当記事では、MinecraftにおすすめのゲーミングPCと推奨スペックを検証している。Minecraftは、コアユーザーの多い人気タイトルで熱中度が非常に高い。すでにかなりのプレイ時間に達しているヘビーユーザーも多いはずだ。Minecraftは求められるスペックは低いと思われがちだが、Modによってはそれなりのスペックが要求される。推奨PCはページ下部の「Minecraft推奨おすすめゲーミングPC」で紹介している。
当ページの目次
Minecraft(マインクラフト)の推奨スペック
統合版
JAVA
Minecraft with RTX
- OS:Windows 64bit
- CPU:Intel Core i5以上
- GPU:GeForce RTX 20以上
- メモリ:8GB RAM
- SSD空き容量:4GB
当サイト検証推奨スペック
- CPU:Core i5-13400以上
- GPU:GTX 1660 SUPER以上
- メモリ:16GB
Minecraft(マインクラフト)の必要スペックを検証
古いタイトルで要求スペックは低め
Minecraftは世界で最も販売されたタイトルで、2009年に登場してから多くのユーザーに愛され続けている。Minecraftの登場でサンドボックスというゲームジャンルが確立され、Minecraftライクなタイトルが多く登場した。ゲーム市場に最も影響を与えたゲームだと言っても過言ではない。2009年登場のゲームなので要求スペックは非常に低い。
登場時はDirect Xではなく、QuadroシリーズなどのOpen GLに優れたGPUが適していた。ところが、GPUも世代が進む毎にOpen GLへの対応力を増し、今ではNVIDIA GeForce製のGPUでも安定した動作が可能だ。もっとも、要求スペックが低いので、Direct Xに特化したGPUでも快適性が目に見えて損なわれるわけではなかった。
Minecraft with RTXメインだと負荷が上がる
現在MinecraftにはJAVA版と統合版がある。Modなどを使用できるJAVA版が主流で、統合版はあまり選ぶメリットがなかった。しかしながら、Minecraft with RTXの登場で状況は少し変わったように思う。要求スペックがJAVA版より低いことだけがメリットだった統合版はModを入れることができない。そのため、画質を大きく向上させる影Modのようなものを導入できず、統合版からJAVA版への移行も多く見られたのだ。
Minecraft with RTXはレイトレーシングに対応したバージョンで、統合版のみ適用できる。言うなれば公式の影Modのようなものだ。その完成度は公式対応なだけあって凄まじい。2009年のゲームとは思えない高いグラフィックが実現した。レイトレーシングを実現するにはレイトレーシングに対応したGPUが必要になり、NVIDIAではRTX 20シリーズ、RTX 30シリーズ、RTX 40シリーズが必須となる。
Minecraftというゲームの性質上、そこまでの高画質が必要なのかという疑問はあるが、高性能なCPUやGPUの登場で要求スペックほど始めにくさはないように思う。統合版は要求スペックが低いので特に気にする必要はない。一方で、JAVA版もそれほど要求スペックは高くないが、Modの存在により性能には少し余裕を持たせておきたい。前述の影ModはMinecraftのグラフィックを向上させるModだ。非常に人気でよりリアルな世界を体験できる。
GTX 1660 SUPER以上を選ぼう
Minecraft with RTXは負荷が高く、導入しているMod次第ではハイエンドクラスの性能が要求されることになる。CPU負荷はそれほどではないのでCore i5-13400くらいで十分だ。注意したいのはメモリだ。メモリの消費容量は設定で変更できる。快適性にもつながるので最低でも8GBはほしい。Minecraftに4GB割り当てても、同時に動画などを見れるくらいの余裕だ。同じパソコンでサーバーを建てるなら16GBは必須だ。
GPUはGTX 1660 SUPERくらいあれば十分だ。Minecraft with RTXをプレイするならRTX 4060 Tiくらいは見ておきたい。Minecraftをプレイするなら、Minecraft with RTXを含めて遊び尽くす可能性が高い。バニラのマルチサーバー、Modを適用したマルチサーバーでのプレイも一般的な遊び方だ。
それらに幅広く対応するために、最低限の性能ではなく推奨環境を目指したい。推奨モデルは様々な価格帯のものをピックアップしているが、基本的には当サイト基準の推奨環境を満たすモデルがおすすめだ。Modで負荷が変わるゲームなので、もしものことを想定して高負荷なMinecraftに耐えられる性能は準備しておきたい。
Minecraftの概要
Minecraftはレゴのようにブロックを用いて自由に建築物を作ることが目的のゲームだ。また、アクションRPGのように武器や装備で敵を倒し、ローグライクのように探索してアイテムを持ち帰るということもできる。このようにMinecraftには様々な要素があり、アイデアと閃きでとんでもない装置を作ることもできる。Minecraftでできないことはないのではないか、そう思わせられるほどの自由度がある。
また、Modを導入することで全く違うゲーム性を取り込むことや、新しい要素を組み込むこともできる。このModの存在こそがMinecraftを無限に遊ぶことのできるコンテンツに仕上げているように感じる。簡単にマルチサーバーを建てられ、友達と気軽に楽しめるのもポイントだ。十人十色で様々な楽しみ方がある。人気があるからこそ、様々なアップデートで要素が追加されたり、新しいModが誕生したりしている。
そんなMinecraftにはいくつか種類があり、現在は2つに分離される。いわゆる、JAVA版と統合版だ。少しややこしいが、統合版は様々な呼称がある。Windows 10版、Bedrock Editionなどがそれにあたる。現在はBedrock Editionが正式というべきだろうか。統合版という表記にしているが、後々変更する可能性がある。
このBedrock EditionとJAVA版が一緒になったJAVA & Bedrock Editionという製品もある。Bedrock Editionを所持していればMinecraft with RTXをプレイできる。Minecraftにはクリエイティブモードというモードがある。大規模な建築物を作る場合の多くは、クリエイティブモードが使用されている。ダメージがなく、無限にブロックを使用できる。
単純に作ることに重きを置いたモードで、これをメインにプレイするユーザーも多い。このクリエイティブモードの他に、基本となるアドベンチャーモード、一度死んでしまうと二度とリスポーンできないサバイバルモードがある。楽しみ方やプレイスタイルに合ったモードを選んでもらいたい。
Minecraftが人気の理由の一つに、要求スペックが低いことで様々なプラットフォームに対応できたことも大きい。PCはもちろん、スマートフォンや家庭用ゲーム機でもプレイできる。登場時期的にオンラインゲームのグラフィックが大きく向上し始めたタイミングだった。
MinecraftのグラフィックはModの導入、テクスチャの変更、Minecraft with RTXでない限り、お世辞にも綺麗とは言えない。そのシンプルなブロックの世界から、Minecraft登場以降にポクセル系のゲームも増えてきた。Minecraftが与えた影響は本当に大きい。それこそ、今のバトロワ系人気もMinecraftの影響がないとは言い切れない。
サバイバル系のゲームも、Minecraftがポピュラーとなった要素を取り込んでいるものも多い。ある意味で、近代ゲームの始祖と言えるかもしれない。子供から大人まで楽しめる。海外では学校の教材としてMinecraftが取り入れられた実績もある。遊びから勉強までカバーしている。無限に遊ぶことができるので、最も始めやすいPCゲームと言える。
Minecraft向けおすすめのゲーミングPC
Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデル(ドスパラ)
価格:82,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:450W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.9
Lightning AH5はゲームに対応できるパソコンで最安値となるモデルだ。Minecraftの必要環境を満たしたモデルなら5万円台からあるにはあるが、快適にプレイできるというラインはLightning AH5としておきたい。Lightning AH5はゲーミングPCではなく一般向けモデルである。これより安いモデルとなるとグラフィックボードレスしかなく他のゲームにはほぼ一切対応できない。必要環境を満たしているだけで快適にMinecraftがプレイできるかも微妙だ。だからこそ、少し余裕を持ったLightning AH5をおすすめしたい。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデル(ドスパラ)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.1
Lightning AT5はLightning AH5よりも性能の高いGPUを搭載している。Minecraftをより快適に、高設定でプレイできるモデルだ。ゲーミングPCではなく、一般向けモデルながらゲームへの対応力は高い。Minecraft以外のゲームも視野に入れるなら、Lightning AT5が最低限と言える。このくらいの性能があれば、まずまずゲームを幅広くプレイできる。Minecraftをメインにプレイするにしても、申し分のない性能なのでLightning AT5を基準にモデルを選びたい。
Magnate MV 第13世代Core搭載(ドスパラ)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.5
Minecraft with RTXをプレイするのに必要な性能を持つ一般向けモデルだ。ゲーミングPCではないが、同じ性能を持つゲーミングPCよりも価格が安いので選びやすい。Bedrock Editionでレイトレーシングをオンにしても快適にプレイできるだけでなく、144Hzでのゲームプレイも可能だ。また、他のゲームでも安定した動作が期待できるのでおすすめしやすい。予算に余裕があるならMagnate MV以上のモデルを選びたい。Minecraftしかプレイしないのであれば、Magnate MVを上限に考えてもいい。ただ、PCゲームは豊富にある。今後別のゲームに興味が出るかもしれないことを考えると、性能に余裕を持っておく方がいい。
NEXTGEAR JG-A7G6T(マウスコンピューター)
CPU:Ryzen 7 5700X(水冷)
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.0
Minecraft with RTXを144Hzを超える環境でプレイするならNEXTGEAR JG-A7G6Tを選んでおきたい。CPU性能にも優れており、ゲームを配信しながら別のことも同時に行える。本格的にPCゲームを始めるならRyzen 7 5700XとRTX 4060 Tiの組み合わせは非常に有用だ。Minecraftのみをプレイするには少しオーバースペックに感じる。汎用性の高さが魅力でMinecraftを含む、様々なゲームをプレイする可能性があるならおすすめしたいモデルである。
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