gt1030画像引用元:https://www.amazon.co.jp/(Amazon公式)

当記事では、GeForce GT1030の性能スペック&おすすめBTOパソコンを紹介している。ここでの焦点はロークラスのGT 1030でゲームプレイをどれだけこなすことができるのかだろう。

なお、GT 1030搭載モデルが販売されていた当時”ゲーミングPC”としては販売されておらずあくまでも一般的なBTOパソコンとして販売されていた。そのことから結果は容易に想像が付くだろう。

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GeForce GT 1030のスペックと性能

Intel製グラフィックボードとスペック比較

 GT 1030GTX 1050GTX 750
アーキテクチャPascalPascalMaxwell
GPUGP108GP107GM107
ダイサイズ74mm2132mm2148mm2
プロセス14nm14nm28nm
CUDAコア数384基640基512基
コアクロック1227MHz1354MHz1020MHz
ブーストクロック1468MHz1455MHz1085MHz
GPUメモリ2GB2GB1GB
TDP30W75W55W
価格$79$109$109
GT 1030の比較対象はMaxwell世代のGTX 750及びPascal世代の上位モデルであるGTX 1050となる。GTX 750は、前世代のGPUでダイサイズは148m㎡と大きくなっている。プロセスは28nmで一回り大きい。CUDAコアが512基とGT 1030よりも35%大きい。コアクロック及びブースクロックが抑えられていてもCUDAコアの分だけ性能が高い。GPUメモリ1GBというのがネックかもしれない。ゲームによってはGPUメモリ2GBのGT 1030の方が有利になる。

次にGTX 1050と比較していく。+5,000円でワンランク上のGTX 1050が手に入るのが悩ましい。時期によってはGTX 1050 Tiを購入することが可能だ。現行のTuring世代のGTX 1650となると10,000円の差があるので比較対象にはならない。予算が許すのであれば50番台を手に入れる方が性能面での満足度は高いだろう。CUDAコア数が70%アップ、コアクロックが10%、ブーストクロックが1%ダウンとなっている。ゲームプレイに少しでも余裕をもたせたいなら魅力的な選択肢となる。もっともGTX 1050 Tiや現行のGTX 1650の方が好ましい。

GT1030はあくまでもロークラスのグラフィックボードで動画再生やライトゲームをプレイするためのものだと考えるべきだ。NVIDIAとしてもゲーミングでの使用は想定していない。それでも立場さえ理解しておけば価格が安く魅力的な製品だと言える。

AMD製グラフィックボードとスペック比較

 GT1030RX 550
アーキテクチャPascalPolaris
GPUGP108LexaPRO
ダイサイズ74mm2103mm2
プロセス14nm14nm
CUDAコア数384基512基
コアクロック1227MHz1100MHz
ブーストクロック1468MHz1183MHz
GPUメモリ2GB4GB
TDP30W50W
価格$79$79
GT 1030のスペックについて同じロークラスのRX 550と比較する。RX 550はAMDが手がけているグラフィックボードでどちらもエントリークラスだが、スペック的には大きな違いがある。GT 1030はCUDAコアを抑えてクロック数が高いという特徴がある。

一方、RX550は、CUDAコア数を30%程度高くして、クロック数を10%下げている。また、GPUメモリも倍増の4GBだ。TDPはGT 1030の方が40%省電力となっている。性能的にはわずかにRX550の方が上回っているが、プレイするタイトルによって異なる。傾向としてRX550は新しいタイトルに強い。

総合性能

gt1030-seinou

スペックを見たら次は総合性能を見ていこう。GT 1030(GDDR5)は、二世代前のGTX 750よりも28%パフォーマンスが落ちる。DDR4を採用したGT 1030は問題だらけのグラフィックボードとなっている。特徴の項目で詳しく見ていく。競合であるRX 550よりもわずかにパフォーマンスが高いのはNVIDIAの方が一枚上手だったということだろう。

IntelのCPU内蔵グラフィックスよりも2倍以上の性能を持っているのはさすがだ。こう考えると十分な性能のように思えるが、実際はゲーム全般の要求スペックが上がっているため快適にプレイできないことがある。この性能でどこまでゲームがプレイできるかそれはベンチマークで後で具体的なタイトルごとに紹介する。

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GeForce GT 1030の特徴まとめ

9,000円で購入できるエントリークラスのグラフィックボード

GT 1030は、わずか9,000円で購入できるエントリークラスのグラフィックボードだ。この9,000円という価格は絶妙(なお中古でも価格に大きな違いはない)だ。数千円という価格は社会人の方ならそれほど問題にならないかもしれないが、学生にとっては深刻な悩みとなるだろう。もし、価格の安いGT 1030でゲームができるならそれほど喜ばしいことはないというわけだ。

モバイル向けでいうとMXシリーズということになる。かつてのエントリークラスと言えば、GT 730がゲーミング向けで人気のあるグラフィックボードだった。その時代はRadeon R7 300がライバルだったがいずれも10,000円以下で人気があった。NVIDIAがついにPascal世代でエントリークラスのグラフィックボードであるGT 1030を投入した。

2019年にTuring世代のグラフィックボードが登場してからも唯一無二の存在となっている。このクラスのグラフィックボードは現行モデルでは販売されていない。一番下のモデルのGTX 1650は、GTX 1050 Tiを超えるパフォーマンスを持っている。グラフィックボードの性能について底上げが行われた結果CPU内蔵グラフィックスと50番台の間を埋めるモデルが存在していない。

タイトルによっては60fpsでのゲームプレイが可能

少し前のタイトルや要求スペックの低いタイトルを楽しみたいというなら選択肢に入ってもおかしくない。例えばサドンアタック、StarCraft、Prey、Dirt4、Fortnite、ロケットリーグなどの負荷の軽いタイトルであれば設定を低くすることで常時60fps以上プレイできる。

また、DirectX 9やDirectX 11がベースとなるタイトルならRadeon RX 550よりもパフォーマンスは良くなる。一方、DirectX12など最新のAPIならRX 550に軍配があがる。ここは理解しておく必要がある。

設定を下げても太刀打ちできないタイトルも存在しているのは事実だ。例えば、PUBGなどが当てはまる。比較的新しいタイトルをたくさんプレイするならお金を貯めてGTX 1650以上を選択する方が賢明だろう。

「安物買いの銭失い」となってしまう可能性があるからだ。プレイするタイトルが決まっている方やサブパソコン用として購入するなら悪くないことは付け加えておく。

DDR4メモリ搭載モデルに注意

 GT 1030 GDDR5GT 1030 DDR4
CUDAコア384基384基
ブーストクロック14681379
メモリ規格GDDR5DDR4
メモリ速度30001050
メモリインターフェース幅64-bit64-bit
メモリバンド幅48 GB/s16.8 GB/s
消費電力30W20W

GT 1030には、標準のGDDR5メモリを搭載したモデルとDDR4メモリを搭載したモデルの二種類があることをご存知だろうか。2017年3月にGDDR5搭載モデルが登場して、その後品薄状態が続いたためNVIDIAが急遽GDDR4搭載モデルを発売したという経緯がある。そしてこのGDDR4メモリを搭載したGT 1030は、GDDR5メモリ搭載したものと比較して50%もパフォーマンスが低下してしまう。絶対に選んではいけないグラフィックボードだということになる。

GDDR4搭載モデルではメモリベース周波数が30%引き下げられていてその影響は大きい。GDDR5では2つのパラレルリンクを採用しているため、メモリ速度は実質2倍以上の65%低いということだ。また、メモリ幅も65%下がって、48 GB/s→16.8GB/sとなっている。これは2014年に発売されたDDR3を搭載したGeForce GT 730よりもほんのわずかに高い程度だ。

これだけスペックが違ってパフォーマンスも劣るGT 1030が同じネーミングかつ同じ価格で販売されているのは問題だろう。自作ユーザーの方はこのGDDR4搭載モデルを選択しないようにしたい。正しい、ネーミングはGT 1020ではないのだろうか。

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GeForce GT 1030のベンチマーク

気になるGT 1030の実力を見ていこう。ゲーミング用途で人気を博したGTX 750 Tiや同じクラスのRX 550などと比較することでより性能がはっきりと見えてくるだろう。また、GDDR4メモリを搭載したGT 1030との違いにも注目だ。HD環境及びFULL HD環境(全て低設定)でのフレームレートを計測している。

Battlefield 1

battlefield

GTX 960196
120
RX 550126
76
GTX 750 Ti124
70
GT 1030 GDDR5104
61
Ryzen 5 2400G77
46
GT 1030 DDR451
28
720p1080p
FULL HD環境でも低設定なら十分対応することができる。HD環境なら104fpsと余裕が生まれる。問題はGT 1030 GDDR4だろう。HD環境で51fps、FULL HD環境で28fpsと散々たる結果となっている。

Radeon RX 550が健闘しているのはメモリ容量が大きいことが要因だろうか。HD環境で126fps、FULL HD環境で76fpsとGT 1030よりも20%以上高くなっている。GTX 750 Tiと同等のパフォーマンスのも驚きだ。

Far Cry 5

farcry5

GTX 96094
56
RX 55063
34
GTX 750 Ti62
35
GT 1030 GDDR550
23
Ryzen 5 2400G49
19
GT 1030 DDR428
13
720p1080p
Far Cry 5のプレイはやや厳しいかもしれない。HD環境でも50fpsと安定感に欠ける。FULL HD環境では23fpsと歯が立たない。ここでもRX 550がパフォーマンスが高くなっている。GT 1030よりも25-50%高い。GTX 750 Tiと同等のスコアを叩き出した。GT 1030 GDDR4のパフォーマンスは悲惨だ。Ryzen 5 2400Gよりも低いのはいただけない。

Fortnite

fortnite

GTX 960234
120
GTX 750 Ti146
74
GT 1030 GDDR5130
66
RX 550110
56
Ryzen 5 2400G93
49
GT 1030 DDR473
38
720p1080p
Fortniteは比較的負荷の軽いタイトルとなっている。GT 1030でも低設定ならサクサク動かせる。FULL HD環境でも66fpsと余裕がある。Radeon RX 550よりも20%近くパフォーマンスが高いのは素晴らしい。GTX 750 Tiに匹敵するスコアとなっている。GT 1030 DDR4は、GDDR5の50%ダウンとなっている。HD環境ならゲームプレイはできるがとても評価できるモデルではない。

GeForce GT 1030の消費電力

cmdengengt1030-watt

GT 1030 GDDR5とRX 550を比較すると前者がいかに省電力性に優れたグラフィックボードであるかということがわかる。およそ12%省電力となっている。電源ユニットも300Wあれば余裕が生まれる。

GeForce GT 1030搭載おすすめBTOパソコン

GT 1030搭載BTOパソコンのラインナップはなくなった。後継モデルは、「GTX 1650」となる。価格差があるため純粋な比較対象モデルではないが、現行モデルを考えると唯一の選択肢だ。

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