rust出典:https://store.steampowered.com/

当ページでは、RUSTの必要スペックと推奨PCを検証している。比較的負荷の高いタイトルである程度余裕を見たゲーミングPC選びが重要だ。144Hz環境を上限に考えるとよいだろう。ページの最下部で「RUST推奨のおすすめゲーミングPC」をまとめているので参考にして欲しい。

RUSTの必要・推奨環境まとめ

rustsuisyou

RUSTは比較的負荷が高く、最低環境はともかく推奨環境では要求スペックが高い。公式発表ではCPUはCore i7-4790K、GPUはGTX 980だ。この組み合わせ自体は今のミドルクラスにも満たないものの、快適にプレイするためには相応のスペックが必要だ。参加するサーバーでどのくらいのプレイヤーが活動しているか、どの程度の建築物があるかで負荷は変わってくる。比較的軽めのサーバーでも144fpsの安定が難しいことから、少し高めをおすすめしている。

人の多いサーバーではCPU性能とメモリ容量が求められる。ある意味ではGPUよりもCPUとメモリを優先した選択がよさそうだ。当サイトの推奨環境は、ある程度負荷の高いサーバーにも対応できるように、やや高めに設定している。実際には、もう少し控えめな性能でも快適にプレイできるはずだ。例えばCore i5-13400とRTX 3050のような組み合わせでもゲームプレイ自体は可能だ。

サバイバル系のタイトルなので、必然的に他のプレイヤーとの戦いが生じる。PvP要素を考慮すれば、性能は高くても腐らない。どの程度を快適と判断するかにもよるが、RTX 4080だったとしても用いる価値はある。それだけ高性能の恩恵を受けやすいゲームとも言える。

現実的に240Hz環境は難しく、現行のハイエンドと設定次第でどうかという程度だ。そのため、144Hz環境を上限に定めての紹介だ。負荷に関しては戦闘中にやや重くなる傾向が見られた。これに関しては性能というよりも、サーバーや環境によるところかもしれない。それでも性能で対応できる部分は多い。まずはカクつかない性能というのを目指したい。

その性能が当サイトの推奨環境だ。Core i5-13400とRTX 3060 Tiがあれば、60fps以上の安定は得られる。どこまでを快適のラインとするかは難しい。ゲームの性質上、高リフレッシュレートよりも負荷を感じにくいことが快適となるラインになると考えている。

もう少し水準の高い安定となると、Core i7-13700を選択するのもいい。その場合はGPUももう少し性能の高いものを選びたい。RTX 3060 TiにCore i7-13700を合わせても、Core i5-13400と比べてあまり変わらない印象がある。RTX 3060 Tiとの組み合わせならRyzen 7 5700Xが候補に挙がるだろうか。RUSTは性能の選択肢が広く、迷いやすいゲームに思える。

RUSTの概要

自由度の高いサバイバル系タイトル

RUSTは2018年に登場した自由度の高いサバイバル系のゲームだ。他のサバイバル系のゲームと比べてやや広めなフィールドで、各々が目的を持って生き延びていくスタイルとなる。スト鯖と呼ばれるストリーマーに向けたイベント「VCR RUST」で人気が再度爆発している。生き延びるために、あらゆる手段を用いる必要がある。他者から身を守るために拠点を築き、食料を安定させるために農業を始めるなど様々だ。

マップ上にあるモニュメントの攻略もあり、冒険要素も兼ね揃えている。自由度という点では他のサバイバル系のゲームと一線を画しているように感じる。だからこそ、登場から5年経った今でも遊ばれているゲームになっている。一般的なサーバーでは死んでもリスポーンするので、死がそれほど大きなデメリットにはならない。

ただし、PvPで敗れた場合は持っているものをドロップするので、ほぼ確実に奪われることになる。序盤はともかく、中盤以降はプレイヤーの脅威に対応していくことが必須となる。何でも自由にできるが、他のプレイヤーという無視できない要素がある。自分のしたいことばかりを続けると、高確率で全てを失うことになる。

様々な事柄に対応できるように、多くのことを行う必要が出てくる。RUSTはソロでプレイするよりも、友達と協力する方がいい。それぞれが自分の好きなことを進めることで、それで多くのことがカバーできる。対人にしても、備蓄にしても、一人より二人、二人より三人だ。サーバーに参加する形となるため、注意が必要なのはログアウト後の対策だ。

ログイン中は防衛できても、自分を含めた仲間がログアウトすれば無人の拠点となる。鍵などで防衛はできるものの、めちゃくちゃに荒らされることもある。生活リズムが異なる仲間が複数いればログアウト時にもある程度安心はできる。そうそうそんな都合のよいことはない。ログアウト後もゲームが動き続けるというのもRUSTの醍醐味とも言えるだろうか。

RUSTにはEscape from Tarkov同様にワイプという初期化が定期的に行われる。1weekはそのまま1週間で初期化、2weekは2週間、monthlyは1ヶ月だ。この期間に関してはサーバーによって異なる。このワイプに合わせて初期化されることは、プレイヤーの一強化を防ぎ、取捨選択をしやすくしているようにも思う。

初期化されるなら、ここはこのくらいでいいと判断し、勧めていることを中断・完了させる基準にもできる。また、長くプレイしているプレイヤーが圧倒的に有利になる状況を防ぐの大きい。何でもできるゲームだからこそ、圧倒的な拠点、絶対的な武力を持つチームが誕生すると、そのサーバーでは何もできなくなる。monthlyサーバーは終盤にそういったチームが誕生しやすい。

いわゆるガチ勢が多くなるので、初心者のうちはあまり思いのままの行動というのはしにくい印象がある。そういった一方的なことの制限としてワイプを採用しているようだ。ある程度本気でプレイするとなれば、3人4人の仲間では満足しにくいのはデメリットだろうか。

本気でやるには10人20人単位のチームが理想という声もある。中には最低でも30人というプレイヤーもいた。この点ではなかなか始めにくいと思うかもしれないが、Steam等のコミュニティで人を集めることはそれほど難しいことではない。どこかのコミュニティに参加し、気の合うプレイヤーを集めて一緒に遊ぶのもいい。大勢で楽しめるというのはメリットとも言えそうだ。

CPU性能も重視するとよし

他のゲームと異なり、CPU性能もそれなりに重要である。これがモデル選びを難しくする要素でもある。RTX 4080を搭載していても、その性能を引き出せるCPUでなければならない。また、CPU負荷が高く、メモリも多く消費するので余裕を持たせたい。Ryzen 5 4500搭載の価格を抑えたモデルは今回は推奨できない。最低でもCore i5-13400以上を最低条件に考えている。

GPUに関しては幅は広く、設定を下げることに抵抗がなければGTX 1660 SUPERやRTX 3050以上を見ておきたい。ただ、CPUとの組み合わせが重要になりやすいため、性能のバランスを意識して選択したい。Core i5-13400とRTX 4080のようなアンバランスな組み合わせは、RUSTではあまり効果的とは言いにくいので注意したい。

予算を抑えたいのであればCore i5-13400とGTX 1660 SUPERと考えたい。GTX 1660 SUPERとの組み合わせであれば、もう少しCPU性能を下げる余地はある。しかし、Core i5-13400より下のCPUは大きく性能が落ちるので選択肢がほとんどない。汎用性から見てもCore i5-13400を最低限に見ておいた方が間違いない。

現在はHDD搭載モデルがほとんど存在していないのであまり気にする必要はないが、RUSTはSSDを推奨している。読み込みに掛かる時間が有利不利に繋がる場面があるかもしれないので注意しよう。主にワールドの読み込み時に、読み込み開始して少しすると本体はすでにワールドに存在している。読み込みが速いとすぐに動けるが、HDDのように読み込みが遅いとしばらくワールド内に棒立ちとなる。

ゲームを始めると襲われた後ということはある。SSD非搭載モデルを探す方が難しいが、念のため注意してほしい。メモリは消費が激しいので多い方がいい。ただ、設定によるところはあるため、性能によっては8GBでも対応できなくはない。現在のゲーミングPCやゲームに対応できるパソコンは最低でも16GBが搭載されている。最低限に関してはそれほど気にしなくてもいい。

注意したいのは高性能なモデルを選択する時だ。ハイエンドクラスになると、最低でも32GB以上が推奨されやすい。しかし、多くのモデルはハイエンドでも16GB搭載モデルだ。価格を抑えられるというメリットもあってか、一部ショップでは32GB搭載が標準で存在しないこともある。ミドルクラス~ハイクラス程度であれば16GBで事足りる。

これらのことから、最低でもCore i5-13400、GTX 1660 SUPER、メモリ16GB、SSD 500GBが最低限必要な構成となる。価格帯で言えばそれほど高価ではなく、15万円以下で選択できる。ただし、他ゲームの場合は最低限必要な性能が低く、10万円以下のモデルからも選択することができる。そういう意味では比較的要求スペックの高いゲームである。

それでも、ゲーミングPCが最も選ばれやすいのは15万円前後だ。エントリークラスを避ければ、まずまず対応できると言える水準である。予算が足りない場合は、安易に安価なモデルを選択しないようにしたい。安いモデルを買った結果、性能が不足して満足にゲームがプレイできないのは本末転倒だ。買い直すことになると、いくら安いモデルでも高い買い物となってしまう。

RUSTのようなゲームに興味があるなら、少し予算を貯めてから性能に余裕のあるモデルを選ぶ方が賢明だ。推奨環境を満たしていなくても、快適と感じられるラインは存在する。ギリギリを攻めれば10万円以下のモデルでもプレイ自体は可能だ。残念ながら当サイトではそれを推奨することはできないので掲載していない。

そういったモデルを選択する場合は、その性能で本当に満足できるかよく考えて選択してもらいたい。よく分からない場合は、推奨環境に沿ったモデルを選ぶとよいだろう。低価格のモデルは往々にして性能が低く、性能を理解せずに選択すると後悔しやすいからだ。まずは、当サイトの推奨モデルからチェックしてみてほしい。

RUSTにおすすめのゲーミングPC

Lightning AT5(ドスパラ)

Lightning価格:99,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.5

公式サイト詳細

Lightning AT5-EMはRUSTをプレイする上で、快適にプレイできる最低限の性能を有するモデルだ。ギリギリと言えばギリギリの性能だ。予算を抑えられるのが最大の強みだ。性能自体はそこまで高くないため、60fpsでの安定は設定を下げる必要がある。RUST自体は高設定でプレイするよりも、設定を下げてさくさく動作させた方がメリットは大きい。描写距離によっては不利になることもある。設定を下げすぎないで対応できる性能を有したモデルだ。

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE(パソコン工房)

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE価格:159,800円+送料2,200円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.0

公式サイトLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE詳細

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEは前述のLightning AT5-EMのCPU・GPUを大幅にアップグレードしたモデルだ。価格が比較的抑えられていて、コストパフォーマンス的にもおすすめ度が高い。RUST以外のゲームも視野に入れているのであれば、LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEは最低基準と考えたいモデルと言えそうだ。特に最新のゲームをプレイするなら、Lightning AT5-EMよりもLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEをおすすめしたい。コストパフォーマンスと対応力が高くかつ優れたケースデザインを採用していて評価が高い。

NEXTGEAR JG-A7G6T(マウスコンピューター)

NEXTGEAR JG-A7G6T価格:179,800円(送料無料)
CPU:Ryzen 7 5700X(水冷)
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイトNEXTGEAR JG-A7G6T詳細

NEXTGEAR JG-A7G6Tは、グラフィックスにミドルハイクラスにGeForce RTX 4060 Tiを搭載していて、最新のゲームも快適にプレイできる性能がある。CPUにはRyzen 7 5700Xを搭載している。性能はCore i5-13400と同程度なので、それほど高くはない。GeForce RTX 4060 Tiとはある程度バランスが取れる。17,8万円前後では最もバランスに優れたモデルと言える。RUSTを100fps近くでプレイできる性能はある。ただし、設定次第のところもあり設定を上げると安定しにくく、サーバーにもよるので80fps程度が平均になりそうだ。それでも60fps以上での安定が期待できるのは強みだ。

GALLERIA RM7C-R47 大決算特別モデル(ドスパラ)

galleria価格:219,980円+送料3,300円
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイトGALLERIA RA7C-R47詳細
管理人コメント

GALLERIA RM7C-R47があれば、144Hz環境を活かしたゲームプレイができる。高リフレッシュレートでの安定が可能という点から、RUSTでPvPをメインに考えているなら選びたいモデルだ。安の影響もあり価格は上昇傾向にあったが、大決算特別モデルとして生まれ変わった。税込21万円台は素晴らしい。CPUとGPUに特化しており、SSDやメモリ、チップセットはそこまで優れているわけではない。何よりも性能と価格を重視するならありだ。また、メモリを32GBにカスタマイズか増設すれば、より対応力を増す性能がある。将来性にも優れたモデルと言える。

NEXTGEAR JG-A7G7S 7800X3D搭載(マウスコンピューター)

NEXTGEAR価格:279,800円(送料無料)
CPU:Ryzen 7 7800X3D
GPU:GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ:DDR5-480 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

公式サイト
管理人コメント

RUSTで240Hz環境を目指すならおすすめだ。さすがにここまでの性能でなくても、設定を大幅に下げれば240Hz環境自体は実現できる。NEXTGEAR JG-A7G7S 7800X3D搭載は標準以上の設定を想定している。サーバーによっては100fps程度での安定になることもある。性能で覆すことができない要素も存在しているので、RUSTを快適にプレイするにはサーバー選びも重要になる。性能が影響を与える部分に関しては心強い。RUST以外にも、最新のゲームでも高設定、高リフレッシュレートを実現できる。高解像度にも対応しやすいので、環境を選びにくいというのもこのクラスの特徴と言える。

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