FRGHLB550WS0402NTK

フロンティアが販売するGHLシリーズ「FRGHLB550/WS0402/NTK」のスペック評価を行った。Ryzen 7 5700X×GeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載でフルHD環境でのゲームプレイに適している。標準以上のゲーム性能を持っていると考えてよい。実は価格が高めにも関わらず、コスパ指標が9.7と高めになっているのはメモリ・SSDなど構成が充実していて評価を底上げしているためだ。

時期によってメモリがシングルチャネルになったり、デュアルチャネルになったりしているため購入前に確認しておく方がよい。デュアルチャネルの方がパフォーマンスが伸びやすく好ましいが、そこまで神経質にならなくても問題ない。LEDファンが映える光るゲーミングPCに仕上がっている。

*本記事では公開スペック・販売価格・同価格帯モデルとの比較をもとに、FRGHLB550/WS0402/NTKの構成やコストパフォーマンスを評価している。

BTOメーカー「フロンティア」について

フロンティアは、ヤマダ電機グループに属するBTOメーカーだ。セール・キャンペーンに強く高コスパなモデルを多数揃えている。コストパフォーマンス重視でゲーミングPCを選びたいならチェックしておく価値がある。カスタマイズ費用も抑えられていて選びやすい。一方で、納期がやや長めだったり、サポート時間が短かったりとデメリットがある点は押さえておこう。

こんな方におすすめ
  • 予算を200,000円前後で組んでいる方
  • 幅広いジャンルをプレイしたい方
  • コストパフォーマンスを重視する方

FRGHLB550/WS0402/NTKのスペック

FRGHLB760WSA

メーカー フロンティア
ブランド名 FRONTIER
製品名 FRGHLB550/WS0402/NTK
価格 205,800円 (+送料3,300円)
CPU Ryzen 7 5700X
CPUクーラー 空冷
グラボ GeForce RTX 5060 Ti 8GB
メモリ DDR4 32GB(デュアルチャネル)
SSD 1TB Gen4 NVMe
電源 600W 80PLUS PLATINUM
マザーボード チップセット B550
おすすめ度 S ランク
評価
コスパ

9.7
ショップ評価

9.3
納期
5営業日出荷

FRGHLB550/WS0402/NTKのカスタマイズ項目を評価

ケース 好みで選択 +0円
OS 変更なし
CPUクーラー 変更なし
CPUグリス 変更なし
メモリ 64GB(32GB×2)DDR4 +99,000円
NVMe SSD [1st] 2TB NVMe SSD +29,700円
NVMeSSD[2nd] 変更なし
電源 【静音電源】850W ATX 3.1電源 80PLUS PLATINUM
(日本製コンデンサ仕様) +4,400円
保証 プレミアム保証(標準1年+2年延長保証)+20,580円

本モデルは標準構成の完成度が高いため、無理にカスタマイズする必要性は低い。価格上昇のデメリットを考慮し、ポイントを絞った構成をおすすめしたい。今なら電源を検討するぐらいでよさそうだ。メモリの増設は慎重に判断しよう。現在、メモリのカスタマイズ費用が高額化している。32GB→64GBで+99,000円となっている。コストパフォーマンスを重視するなら、標準構成のまま運用するのが無難だ。

電源も標準の600W (80PLUS PLATINUM)で十分なスペックだが、将来的にCPUやグラフィックボードのアップグレードを視野に入れているなら、あらかじめ750W以上へ変更しておくとよい。後からの交換作業は手間がかかり、旧電源の処分も面倒なため、購入時のカスタマイズが最も効率的だといえる。850W PLATINUMでも4,400円とリーズナブルだ。延長保証への加入費用は本体価格+10%だ。パーツ価格が高騰する昨今、修理費用のリスクを一定額でコントロールできる延長保証は、加入するメリットが非常に大きい。

FRGHLB550/WS0402/NTKのゲーム性能

AMD Ryzen 7 5700X(CPU)

ryzen75700x-gamescorenew

Ryzen 7 5700Xのゲーム性能スコアは27,036ptだ。2026年時点で購入できるモデルでは下から数える方が早い。Core i5-12400と同等に留まる。GeForce RTX 5060 Ti 8GBとの組み合わせでも少しボトルネックが発生する可能性がある。競合のCore i5-14400よりも7%弱低く、次世代のRyzen 5 7500Fにも届かない。あくまでも最低限のゲーム性能を持っているだけだということを理解しておこう。

NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 8GB(GPU)

rtx5060ti8gb-game

GeForce RTX 5060 Ti 8GBのゲーム性能スコアは31,012ptだ。Radeon RX 9060 XT 16GBよりも8%弱高い。マルチフレーム生成対応などソフトウェア面でも優れている。VRAM 16GB版のGeForce RTX 5060 Tiとの性能差はほとんどない。高画質でのゲームプレイ時には少し差が出ることがあるぐらいだ。下位モデルのGeForce RTX 5060よりも11%程度高くなっている。

FRGHLB550/WS0402/NTKの特徴

充実の構成で個性を出す

★ 本記事のモデルFRONTIER THIRDWAVE
イメージ FRGHLB550/WS0402/NTK THIRDWAVE AD-R7A56B-01W Ryzen7 7700搭載
製品名 FRGHLB550/WS0402/NTK THIRDWAVE AD-R7A56B-01WRyzen7 7700搭載
価格 205,800円 199,980円
クーポン なし 3,000円OFF
kaikae3000
CPU Ryzen 7 5700X8コア16スレッド Ryzen 7 77008コア16スレッド
GPU RTX 5060 Ti 8GB RTX 5060 Ti 8GB*カスタマイズ適用
メモリ DDR4 32GB16GB×2枚 DDR5-4800 16GB16GB×1枚
SSD 1TB NVMe Gen4 500GB NVMe Gen4
電源 600W PLATINUM 650W BRONZE
マザボ B550 A620A
公式 公式サイト › 公式サイト ›
レビュー 当ページ レビュー

本機は、旧世代のCPUを搭載することで価格を抑えたモデルだ。その上で充実の構成を持ち競合との差別化を図っている。Ryzen 7 5700XはZen 3アーキテクチャを採用したモデルで現行モデルから見れば2世代前となる。次世代のRyzen 7 7700と比べてもパフォーマンスは見劣りしてしまう。価格を抑えたいユーザーにとっては魅力的な選択肢となる。競合の「THIRDWAVE AD-R7A56B-01W」と比べて5,820円高くなっている。

FRGHLB550/WS0402/NTKは構成に優れ、メモリ容量・ストレージ容量がそれぞれ倍増で、電源ユニットもPLATINUM規格採用だ。ケースデザインも魅力といえるだろう。性能を重視するならTHIRDWAVE AD-R7A56B-01Wがおすすめだ。次世代のRyzen 7 7700を搭載しているのは強みだ。プラットフォーム的にも将来性が高い。ドスパラは納期が短いことと24時間365日の電話サポート付きなのも選ぶ理由となる。

ゲームへの対応力は高め

Apex LegendsApex Legends

200fps4.0
144fps4.5
フォートナイトフォートナイト

200fps4.0
144fps5.0
マイクラマイクラ

影Mod5.0
通常5.0
モンハンワイルズモンハンワイルズ

120fps4.0
60fps5.0

オーソドックスなミドルハイクラスのゲーミングPCだ。優れた構成と価格を持っていても、性能は突出しているわけではない。基本に忠実な性能である。ミドルハイクラスの性能はゲームへの汎用性が高く、誰にとっても扱いやすいのが特徴だ。240fps以上の張り付きや高解像度のゲームプレイは苦手だ。フルHDの環境であれば、ほぼすべてのゲームを快適にプレイできる。プロ志向な環境を目指すには性能が不足(特にCPU性能)するかもしれないが、一般ゲーマーよりも少し高い環境を構築可能だ。また、WQHD環境以上の高解像度はそれほど得意ではない。アップスケーリング技術の利用が前提となる。

人気の「Apex Legends」や「フォートナイト」は対人要素が強く、高いフレームレートを求めるゲーマーが多い。フルHDでプリセットを下げれば144fps以上を目指せる性能がある。本格的な環境で有利に戦闘を進められるので、Apex Legendsやフォートナイトに適したモデルだ。

世界で一番プレイされた「マインクラフト」に関しては余裕を持って対応できる。負荷の高い影Modを導入しても、特別不満を感じることはないだろう。メモリ容量も大きいので、様々なプレイ環境に対応できるのも魅力だ。ただし、マイクラをメインでプレイするにはオーバースペック気味だ。別のゲームも検討しているならよいが、マイクラ専用で考えているなら別のモデルをおすすめしたい。

2025年2月に登場した「モンスターハンターワイルズ」は負荷が高いタイトルだ。それでもフレーム生成を利用して90fps以上を目指せる。ゲームの性質上フレームレートは重要になる。60fpsでは物足りない方には、最低でもFRGHLB550/WS0402/NTKクラスの性能が必要だ。

FRGHLB550/WS0402/NTKの性能は、最新のゲームまでフォローできる。今後登場するゲームにも幅広く対応できる可能性が高いが、最高設定や推奨環境を満たすことは難しくなっていくはずだ。設定を下げることに抵抗がなければ問題はない。画質よりもフレームレートを求めるプレイスタイルの方なら、最適な性能を持っていると考えてよい。

競合と比べるとサポートはやや見劣りする

★ 本記事のブランドFRONTIERFRONTIER ドスパラドスパラ マウスコンピューターマウス
コンピューター
企業 インバースネット株式会社 株式会社サードウェーブ 株式会社マウスコンピューター
資本金 9,800万円 5,608万9,332円 10,000万円
売上高 262.00億円2025年2月期 926億円2025年7月期 649.96億円*12025年3月期
サポート 10:00-19:00年末年始・指定休日除く 24時間 24時間72時間以内修理目標
標準保証
(延長)
1年間最長3年間 1年間最長5年間 3年間(-)
納期 5営業日 最短翌日 翌営業日*2
公式 公式サイト › 公式サイト › 公式サイト ›
レビュー 当ページ レビュー レビュー

*1 マウスコンピューター単体の売上*2 +2,200円の有償サービス。通常は4営業日

ショップのサポートについてはやや見劣りしてしまうだろう。大手が24時間365日の電話サポートを提供している中で、10:00-19:00までと時間が限定されている。それでも土日祝日は対応してもらえるので極端にサポートを受けづらいというわけではない。また、納期に関しても5営業日とやや長い。繁忙期には1か月以上かかることが多く待ち時間が多くなる。ここも競合と比べて劣る部分だ。

同じフロンティア製ゲーミングPCと比較

★ 本記事のモデルFRONTIER FRONTIER
イメージ FRGHLB550/WS0402/NTK FRGHLB550/WS0327/NTK
製品名 FRGHLB550/WS0402/NTK FRGHLB550/WS0327/NTK
価格 205,800円+送料3,300円 209,800円+送料3,300円
CPU Ryzen 7 5700X8コア16スレッド Ryzen 7 5700X8コア16スレッド
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 5060 Ti 8GB RX 9060 XT 16GB
メモリ DDR4 32GBデュアルチャネル DDR4 32GBデュアルチャネル
SSD 1TB NVMe Gen4 1TB NVMe Gen4
電源 600W PLATINUM 600W PLATINUM
マザボ B550 B550
公式 公式サイト › 公式サイト ›
レビュー 当ページ レビュー
チェックポイント!!

フロンティアの同じセール対象モデルである「FRGHLB550/WS0327/NTK」と比較していく。両モデルの大きな違いはグラフィックボードにある。FRGHLB550/WS0327/NTKは、GPUにAMD製のRadeon RX 9060 XT 16GBを搭載したモデルだ。ゲーム性能はGeForce RTX 5060 Ti 8GBの方が高いので、基本的にはFRGHLB550/WS0402/NTKを選ぶ方がよい。4,000円安いのは強力だ。Radeon RX 9060 XT 16GBの強みは大容量VRAMにある。モンハンワイルズを高画質でプレイしたいなど特定の用途に適している。

FRGHLB550/WS0402/NTKのベンチマークを紹介

本機と同等の構成を持つ「ベンチマーク検証機」でパフォーマンスを計測した。

フォートナイト

Ryzen-7-5700X×RTX-5060-Ti-8GBfortnite-1024x785

低設定なら178.0fpsとまずまずのフレームレートが出せるが、Ryzen 5 7500F搭載モデルと比べるとややフレームレートは低くなってしまう。CPUボトルネックが発生しているためだ。Core Ultra 5 225搭載モデルよりも12%-33%もフレームレートが低くなっている。

モンスターハンターワイルズ

Ryzen 7 5700X×RTX 5060 Ti 8GBmonsterhunterwilds

高設定×フレーム生成有効化でフレームレートを計測した。WQHD環境でも60fpsを超えている。4K環境ではVRAM容量不足で安定しない。設定を下げるかWQHD環境以下でのゲームプレイが現実的だ。

Cyberpunk 2077

Ryzen-7-5700X×RTX-5060-Ti-8GBcyberpunk2077

Cyberpunk 2077も負荷の高いタイトルだが、Ryzen 7 5700XとGeForce RTX 5060 Ti 8GBの組み合わせならまずまず対応できる。特にフルHD環境でのゲーム適性は高く100fps以上を目指せる。Ryzen 7 7700搭載モデルとの価格差もそれほど多くない。

Cyberpunk 2077 RT+アップスケーリング

Ryzen-7-5700X×RTX-5060-Ti-8GBcyberpunk2077rtdlss

レイトレーシングウルトラおよびDLSS 4.0有効化でのフレームレートを計測した。WQHD環境でフレームレートが伸びなかったが、フルHD環境では263.41fpsと高いフレームレートが出ている。高解像度を目指すならGeForce RTX 5060 Ti 16GB搭載モデルの方が好ましい。

FF14

Ryzen-7-5700X×RTX-5060-Ti-8GBff14

最高品質でのフレームレートを計測した。Radeon RX 9060 XT 16GB搭載モデルよりもフレームレートが高い。同じCPUなら8%-36%も上回っている。Ryzen 7 7700搭載モデルと比べてもそこまでフレームレートは変わらない。

GHLシリーズケース詳細

別ページで実機のケースレビューを実施しているので参考にしてほしい。

正面

FRGHLB760WS1105syoumen
前面ファンが映えるケースを採用している。白色のケースデザインが今風だ。LEDはソフトウェアで制限できる。

上部

FRGHLB760WS1105jyoubu
上部にはメッシュパネルを採用していてメンテナンス性が高い。エアフロー的にも優れている。

右側面

FRGHLB760WS1105rightside
右側面はシンプルなデザインだ。ロゴの刻印などもない。

左側面内部1

FRGHLB760WS1105inside
水冷式CPUクーラーを搭載した場合の内部画像だ。最大で360mmラジエーター搭載CPUクーラーを搭載できる。拡張性は高い。

左側面内部2

FRGHLB760WS1105cpucooler
RGBファン搭載で見せるゲーミングPCに仕上がる。水冷式CPUクーラーへのカスタマイズがおすすめだ。360mmラジエーター搭載モデルなら上部のファンが3基になる。初期構成の空冷式クーラーだと上の2基のファンがなくなる。

管理人による総評

FRGHLB760WSA Ryzen 7 5700X搭載

FRGHLB550/WS0402/NTKRyzen 7 5700X × GeForce RTX 5060 Ti 8GB / ミドルハイクラス

良い点

  • 競合モデルと比べて価格が安くコスパが高い
  • メモリDDR4 32GB・SSD 1TB Gen4の充実構成
  • 600W PLATINUMの高規格電源ユニット
  • 優れたケースデザイン
気になる点

  • 価格がやや変動気味
  • 納期とサポートは競合にやや見劣り

Ryzen 7 5700X×GeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載のミドルハイクラスモデルだ。224,800円→186,800円→199,800円→192,800円→199,800円→204,800円→205,800円→204,800円→205,800円とやや変動気味だが、コストパフォーマンスの高さは健在だ。ケースデザインも優れている。競合のモデルと比べると価格は高めだが、充実の構成というエッジが効いている。


ゲーム性能は標準以上でフルHD環境でのゲームプレイに適している。メモリDDR4 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと充実の構成も今の時代にはありがたい。電源ユニットは600W PLATINUMと高規格だ。さらに、マザーボードもB550が選択されている。競合モデルと比べて納期とサポートに関してはやや見劣りしてしまうかもしれない。

価格 CPU グラボ
205,800円 Ryzen 7 5700X RTX 5060 Ti 8GB
メモリ SSD チップセット
DDR4 32GB 1TB B550

テスト環境

benchmark-am5

モデル ベンチマーク検証機AMDソケットAM4
CPU Ryzen 7 5700X etc.
GPU GeForce RTX 5060 Ti 8GB etc.
メモリ DDR4-3200 32GB
ストレージ SSD 1TB Gen4 NVMe
マザーボード ASRock X570 STEEL LEGEND
電源 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+