Ryzen Threadripper 2950X画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

当ページでは、AMD Ryzen Threadripper 2950Xのスペックと搭載ゲーミングPCの紹介をしている。RyzenのウルトラハイエンドCPUだ。

ほとんどの方には縁のないCPUだが、私自身興味があるので、ごく一部のコアなユーザーのために執筆することにする。このようなありえないスペックを持つハードのレビューは楽しい。

よくわかる!!Ryzen Threadripper 2950Xの特徴まとめ
総合評価 :80/100
ゲーム評価:40/100

  • 16コア/32スレッドの驚異的なスペック(+)
  • Ryzen+で従来モデルよりもパフォーマンスアップ(+)
  • ゲーム専用機としてはコスパが悪い(-)

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Ryzen Threadripper 2950Xの概要、基本を押さえる!

基本スペック・仕様

 Threadripper 2950XThreadripper 2990XThreadripper 1950X
コードネームZen+Zen+Zen
CPUコア数163216
スレッド数326432
定格クロック3.5GHz3.0GHz3.4GHz
最大クロック4.4GHz4.2GHz4.4GHz
TDP180W250W180W
価格$899$1799$750
基本スペックからして只者ではないことがわかる。16コア、32スレッドと驚異的だ。その上定格クロックも3.5GHz、最大クロック4.4GHzと高くなっている。第一世代の1950Xと比べるとわずかな上昇だが、価格は$150も下がっている。

性能的には5%-10%上がっていると考えて良い。しかし、それは単純なクロックの上昇だけでなく技術的な面で進歩による恩恵だろう。例えば、プロセスが12nmへと小型化されたためよりパワー効率が良くなったり、メモリの改善によってレイテンシの軽減に繋がったりしている。

一応ワークステーション向けのThreadripper 2990Xも記載しているが一般向けではないしゲーミング向けとしては最低クラスの性能だ。それは後述のベンチマークを見ればわかると思う。

Core i9-7900Xと比較

 Threadripper 2950XCore i9-7900X
コードネームZen+Maxwell
CPUコア数1610
スレッド数3220
定格クロック3.5GHz3.3GHz
最大クロック4.4GHz4.3GHz
TDP180W140W
価格$899$999
次はIntelの同価格帯及びターゲット層が同じのi9-7900Xと比較しよう。ターゲット層とは、動画編集などを仕事としているクリエイターの方だ。場合によってはウルトラハイエンドしか使いたくないというゲーマーの方だろうか。

スペックを見るとAMDの圧勝だ。コア数及びスレッド数は1.6倍となっている。さらに、定格クロックも7%、最大クロックも3%程度上回っている。それでいて$100安いのだから言うことはないだろう。消費電力が高いのはコア数が増えていることから仕方がないと言える。

Ryzen Threadripper 2950Xの特徴&注意点まとめ

16コア、32スレッドのモンスターCPU

16コア/32スレッドのCPUは圧巻だろう。Ryzen 7 2700Xが8コア/16スレッドなので単純に考えると二つ搭載していることになる。このCPUは誰もがそのパフォーマンスを生かしきれるわけではない。4K動画の編集をしたり、ワークステーションとして考えている方向けのCPUだと言える。当然オーバークロックをすることができる。ただし、その場合は排熱対策やコントロールをうまくしないとCPUに負荷が掛かってしまうので注意したい。

ほとんどのユーザーはRyzen 7 2700Xで事足りる。購入を検討する際は本当に必要かどうかじっくり考えて欲しい。例えば今i9-7900XやRyzen Threadripper 1950Xを使用している方が交換を検討するなら推奨する。しかし、それよりも下のCPUを使っていて特に性能不足を感じていないのであれば交換はおすすめしない。

ゲーミング用のCPUとしても悪くない

これだけのコアがあってもゲームでは生かしきれないと思うかもしれない。しかし、実際のところは意外と悪くない。ただし、高解像度+ハイエンドのグラフィックボードを搭載していることが絶対条件だ。最低でもGTX1070TiあるいはGTX1080以上を積んでいないとグラフィックボードがボトルネックとなってしまってパフォーマンスの最大化が不可能だ。ゲームでも高い性能を発揮することは間違いないがとにかくコスパが悪い。

また、このCPUには”ゲーミングモード”が搭載されている。これは”Legacy Compatibility mode”と呼ばれるモードをよりゲーミング向けに変更するモードだ。具体的には、Windowsコマンドから1つのダイを無効化する。そうすることで32スレッドがうまく機能しないプログラムが正常に動くようにできる。また、クロスダイのコミュニケーションを除外できる。ゲームモードではこのダイの無効化に加えて、ローカルメモリーモードに切り替える。そうすることで8コア/16スレッドのCPUを作り出すことができる。状況に合わせて最適化できるのはさすがだと言える。

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Ryzen Threadripper 2950Xのゲームベンチマーク一覧

ここからはテスト環境を用意して、具体的なゲームやアプリケーションでの性能を測っていく。ゲームのスコアの計測方法は、Full HD環境下でグラフィックボードを統一しCPUの純粋な性能を計っている。単位はFPSでフレームレートを指している。

通常60FPS以上で快適とされているが、今回はCPU性能を計るためそれほど重要ではない。なぜならグラフィックボードがGTX1080で固定なのでそれなりのスコアが出るからだ。あとは相対的な位置を知ることで性能がわかる。

Ashes of the Singularity:Escalation

ashesofthesinguAshesthreadripper2950x

2950Xは、1950Xからわずかにパフォーマンスが上がっていることがわかる。3%と少しだけだがフレームレートが上がっている。ただし、i9-7900Xの方がこのタイトルに関しては適正度が高いようだ。いずれのモデルも高いFPSが出ていることは忘れてはいけない。

なお、2990XについてはAMDがゲーミングCPUではないと断言しているので数値が悪くても問題ない。これで普通なのだ。

Star Wars BattlefrontⅡ

starwarsbf2Star Wars2950X

2990Xについては悲惨な数値だ。もちろん60FPSを遥かに超えているので快適にゲームプレイができるのだが、2950Xが153FPSを叩き出していることを考えると物足りなさを感じる。やはりゲームでのプレイを考えたら2950Xが正解だ。もちろんRyzen 7 2700Xで十分なのだが。

F1 2017

f12017f12950X

ゲーミングではIntelが優勢だ。それでも207FPSが出ていることを考えると性能の高さが伺える。ただ、Ryzen 7 2700Xが同じ数値なのでコスパを度外視で考えないと割に合わない。

その他アプリケーションのベンチマーク

Cinebench R15

cinebenchcinebench2950x

定番のCinebench R15でその数値を見ていく。2950Xはマルチスレッド性能が3172と高い数値を出している。ただ、1950Xと比べてたった5%のスコアアップという結果だ。シングル性能についてはスペック通りIntelが優勢だ。

HandBrake

handbrakeHandBrake2950x

Handbrakeでエンコード速度を計測する。4Kの動画を1080pに変換してそのスピードをまとめている。2950Xの方が2990Wよりも15%早い数値となったが、第一世代の1950Xとほぼ性能差がない。

7-zipファイルマネージャー

7-zip2950x

Zipファイルの圧縮及び解凍速度を見ていく。圧縮についてはThreadripperが強い。2950Xは、1950Xに比べて8%性能の底上げが行われている。i9-7900Xと比べて2倍以上のパフォーマンスだ。なお、i9-7890Xと比べても150%以上早い。一方解凍については、圧縮ほどではないにしろAMDのCPUが高い性能を持っていることがわかる。2950Xはi7-7900Xよりも20%早い。1950Xと比べても8%高く素晴らしい。

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Ryzen Threadripper 2950X搭載おすすめゲーミングPCランキング

  • 【GBシリーズ】Threadripper搭載 FRGBX399X(フロンティア)
  • 価格:349,800円
    CPU:AMD Ryzen Threadripper 2950X
    GPU:GeForce GTX1080
    メモリ:32GB
    SSD:525GB
    HDD:3TB
    電源:850W 80PLUS Platinum


    公式

    フロンティアからThreadripper 2950Xが登場した。グラフィックボードにはGTX1080を搭載し高いパフォーマンスを発揮する。メモリは32GBと大容量だ。SSD 525×HDD 3TBとこれ以上ない構成。電源には850W PLATINUM認証ということでAMDのウルトラハイエンドCPUのパワーを最大限に引き出してくれる。

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  • G-Master Hydro X399A Extreme(サイコム)
  • G-Master Hydro X399A Extreme価格:391,060円(税込)
    CPU:AMD Ryzen ThreadRipper 2950X
    GPU:Geforce GTX1070Ti
    メモリ:16GB
    SSD:480GB
    HDD:非搭載
    電源:Silver Stone 750W GOLD


    公式

    税込み40万円と驚くべき価格だ。デュアル水冷システムを採用しているためオーバークロックをしたい方はぜひ検討して欲しい。発熱が上がりがちなハイエンドCPUでも安心して使用できる。グラフィックボードにはGTX1070Tiを搭載していて高解像度でのゲームプレイが可能。メモリ16GB、SSD 480GBとFRGBX399Xと比べて扱いやすい。

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