AMD Ryzen 9 3900X画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

当ページでは、Ryzen 9 3900Xの性能レビュー及びおすすめゲーミングPCの紹介をしている。第3世代のRyzenシリーズはパフォーマンスが高い。このRyzen 9 3900Xは、12コア24スレッドと高いマルチスレッド性能を持つCPUだ。

ゲーム用途としてはややオーバースペック気味だが、実際のゲームプレイではどのようなパフォーマンスを発揮するのだろうか。詳細をまとめたのでぜひ参考にしてほしい。2021年時点で後継モデルである「Ryzen 9 5900X」がリリースされている。

よくわかる!!Ryzen 9 3900Xの特徴まとめ

  • 総合評価 :90点/100点
  • ゲーム評価:70点/100点
  • 価格:約55,000円
  • 発売日:2019年7月7日

Ryzen 9 3900Xは、CPU性能自体が高いため総合評価は90点となる。ただし、ゲームプレイだけを前提に考えるのならお世辞にもコストパフォーマンスは高いとは言えない。下位モデルのRyzen 7 3700XやCore i7-9700Kの方が価格も安く十分な性能を持っているからだ。特にIntel製CPUには大きく遅れを取ってしまっている。

Ryzen 9 3900Xではマルチスレッド性能が必要となるゲーム配信・動画編集・RAW現像など+αで考えて選ぶべきだろう。発売から1年経って1万円程度安く購入できるようになっている。最新のRyzen 9 5900Xが高価なので選択肢に入れてもよいのではないだろうか。

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Ryzen 9 3900Xの基本情報

スペック

 9 3900XThreadripper 2920Xi9-9900K
メーカーAMDAMDIntel
プロセス7nm12nm14nm
コードネームZen2Zen+Coffee Lake-R
CPUコア数12128
スレッド数242416
定格クロック3.8 GHz3.5 GHz3.6 GHz
最大クロック4.6 GHz4.3 GHz5.0 GHz
L3キャッシュ64MB32MB16MB
TDP105W180W95W
価格$499$625$488
発売日2019年7月7日2018年10月29日2018年10月20日
Ryzen 9 3900Xは驚きのスペックを持つCPUだ。前世代のZen +アーキテクチャで言えばThhreadripper 2920Xが該当する。新しいプロセス7nmを搭載して省電力性及びパワー効率が大きく向上した。Zen 2は革新的なアーキテクチャだと言える。Intelがまだ14nmであることを考えると一歩どころか二歩ぐらい前を行っているだろう。問題はこのスペックが実際の環境で十分に発揮できるかどうかだが、それは後述のベンチマークを参考にしてほしい。

AMDの「Threadripper 2920X」と比較すると第3世代Ryzenシリーズの進化具合がイメージしやすい。コア数/スレッド数は同じ12コア24スレッドとなっている。定格クロック10%アップ、ブーストクロック7%アップとしっかり性能面の向上も見られる。L3キャッシュも32MB→64MBへと倍増している。Threadripper 2920Xは、スペックほどゲーミングパフォーマンスは伸びなかったが、Ryzen 9 3900XではL3キャッシュの恩恵もありスコアが上がっている。何よりも価格が$499と20%安く、消費電力も105Wへと大幅に引き下げられた。より一般消費者向けのモデルへと変貌している。

競合となるIntel Core i9-9900kと比較するとスペックは勝っていることがわかる。コア数及びスレッド数は50%アップとなった。ブーストクロックは7%劣るものの定格クロックは4%高くなっている。L3キャッシュは16MB→64MBと驚きの4倍となっている。これによってゲームのレイテンシ低減に良い影響を与えるということだ。ようはゲームプレイ中のフレームレートが向上する。ただし、実際はゲームプレイにおいてはまだまだIntelには及ばない。

総合性能

ryzen93900xseinou

CPUの総合性能では、Threadripper 2920Xよりも高く現時点でトップの性能を誇る。コア及びスレッド数が多いことでCore i9-9900KよりもCPU性能は高い。この性能はゲーミングだけではなくあくまでも総合性能であることを理解してほしい。ゲームプレイ時には全く異なるスコアとなる。

Intelの現行モデルであるCore i9-11900Kと同等だ。Core i9-11900Kが8コア16スレッドのCPUであることを考えるとIntelの凄さがわかる。Ryzen 9 3900Xの後継モデルであるRyzen 9 5900Xになるとさらにワンランクパフォーマンスが高い。特にゲーミングCPUとしての魅力は増している。

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Ryzen 9 3900Xの特徴詳細

12コア24スレッドとしては格安のCPU

Ryzen 9 3900Xは、12コア24スレッドの高性能CPUとしては格安モデルだと言える。かつてのAMD製最高峰のCPUだった「Threadripper 2920X」よりも高性能でかつ価格も安いとなればお買い得であることは間違いない。AMDが好きな方にとってはこの上ない選択肢となるだろう。

ただし、ゲームプレイのみで考えているとコストパフォーマンスは高くない。ゲーム+αを考えている方におすすめのCPUだと言える。例えば、ゲーム配信・動画編集・RAW現像・3DC CADなどが挙げられる。これらの用途は、Ryzen 9 3900Xが得意とする分野だ。クリエイターの方もぜひチェックしておこう。

新規格「PCIe Gen.4」に対応している

当該CPUは、PCIe Gen.4に対応となった。従来のPCI3 Gen.3と比較すると2倍の帯域幅を持っていてグラフィックボード及びSSDの性能向上に貢献する。ただし、現時点でGen.4に対応しているものはRadeon RX 5700/RX 5700 XTのみとなっている。今後、対応モデルが増えてきたときに真価を発揮することになることが期待される。

なお、PCI3 Gen.4を活用するにはグラフィックボードもAMD X570チップセットに換装する必要があることを追記しておく。1から組み立てるとなるとある程度の費用が掛かってしまう。それでもIntelよりも優れている点として推しておきたい。特にフラグシップモデルのRyzen 9シリーズなのだからなおさらだ。

消費電力がやや高いので電源ユニット選びには注意

Ryzen 9 3900Xの消費電力は、カタログ上では105Wとなっているが、実際の環境では150Wを超えてくることもある。Intel製CPUと比べても消費電力が高いので、電源ユニットには気を使っておきたい。熱対策も必須だ。

電源ユニットの容量は600W以上・規格は80PLUS SILVER以上が好ましい。BTOパソコンならある程度余裕を持った電源ユニットが搭載されているので安心できる。完成品としtねおゲーミングPCでは基本的には750W GOLDが最低基準となっている。

Ryzen 9 3900Xのゲームベンチマーク一覧

Farcry 5

farcry5

Core i9-9900K134.5
107.7
Ryzen 9 3900X115.3
86.3
Ryzen 7 3700X114.2
88.5
Threadripper 2920X97.4
73.0
Ryzen 7 2700X96.4
73.0
平均99th
Farcry 5プレイ時のスコアはやや伸びない。TD 2920Xよりも20%高いもののCore i9-9900Kよりも15%劣っている。当該タイトルの最適化は今後のアップデート次第といったところだろうか。

Final Fantasy XV

final fantasy xv

Core i9-9900K169.7
110.4
Ryzen 9 3900X166.4
118.4
Ryzen 7 3700X163.4
118.2
Ryzen 7 2700X151.2
106.6
Threadripper 2920X148.8
104.8
平均99th
FF 15については、Core i9-9900Kと同等のスコアを出している。むしろ安定感ではRyzen 9 3900Xに軍配が上がる。TR 2920Xが、苦手としていたゲームの対応度も上がっている。注目すべきはRyzen 7 3700Xの適正の高さだろう。ほぼRyzen 9と同じだ。コストパフォーマンスの高さが見える。

Hitman 2

hitman2

Core i9-9900K113.3
61.7
Ryzen 9 3900X100.7
58.6
Ryzen 7 3700X99.4
58.4
Ryzen 7 2700X81.9
48.2
Threadripper 2920X79.8
47.0
平均99th
やはりCore i9-9900Kが強い、Ryzen 9 3900Xに対して13%の差を付けている。それでもRyzen 7 2700Xよりも20%以上高いスコアを出しているのはさすがだ。ゲーミングパフォーマンスを見るとTR 2920Xとは比べるまでもない。

その他アプリケーションのベンチマーク

Cinebench R20

cinebenchAMD Ryzen 9 3900X-cinebench

マルチスレッド性能の高さが光る。TRよりも33%高くなっている。シングルスレッド性能についてもCore i9よりも高くなっている。ポテンシャルは非常に高いようだ。マルチスレッド性能を活かせる用途で使っていきたい。

Handbrake

handbrakeRyzen 9 3900X-handbrake

動画のエンコードに掛かる時間を計測している。Core i9-9900Kよりも25%も早くエンコードが完了する。TR 2920Xよりも30%早くZen 2の凄さがわかるだろう。7nmプロセス化による性能向上は目を見張るものがある。

7 Zip

Ryzen 9 3900X-7zip

Zipファイルの解凍及び圧縮速度を計測。TR 2920Xよりも解凍速度は12%、圧縮速度は10%早くなった。Core i9-9900Kはやや苦戦している。

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Ryzen 9 3900X搭載おすすめゲーミングPC

GALLERIA ZA9R-R70S(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R70S (2)価格:209,980円
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:GeForce RTX 2070 SUPER
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:750W GOLD

RTX 2070 SUPER×Ryzen 9 3900Xを搭載したゲーミングPCだ。12コア24スレッドのRyzen 9 3900Xを搭載していることでオールラウンドに対応できるゲーミングPCに仕上がった。FULL HD環境以上でのゲームプレイだけではなくゲーム配信やその他PC作業にも対応しやすい。ゲームプレイだけを考えるならCPU性能を落としてグラフィックボードに投資をした方がよい。メモリ16GB、SSD 1TB NVMe対応Gen4と構成も充実している。20万円以上のモデルとして納得できる構成だ。

GALLERIA ZA9R-R80S(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R70S (2)価格:209,980円
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:GeForce RTX 2080 SUPER
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応 Gen4
HDD:非搭載
電源:750W GOLD

ハイクラスのゲーミングPCだ。Ryzen 9 3900Xを搭載していてゲームプレイ+αで通用する一台となっている。12コア24スレッドとマルチコア性能の高さが特徴だ。ゲームだけで使い切るのは難しくゲーム配信なども考えているゲーマーの方向けだと言える。グラフィックボードのRTX 2080 SUPERは、4K解像度にも対応できる高いゲーミング性能が魅力だ。メモリ16GB、SSD 1TB NVMe対応Gen4と充実の構成もドスパラらしい。電源ユニットは750W GOLDで安定したゲームプレイを約束してくれる。

LEVEL-R0X5-R93X-VWA(パソコン工房)

LEVEL-R027-i7-RNR価格:234,800円
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:GeForce RTX 2080 Super
メモリ:DDR4 16GB
SSD:480GB
HDD:2TB
電源:850W GOLD

Ryzen 9 3900X搭載モデルとしては手頃な価格で購入できる。グラフィックボードにはRTX 2080 Superを搭載。4K解像度にも対応できる高いパフォーマンスを持つ。メモリ16GB、SSD 480GB、HDD 2TBと構成も充実している。消費電力が高いモデルでも電源ユニットに850W GOLDを搭載しているため安心だ。

ZEFT R9R07(セブン)

SR-ii9-8862GS6GPW10価格:256,800円
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:GeForce RTX 2080 Super
メモリ:DDR4 16GB
SSD:480GB
HDD:非搭載
電源:750W 80PLUS GOLD

RTX 2080 Super搭載のゲーミングPCだ。Ryzen 9 3900Xとの相性もばっちり。CPU性能も格段に向上して動画編集や動画配信なども得意としている。メモリ16GB、SSD 480GBの構成となっているもポイントだ。カスタマイズをするとすればストレージぐらいだろう。

GALLERIA AXZ(ドスパラ)

galleriaxg価格:299,980円
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:GeForce RTX 2080 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB
HDD:2TB
電源:850W PLATINUM CORSAIR

Ryzen 9 3900Xを搭載したゲーミングPCはまだまだ少ない。RTX 2080 Tiを搭載したGALLERIA AXZは税抜き30万円と登場したばかりで強気の設定だ。少しでも早く手にしたいという方でなければもう少し待つのが得策だろう。当然性能では申し分ない。4K解像度でのゲームプレイも可能だ。構成も充実していてメモリ16GB、SSD 1TB、HDD 2TBと十分だろう。電源ユニットも850W PLATINUMと消費電力の高さをカバーできる。

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ベンチマークテスト環境

desktoppc

GPUNvidia GeForce RTX 2080 Ti
メモリ2x 8GB G.Skill Flare DDR4-3200
ストレージ2TB Intel DC4510 SSD
電源ユニットEVGA Supernova 1600 T2, 1600W
マザーボードMSI MEG X570 Godlike