Ryzen 7 9700Xのスペックレビュー&性能ベンチマーク検証を行った。Zen 5アーキテクチャ採用のRyzen 9000シリーズ第一弾モデルだ。Ryzen 7 7700Xの後継モデルで、8コア16スレッドと従来モデルを踏襲している。Ryzen 9000シリーズの中でもトップクラスのゲーム性能を誇る。CCXが2基搭載されているRyzen 9シリーズは、CCX間のやり取りで遅延が発生してゲーム性能が低下してしまうことがある。
マルチコア性能が活かせる用途ではプラスだが、ゲームではマイナスになってしまうのだ。Ryzen 7 9700Xは、CCXが1基という特性上Ryzen 9 9950XやRyzen 9 9900Xと比べてゲーム適性が高い。3D V-Cache搭載のRyzen 9000X3Dシリーズが登場するまではRyzen 9 9700Xは選択肢に入りそうだ。搭載モデルは「Ryzen 7 9700X搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。コストパフォーマンス的には下位モデルの「Ryzen 5 9600X」も優れている。
Ryzen 7 9700Xの基本情報
コードネーム | Zen 5 (Granite Ridge) |
---|---|
プロセス | 4nm |
コア/スレッド数 | 8コア / 16スレッド |
定格/最大クロック | 3.8 GHz / 5.5 GHz |
L2キャッシュ | 8MB |
L3キャッシュ | 32MB |
TDP | 65W |
PPT | 88W |
発売日 | 2024年08月08日 |
MSRP | $359 |
価格 | 65,800円~ *2025/2時点 |
特徴 |
(+)ゲーム性能・シングルコア性能が向上している (+)シングルCCD搭載CPU (+)TDPが65Wと省電力性が高い (-)8コア16スレッドとスペックは競合に劣る (-)マルチコア性能はそこまで高くない (-)国内販売価格が高い |
評価 |
・総合評価 7.5 ・ゲーム評価 7.5 |
Ryzen 7 9700Xのスペック
Ryzen 7 9700X | Ryzen 7 7700X | Core i7-14700K | |
---|---|---|---|
メーカー | AMD | AMD | Intel |
コードネーム | Zen 5 (Granite Ridge) |
Zen 4 (Raphael) |
Raptor Lake-R |
プロセス | 4nm | 5nm | 10nm |
トランジスタ数 | 83.15億 | 65.70億 | 不明 |
ダイサイズ | 70 mm² | 70 mm² | 257 mm² |
I/Oダイプロセス | 6nm | 6nm | – |
I/Oダイサイズ | 122m㎡ | 122m㎡ | – |
コア/スレッド | 8 / 16 | 8 / 16 | 20(8P+12E)/ 28 |
定格クロック(P) | 3.8 GHz | 4.5 GHz | 3.4 GHz |
最大クロック(P) | 5.5 GHz | 5.4 GHz | 5.6 GHz |
定格クロック(E) | – | – | 2.5 GHz |
最大クロック(E) | – | – | 4.3 GHz |
オーバークロック | 〇 | 〇 | 〇 |
L2キャッシュ | 8MB | 8MB | 28MB |
L3キャッシュ | 32MB | 32MB | 33MB |
対応メモリ | DDR5-5600 | DDR5-5200 | DDR5-5600 DDR4-3200 |
内蔵グラフィックス | Radeon Graphics | Radeon Graphics | UHD Graphics 770 |
実行ユニット | 2 | 2 | 32 |
グラフィックス周波数 | 2200MHz | 2200MHz | 1600MHz |
CPUクーラー | なし | なし | なし |
PCI-Express | Gen 5, 24 Lanes | Gen 5, 24 Lanes | Gen 5, 16 Lanes |
TDP | 65W | 105W | 125W |
PL2(PPT) | 88W | 142W | 253W |
MSRP | $359 | $399 | $409 |
国内価格 | 59,800円~ | 60,800円~ | 58,878円~/通常 55,480円~/Fモデル |
発売日 | 2024/08/08 | 2022/09/27 | 2023/10/17 |
*価格は2025/2時点
Ryzen 7 9700Xのスペックについて、従来モデルのRyzen 7 7700Xと競合のIntel第14世代の同価格帯モデルであるCore i7-14700Kと比較していく。Ryzen 7 9700Xは、Zen 5アーキテクチャを採用したCPUだ。コードネームはGranite Ridgeとなる。プロセスは5nmから4nmへと微細化された。トランジスタ数は65.7億から83.15億へと26%程度増量されている。ダイサイズは70m㎡だ。I/Oプロセスは変わっておらずプロセスは6nmとなっている。CPUコアダイとは違ってプロセスの微細化による恩恵が小さくコスト重視で6nmプロセスを採用した形だ。
コア・スレッドは8コア16スレッドとなる。IntelのようなEコアは搭載されていない。定格クロックが0.7GHz低く、最大クロックは0.1GHz高い。ここがRyzen 7 9700Xの最大の特徴だ。Ryzen 7 7700XよりもTDPが40W低く、PPTも54Wも低くなっている。定格クロックが15%も抑えられているのはTDPを低くするためだ。最大クロックが5.5GHzと高くなっているのでパフォーマンスは高くなっているはずだ。IPCが19%向上しているのもポジティブ要素だ。L2キャッシュは8MB、L3キャッシュは32MBと変更なしとなる。
メモリはより高クロックなDDR5-5600をサポートしている。内蔵GPUはRadeon Graphicsだ。グラフィックス処理性能は低くゲームを想定しているなら外付けのグラフィックボードが必須だ。MSRPは$40引き下げられている。国内価格は21,000円の差がある。さすがに価格が下がらないと厳しそうだ。およそ2年ぶりの後継モデルだ。
競合であるCore i7-14700Kと比較していく。コードネーム”Raptor Lake-Refresh”のモデルだ。プロセスは10nmとなっている。プロセスの微細化はRyzenシリーズが一歩先を進んでいる。ダイサイズは257m㎡だ。Ryzen 7 9700Xのトータルダイサイズが192m㎡なので、35%程度大きい。Core i7-14700KはPコアとEコアという2つのコアを組み合わせたハイブリッドコアアーキテクチャを採用している。8つのPコアと12のEコア搭載で20コア28スレッドと驚異的なスペックを実現している。Pコアの定格クロックは3.4GHz、最大クロックは5.6GHzとなる。最大クロックはRyzen 7 9700Xよりも0.1GHz高い。
Core i7-14700Kはキャッシュ周りが強化されていてL2キャッシュは28MB、L3キャッシュは33MBとなっている。L2キャッシュについてはRyzen 7 9700Xよりも3.5倍の容量だ。対応メモリはDDR5-5600だけではなく、DDR4-3200をサポートしている。コストを抑えたいならDDR4を選べばよい。内蔵GPUはUHD Graphics 770だ。こちらもグラフィックス処理性能は低くゲームプレイではグラフィックボードが必須となる。PCI-ExpressはGen 5, 20 Lanesだ。
TDPは125WとRyzen 7 9700Xよりも60Wも高く、PL2(PPT)も165Wも高い。プロセスの微細化が進まずクロック周波数の引き上げでパフォーマンス向上を図っていることもあって消費電力は高めだ。ここはRyzen 7 9700Xに優位性がある。Core i7-14700Kの価格は63,980円~とRyzen 7 9700Xよりも6,820円安く購入できる。CPU内蔵グラフィックス非搭載のCore i7-14700KFなら61,980円~購入可能だ。
Ryzen 7 9700Xの特徴&注意点【2025年】
順当にゲーム性能が向上している
Ryzen 7 9700Xのゲーム性能スコアは35,636と高い。従来モデルのRyzen 7 7700Xよりも7%程度向上していてRyzen 9 7950XやRyzen 9 7900Xも上回っている。3D V-Cache搭載モデルを除くRyzen 7000シリーズをしっかりと上回ってきた。Ryzen 7 5800X3Dに匹敵するゲーム性能を有する。一方で、Intel第14世代の下位グレードに当たるCore i5-14600Kと同等の性能を持つに留まる。
Core i7-14700Kと比べると7%程度低い。Ryzen 7 7700XやRyzen 7 7700からの買い替えではメリットは見出だせない。買い替え対象はRyzen 5000シリーズよりも以前のモデルとなる。もっともゲーム目的ならRyzen 7 9800X3D/Ryzen 7 9700X3Dが登場するのを待つべきだろう。Ryzen 7000X3Dの性能からみても期待できる。Ryzen 7 7700X/Ryzen 7 7700がそこまで人気が出なかったこともありRyzen 7 9700Xも同じ運命をたどることになりそうだ。
マルチコア性能は競合に完敗だが省電力性は高い
このCPUの強みを探すとすれば省電力性の高さだろう。ゲームプレイ時の消費電力は前世代のRyzen 7 7700Xと変わらないが、マルチコアに負荷を掛けたときの消費電力は40%以上も抑えられている。Ryzen 7 7700Xと比べてTDPが105W→65Wへと約40%ダウン、PPTが142W→88Wへと35%ダウンしていることから納得できる。Zen 5アーキテクチャになりプロセスの微細化が進みより省電力性の高いCPUとなった。
競合のCore i7-14700KやCore i5-14600Kと比べても省電力性の低さが際立つ。一方で、どれぐらいのユーザーが消費電力を気にしているのかといったところだ。消費電力が下がればCPUクーラーや電源ユニットに掛けるコストは下げられるかもしれないが、消費電力はパフォーマンスと比べても実感しづらく意識しているユーザーは少ないように思う。評価が難しい箇所であることは否定できない。
競合モデルが多く吟味する必要がある
製品名 | コア/スレッド | ゲーム性能 | 価格 | コスパ | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|
Ryzen 7 9800X3D | 8/16 | 45,025 | -($479) | – | 2024/11/15 |
Ryzen 7 7800X3D | 8/16 | 42,174 | -($449) | – | 2023/04/06 |
Core i7-14700KF | 20/28 | 38,356 | 55,480円($409) | 0.691 | 2023/10/17 |
Core i7-14700F | 20/28 | 38,098 | 48,980円($384) | 0.778 | 2023/01/08 |
Ryzen 7 5800X3D | 8/16 | 36,384 | -($449) | – | 2022/04/22 |
Ryzen 7 9700X | 8/16 | 35,636 | 65,800円($359) | 0.542 | 2024/08/08 |
Core i5-14600KF | 14/20 | 35,582 | 36,000円($319) | 0.988 | 2023/10/17 |
Ryzen 5 9600X | 6/12 | 34,904 | 47,480円($279) | 0.735 | 2024/08/08 |
Ryzen 7 5700X3D | 8/16 | 34,488 | 42,980円($249) | 0.802 | 2024/02/02 |
Ryzen 7 7700X | 8/16 | 33,366 | 63,480円($399) | 0.526 | 2022/09/27 |
Ryzen 7 7700 | 8/16 | 33,317 | 51,727円($329) | 0.644 | 2023/01/14 |
正直Ryzen 7 9700Xの立場はかなり厳しい。2025年1月時点での国内販売価格は65,800円~と割高だ。競合のCore i7-14700KFと比べても18%程度高い。下位モデルであるCore i5-14600KFと比べると80%以上も高くなっている。コストパフォーマンスだけを見れば下位モデルのRyzen 5 9600Xの方が優秀だ。AM5ソケットにこだわるならRyzen 7 7700を候補に入れよう。Ryzen 7 7700XはRyzen 7 9700Xとほとんど価格が変わらないのでおすすめしづらい。ゲーム特化型の3D V-Cache搭載モデルはRyzen 7 5700X3D以外在庫切れだ。人気がありすぎて入手困難な状況が続いている。
搭載ゲーミングPCでもそれは変わらない。すでにRyzen 7 9700Xを搭載したモデルはリリースされているが、価格が高くコストパフォーマンス的にはおすすめしづらい。Core i7-14700F搭載モデルの方が安く購入できる状態だ。ゲーム性能及びマルチコア性能で上回るモデルよりも価格が高くなってしまっては本末転倒だ。もう少し価格が下がることを期待したい。Ryzen 9000シリーズではこのRyzen 7 9700Xと3D V-Cache搭載のRyzen 7 9800X3Dを搭載したモデルが人気だ。Intel Core Ultra 200Sシリーズが思ったほどゲーム性能が伸びなかったことが要因だろう。
Ryzen 7 9700Xのゲームベンチマーク
Cyberpunk 2077
Ryzen 7 9700Xのフレームレートは、Core i7-14700Kと同等だ。従来モデルのRyzen 7 7700Xと比べてフルHD環境で12%程度フレームレートが向上している。Ryzen 9 7900X3Dを上回るパフォーマンスは圧巻だ。上位モデルであるRyzen 9 9900Xはゲーム性能が伸び悩みRYzen 7 7700Xにも及ばない。Ryzen 9 7900Xではそこそこのフレームレートが出ていることを考えると最適化の問題かもしれない。今後時期を改めてベンチマークを回してみようと思う。
Forza Horizon 5
Forza Horizon 5は負荷の高いタイトルでCPUによってほとんど差が出ていない。GPUの負荷を下げないとCPU性能を把握しづらい。今後は設定を下げるかあるいはDLSSなどのアップスケーリング使用時のフレームレートを計測してもよさそうだ。Ryzen 7 9700Xは、従来モデルのRyzen 7 7700Xよりもわずかに高くなっている。Core i7-14700Kに匹敵する性能だ。やはり上位モデルであるRyzen 9 9900Xはフレームレートが伸びず、Ryzen 7 9700Xよりも3%弱パフォーマンスが低くなっている。
FF14
FF14ではCore i7-14700Kを押さえて高いフレームレートを叩き出した。従来モデルのRyzen 7 7700Xと比べて5%程度フレームレートが高い。WQHD環境以上になると性能差はなくなる。なお、Ryzen 7 7800X3Dになると7%程度フレームレートが高く3D V-Cache搭載モデルの実力を見せつけている。ゲームプレイだけを考えるとRyzen 9シリーズを選ぶメリットはなさそうだ。
Ryzen 7 9700Xのアプリケーションベンチマーク
Cinebench 2024
Cinebench 2024は、Cinebench R23の最新版でより新しいCPUのパフォーマンスを計測するのに適している。今後はこのCinebench 2024が主流となるだろう。Ryzen 7 9700Xのマルチコアスコアは1,108で、シングルコアスコアは130となる。マルチコアはRyzen 7 7700Xと変わっていない。一方で、シングルコアは23%弱も高くなっている。下位モデルであるRyzen 5 9600Xと比べるとマルチコアが21%高く、シングルコアも2%弱高い。競合のCore i7-14700Kと比べるとマルチコアは42%低くなっている。シングルコアは同等だ。Zen 5ではマルチコアよりもシングルコアが強化されたと考えてよい。
Cinebench R23
Cinebench R23でのパフォーマンスも見ていこう。Cinebench R23ではRyzen 7 7700Xよりもマルチコア性能も伸びている。マルチコアが5%弱高く、シングルコアも12%高い。下位モデルのRyzen 5 9600Xと比べてマルチコアが26%高く、シングルコアも3%高い。Core i7-14700Kと比べるとマルチコアが41%低いが、シングルコアは4%高くなっている。
Blender
Blenderでのベンチマーク結果をまとめた。Ryzen 7 7700Xよりも7%程度低く、Ryzen 7 7800X3Dよりも少し低い。下位モデルのRyzen 5 9600Xと比べると25%高い。Core i7-14700Kと比べると41%低くなっている。
7-Zip
Zipファイルの展開及び圧縮速度をまとめている。前世代のRyzen 7 7700Xと比べて展開速度が17%速く、圧縮速度が3%弱速くなっている。Core i7-14700Kと比べると展開速度が22%遅く、圧縮速度が37%遅い。展開速度だけはCore i5-14600Kを上回っている。8コア16スレッドのCPUの中ではトップクラスだ。
Handbrake
動画のエンコード速度をまとめた。コア・スレッドが多いCPUが有利だ。Ryzen 7 7700Xと比べてそれほどパフォーマンスは変わっていない。3D V-Cache搭載の下位モデルのRyzen 5 9600Xと比べるとH.264で10%速く、H.265でも10%速い。
Photoshop
Photoshopはシングルコアが重要となるアプリケーションの一つだ。Ryzen 7 9700Xが、Core i7-14700KやRyzen 9 9900Xを押さえてトップとなった。Ryzen 7 7700Xと比べて2%程度高くなっている。下位モデルのRyzen 5 9600Xとの性能差は4%弱だ。
Premiere Pro
動画編集ソフトであるPremiere Proでのパフォーマンスを計測していく。PugetBenchを活用している。Ryzen 7 9700Xのスコアは13,302と真ん中だ。従来モデルのRyzen 7 7700Xと比べて7%弱スコアが伸びている。Core i5-14600Kと同等のスコアだ。Core i7-14700Kと比べると11%劣っている。コア数が多い方有利に働くソフトエワだといえる。8コア16スレッドのCPUとしては健闘している。
Ryzen 7 9700X搭載おすすめゲーミングPC
G-GEAR GE7A-M245/BH
価格:245,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 7 9700X
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR5-5600 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
Ryzen 7 9700X×GeForce RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCとなる。タイトルによっては高解像度にも対応できる。メモリはDDR5-5600 32GBと大容量だ。ストレージもSSD 1TB Gen4 NVMeと優れた構成を持つ。電源ユニットは750W GOLDを搭載している。カスタマイズをしなくても十分な構成だ。こだわりのモデルに仕上がっている。
LEVEL-M8A6-R97X-SLSXM-BLACK(パソコン工房)
価格:249,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 7 9700X
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR5 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
パソコン工房のミニタワーモデルとなる。キャンペーン中は5,000円分相当のポイント還元を得られる。Ryzen 7 9700X×GeForce RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスの一台だ。GeForce RTX 4060 Ti搭載モデルで25万円という価格設定は苦しい。やはりRyzen 7シリーズ搭載モデルは価格が上がってしまう。競合のCore i7-14700の方が安く購入できる。構成はメモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと平均以上だ。電源ユニットは750W BRONZEを採用している。
GALLERIA XA7R-R57 9700X搭載 (ドスパラ)
価格:339,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 7 9700X
GPU:GeForce RTX 5070
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
Ryzen 7 9700X×GeForce RTX 5070搭載のハイクラスの一台だ。税込339,980円で販売されている。価格が高くCPUを変えれば20%近く安く購入できる。例えば同じドスパラのCore Ultra 7 265F搭載モデル「GALLERIA RM7C-R57 Intel Core Ultra搭載」は279,980円で販売されていて60,000円も安い。今はそこまで力を入れていないのかもしれない。構成はメモリDDR5-4800 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと充実している。電源ユニットは750W GOLDだ。
G-Master Spear X870A(サイコム)
価格:301,860円+送料2,920円
CPU:Ryzen 7 9700X
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-5600 32GB DDR5-5600 64GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:5.8
サイコムの売れ筋ゲーミングPCだ。初期構成はRyzen 7 9700X×GeForce RTX 4060搭載のミドルクラスとなる。サイコムでは細かいカスタマイズができるのであなた好みの仕様に変更しよう。Ryzen 7 9700Xの性能を考えるとGeForce RTX 4070やRadeon RX 7800 XT以上のモデルを選択したいところだ。メモリはDDR5-5600 32GBと大容量だ。キャンペーン中はDDR5-5600 64GBへの無償アップグレードが適用となる。32GBを維持する場合は6,050円の割引を受けられる。ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeを搭載している。電源ユニットは750W GOLDだ。コスパ指標はそこまで高くないが、グラフィックボードを始めとしてカスタマイズができるのが魅力といえる。
G TUNE FG-A7A7X(マウスコンピューター)
価格:419,800円(送料無料)
CPU:Ryzen 7 9700X
GPU:Radeon RX 9070 XT
メモリ:DDR5-5600 32GB
ストレージ:SSD 2TB Gen4 NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
マウスコンピューターのゲーミングブランドG TUNEからも搭載モデルがリリースされている。リニューアルされたばかりのフルタワーケースだ。ヘッドフォンホルダー搭載や大型CPUクーラーやグラフィックボード搭載にも対応している。今の時代に合ったモデルに仕上がっている。実はカスタマイズで内臓光学ドライブを選択できる。すっきりとしたデザインでも実用性も犠牲になっていない。GPUにはRadeon RX 9070 XTを搭載している。価格は419,800円と高めだ。送料無料かつ基本保証3年間であることを考慮しても割高といえる。メモリはDDR5-5600 32GBを搭載していてゲーム+αで考えられる。ストレージはSSD 2TB Gen4 NVMeを搭載している。電源ユニットは850W GOLDだ。
ベンチマークテスト環境
CPU | AMD Ryzen 7 9700X etc. |
---|---|
CPUクーラー | DEEPCOOL LS520 WH R-LS520-WHAMNT-G-1 |
GPU | GeForce RTX 4090 |
マザーボード | ASUS ROG STRIX X670E-A GAMING WIFI |
メモリ | Corsair CMK32GX5M2B5600C36【DDR5-5600 16GB×2】 |
電源ユニット | 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+ |
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