画像引用元:https://www.ark-pc.co.jp/
Core Ultra 5 245Kの性能比較&ベンチマーク検証を行った。2024年10月24日に登場したCore Ultra 200Sシリーズの中で最も安価なCPUだ。そうは言っても倍率ロックフリーモデルなので、$309(国内販売価格53,800円~)とそこそこの値段となっている。今世代からハイパースレッディング非対応となり、14コア14スレッドというスペックとなった。PコアとEコアという2つのコアを組み合わせるハイブリッドコアアーキテクチャは健在だ。アーキテクチャの改良によりIPCの改善して高いパフォーマンスが期待できる。
ただし、複数のタイルを組み合わせるチップレット構造はアプリケーションの最適化を妨げているように思える。特にゲーミング性能は従来モデルよりも低くなってしまうことがある。すでにIntelはパフォーマンス改善のためにファームウェアとソフトウェアのアップデートを行うことを発表(HotHardware, 2024)している。今購入しても将来的にはより高いパフォーマンスを期待できるということだ。搭載ゲーミングPCは、「Core Ultra 5 245K搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。
Core Ultra 5 245Kの基本情報
コードネーム | Arrow Lake |
---|---|
プロセス | 3nm |
コア/スレッド数 | 14コア(6P+8E)/ 14スレッド |
定格/最大クロック(P) | 4.2 GHz / 5.2 GHz |
定格/最大クロック(E) | 3.6 GHz / 4.6 GHz |
L2キャッシュ | 26MB |
L3キャッシュ | 24MB |
PBP | 125W |
MTP | 159W |
発売日 | 2024年10月24日 |
MSRP | $309 |
価格 | 52,970円~ *2024/12時点 (50,980円/Fモデル) |
特徴 | (+)14コア14スレッドと高いスペックを持つ (+)7 9700Xを上回るマルチコア性能を発揮する (+)高い省電力性を持っている (-)50,000円オーバーと価格が高い (-)ゲームなど一部アプリケーションへの最適化が不十分 (-)BTOパソコンのラインナップは少ない |
評価 | ・総合評価 7.5 ・ゲーム評価 5.5 |
当ページの目次
Core Ultra 7 265Kの基本スペック
Core i5-14600Kと比較
Core Ultra 5 245K | Core i5-14600K | |
---|---|---|
メーカー | Intel | Intel |
コードネーム | Arrow Lake | Raptor Lake-R |
プロセス (コンピュートタイル) | 3nm | 10nm |
SoCタイル | 6nm | - |
グラフィックスタイル | 5nm | - |
I/Oタイル | 6nm | - |
トランジスタ数 | 178億 | - |
ダイサイズ | 243 m㎡ | 257 m㎡ |
コア/スレッド数 | 14(6P+8E)/ 14 | 14(6P+8E)/ 20 |
定格クロック(P) | 4.2GHz | 3.5GHz |
最大クロック(P) | 5.2GHz | 5.3GHz |
定格クロック(E) | 3.6GHz | 2.6GHz |
最大クロック(E) | 4.6GHz | 4.0GHz |
L2キャッシュ | 26MB | 20MB |
L3キャッシュ | 24MB | 24MB |
対応メモリ | DDR5-6400 | DDR5-5600 DDR4-3200 |
内蔵GPU | Intel Graphics | Intel UHD 770 |
グラフィックス周波数 | 1.90GHz | 1.55GHz |
内蔵NPU | Intel AI Boost | - |
CPUクーラー | 非同梱 | 非同梱 |
PCI-Express | Gen 5, 20 Lanes | Gen 5, 16 Lanes |
PBP | 125W | 125W |
MTP(PL2) | 159W | 181W |
MSRP | $309 | $319 |
国内価格 | 52,970円~/通常 50,980円~/Fモデル | 41,974円~/通常 37,780円~/Fモデル |
発売日 | 2024/10/24 | 2024/10/24 |
その他プロセスの微細化が急務ではないSoCタイル・グラフィックスタイル・I/Oタイルはそれぞれ6nm・5nm・6nmと旧世代のプロセスを流用している。コスト面でも有利だし、不具合が発生しても対応しやすいというメリットがある。Core Ultra 5 245Kのトランジスタ数は178億だ。ダイサイズは243m㎡と、Core i5-14600Kよりも5%程度小さくなった。
コア・スレッドは14コア14スレッドとなる。今世代でもハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて6つのPコア(パフォーマンスコア)と8つのEコア(エフィシエントコア)だ。Pコアのハイパースレッディングが非対応となったことでコア=スレッドとなる。Core i5-14600Kよりもスレッド数が6つ少ない形だ。ここはアーキテクチャの変更によってカバーしている。具体的にはPコアがRaptor CoveからLion CoveになってIPCが9%改善されている。また、EコアについてもGracemontコアからSkymontコアになってIPCが32GB改善された。より低いクロック周波数でもより高いパフォーマンスを発揮できるということになる。
Pコアの定格クロックは0.7GHz高く、最大クロックは0.1GHz低い。Eコアについては定格クロックが1.0GHz高く、最大クロックも0.6GHz高くなっている。特にEコアの伸びが大きいことがわかる。L2キャッシュは6MB増えて、L3キャッシュは24MBと同等だ。対応メモリはDDR4のサポートを捨ててDDR5のみだ。6400MHzとより高クロックなメモリに対応しているのは素晴らしい。
内蔵GPUはIntel Graphics(Arc 4コア)搭載でグラフィックスパフォーマンスが大きく向上している。グラフィックス周波数は1.90GHzだ。AI運用を加速させる内蔵NPUを搭載しているのもハイライトだ。パフォーマンス的には13TOPSなので、Microsoftが推奨する「Copilot+ PC(40TOPS)」は満たせていない。今後多くのベンダーがNPUで動作するようアルゴリズムを変更するのではないかと考えている。
CPUクーラーは非同梱だ。PCI-ExpressはGen 5, 16 LanesからGen 5, 20 Lanesへとレーン数が増えている。これでGen 5接続のSSDを搭載しても、グラフィックボードの接続は影響をうけない。PBPは125Wと共通だが、MTPは181Wから159Wへと22W減だ。MSRPは$10安くなり$309だ。国内販売価格はCore i5-14600Kよりも14,835円高い。Fモデルの価格差は15,325円となる。
Ryzen 5 7600Xと比較
Core Ultra 5 245K | Ryzen 5 9600X | |
---|---|---|
メーカー | Intel | AMD |
コードネーム | Arrow Lake | Zen 5 (Granite Ridge) |
プロセス (コンピュートタイル/ CPUコアダイ) | 3nm | 4nm |
ダイサイズ | 243 m㎡ | 70.6m㎡ |
トランジスタ数 | 178億 | 83.15億 |
I/Oタイル | 6nm | 6nm |
I/Oトランジスタ数 | - | 34億 |
I/Oダイサイズ | - | 122m㎡ |
SoCタイル | 6nm | - |
グラフィックスタイル | 5nm | - |
コア/スレッド数 | 14(6P+8E)/ 14 | 6/12 |
定格クロック(P) | 4.2GHz | 3.9GHz |
最大クロック(P) | 5.2GHz | 5.4GHz |
定格クロック(E) | 3.6GHz | - |
最大クロック(E) | 4.6GHz | - |
L2キャッシュ | 26MB | 6MB |
L3キャッシュ | 24MB | 32MB |
対応メモリ | DDR5-6400 | DDR5-5600 |
内蔵GPU | Intel Graphics | Radeon Graphics |
グラフィックス周波数 | 1.90GHz | 2.20GHz |
内蔵NPU | Intel AI Boost | - |
CPUクーラー | 非同梱 | 非同梱 |
PCI-Express | Gen 5, 20 Lanes | Gen 5, 24 Lanes |
PBP | 125W | 105W |
MTP(PL2) | 159W | 142W |
MSRP | $309 | $279 |
国内価格 | 52,970円~/通常 50,980円~/Fモデル | 44,800円~ |
発売日 | 2024/10/24 | 2024/08/08 |
トータルダイサイズは192.6m㎡で、Core Ultra 5 245Kよりも20%程度小さい。Zen 5アーキテクチャでは2つのダイを組み合わせただけで、4つのタイルを組み合わせたCore Ultra 5 245Kよりもシンプルだ。Core Ultra 5 245Kがゲームやアプリによってパフォーマンスが伸びないのはこの複雑化によって最適化がうまくできていないことが要因ではないかと考えられる。
Ryzen 5 9600Xは6コア12スレッドのCPUとなる。Core Ultra 5 245Kは14コア14スレッドなので圧倒的だ。Pコアの定格クロックはRyzen 5 9600Xの方が0.3GHz低いが、最大クロックはRyzen 5 9600Xの方が0.2GHz高い。Ryzen 5 9600XはL2キャッシュは6MBとCore Ultra 5 245Kよりも20MB少ないが、L3キャッシュ容量は8MB多い。Ryzen 5 9600Xの対応メモリはDDR5-5600だ。内蔵GPUはRadeon Graphicsだ。グラフィックス周波数は2.20GHzとなる。グラフィックス処理性能はIntel Graphicsが上だ。Ryzen 5 9600XにはAI向けのNPUは非搭載だ。
CPUクーラーも非同梱で同じだ。クロック周波数の高い末尾Xのモデルでは非同梱となる。IntelのKシリーズと同じように考えるとよい。PCI-ExpressはGen 5, 24 Lanesだ。PBPは105WでCore Ultra 5 245Kよりも20W低い。MTP(PL2)もCore Ultra 5 245Kよりも17W低く142Wだ。MSRPは$279となっている。国内販売価格は44,800円~だ。
Core Ultra 5 245Kの特徴&注意点
ゲーム性能は思ったほど高くない
残念ながらゲーム性能は伸びていないどころが旧世代のCore i5-14600Kにも及ばない。性能差は12%とかなり大きい。Ryzen 5 7600Xと同程度にとどまる。Ryzen 5 9600Xよりも10%近く低い。前世代のRaptor Lakeと比べて、PコアのIPCが9%・EコアのIPCが32%も向上している。IPCが改善されている割にはゲーム性能が伸び悩む。理論上はCore i5-14600Kと比べて同等以上のゲーム性能を持っているはずだ。
それにも関わらず思ったほどの性能が発揮できないのは、新しく採用したチップレット構造がうまく機能していないのではないかと思う。さすがに世代が進んで性能が後退というのは信じられない。Intelも期待ほどのゲーム性能が出ていないことを認めていて12月中にソフトウェアのアップデートを行う予定だということだ。ゲーミングPC向けのCPUとして考えているならこのアップデートを待ってからでも遅くないだろう。
マルチコア性能はi5-14600Kから10%程度向上
CPU性能はCore i5-14600Kから順当に伸びていて評価できる。総合スコアは34,623だ。3世代前のフラグシップモデルであるCore i9-12900Kと同等以上の性能となる。競合のRyzen 5 9600Xと比べて31%も高い。6コア12スレッドと、14コア14スレッドでは勝負にならない。PコアとEコアのコンボで物理コアが多いのは強みだ。
今世代からハイパースレッディングに非対応となったが、アーキテクチャの進化でここまで性能を伸ばした。上位モデルであるRyzen 7 9700Xをも上回っているのは圧巻だ。動画編集・画像編集・オフィスソフトの使用などクリエイティブ作業にも適している。ゲーム性能を重視しないなら十分買い替え対象になるはずだ。
ワットパフォーマンスは優れている
ワットパフォーマンスの高いCPUに仕上がっている。これはチップレット構造やIPC改善によるものだ。ゲームプレイ時のゲーム性能は10%程度劣るが、消費電力はCore i5-14600Kよりも30%以上も低くなっている。高負荷時も消費電力は33%も抑えられている。マルチコア性能はCore i5-14600Kよりも高いのでワットパフォーマンスが高いことがわかる。これでゲーム性能が向上すれば理想のCPUといえるだろう。
BTOパソコンのラインナップは多くない
Core Ultra 5 245Kを搭載したゲーミングPCはほとんどないと考えてよい。2024年12月時点で搭載モデルを購入できるのはサイコムとセブンだけだ。どちらのショップもこだわりのあるモデルを販売している中小BTOメーカーだ。玄人向けのショップだからこそマニアックなCore Ultra 5 245K搭載モデルを販売しているのだろう。カスタマイズの自由度も高くあなただけのこだわりのゲーミングPCを作ることができる。
CPU・GPU・メモリ・マザーボードなど細かくカスタマイズ可能だ。選択肢が多いことで一般的なBTOメーカーと比べてやや購入のハードルが高いように思う。大手BTOメーカーと比べるとコストパフォーマンスは悪い傾向にある点は押さえておこう。大手BTOメーカーの枠組みのTSUKUMOは、前世代のCore i5-14600K搭載モデルを販売していたことがある。もしかしたら今後Core Ultra 5 245K搭載モデルをラインナップに加えるかもしれない。
今はまだソフトウェアが不安定でそれが解消次第ということなのだろうか。倍率ロックフリーモデルの”5”グレードは筆者も好きでぜひ多くのBTOメーカーで取り扱ってほしい。Core Ultra 200Sシリーズについては期待通りとなっていないが、本来はオーバークロック対応で上位グレードに匹敵するゲーム性能を得られるからだ。
Core Ultra 7 265Kのゲームベンチマーク一覧
FF14 黄金のレガシー
上位モデルであるCore Ultra 7 265Kと同様に苦戦していることがわかる。Core i5-14600Kと比べて、フルHDで8%程度、WQHDでも5%程度低くなっている。前世代のCPUに負けてしまうのは異例中の異例だろう。競合のRyzen 5 9600Xと比べてもフルHDで9%、WQHDで8%も劣る結果だ。いずれにしても4K環境ではGPU負荷が高くCPUによる差はほとんど出ていない。
Cyberpunk 2077
Cyberpunk 2077でもCore Ultra 200Sシリーズが全く振るわない。旧世代のモデルを含めても一番下となってしまった。Core i5-14400よりも10%-12%もフレームレートが低いのは驚きだ。Core i5-14600Kと比べるとフルHDで30%、WQHDで26%、4Kで9%低い。最強ゲーミングCPUであるRyzen 7 9800X3Dよりも最大で40%近くも劣っている。
Forza Horizon 5
Forza Horizon 5ではそこまで悪い結果とはなっていない。ただし、Core i5-14600Kと同程度にとどまる。フルHD環境では低いフレームレートだ。競合のRyzen 5 9600Xと比べても同等以上といえるだろう。上位モデルであるCore Ultra 7 265Kよりもフレームレートが高くなっている。GPU負荷が高くCPUの性能をうまく発揮できていないように思える。
Far Cry 6
Far Cry 6ではCore i5-14600Kよりも少しだけフレームレートが高い。Ryzen 5 7600Xと比べてもパフォーマンスは上だ。次世代のRyzen 5 9600Xと比べると最大で15%程度劣る。上位モデルであるCore Ultra 5 245Kとの性能差は最大で5%とそれほど大きくない。
PC向けアプリケーションのベンチマーク
Cinebench 2024
マルチコアは1,513で、シングルコアは135と高いスコアが出ている。従来モデルのCore i5-14600Kと比べてマルチコアが11%高く、シングルコアも13%高い。14コア14スレッドで、14コア20スレッドのCPUを打ち負かした。それだけArrow Lakeが優れていることの証明だ。競合の上位グレードであるRyzen 7 9700Xと比べてマルチコアが36%高く、シングルコアも4%高い。ゲーム性能は全くだったが、マルチコア性能は優れている。
Cinebench R23
Cinebench R23もレンダリング性能を計測するベンチマークソフトだ。Cinebench 2024と同様に各コアに負荷を掛けた状態を想定しているが、実際のアプリケーション環境とは乖離しているといえる。一つの参考としてみるのがよい。従来モデルのCore i5-14600Kと比べてマルチコアが7%高く、シングルコアも7%高い。競合のRyzen 7 9700Xと比べてもマルチコアが30%高く、シングルコアも1%弱高い。下位モデルのRyzen 5 9600Xと比べるとマルチコアが65%高く、シングルコアが4%高い。Ryzen 9000シリーズを圧倒していることがわかる。
Blender
Blenderのスコアは333.24と高い数値が出ている。Core i9-12900Kに匹敵するほどだが、Core i5-14600Kとのスコア差は4%弱とそれほど大きくない。競合のRyzen 7 9700Xよりも28%高く、Ryzen 5 7600Xよりも51%高い。AMD製CPUはやや苦戦している。傾向としてはCinebenchと似ている。物理コアが多い方が有利だ。
7-Zip
Zipファイルの展開及び圧縮速度を計測した。他のアプリケーションソフトとは違って、Core i5-14600Kよりも劣る結果だ。展開速度が13%遅く、圧縮速度が9%遅い。Core Ultra 7 265Kも従来モデルのCore i7-14700Kに及ばないことからCore Ultra 200Sシリーズの最適化不足が疑われる。Ryzen 7 9700Xと比べると展開速度が17%遅く、圧縮速度は14%速い。”5”と”7”というグレードを考慮すれば納得できるスコアだ。競合のRyzen 7 9700Xは11,649とトップクラスのパフォーマンスを発揮している。
Handbrake
動画のエンコードにかかる時間をまとめている。Core i5-14600KやCore i9-12900Kと同等のスコアだ。H.265では劣る結果となってしまった。Ryzen 7 9700Xと比べるとH.264で21%速く、H.265でも17%速い。動画のエンコードの適正も高いといえそうだ。
Adobe Photoshop(PugetBench)
Photoshopでのスコアをまとめた。Core Ultra 5 245Kのスコアは10,192となる。Core i5-14600Kよりも6%弱高いスコアだ。Core Ultra 7 265Kを上回っているのは驚きだ。一方で、Ryzen 7 9700Xと比べると13%低く、Ryzen 5 9600Xよりも9%低い。AMD製CPUが高い適性を見せている。
Adobe Premiere Pro(PugetBench)
Premire Proでのベンチマークスコアは14,079だ。Core i5-14600Kよりも5%弱スコアが高い。競合のRyzen 5 9600Xと比べても20%以上高くなっているのは素晴らしい。Ryzen 7 9700Xと比べてもパフォーマンスは上だ。クリエイティブ作業を行うのに適したCPUとなっている。
Core Ultra 5 245K搭載おすすめゲーミングPC
G-Master Spear Z890(サイコム)
283,480円 273,480円+送料2,920円
CPU:Core Ultra 5 245KF *カスタマイズ
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-5600 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
玄人向けのBTOメーカーであるサイコムでは搭載モデルを購入できる。初期構成では上位グレードのCore Ultra 7 265Kを搭載している。カスタマイズでCore Ultra 5 245K(F)へダウングレード可能だ。Fモデルなら23,930円安く購入できる。GPUはGeForce RTX 4060を搭載している。サイコムで購入するならGeForce RTX 4060だともったいないように思う。よりこだわりをもったゲーム環境を目指したいものだ。GeForce RTX 4070 SUPER以上のグラフィックボードならより余裕が生まれる。メモリはDDR5-5600 32GBだ。ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeを搭載している。構成は不足なしといえそうだ。もちろんここからさらに強化することもできる。電源ユニットはSilverStone製750W GOLD搭載だ。
ZEFT Z54N(セブン)
CPU:Core Ultra 5 245KF(水冷)
GPU:GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ:DDR5-5600 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
Core Ultra 5 245KF×GeForce RTX 4070 SUPER搭載のハイクラスの一台だ。PCケースは、Corsair 4000D Airflow TG Whiteだ。クリアガラスパネルとARGB対応ファンの組み合わせは相性がよい。CPUクーラーは、「CoolerMaster MASTERLIQUID 240L CORE ARGB」だ。240mmラジエーター搭載で高い冷却性能を持つ。Z890チップセット搭載も相まってオーバークロックへの適性も高い。メモリはDDR5-5600 32GBと大容量だ。ストレージもSSD 1TB Gen4 NVMeを搭載している。電源ユニットは750W GOLDだ。無線LAN・Bluetoothをサポートしている。DVDスーパーマルチドライブなのも評価できる。
ZEFT Z54Q(セブン)
CPU:Core Ultra 5 245KF(水冷)
GPU:GeForce RTX 4070 Ti SUPER
メモリ:DDR5-5600 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
Core Ultra 5 245KF×GeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載のハイクラスのゲーミングPCとなる。ゲーミング性能が高くWQHD環境にも対応できる。Core Ultra 5 245KFとのバランスはそこまでよいわけではない。将来的にアップデートでパフォーマンスが引き上げられる可能性がある。PCケースはインパクト抜群の「NZXT H6 Flow<White>」だ。右フロント部にRGB対応ファンを3基搭載している。水冷CPUクーラーのラジエーター120mm×2基で全部で5基となる。イメージどおりにするには水冷クーラーを360mmラジエーター搭載へアップグレード及びリアケースファンを追加しよう。メモリDDR5-5600 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も抜群だ。電源ユニットは750W GOLD搭載となる。
G-Master Luminous RGB Z890(サイコム)
CPU:Core Ultra 5 245KF(水冷) *カスタマイズ
GPU:GeForce RTX 4070 SUPER *カスタマイズ
メモリ:DDR5-5600 32GB *カスタマイズ
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:1000W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
サイコムが誇る光るゲーミングPCだ。ARGBファンを7基標準装備のミドルタワーモデルとなる。CPUクーラーのファンを含めると9基だ。また、構成については初期構成から大きくカスタマイズをしている。CPUはCore Ultra 7 265KからCore Ultra 5 245KFへ、グラフィックボードはGeForce RTX 4070 Ti SUPERからGeForce RTX 4070 SUPERへダウングレードしている。メモリはDDR5-5600 64GBからDDR5-5600 32GBと容量を落としている。これでトータル費用は443,810円だ。ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeとそのままにしている。電源ユニットも1000W GOLDだ。
参照外部サイト
- Exclusive: Intel Exec Promises Arrow Lake Fixes For Major Performance Gains(HotHardware, 2024)
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モデル | ベンチマーク検証機Intel ソケットLGA1851 |
---|---|
CPU | Core Ultra 5 245KF etc. |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | DDR5-5600 32GB |
ストレージ | SSD 1TB(Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JP) |
マザーボード | ASRock Z890 Pro RS WiFi |
電源 | 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+ |