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国内で購入可能なBTOパソコンを調査して安いゲーミングPCを紹介している。当サイトでも人気のあるコンテンツだ。すぐに激安ゲーミングPCを知りたい方は、ページ最下部の「とにかく安いゲーミングPC特集」をチェックして欲しい。激安で高性能だと呼べるモデルはないことは理解しておいて欲しい。あくまでもそれなりの性能で安いモデルをピックアップしただけだ。

安いゲーミングPCに興味がある方はぜひ当サイトのXをフォローしてほしい。定期的に安くて高コスパなゲーミングPCをポストしている。毎日各BTOメーカーのゲーミングPCをチェックしている筆者だからこそできるのだ。

安いゲーミングPCを選ぶ際のポイント

とにかくゲーミングPCの価格を抑えたいという方が知るべきポイントについてまとめている。安いモデルを購入するなら必ず知っておくべきだ。これらのポイントを知っているか知らないかでゲーミングPC選びは大きく変わるはずだ。

高コスパゲーミングブランドが狙い目

項目 高コスパブランド(LEVELΘ) 通常ブランド(LEVEL∞)
イメージ LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2 LEVEL-M
ケース オシャレ オシャレ
価格 標準より安い 標準より高い
排熱性能 高い 高い
機能性 高い 高い
構成 標準的なことが多い 充実していることが多い

低価格帯のゲーミングPCを探しているなら各BTOメーカーが販売している高コスパブランドを狙うべきだ。通常のゲーミングブランドよりも価格が抑えられているのが特徴だ。ケースデザインなどは遜色ない仕上がりだ。構成は押さえられていることが多いが、最低限の構成を確保していて安心して購入できる。

いち早く高コスパブランドを立ち上げたのはマウスコンピューターではないかと思う。通常のG TUNEブランドとは別に「NEXTGEAR」ブランドを立ち上げた。G TUNEブランドはプレミアム路線で価格が高く万人受けするブランドとは言えなかった。

そこにNEXTGEARブランドを始めて多くのゲーマーから支持を得た。その後パソコン工房からも「LEVELΘ(シータ)」が、ドスパラからも「Lightning-G」が登場している。いずれもゲーミングPCらしいデザインで通常のゲーミングブランドと比べても見劣りしない。

セール&キャンペーンを要チェック

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激安モデルを探すなら各BTOメーカーのセール情報は必ずチェックするべきだ。ショップごとに特色も異なるので色々なECサイトを見るとよい。もっとも当ページで紹介しているいわゆる激安ゲーミングPCは元々の価格が低いためそれほど割引額が大きくない。数千円でも割引されていれば御の字だ。大幅な値引きが期待できるのは、ミドルクラス以上のモデルだ。また、CPUやメモリの無償アップグレードも期待できないだろう。さすがに格安ゲーミングPCにそこまで求めてしまうのは酷だ。



格安ゲーミングPCの性能について

Lightning-G AT5Wps5正直10万円以下で購入できるモデルは性能が低い。フルHD環境でも設定を落とす必要がある。最新のタイトルにおいては推奨スペックを満たせないこともあることを理解しておこう。Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GBが基本の組み合わせだ。

フルHD×標準設定以下が基本となる

激安ゲーミングPCは搭載されているパーツ的にゲーミング性能はそれほど高くない。CPUはRyzen 5 4500が、GPUはGeForce RTX 3050 6GBが基本だ。フルHD環境でのゲームプレイが中心で高解像度への適性は低くなってしまう。高リフレッシュレートモニターを活かすことも難しい。低価格帯のモデルはそもそもそのようなゲーム環境での使用は想定されていないのだ。

さらに、フルHD環境でも最高設定でのゲームプレイは厳しいということは理解しておこう。過度な期待はしない方がよい。世代ごとにエントリークラスの性能が底上げされているとは言っても、将来性についても疑問が残る。特にCPUのRyzen 5 4500は性能が低くGeForce RTX 3050 6GBとの組み合わせでさえもボトルネックになる可能性がある。今後新しいタイトルが登場したときに対応できるかどうかはわからない。

長い目で見たときにどちらがよいのかはしっかり判断して欲しい。実際前世代のロークラスだったGeForce GTX 1050 TiやGeForcfe GTX 1050はかなり厳しい状況だ。ロークラスのグラフィックボードの場合次の世代のモデルが登場したときに適正がぐっと下がってしまうのだ。新しい世代になるとグラフィックボードの性能の底上げが行われてそれに合わせてゲーム側も要求スペックを高くするから自然なことだと言える。

AAAタイトルでは推奨スペックを満たせないこともある

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最新のAAAタイトルになると推奨スペックを満たせないこともある。注目度の高いモンハンワイルズの推奨スペックはCore i5-12400×GeForce RTX 4060だ。GPUはその他GeForce RTX 2070 SUPERやRadeon RX 6700 XTが指定されている。Cities: Skylines ⅡもCore i5-12600K×GeForce RTX 3080とかなり高いことがわかる。

重量級タイトルをプレイしたいと考えている方は注意しよう。安いゲーミングPCの場合設定を下げてもかくついてしまう可能性もある。特に新しいタイトルは最適化が不十分で不安定なことも多い。低価格帯のゲーミングPCを探している方はプレイしたいタイトルをしっかりと考えて最適なモデルを選ぶ必要がある。

GPUはRTX 3050 6GBが激安ゲーミングPCを支える

型番(MSRP) ゲーム性能
RTX 5060($299) 27,845
RTX 5050($249) 21,876
RX 7600($269) 20,864
RTX 5050 Mobile(-) 20,221
RX 6600($329) 17,900
RTX 3050 8GB($249) 15,334
RTX 3050 6GB($179) 12,424
RX 6500 XT($199) 12,316
RTX 3050 Mobile(-) 11,185
GTX 1650($149) 9,506
RX 6400($159) 9,392
GTX 1650 Mobile(-) 8,544
RTX 2050 Mobile(-) 8,497
GTX 1050 Ti($139) 7,762
GTX 1050($129) 6,300

赤文字が記事執筆時点で搭載モデルが販売されているモデルとなる。デスクトップパソコンで10万円以下で探すとなるとGeForce RTX 5050やGeForce RTX 3050 6GBぐらいしか選択肢はない。ラインナップが多いのはGeForce RTX 3050 6GBだ。GeForce RTX 3050 8GBモデルと比べると20%以上パフォーマンスが劣る。過去にGeForec RTX 4060搭載モデルやRadeon RX 6600が10万円以下で販売されていたことがあるが、在庫処分的な立ち位置だったのだと思う。

モバイル向けモデルではGeForce RTX 3050 MobileあるいはGeForce RTX 2050 Mobileが選択できる。ゲーミング性能を考えるとやはりGeForce RTX 3050 Mobile以上を選びたいところだ。最低限のゲーム性能でいいなら価格の安いGeForec RTX 2050 Mobileは魅力的なモデルといえる。現行のGeForce RTX 5050 Mobile搭載モデルはまだまだ価格は高めだ。

CPUはRyzen 5シリーズが中心だ

型番(MSRP) ゲーム性能
Core i5-14400($221) 29,045
Ryzen 5 7500F(-) 28,981
Ryzen 7 8700G($329) 28,436
Ryzen 7 5700X($299) 27,036
Core i5-12400($192) 26,448
Core i5-12450HX(-) 26,023
Ryzen 5 5600X($299) 25,932
Core i3-14100($134) 23,605
Ryzen 5 5500($159) 21,713
Ryzen 5 5500GT($125) 21,234
Ryzen 5 4500($129) 21,026
Core i5-12500H(-) 19,421
Ryzen 3 4100($99) 19,087
Ryzen 5 6600H(-) 19,053
Core i5-12450H(-) 18,697
Ryzen 5 3400G($149) 17,395

赤文字となっているCPUが今購入できるモデルだ。デスクトップ向けCPUについてはRyzen 5 4500が中心となる。メーカーによってはRyzen 5 5500搭載モデルを選べるところもある。価格帯的にCore i5-14400Fを選択することはできない。ゲーム性能とMSRP(小売希望価格)を見る限りCore i3-14100(F)は魅力的なCPUだが、残念ながら搭載モデルは販売されていない。

各BTOメーカーの格安モデル取り扱いに関する考察

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BTOメーカー(公式) 評価 最安値モデル 考察
ark 69,800円~ APU搭載モデルあり
MDL.make 86,800円~ SNSで話題沸騰
ドスパラ 89,980円~ 全体的に値下げ傾向にある
TSUKUMO 91,300円~ RX 6400が選択可
パソコン工房 94,800円~ セールが狙い目
駿河屋 99,800円~ 新興勢力の登場
Lenovo 104,830円~ 廉価ブランド「LOQ」が熱い
HP 118,800円~ キャンペーンモデルは狙い目
マウスコンピューター 114,800円~ NEXTGEARブランドが熱い
アプライドネット 129,800円~ キャンペーンが熱い
フロンティア 155,800円~ 低価格帯は弱い

ドスパラとパソコン工房が強力だ。かつて強力だったマウスコンピューターやフロンティアはやや見劣りしてしまう。これらのメーカーはミドルクラス以上のモデルに注力しているように思える。DellやLenovoなど格安モデルに強かった海外メーカーもラインナップが激減中だ。2025年9月時点だとドスパラとパソコン工房のモデルを中心にチェックしておくとよい。MDL.makeや駿河屋もコスパの高いモデルを取り扱っている。ノートパソコンならLenovoがおすすめだ。

とにかく安いゲーミングPC特集【2025年】

主要なBTOメーカーで販売されている価格の安いゲーミングPCをピックアップした。おすすめはドスパラの「Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載」と駿河屋の「SURUGA 4000 RTX 5050搭載」だ。ローエンドクラスのグラフィックボードを搭載していて十分対応することができる。特にLEVEL-M1P5-R57X-DPXはGPUにRadeon RX 6600を搭載していて他のモデルとは一線を画する。CPUもRyzen 7 5700Xなのは好印象だ。この価格帯ではトップクラスのコスパを誇る。

Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 (ドスパラ)おすすめ

Magnate-G MTW12th価格:89,980円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 8GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットA520
コスパ:8.7

公式サイト詳細

Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GB搭載のエントリークラスの一台だ。Lightning-Gブランドのキャッチコピーは高コスパの、ゲームもできるデスクトップPCだ。そのコピー通り悪くないモデルだ。このモデルは発行非対応モデルとなりコストカットが図られている。カスタマイズでもLED対応ケースファンを選択できない。おそらく廉価グレードのマザーボードが対応していないからではないかと思う。機能面で大きく劣るわけではない点は安心してほしい。メモリDDR4-3200 16GB、ストレージはSSD 500GB Gen4 NVMeと必要十分だ。電源ユニットは650W BRONEを搭載している。最短翌日出荷と短納期なのが魅力だ。

Ryzen5 5500 × RTX 3050(MDL.make)

Ryzen7 5700x-mdlmake価格:96,800円 86,800(送料込)
CPU:Ryzen 5 5500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS GOLD
マザボ:チップセットA520
コスパ:調査中

公式サイト

86,800円で購入できるゲーミングPCだ。MDL.makeは新興BTOメーカーでSNSを中心に注目を集めている。低価格帯からハイクラスまでコストパフォーマンスの高いモデルが揃っている。CPUにRyzen 5 5500を搭載していてこの価格は素晴らしい。Ryzen 5 4500よりもワンランク高いゲーム性能を持つ。高フレームレートを目指すなら理想的な構成だ。メモリ16GB・SSD 500GBと必要十分だろう。電源ユニットは650W GOLDを搭載している。キャンペーン中は規格がBRONZEから強化されるようだ。

LEVEL-M1P5-R45-LAX(パソコン工房)

LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2価格:94,800円+送料2,200円(会員無料)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットB550
コスパ:10.0

公式サイト詳細

Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GB搭載のロークラスのゲーミングPCだ。GeForce RTX 3050 8GBよりも安価なGeForce RTX 3050 6GBを搭載している。実質GeForce GTX 1650の後継モデルと言えるだろう。性能的にはGeForce GTX 1650 SUPERが近い。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方向けだ。Ryzen 5 4500は6コア12スレッドと最低限のスペックを持つCPUだ。ゲーム用途において最低限通用する水準にある。GeForce RTX 3050 6GBとの組み合わせならデメリットはない。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeと構成は平均的だ。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。LEVELθではケースデザインが一新されゲーミングPCらしくなった。クリアガラス採用の白色のケースデザインがかっこいい。無料会員登録をすれば送料もかからない。

SURUGA 4000 RX 7600搭載(駿河屋)

SURUGA ZERO価格:99,800円(送料込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:Radeon RX 7600
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットA520
コスパ:調査中

公式サイト

駿河屋からも10万円を切るモデルが販売された。最安値クラスのゲーミングPCだ。999円以上の商品購入で送料もかからないのでお買い得だ。Ryzen 5 4500×Radeon RX 7600とありえない組み合わせといえる。GeForce RTX 5050やRadeon RX 6600 XTに近い性能を持ちフルHD環境に余裕を持って対応できる。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeと構成も十分だろう。価格帯から見れば破格だ。電源ユニットは650W BRONZEを搭載している。PCケースは大手BTOメーカーでも採用されるthermaltake製「S100TG」だ。クリアサイドガラスが映える筐体となっている。

SURUGA 4000 RTX 5050搭載(駿河屋)おすすめ

SURUGA ZERO価格:102,800円(送料込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 5050
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
マザボ:チップセットA520
コスパ:調査中

公式サイト

GeForce RTX 5050搭載モデルが102,800円は驚くしかない。GeForce RTX 4060に近い性能を持ち他の10万円以下のモデルとは一線を画す。上記で紹介したRadeon RX 7600搭載モデルと合わせて突き抜けたコスパを誇る。他社BTOメーカーが追随できないレベルにある。筆者も駿河屋のゲーミングPCを購入したが品質も高く満足している。低価格帯での強さは圧倒的だ。

Lenovo LOQ Essential Gen 9 – ルナグレー(Lenovo)

Lenovo LOQ 15IRX9価格:104,830円(送料無料)
液晶:15.6インチFHD 144Hz
CPU:Core i5-12450HX
GPU:GeForce RTX 3050 Mobile
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 512GB Gen4 NVMe
電源:135W ACアダプター
コスパ:9.7

公式サイト

Core i5-12450HX×GeForce RTX 3050 Mobile搭載のエントリークラスのモデルとなる。Lenovoが販売する廉価ブランドの一台だ。15.6インチFHDディスプレイを搭載している。本体重量は約1.77kgとかなり軽い。持ち運びがしやすいゲーミングノートPCといえる。CPUには3世代前のハイエンドであるCore i5-12450HXを搭載している。8コア12スレッドというスペックを持つ。最大ターボパワーは157Wと高めに設定されている。次世代のCore i7-13620Hあたりと同等の性能だ。GPUにはGeForce RTX 3050 Mobileを搭載している。ゲーミング性能は高いわけではないが、設定を調整すれば十分ゲームプレイに対応可能だ。メモリはDDR5-4800 16GB、ストレージはSSD 512GB Gen4 NVMeとなる。電源は135W ACアダプター付属だ。即納対応は嬉しいポイントとなる。