当記事では、黒い砂漠推奨の必要スペックと推奨PCを検証している。黒い砂漠は、優れたアクション要素と爽快感で人気のMMORPGだ。対人要素が強く様々なシステムでゲーム性の高さを演出している。細部まで作りこまれていて今でも多くのファンがいる人気のタイトルだ。比較的要求スペックの高いタイトルのため安易に安いゲーミングPCを購入してしまうと失敗してしまうかもしれない。おすすめモデルについては、「黒い砂漠におすすめのゲーミングPC」で紹介している。
当ページの目次
黒い砂漠の推奨環境まとめ
公式発表
必要環境 | 推奨環境 | リマスター環境 | ウルトラモード環境 | |
---|---|---|---|---|
OS | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit |
CPU | Core i3 | Core i5 | Core i7-8700 | Core i7-8700K |
GPU | GTS 250, GeForce 9800 GTX | GTX 970 | GTX 1070 | GTX 1080 Ti |
メモリ | 4GB RAM | 8GB RAM | 16GB RAM | 32GB RAM |
HDD | 60GB | 60GB | 60GB | 60GB |
徹底解剖推奨
推奨環境 | リマスター環境 | ウルトラモード環境 | |
---|---|---|---|
OS | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit |
CPU | Core i5-13400F | Core i5-13400F | Core i7-14700 |
GPU | GTX 1660 SUPER | RTX 4060 | RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB RAM | 16GB RAM | 32GB RAM |
ストレージ | SSD 60GB | SSD 60GB | SSD 60GB |
黒い砂漠の推奨環境についての考察
古いゲームでも要求スペックは高め
黒い砂漠は2015年5月8日に正式サービスを開始した基本無料のオープンワールドMMORPGだ。登場からすでに9年近く経っているにも関わらず、要求スペックが比較的高い。グラフィックの品質も高く、とても9年前のオンラインゲームとは思えない。それが要求スペックの高さにつながっているのは間違いない。オープンワールドという特性上、プレイヤーが分散しやすい反面フィールド上のプレイヤーの数は多くなる。
パソコンの性能ではカバーできない負荷が存在するため、高いフレームレートを安定させるのは難しい。黒い砂漠はCPU負荷の高いゲームで、フレームレートを安定させるにはCPU性能が必要不可欠だ。黒い砂漠公式の必要環境。推奨環境はともにCore i3/Core i5と大雑把に表記されてるのは疑問だ。世代によって性能が大きく変わるので不親切と言わざるを得ない。
当サイトでは、推奨スペックとしてCore i5-13400以上をおすすめしている。これは現在選べるCPUからの選択ではなく、このくらいの性能がなければプレイに影響を与えるという観点からの選択だ。一世代前のCore i5が必要になるほど、黒い砂漠は負荷の高いゲームだ。グラフィックボードは最低でもGeForce GTX 1660 SUPERクラスがなければ、黒い砂漠のコンテンツを満足にプレイすることは難しいだろう。
多くのメインコンテンツは、プレイヤーが集結する箇所での行動になる。負荷に対応できなければそれだけでゲームの進行を不利になってしまう。グラフィックボードはゲームプレイの根幹に関わる部分だ。ここを妥協してしまうと、様々な場面で進行にストレスを抱えることになる。グラフィックボードに関してはいくら性能が高くても困ることはない。
詳細な設定で負荷を調整できるのは魅力
黒い砂漠の魅力の一つとしてゲームの設定を細かくできる点が挙げられる。黒い砂漠は負荷が高いタイトルでスタートするハードルも高めだ。細かな設定が用意されていることでそのハードルを下げることができる。単に負荷を下げるだけではなく、グラフィックパフォーマンスを大幅に向上させる設定もある。公式推奨環境を見てもわかるように、必要動作環境とウルトラモード環境では信じられないほどの差がある。
これは設定でグラフィックの品質を変更できることを表している。最新のゲームにも負けない高グラフィックなウルトラモード、グラフィックよりもフレームレートを重視した低画質の最適化モードなど9つのプリセットから選択できる。この他にもテクスチャの設定から、影やプレイヤーの表示距離も設定可能だ。推奨環境を満たしていなくても、設定で対応することはできる。
この受け皿の広さこそが、9年経った今もなお人気のゲームでいられる要因ではないだろうか。スクリーンショットを撮る時は高画質、戦闘を行う際は最適化モードでフレームレートを稼ぐ。状況によって設定を変更することで、より黒い砂漠を楽しめる環境を構築できるのが特徴だ。設定を変更することで必要なスペックは下がる。
推奨環境には届かなくても、標準設定より下げてしまえば2ランク下の性能でも余裕で対応できる。ハイエンドクラスでも、エントリークラスでも性能を活かした環境を構築できる。性能を無駄にすることがないので、高性能なパソコンを所持している方でも、満足できるオンラインゲームである。
黒い砂漠の概要
充実したコンテンツで飽きがこない
黒い砂漠は豊富で終わりのないコンテンツを楽しむことができる。PvP・狩り・生活と分かれており、それぞれに特化したプレイスタイルで遊ぶプレイヤーも多い。PvPや狩りを行わずに、生産や加工のような生活コンテンツのみを楽しむ「農民」と呼ばれるプレイスタイルは、黒い砂漠でしか成立しない。
登場した時は、エンドコンテンツがPvPというよりも、PvPメインのMMORPGという触れ込みだった。しかし、PvPを一切行わずとも黒い砂漠を長く楽しむことができる。馬レースや馬の育成と販売で生計を立てることも、労働者を拠点に覇権して素材を集め、加工して金銭を得ることもできる。そして、それしかしなくても進めることができる。
多くのMMORPGで生活コンテンツは取り込まれているが、そのほとんどがサブコンテンツという扱いだ。黒い砂漠では、生活コンテンツをメインに据えることができる。アップデートでできることや素材の数も増え、加工だけでものんびり遊びやすい。2024年2月のアップデートでPvPコンテンツ「薔薇戦争」が登場した。黒い砂漠はPvPコンテンツも豊富だ。
1:1のアルシャ、3:3のソラレ、ギルド単位のギルド戦、そして大規模な薔薇戦争。これらは装備もプレイヤースキルも求められるため、やや上級者コンテンツとして扱われる。参加のハードルが高いこともあり、PvPには一切触れないというプレイヤーも珍しくない。今回登場した大規模戦闘の薔薇戦争は、装備さえ整っていれば参加しやすいコンテンツだ。
まだまだテスト段階のようで調整は続いている。他のオンラインゲームであれば大規模アップデートと言われるようなものが、定期的に平然と追加されていく。このコンテンツの追加速度、充実度が黒い砂漠の人気を支えていると言える。2023年6月に追加された朝の国は、狩り場の更新というよりも新しいコンテンツのストーリーを担う場所だ。
これまで入ることができなかった場所を広げることで、オープンワールドのよさが引き出されている。当然、MMORPGの醍醐味である狩りも凄まじい速度でアップデートされている。高い攻撃力と防御力が必要な上位狩り場の追加、新たなエリアの開放。狩りを延々行っても新鮮さが薄れない。
やりこみ要素として宝物があり、集めることで無限に回復できるポーション、砂漠や海で自身の位置がわかる羅針盤などを得ることができる。狩りに特化したプレイスタイルもまた、終わりのない時間を楽しめるように工夫されている。黒い砂漠のコンテンツを全て遊び尽くすのは不可能なのではないか。
そう考えられるほどに、コンテンツが多く用意されている。だからこそ、プレイスタイルは様々で、一方通行にならないゲーム性を持っている。やりたくないことはやらなくていい。取捨選択の自由が自分にある。自由度を売りにしたオープンワールドのゲームは多くあっても、選択肢を自分で決められる自由度を持つゲームは黒い砂漠くらいだ。
ゲームシステムの快適性が高まっている
黒い砂漠と言えば、不便を楽しむというコンセプトがあった。それも時間経過で緩和されており、誰でも遊びやすいように再設計されているように感じる。たとえば、当初はヒーラーを用意しない、お金にも重量を持たせるなど、他のMMORPGにはなかった不便な要素を取り入れた。ヒーラーはPvPをメインコンテンツに考えられていたことから、重要性が高まり過ぎるということで廃止の方向だった。
それもウィザードの登場で撤廃された。お金に重さを持たせることで、所持できる金額に制限を加えたのも、いつのまにか撤廃されていた。このように、不便な要素をあえて用意していたのが黒い砂漠だ。極めつけは2022年10月に追加されたマグヌスだ。これまで、広大なフィールドを馬や船を用いて移動しなければならなかった。移動にかかる時間こそが、黒い砂漠のストレスの要因でもあった。
それを緩和するために、各都市へワープするシステムとしてマグヌスが登場した。2024年には、井戸に飛び込んでワープポータルを開くという手間を緩和している。井戸の前に立ち、移動先を指定して飛び込むだけでよくなったのだ。移動が苦痛にならなくなり、ゲームの活性化に繋がったのではないかと思えるほど快適になった。
個人的に、最も利便性・快適性の向上につながったのは、倉庫システムの一新だ。これまで、倉庫毎に金銭・アイテムの管理がされていた。倉庫は繋がっておらず、各都市にある倉庫にあるものは、輸送するか取りに行くかしなければならなかった。これを、どこの倉庫へもアクセスできるように変更されたのは大きい。
これらのアップデートで、黒い砂漠に対する不満はほぼなくなった。遊びやすいMMORPGに変わったのではないかと思う。これは、他のMMORPGでは考えにくいことだ。システムそのものに変更を加え、遊びやすい環境に作り変える。ユーザーの声を拾ってくれるからこそ実現したものと言えるだろう。
黒い砂漠におすすめのゲーミングPC
Lightning AT5-EM(ドスパラ)
価格:99,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.5
Lightning AS5は、Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050搭載で黒い砂漠の公式推奨環境をクリアできるモデルだ。当サイト基準の推奨環境についてはCPUがクリアできていない。それでもフルHD、標準設定であれば十分快適と言える環境を構築できる。リマスターモード、ウルトラモードのような高画質な設定は少し苦しい。標準の画質モードであれば高設定も可能なので、まずはLEVEL-M17M-144F-NAX-WHITEから考えてみたい。白色のケースデザインも魅力の一つといえる。
LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE(パソコン工房)
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.5
LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEなら黒い砂漠をリマスターモードでプレイするのに十分だ。Core i5-14400F×GeForce RTX 4060搭載のミドルクラスの一台だ。当サイト基準の推奨環境もクリアしており、安定したゲームプレイに期待が持てる。Core i5-14400FはCore i5-13400よりも少し性能が高く、価格が少し安いのでコストパフォーマンスに優れる。ミドルクラスのよさを引き出しやすい。価格も安く選びやすくLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEは多くの方にとってスタンダードな存在になりそうだ。
FRGKB760/WS522/NTK(フロンティア)
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:600W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
黒い砂漠をウルトラモードで動作させるにはメモリ32GBが必要になる。標準でメモリ32GBを搭載しているFRGKB760/WS522/NTKなら文句なしだ。標準構成のままで、ウルトラモードの推奨環境をクリアできるモデルだ。性能・構成・価格の三拍子に優れ、ゲームの要求スペックに困らない優れたモデルだ。ただし、高解像度でのゲームプレイはあまり得意ではない。フルHD環境に限り、抜群の安定感と対応力を見せる。
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