Lenovo Legion 570i

当ページでは、Core i5-12500Hの性能レビュー及び搭載ゲーミングノートPCの紹介をしている。Intel第12世代の高コスパモデルだ。12コア16スレッドと従来モデルのCore i5-11400Hと比べて大幅にスペックが引き上げられている。ミドルクラス以上のグラフィックボードとの組み合わせたゲーミングノートPCも増えるかもしれない。

2022年7月上旬時点ではそれほど搭載モデルが多くなく選択肢は限られている。DellやLenovoなどの海外メーカーでのみ取り扱いがある状況だ。上位モデルのCore i7-12700Hを搭載したモデルの方がラインナップが豊富だ。Core i5-12500Hを搭載したモデルについては、「Core i5-12500H搭載のゲーミングノートPC一覧」でまとめている。

よくわかる!!Core i5-12500Hの特徴まとめ

cpu

コードネームAlder Lake
プロセス10nm
コア/スレッド数12コア(4Pコア+8Eコア)/16スレッド
Pコア定格/最大クロック2.5 GHz/ 4.5 Ghz
Eコア定格/最大クロック1.8 GHz/ 3.3 Ghz
L3キャッシュ18MB
PBP45W
MTP95W
発売日2022年01月28日
価格$311
特徴 (+) 12コア16スレッドと従来モデルよりも高スペック
(+) ハイクラスのGPUともバランスが取れる
(-) 従来モデルよりも価格が25%アップ
(-) 搭載ゲーミングPCのラインナップが少ない
評価 ・総合評価
★★★★★★★★☆☆ 8.0

・ゲーム評価
★★★★★★★★★☆ 8.5

Core i5-12500HのCinebench R23スコア

cinebenchr15Core i5-12500Hcinebench

Cinebench R23を見ればCore i5-12500Hがいかに性能の高いモデルであるかということがわかる。従来モデルであるCore i5-11400Hと比べてマルチスレッド性能が30%近く高く、シングルスレッド性能も22%も高い。6コア12スレッドから12コア16スレッドと大幅にスペックが引き上げられたことは大きい。競合モデルであるRyzen 5 6600Hと比べてもマルチスレッド性能が7%高く、シングルスレッド性能は26%も高くなっている。従来モデルのCore i7-11800Hを大きく上回るシングルスレッド性能は圧巻だ。Core i5シリーズでもこの水準まで到達したのは驚きしかない。ハイブリッドコアアーキテクチャは非常に画期的だと言える。

Core i5-12500Hの基本スペック

 Core i5-12500HCore i5-11400HRyzen 5 6600H
コードネームAlder LakeTiger LakeZen 3+
プロセス10nm10nm6nm
Pコア466
Eコア8--
トータルコア1266
スレッド数161212
定格クロック(P)2.5 GHz2.7 GHz3.3 GHz
最大クロック(P)4.5 GHz4.5 GHz4.5 GHz
定格クロック(E)1.8 GHz--
最大クロック(E)3.3 GHz--
オーバークロック×××
L3キャッシュ18MB12MB16MB
対応メモリDDR5-4800
LPDDR5-5200
DDR4-3200
DDR4-3200DDR5-4800
LPDDR5-6400
内蔵グラフィックスIris Xe GraphicsUHD GraphicsRadeon 660M
PBP45W45W45W
MTP95W--
価格$311$250-
発売日Q1'22Q2'21Q1'22
Core i5-12500Hは、Alder Lake世代の高コスパモデルとなっている。プロセスは10nmと従来モデルのCore i5-11400と共通だ。Core i5-11400Hでは6コア12スレッドだったが、Core i5-12500Hでは12コア16スレッドと大幅にスペックが引き上げられた。コアが倍増の12となったのは素晴らしい。ハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて4つのPコアと8つのEコアを組み合わせている。Pコアの定格クロックはCore i5-11400Hの方が8%高く、最大クロックはどちらも4.5GHzと同等だ。

Core i5-12500Hでは新しくEコアが搭載されていて定格クロック1.8GHz、最大クロック3.3 GHzとなる。オーバークロックには対応していない。L3キャッシュも50%増えて18MBとなる。メモリは従来のDDR4-3200だけではなく、上位規格のDDR5-4800、LPDDR5-5200をサポートしている。内蔵グラフィックスもIrix Xe Graphicsへと変更が加えられている。TDPは45Wと共通だ。価格は25%高く$311となった。

Ryzen 5 6600Hが競合モデルとなる。Zen 3+アーキテクチャ採用でプロセスは驚異の6nmだ。AMDはプロセスを大きく進化させて来たと言える。6コア12スレッドとCore i5-12500Hの12コア16スレッドには及ばない。定格クロックはRyzen 5 6600Hの方が32%高く、最大クロックはどちらも4.5GHzだ。L3キャッシュは16MBと2MB少ない。対応メモリはDDR5-4800、LPDDR5-6400だ。内蔵グラフィックスはRadeon 660Mを搭載している。Zen 3からZen 3+へのアップグレードで大きく変わったのはこの内蔵グラフィックスかもしれない。PBP(TDP)は45Wと共通だ。

Core i5-12500Hの強み&搭載モデルの特徴

Core i5シリーズの中間に位置するモデル

ラインナップコアスレッドクロック周波数(P)クロック周波数(E)L3キャッシュTDP
Core i5-12600H12コア16スレッド2.7 GHz/ 4.5 GHz2.0 GHz/ 3.3 GHz18MB45W
Core i5-12500H12コア16スレッド2.5 GHz/ 4.5 GHz1.8 GHz/ 3.3 GHz18MB45W
Core i5-12450H8コア12スレッド2.0 GHz/ 4.4 GHz1.5 GHz/ 3.3 GHz12MB45W
Core i5-12500Hは、Alder Lake世代におけるCore i5シリーズの中間に位置するモデルだ。Core i5シリーズではこのCore i5-12500Hと下位モデルのCore i5-12450Hが中心になるのではないかと思う。Core i5-12500Hに対する期待は大きい。いずれのモデルも希望カスタマー価格は$311だ。当然実売価格では上から順に価格が下がっていくだろう。

Core i5-12500Hは、12コア16スレッドと上位モデルであるCore i5-12600Hと同等のスペックを持つ。Pコア及びEコアの定格クロックが低くなっている。L3キャッシュは18MBと共通だ。下位モデルのCore i5-12450Hは、8コア12スレッドとスペック的にワンランク落ちる。Pコア及びEコアの定格クロックが最大20%も低い。

Core i5-11400Hと比べて飛躍的に性能が向上

Core i7-12700H23,029
Ryzen 9 5900HX17,688
Ryzen 9 6900HS17,127
Core i5-12500H17,085
Ryzen 7 6800H17,045
Core i9-11980HK16,954
Core i7-11800H15,631
Ryzen 7 5800H15,559
Ryzen 5 6600H14,392
Core i5-11400H11,961
Core i7-10875H11,739

Core i5-12500Hは、ハイブリッドコアアーキテクチャを採用したCPUとなっている。従来モデルのCore i5-11400Hが6コア12スレッドだったことに対して、Core i5-12500Hは12コア16スレッドと高いスペックを誇る。結果的に総合性能では45%以上も高い性能を持つ。Core i5シリーズでも従来モデルのフラグシップモデルであるCore i9-11980HKを上回る。

75W時にはAMD製CPUを引き離す形だ。AMDの最新モデルであるRyzen 7 6800Hよりも高い性能を持つ。PhotoshopなどIntel製CPUが有利なアプリケーションも多くCore i5-12500Hは魅力的な選択肢となるはずだ。ハイブリッドコアアーキテクチャの採用は成功と言って間違いないだろう。上位モデルであるCore i7-12700Hとの性能差は35%程度とやや大きい。

搭載ゲーミングPCは海外メーカーが中心となる

Core i5-12500Hを搭載したゲーミングPCはまだまだ数が少なく海外メーカーが中心となる。2022年7月時点ではDell及びLenovoで搭載ゲーミングPCを購入できる。今後ドスパラ・パソコン工房・G-Tuneなどから搭載モデルがリリースされれば面白くなることは間違いない。

やはり最新モデルの導入は海外メーカーが早い。次いで国内の大手メーカー→BTOメーカーとなる。半導体不足の影響があるのかIntel第12世代Core iシリーズ搭載モデルの導入が遅れているように思う。搭載モデルが増えてくれば随時更新していく予定だ。

Core i5-12500Hのベンチマーク一覧

Handbrake

handbrakecorei5-12500hhandbrake

Handbrakeにおけるパフォーマンスを見ていく。45WでもCore i7-11800Hを上回るパフォーマンスを発揮している。Core i5-11400Hと比べて17%もパフォーマンスが高い。競合モデルであるRyzen 5 6600Hと比べて5%程度上回っている。75WになるとRyzen 5 6600Hとの差は7%だ。Core i5シリーズとして十分な性能を持っていると言えるだろう。

7-Zip

zipi5-12500hzip

Zipファイルの解凍及び圧縮速度を見ていこう。Core i5-11400Hと比べて解凍速度が33%速く、圧縮速度も24%速い。競合モデルであるRyzen 5 6600Hと比べても解凍速度が4%速く、圧縮速度も12%速い。Core i7-11800Hには届かなかったもののパフォーマンス的には納得できる水準だ。上位モデルであるCore i7-12700Hになると最大50%もパフォーマンスで上回る。

Adobe Photoshop

photoshopi512500hphotoshop

Adobe Photoshopにおいても高いパフォーマンスを発揮している。従来モデルのCore i5-11400Hと比べて20%も上回っている。Ryzen 5 6600Hと比べても8%高い。上位モデルであるCore i7-12700Hとの差は29%だ。Ryzen 9 5900HXでさえ上回っている。PhotoshopはIntel製CPUが得意としている用途だ。画像編集をメインに考えているならCore i5-12500Hは魅力的な選択肢となる。

Core i5-12500H搭載のゲーミングノートPC一覧

IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JP(Lenovo)

Lenovo IdeaPad Gaming 370i価格:134,640円(送料・税込)
液晶:16.0インチ 165Hz
CPU:Core i5-12500H
GPU:GeForce RTX 3050
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
コスパ:★★★★★★★★★★ 9.8

公式サイト詳細

16.0インチ(WUXGA)の大型液晶モニターを搭載したゲーミングノートPCだ。RTX 3050 Mobile搭載モデルが税込13万円台で購入できるのは嬉しい。CPUにCore i5-12500Hを搭載している。12コア16スレッドとまずまずのマルチスレッド性能を持ちゲーム適正も向上している。グラフィックスにはGeForce RTX 3050 Mobileを搭載している。ローエンドクラスのモデルとしてFPSなど負荷の軽いタイトルにおいては17.3インチ144Hzモニターを活かせる性能の高さが嬉しい。メモリ16GB、SSD 512GBと構成も充実している。メモリ容量が多くクリエイター作業にも最適だ。本体重量が約2.60kgと重めなためそこは注意しよう。大型モニターを搭載しているので受け入れなければいけない部分だ。

New Dell G15 プレミアム(RTX3050搭載)(Dell)

dellg15rtx3070ti価格:176,980円(税込) 141,584円(税込)
液晶:15.6インチ120Hz
CPU:Core i5-12500H
GPU:GeForce RTX 3050 Mobile
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
コスパ:調査中

公式サイト

Core i5-12500H搭載の中でもっとも価格の抑えられた一台だ。15.6インチ120Hz対応モニターを搭載している。グラフィックスにはAmpere世代のエントリークラスであるRTX 3050 Mobileを搭載している。メモリ16GB、SSD 512GB NVMe対応と構成も平均以上だ。本体重量が約2.519kgとやや重いのがデメリットだと言える。持ち運ぶ機会が多い方は注意しよう。

Lenovo Legion 570i – ストームグレー(Lenovo)

Lenovo Legion 570i価格:153,230円(税込)
液晶:15.6インチ60Hz
CPU:Core i5-12500H
GPU:GeForce RTX 3050 Ti Mobile
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
コスパ:調査中

公式サイト

LenovoのゲーミングブランドであるLegionからもCore i5-12500Hを搭載したモデルがリリースされている。15.6インチ60Hz対応モニターを搭載している。グラフィックスにはローエンドクラスのRTX 3050 Ti Mobileを搭載していてフルHD環境でのゲームプレイに適している。高リフレッシュレート対応モニターを搭載していないため初心者向けと言える。メモリ16GB、SSD 512GB NVMeと構成は必要十分だ。納期が一ヶ月程度とやや長くなっているのが惜しい。

Lenovo Legion 570i:スタンダード(Lenovo)

Lenovo Legion 570i価格:168,696円(税込)
液晶:15.6インチ60Hz
CPU:Core i5-12500H
GPU:GeForce RTX 3060 Mobile
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
コスパ:調査中

公式サイト

Core i5-12500H×RTX 3060 Mobile搭載のゲーミングノートPCだ。Core i5シリーズでも性能が引き上げられてRTX 3060 Mobileぐらいなら十分バランスを取ることができる。メモリ16GB、SSD 512GB NVMeと構成も必要十分だ。本体重量は約2.4kgとやや重い。CPU・GPU性能が向上するに連れて本体重量が増えているように思う。

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