多い。なお、すでに後継モデルである「Core i5-13400」が発売されている。後継モデルではハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて10コア16スレッドとCore i5-12600Kと同等のスペックを誇る。
2020年発売で2世代前のCPUだが、2024年10月時点で新品で購入できる。搭載ゲーミングPCも販売されている。ミドルクラスのCPUとして見ればゲーミングCPUとして悪くない選択肢だ。
Core i5-12400の基本情報
コードネーム | Alder Lake |
---|---|
プロセス | 10nm |
コア/スレッド数 | 6コア(6Pコア+0Eコア)/ 12スレッド |
Pコア定格/最大クロック | 2.5 GHz / 4.4 Ghz |
Eコア定格/最大クロック | – |
L3キャッシュ | 18MB |
PBP | 65W |
MTP | 117W |
発売日 | 2022年01月05日 |
MSRP(定価) | $192 |
中古価格 | 19,980円 *2024/10時点 14,980円~(Fモデル) |
特徴 | (+)Ryzen 5 5600Xを超える高い性能を持っている (+)価格が安くコストパフォーマンスに優れている (+)売れ筋のゲーミングPCが増えてきた (-)6コア12スレッドと従来モデルとスペックは変わらない |
評価 | ・総合評価 6.0 ・ゲーム評価 6.5 |
当ページの目次
Core i5-12400の基本情報
基本スペック
i5-12400 | i5-12600K | i5-11400 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Alder Lake | Alder Lake | Rocket Lake |
プロセス | 10nm | 10nm | 14nm |
Pコア | 6 | 6 | 6 |
Eコア | - | 4 | - |
トータルコア | 6 | 10 | 6 |
スレッド数 | 12 | 16(12+4) | 12 |
定格クロック | 2.5GHz(P) | 3.7GHz(P) | 2.6GHz(P) |
最大クロック | 4.4GHz(P) | 4.9GHz(P) | 4.4GHz(P) |
定格クロック | - | 2.8GHz(E) | - |
最大クロック | - | 3.6GHz(E) | - |
オーバークロック | × | ◯ | × |
L3キャッシュ容量 | 18MB | 20MB | 12MB |
対応メモリ | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR4-3200 |
内蔵グラフィックス | UHD Graphics 730 | UHD Graphics 770 | UHD Graphics 730 |
CPUクーラー | ○ | × | ○ |
PCI Express | 5.0 | 5.0 | 4.0 |
PBP | 65W | 125W | 65W |
MTP(PL2) | 117W | 150W | 154W |
MSRP | $192 | $299 | $182 |
中古価格 (Fシリーズ) | 21,980円 (19,980円) | 38,450円 (34,700円) | 18,980円 (16,980円) |
発売日 | 2022/01/05 | 2021/11/04 | 2021/03/30 |
6コア12スレッドというスペックは共通だ。エフィシエントコアは搭載されておらず上位モデルとの差別化が図られている。定格クロックは4%低く、最大クロックは同等の4.4Ghzだ。オーバークロックに対応していない。L3キャッシュ容量は50%多く18MBとなる。対応メモリもDDR4-3200だけではなくDDR5-4800にも対応している。もっとも価格重視のCore i5-12400において価格の高いDDR5-4800を選択するのはナンセンスだ。
内蔵グラフィックスはUHD Graphics 730だ。Core i5-12400ではPCI-E 5.0をサポートしている。PBPは65Wと共通だが、MTPは117WとCore i5-11400と比べて24%省電力性に優れている。価格差は$10だ。性能が高くなっていることを考えると悪くない。Core i5-11400の発売から9ヶ月で新しいモデルが出るのは異例だろう。
同じAlder Lake世代のCore i5-12600Kと比較していこう。プロセスは10nmで共通だ。Core i5-12600Kではハイブリッドコアアーキテクチャを採用している。従来ものコアであるPコアに加えて電源効率を重視したEコアを搭載している。トータルコアは10コアで、スレッド数は16(12+4)だ。Core i5-12400と比べてそれぞれ66%・33%多い。
Core i5-12600Kの方が定格クロックが48%高く、最大クロックも12%高い。Core i5-12600Kはオーバークロックに対応していてより高い性能を得られる。Core i5-12600Kの方がL3キャッシュ容量が10%多く20MBとなる。対応メモリは共通だ。内蔵グラフィックスについてはUHD Graphics 770を搭載していてより高い性能を持つ。Core i5-12400ではCPUクーラー同梱となっている。PCI-E 5.0をサポートしているのは同等だ。Core i5-12600KのPBPは125WとCore i5-12400よりも90%程度大きい。MTPに関しても29%大きい。倍率ロックフリーモデルだからこその消費電力だと言える。価格差は$107だ。
中古Core i5-12400は21,980円で販売されている。CPU内蔵グラフィックス非搭載のFシリーズなら19,980円と割安感がある。上位モデルのCore i5-12600Kになると17,000円高くなってしまう。やはりCore i5-12400の魅力は価格の安さにあると言えるだろう。なお、旧世代のCore i5-11400だと18,980円(16,980円)で購入できる。性能差を考えるとCore i5-12400を選ぶ方が満足度が高くなるはずだ。
Ryzen 5シリーズと比較
Core i5-12400 | Ryzen 5 5600X | Ryzen 5 3600 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Alder Lake | Zen 3 | Zen 2 |
プロセス | 10nm | 7nm | 7nm |
Pコア | 6 | 6 | 6 |
Eコア | - | - | - |
トータルコア | 6 | 6 | 6 |
スレッド数 | 12 | 12 | 12 |
定格クロック | 2.5GHz(P) | 3.7GHz | 3.6GHz |
最大クロック | 4.4GHz(P) | 4.6GHz | 4.2GHz |
オーバークロック | × | ○ | ○ |
L3キャッシュ容量 | 18MB | 32MB | 32MB |
対応メモリ | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 |
内蔵グラフィックス | UHD Graphics 730 | × | × |
PCI Express | 5.0 | 4.0 | 4.0 |
TDP | 65W-117W | 65W | 65W |
MSRP | $192 | $299 | $199 |
国内価格 | 21,980円 (19,980円) | 17,980円 | 11,980円 |
発売日 | 2022/01/05 | 2020/11/05 | 2019/07/07 |
Ryzen 5 3600はスペック的にも優れたCPUだと言える。コア数/スレッド数はCore i5-12400と同じ6コア12スレッドだ。定格クロックはRyzen 5 3600の方が44%高く、最大クロックはCore i5-12400の方が5%高い。Ryzen 5 3600はオーバークロックに対応しているのがポイントだ。環境さえ整えればより高いクロック周波数を実現することができる。もっとも性能的にはCore i5-12400の方が圧倒的に高い。価格差は$7でRyzen 5 3600の方が高いが、発売から2年半も経過しているため販売価格では大幅に下回る。
Zen 3アーキテクチャを採用した後発のRyzen 5 5600Xと比較していく。発売時期はCore i5-12400のおよそ1年前だ。そろそろAMDは最新モデルをリリースしないと戦えなくなりそうだ。Ryzen 5 5600XもRyzen 5 3600と同じ7nmプロセスを採用している。6コア12スレッドというスペックも共通だ。定格クロックはCore i5-12400よりも48%高く、最大クロックはCore i5-12400の方が5%高い。Ryzen 5 5600Xはオーバークロックに対応している。
L3キャッシュ容量はRyzen 5 5600Xの方が78%多く32MBとなる。対応メモリは新しいCore i5-12400の方が上位規格に対応している。内蔵グラフィックスを搭載しているのもCore i5-12400の強みだ。PCI-E 5.0をサポートしているのもポイントだと言える。TDPは65Wと共通だが、高負荷時にはRyzen 5 5600Xの方が消費電力が抑えられている。7nmプロセスによる恩恵だ。価格差は$107とかなり大きい。
Ryzen 5 5600Xの方がMSRP(定価)は高いが、中古価格ではCore i5-12400の方が2,000円~4,000円高い。ゲーミング性能を考えるとCore i5-12400が上だ。搭載モデルについてはかなり少なくなってきている。Core i5-12400よりもRyzen 5 5600Xの方が搭載モデルは豊富だ。
Core i5-12400の最新評価【2024年】
Core i5シリーズとして評価が高い
Core i5-12400は、2022年1月に発売されたCPUでゲーム性能スコアは26,448だ。ミドルクラスとして十分通用する水準だ。当サイトでは20,000スコアを一つの基準としているので、Core i5-12400の性能があれば極端に性能不足に陥る心配は不要だ。特に60番台までのグラフィックボードなら現行モデルでもバランスはよいと言える。今でも性能の近いRyzen 7 5700Xを搭載したゲーミングPCが販売されていることからも性能面での不安はない。
旧世代のCore i9-11900Kに匹敵するゲーム性能は圧巻だ。競合モデルのRyzen 5 5600Xと同等の性能を持つ。ゲーミング性能ではRyzen 5 5600Xを上回ると考えてよい。現行モデルのCore i5-13400との性能差は20%以上とやや大きい。Core i5-13400では2つのコアを組み合わせたハイブリッドコアアーキテクチャを採用したことでマルチコア性能を伸ばした。意外とゲーム性能も伸びていて性能差は10%弱だ。
中古価格は19,980円~
製品名 | コア/スレッド | ゲーム性能 | 価格 | コスパ | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|
Core i5-13400F | 10/16 | 28,926 | 25,980 | 1.113 | 2023/01/03 |
Ryzen 9 5900X | 12/24 | 27,257 | 40,990 | 0.665 | 2020/10/09 |
Ryzen 7 5700X | 8/16 | 27,036 | 29,700 | 0.910 | 2022/04/04 |
Core i9-11900KF | 8/16 | 26,816 | 40,980 | 0.654 | 2021/03/30 |
Core i5-12400F | 6/12 | 26,448 | 14,980 | 1.766 | 2022/01/05 |
Ryzen 5 5600X | 6/12 | 25,932 | 18,580 | 1.396 | 2020/10/09 |
Ryzen 5 5600 | 6/12 | 25,000 | 24,200 | 1.033 | 2022/03/22 |
Core i9-10900K | 10/20 | 24,927 | - | - | 2020/05/20 |
Core i7-11700K | 8/16 | 24,902 | 31,980 | 0.779 | 2021/03/17 |
Core i7-11700 | 8/16 | 24,828 | 27,980 | 0.887 | 2021/03/17 |
Core i3-14100F* | 4/8 | 23,605 | 16,980 | 1.390 | 2024/01/08 |
Core i3-13100F | 4/8 | 23,381 | 13,980 | 1.672 | 2023/01/03 |
上記テーブルで各モデルの価格やコスパをまとめている。並べ替えることも可能だ。Core i5-12400Fは14,980円~購入できコストパフォーマンスは良好だ。ゲーミングCPUとして考えるならFモデルでよいだろう。Ryzen 5 5600XやRyzen 5 5600も魅力的なCPUだが、ゲームプレイ時の安定感という観点から言えばCore i5-12400がおすすめだ。ゲーム側の最適化もIntelの方が有利なように思える。
AMD製CPUのように不安定になる可能性は低い。中古でも倍率ロックフリーモデルである「K」・「KF」は価格が下がりづらい。また、コア・スレッドが多いモデルの方が価格は残りやすいと言えるだろう。そういう意味でもCore i5-12400(F)は狙い目となる。なお、新品の価格は17,680円~でコスパ指標は1.496と高い。保証面を考慮して新品で購入するのもありだろう。
Core i5-12400の特徴&注意点【2022年時点】
Ryzen 5 5600Xよりも高いパフォーマンスを持つ
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i5-12400 | |
Ryzen 5 5600X | |
Core i7-11700 | |
Ryzen 5 5600 | |
Ryzen 5 5500 | |
Core i5-11600K | |
Core i5-11400 | |
Ryzen 5 4500 | |
Core i3-12100 | |
Core i5-10400 | |
Ryzen 5 3500 | |
Core i5-9400F |
Core i5-12400の方が安い上に性能も上回るのだからRyzen 5 5600Xの立場はない。Zen 4アーキテクチャを採用した最新モデルは2022年後半に発表(4Gamer, 2022)されるということだ。この記事を書いている2022年1月の時点では発売までかなり時間が掛かりそうなので、価格を下げるなどの措置を講じない限り厳しいだろう。競争が起こることはユーザーにとっては大きなメリットだと言える。
上位モデルであるCore i5-12600Kとの差は大きい
上位モデルであるCore i5-12600Kとの性能差が大きいことは理解しておく必要がある。Core i5-12600KではPコアとEコアを搭載したハイブリッドコアアーキテクチャを採用している。Core i5-12400が6コア12スレッドに対して、Core i5-12600Kでは10コア16スレッドとスペックが引き上げられている。これまでの世代では同じCore i5シリーズでこのようにコア/スレッドが変わったことはない。
さすがにこれだけコア/スレッド数が変わると性能が生じることになる。純粋なCPU性能で70%以上の差があると考えてよい。特にマルチスレッド性能が有利になる動画編集やゲーム実況などで差が広がる。ゲーミング性能でも10%以上上回る。価格差が$107であることを考えるとCore i5-12600Kも狙い目のCPUだと言えそうだ。もっともBTOパソコンではラインナップがほとんどないため選びづらい。
価格を抑えたゲーミングPCが実現する可能性がある
Core i5-12400は$192と価格が抑えられたCPUで当然低価格帯のゲーミングPCが実現できる可能性が高い。それは自作PCだけではなくBTOメーカーが販売するゲーミングPCでも同じだ。今はまだCore i5-11400やCore i5-10400など3世代に渡るモデルが併売されているためCore i5-12400で低価格を実現するのはまだ先になるかもしれない。
それでも春に掛けて期待が持てる。理想を言えばRTX 3050との組み合わせで税込10万円前後だ。世代を重ねるごとに性能の底上げが行われていてCore i5シリーズでもゲーミングCPUとして十分な性能を持つ。特に第12世代になってかなり性能は高くなった。
2022年12月時点での当サイトの「コスパ最強クラスのおすすめゲーミングPCランキング」を見てもCore i5-12400(F)を搭載したゲーミングPCが上位を占めていることがわかる。旧世代ではCore i7-11700が人気だったが、今世代ではCore i7-12700よりもCore i5-12400の方が注目度が高い。価格を抑えたいゲーマーの方はぜひチェックしておこう。
Core i5-12400のゲームベンチマーク一覧
Far Cry 6
Hitman 3
Horizon Zero Dawn
F1 2021
その他アプリケーションのベンチマーク
Cinebench R23
7-Zip
Adobe Premier Pro
Adobe Photoshop
Corona 1.3
Core i5-12400(F)搭載おすすめゲーミングPC
LEVEL-M17M-124F-LAX-MINT SHERBET(パソコン工房)
CPU:Core i5-12400F
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
Core i5-12400F×GeForce RTX 3050 6GB搭載のエントリークラスの一台だ。クリアガラスパネル採用のオシャレなケースデザインがかっこいい。ここではシャーベットカラーのLEDを選択したが、その他にもブルーやマゼンタも選択できる。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB NVMeと構成は平均的だ。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。
Magnate-G MTW 第12世代Core搭載(ドスパラ)
CPU:Core i5-12400
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
ドスパラ(サードウェーブ)が販売する高コスパなゲーミングPCだ。最近流行の白色のケースを採用している。初期構成では通常のケースファンが5基搭載されている。カスタマイズでARGBライティング対応ファンに変更可能だ。3基変更で+3,000円、5基すべて変更で+5,000円となる。Core i5-12400×GeForce RTX 3050 6GB搭載のエントリーモデルとなる。フルHD環境でのゲームプレイに最適だ。低価格帯で人気のRyzen 5 4500よりもワンランク高いパフォーマンスを得られる。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成は平均以上だ。電源ユニットは550W BRONZEを採用している。
LEVEL-M17M-124F-RLX-WHITE(パソコン工房)
CPU:Core i5-12400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
パソコン工房のLEVELθブランドのゲーミングPCとなる。グラフィックスにAda Lovelace世代のGeForce RTX 4060を搭載した一台だ。DLSS 3.0をサポートしていてより高いフレームレートを実現できる。メモリDDR5-4800 16GB、SSD 500GB NVMeと構成は平均的だ。電源ユニットは650W BRONZEとワンランク上のものが選択されている。
Magnate-G MTRW 第12世代Core/Radeon RX6600搭載(ドスパラ)
CPU:Core i5-12400
GPU:Radeon RX 6600
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
2024年9月26日に発売されたばかりの新しいブランドとなる。価格を抑えたいユーザー向けだ。クリアガラスパネル採用でデザイン性に優れている。Core i5-12400×Radeon RX 6600搭載のローエンドクラスのゲーミングPCだ。グラフィックス性能はまずまずでローエンドクラス相当の性能を持つ。GeForce RTX 2060相当の性能を有している。フルHD環境でのゲームプレイならまずまず通用する。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeという構成だ。電源ユニットは550W BRONZE採用となる。
LEVEL-M27M-124F-SLX-WHITE(パソコン工房)
CPU:Core i5-12400F
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
Core i5-12400F×GeForce RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスの一台だ。GeForce RTX 4060 Tiは現行のAda Lovelace世代のモデルで従来モデルのGeForce RTX 3070と同等のパフォーマンスを期待できる。WQHD環境でのゲームプレイも視野に入る。メモリDDR5-4800 16GB、SSD 500GB NVMeと構成も十分だ。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。
Magnate-G MFSW 第12世代Core搭載(ドスパラ)
CPU:Core i5-12400
GPU:GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
グラフィックスにAda Lovelace世代のGeForce RTX 4070 SUPERを搭載したハイクラスの一台だ。Core i5-12400との組み合わせなら正直オーバースペックだ。CPU性能がボトルネックとなる可能性がある。グラフィックス処理性能を重視したいなら面白い組み合わせといえる。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeという構成だ。電源ユニットは750W GOLD採用で必要十分といえる。
管理人による総評(Core i5-12400)
Core i5-12400は、Alder Lake世代の高コスパモデルだ。すでに登場しているCore i5-12600Kよりもスペックを落としたモデルで価格を抑えたい方に最適なCPUとなっている。6コア12スレッドと従来モデルのCore i5-11400と同等だが、アーキテクチャの変更でパフォーマンスは引き上げられている。上位モデルのCore i5-12600Kが10コア16スレッドのためしっかりと差別化が図られている形だ。
それでも競合モデルであるRyzen 5 5600Xと同等以上のパフォーマンスを持つ点は評価できる。ゲーミングCPUとしても必要十分で安価なゲーミングPCを構築する上で魅力的な選択肢となる。GeForce RTX 4070やGeForce RTX 4060 Tiと組み合わせたモデルがあることから性能に対する信頼性は高い。2024年10月時点での新品のBTOパソコンを購入できる。予算を抑えたいユーザーは必見だ。同じ低価格帯のRyzen 5 4500と比べても性能は高い。
参照外部サイト
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