Raftの必要スペックと推奨PCを検証【2024年】

Raft（ラフト）の必要スペックと推奨PCを検証している。自由度の高いサバイバルゲームは負荷が高まりやすい。現時点での要求スペックはそれほど高くはないものの、今後のアップデートでどうなるかわからないため必要スペックについは慎重な判断が必要だ。

Raftの必要＆推奨環境

Raftの推奨環境の考察

ゲームが進むと負荷が大きくなる

Raftは公式の要求スペックやグラフィックの作り込みを見ても負荷の軽いタイトルだと考えてよい。基本的には何もない海原を漂流することになるだけだ。プレイ時に負荷を感じることも少ない。スペック的にはCore i5-13400とGeForce RTX 3050程度の性能があれば、とくに問題なくプレイできるはずだ。

ゲームを先に進めていくと次第に負荷が増大していく。イカダが大きくなり、漂流物をストックするカゴにアイテムが溜まっていくことで生じるものだ。マルチプレイでプレイヤーの数に応じて微量ながら負荷は高まる。ギリギリのスペックでプレイすると次第に負荷を体感しやすくなってくる。性能に関しては少し余裕を持った方が無難だ。アップデートでできることも増えた。コンテンツも広がり、ゲームを進めるとより負荷が大きくなりやすい。

現時点ではサンドボックスに近いシミュレーション要素の強いゲームで、負荷が掛かってフレームレートが下がってもプレイに問題は生じにくい。もちろん戦闘自体はあるので最低限ギリギリを狙うよりも余裕を持った性能の方が安心して楽しめるはずだ。負荷が大きくなるタイミングは海に入った瞬間や戦闘でダメージを受ける瞬間が多いように感じる。

巨大な建造物にも相応の負荷はかかる。高さがあるだけであれば、一定の距離があると見えなくなる仕様なので負荷に上限はありそうだ。危惧すべきは現在の仕様ではなく、少し先のコンテンツだ。登場時にはなかったものが増え、テコ入れのようにゲーム性が変わりつつある。これらの要素は当然負荷を増大させる。

ゲーム内の進行により負荷が大きくなるのもそうだが、ゲーム自体も時間経過で形を変えるので負荷が大きくなる。ゲームの推奨環境は登場時点で停止しがちだ。推奨環境も少しずつ変わっていくことを考えると、当サイト基準の推奨環境を標準に考えておく方が無難に思う。

グラフィックボード性能が重要なゲーム

Raftは、グラフィックボードを重視すべきタイトルだ。推奨環境を見るとグラフィックボードは3世代前のGTX 1050が指定されている。CPUが7世代前のCPUであることを考えると、グラフィックボードは比較的新しく重視した方がよい。GTX 1050は、今でも搭載モデルが販売されているGTX 1650の1世代前のモデルでそこまで古いわけではない。

一定のGPU性能があるからこそCPUも活きるのだ。基本的にゲームはアップデートで負荷が高くなっていく。そしてその負荷はGPUに対してのみ大きくなりやすい。Raftの場合はグラフィックがそこまで綺麗なゲームではなく、アップデートを繰り返してもグラフィックが劇的によくなることもないだろう。しかしながら、追加されるコンテンツや要素はGPUに負荷をかけていくことになる。

対してCPUにかかる負荷は基本的な大きく変わらない。これはシステム部分ができ上がっていて、それに沿ったアップデートが行われるからだ。推奨環境であるGTX 1050では負荷を感じるようになっていくはずだ。当サイト基準のGTX 1660の性能があればおそらく今後も一定のパフォーマンスを維持できる。GTX 1050とGTX 1660は性能差が大きく、アップデートでこの差を埋めることは不可能に近い。ひとまずGTX 1660があれば安心だ。

Raft概要

ありそうで無かった海を漂うサバイバルゲーム

このゲーム最大の特徴はイカダの周りにサメがいることだ。常に1匹はうろついており、時間経過でイカダを襲撃してくる。襲撃に気付けなければ1マス分のブロックが破壊される。サメに対する武器も持たなくてはならない。当然海に入るとサメは一直線に向かってくる。弱った状態でもなければ海の中でサメを倒すのは非常に困難だ。ただイカダに乗って流れていくだけのゲームではない。これまでありそうでなかった海を漂流するサバイバルゲームだ。

Raftはスタート時から海の上で小さなイカダからスタートする。イカダは板でできており、漂流物を集めたり加工したりして素材を作り大きくしていける。クラフト系のオープンワールドは数えきれないくらい存在するが、海の上での生活は非常に珍しい。船を大きくしていくだけでなく水や食べ物の確保、島に寄って探索、野生動物との戦闘、素材の回収とできることは非常に多い。

オープンワールドとなっており、非常に広大な海を流れ、様々な目的を果たすことになる。島近くの海底にはレアな鉱物がある。ゲームを進める上では非常に重要なものだ。鉱物を取りに行くには海に入らなくてはならない。船の近くで海に入るとサメが寄ってくる。採取場所を考えることも必要で、単調なゲームになりにくいのが特徴とも言える。

豊富なアップデートで様々な要素が追加され注目を集めている。Raftが人気の理由は何とも言ってもイカダの拡張だ。自分の思うままに作成できるので、大きなイカダにすることも、家を建てることも、大きな船にすることもできる。船を大きくするには膨大なアイテムが必要になるのでやりこみ要素とも言えそうだ。

フレンドとプレイしたい賞2022受賞のわいわい楽しめるゲーム

Raftは、2022年のSteamアワードで「フレンドとプレイしたい賞」を受賞している。その名の通りフレンドとオンラインでマルチプレイすることでRaftは真価を発揮するゲームだ。最大人数は無制限ながら、負荷の関係で8人以下が推奨されている。マルチプレイになると必要な水や食料は増える。しかし、サメの討伐や見回りが容易になったり、集められる物資が増えたりとメリットの方が大きい。

のんびり海を漂いながら釣りをしながら雑談。冒険に行く時はみんなで島に乗り込む。こういった遊び方が支持され、フレンドとプレイしたい賞の受賞に至ったのだろう。殺伐としてゲームや生き残りをかけたスリルあるゲームの間に、のんびりできるゲームとしてもおすすめのゲームだ。マルチプレイで真価を発揮するとは言ったが、シングルでプレイするストリーマーも非常に多い。イカダで一人海を漂流しているというのはロマンがあるのだろうか。

中にはイカダを拡張せずに生活する縛りプレイもあるようだ。遊び方は一つではないので、参考までにソロプレイも考えてみてもいいかもしれない。それでも醍醐味はマルチプレイにあると考えている。難易度をハードにすると復活するためにはベッドで眠らなければならない。ソロプレイでは運んでもらうことができなくなる。ハードではマルチプレイ推奨だ。

個人的にはもっと強い海洋生物の登場に期待している。サメ1匹も中盤ほどからさして脅威に感じなくなる。壊されても直せばいい、襲われても倒せばいい。海に入っても脅威に感じにくくなっていく。むしろ食料や素材が安定して手に入るので資源として見えるようになる。もう少し強力な海洋生物が登場すれば、マルチプレイでわいわい言いながら討伐に勤しむこともできる。島や陸上でのコンテンツではなく、海上でのコンテンツの拡充にも期待している。

Raft向けおすすめのゲーミングPC

Lightning AS5（ドスパラ）

価格：100,980円（税込）
CPU：Ryzen 5 4500
GPU：GeForce RTX 3050
メモリ：DDR4-3200 16GB
ストレージ：SSD 500GB NVMe
電源：550W 80PLUS BRONZE
コスパ：7.4

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE（パソコン工房）

価格：149,800円（税込）
CPU：Core i5-14400F
GPU：GeForce RTX 4060
メモリ：DDR5-4800 16GB
ストレージ：SSD 500GB NVMe
電源：650W 80PLUS BRONZE
コスパ：8.5

NEXTGEAR JG-A7G6T（マウスコンピューター）

価格：169,800円（税込）
CPU：Ryzen 7 5700X（水冷）
GPU：GeForce RTX 4060 Ti
メモリ：DDR4-3200 16GB
ストレージ：SSD 1TB NVMe
電源：750W 80PLUS BRONZE
コスパ：10.0

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