gtx1080timsi画像引用元:https://jp.msi.com/

当ページでは、GeForce GTX 1080Tiの性能スペック&ベンチマークを紹介している。2020年5月現在、ゲーム向けグラフィックボードの中でもトップクラスに高い性能を有している。高解像度、高リフレッシュレートにも対応出来る性能で、買い替えの必要性を感じさせない。

GTX 1080 Tiの後継モデルとして、最新の「RTX 2080 Ti」が登場している。価格は高いが性能もワンランク上がっているので合わせて参考にして欲しい。

発売当初はGTX 1080 Tiは用途によってはオーバースペックだった。しかし、高リフレッシュレートの普及や最新ゲームのスペックの高さから、扱いやすい性能に落ち着いてきている。GTX 1080 Tiの良さは性能の高さである。次世代になっても通用する性能は製品寿命の長さに繋がっている。現行の「RTX 2070 SUPER」と同等以上の性能を持っている。

今持っていない方がGTX 1080 Tiに買い換えるのは得策とは言えない。これから購入を考えている方はRTX 2070 SUPERを選択するべきだろう。この記事は今GTX 1080 Tiを使用しているユーザーに向けての内容になる。前世代のハイエンドモデルが現在どういったポジションにあるのかを確認してもらいたい。

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GeForce GTX 1080 Tiの基本スペックと性能

基本スペック

 GTX 1080TiGTX 980 TiRTX 2080 Ti
アーキテクチャPascalMaxwellTuring
プロセス16nm28nm12nm
GPUGP102GM200TU102
CUDAコア数3584基2816基4352基
コアクロック1480MHz1000 MHz1350 MHz
ブーストクロック1582MHz1075 MHz1545 MHz
GPUメモリ容量GDDR5X 11GBGDDR5 6GBGDDR6 11GB
メモリクロック11 GHz7 GHz14 GHz
メモリ帯域484 GB/s336 GB/s616 GB/s
メモリバス幅352bit384bit352bit
FLOPS10.6T FLOPS5.6T FLOPS11.8T FLOPS
TDP250W(6+8pin)250W(6+8pin)250W(8pin x 2)
GTX 1080 Tiの前世代のハイエンドGTX 980 Tiと次世代のハイエンドRTX 2080 Tiと比較しながら詳しく見ていこう。クロック周波数ではGTX 1080 Tiが最も高い。しかし、CUDA COREは順当にRTX 2080 Tiが圧倒的だ。興味深いのはメモリ周りだろうか。メモリ帯域は616 GB/sとRTX 2080 Tiが驚異的な速度を実現している。一方で、メモリバス幅に関してはGTX 1080 Tiと同じ352bitだ。

GTX 980 Tiが384bitであることを考えれば、負荷の割合を統一させた場合はGTX 980 Tiの方が安定するとも見れる。もっとも、メモリ規格とクロックに大きな差があり、RTX 2080 Tiに同じ割合の負荷をかけるのも難しい。深いところでは劣っていても、そのマイナスを再現させることは出来ない。性能の向上があってのメモリバス幅なのだろう。

処理性能を表す指標ではGTX 980 TiからGTX 1080 Tiは大きな伸びを見せている。GTX 1080 TiからRTX 2080 Tiへの伸びはそこまで大きいわけではない。RTX 2080 Tiは優れた性能を持っているが、性能よりも機能面が重要である。GTXとRTXの違いはリアルタイムレイトレーシングへの対応を示している。

これまでのオブジェクト等の反射をテクスチャだけにしない。水面やガラスに反射する映像をリアルタイムに反映し、よりリアルなグラフィックとなる。例えば、爆発が起きたら水面や鏡などにもそれらをしっかり描写させる事が出来る。プレイの快適性よりも没入感を高める機能と言えるだろう。GTX 1080 TiとRTX 2080 Tiは性能差だけで見てはいけない。時代の進化を感じさせる新たな技術が導入されているのだ。

そう考えると、GTX 1080 Tiは現行のGTX 10シリーズに近い。リアルタイムレイトレーシングに対応していないモデルの上位互換とも取れる。RTX 2070 SUPERの機能を削いだ廉価版の様な位置付けである。仮に、今もGTX 1080 Tiが現役だったとしても人気モデルとして受け入れられていたはずだ。

RTX 2070 SUPERと比較

 GTX 1080TiRTX 2080 Ti
アーキテクチャPascalTuring
プロセス16nm12nm
GPUGP102TU102
CUDAコア数3584基2560基
コアクロック1480MHz1605 MHz
ブーストクロック1582MHz1770 MHz
GPUメモリ容量GDDR5X 11GBGDDR6 8GB
メモリクロック11 GHz14 GHz
メモリ帯域484 GB/s448 GB/s
メモリバス幅352bit256bit
FLOPS10.6T FLOPS8.2T FLOPS
TDP250W(6+8pin)215W(6+8pin)
GTX 1080 TiとRTX 2070 SUPERは基本的な処理性能ではGTX 1080 Tiが上回っている。それは処理性能の指標であるFLOPSを見れば分かるだろう。しかし、これはあくまでも指標である。この数値が性能に直結しているわけではない。

例えば、メモリ帯域、メモリバス幅などのメモリ周りはGTX 1080 Tiが優秀である。一方で、メインの処理機構となるメモリクロックやメモリ規格ではRTX 2070 SUPERが上回っている。最新製品は必ずしも全てで上回っているわけではない。こうした部分を抑えても、同等の性能を出すことが出来るのだ。これがグラフィックボードの進化である。

GTX 1080 Tiの優位はメモリ容量にある。このメモリ容量の要求は絶対である。推奨がVRAM 10GBであった場合、GTX 1080 TiはRTX 2070 SUPERを大きく引き離す。いくら性能が進化したとは言っても、一世代でメモリ容量を補う技術は生まれていない。

ただし、これは理論的な話である。現実には4GB以上の要求をするゲームは無いだろう。GTX 1070を要求するゲームも、メモリ容量ではなく性能を求めている。4GB以上のグラフィックメモリを要求するゲームは無い。高解像度であっても8GBが求められない。GTX 1080 Tiの優位は現時点では使い所が無いと言える。

数値だけ見ればどちらも一長一短である。実際には異なるプロセスを採用している。このプロセスこそが性能の基盤を支えている。世代が違うということは、中身の差による影響も違ってくる。GTX 1080 TiとRTX 2070 SUPERを選ぶことが出来るなら、間違いなくRTX 2070 SUPERを選ぶ。GTX 1080 Tiを新たに選ぶメリットは、価格的にも機能的にも無い。

ただ、現行の人気グラフィックボードと肩を並べることが出来ている。それだけで称賛に値する。今使用しているユーザーは安心して使い続けて欲しい。今から選択しようとしているユーザーはRTX 2070 SUPERをチェックしてみて欲しい。GTX 1080 Tiは間違いなく名機である。ただ、新たに選ぶ場面では選択肢に加わることの無い過去のグラフィックボードである。

ゲーミング性能

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GTX 980 Tiが次世代の70番台GTX 1070 Tiと同じように、GTX 1080 TiもRTX 2070 SUPERと同等である。RTX 2080 Tiもまた、次世代の70番台と同じポジションに落ち着いていくのだろう。性能はRTX 2080 Tiが当然のように高い。しかし、GTX 1080 Tiも決して負けてはいない。

最も人気の高いRTX 2070 SUPERと同等である。メモリ周りや処理性能に関してはGTX 1080 Tiの方が上である。用途によってはGTX 1080 TiがRTX 2070 SUPERを置き去りにする場面もある。GTX 1080 Tiからの買い替え対象はRTX 2080以上となる。その性能は4K環境を安定させる以外に無い。高解像度でのゲームプレイを想定しないなければGTX 1080 Tiは現在でも最高の性能と言える。

フルHDではRTX 2070 SUPERでもややオーバースペックである。そこに並び立つGTX 1080 Tiは機能を削ったRTX 2070 SUPERとも見れる。前世代のハイエンドクラスは、現在でもハイエンドクラスに立っている。GTX 1080 Tiが性能不足に陥るまで、まだまだ時間は掛かると考えている。

長く使用出来る性能を有するGTX 1080 Tiは、今選択するには適さない。同等の性能を持つRTX 2070 SUPERが現役で存在しているのだから、そちらを選ぶべきだ。今尚安定して通用するGTX 1080 Tiを使用しているユーザーは、しばらく安心してゲームを快適にプレイすることが出来そうだ。

GeForce GTX 1080 Tiの特徴まとめ

ハイエンドで通用する性能を持つグラフィックボード

GTX 1080 Tiが登場したのは2017年2月である。既に3年経過した今も現役で通用している。グラフィックボードはGTX 10シリーズから大きく性能を伸ばした。その甲斐あって性能面での遅れは大きくない。最新のゲームではGTX 1070を求められるものもある。GTX 1070は現行で言えばGTX 1660程度だ。GTX 1080 Tiが求められるようになるまで、長い年月が必要となるはずだ。

現在でも通用する性能という表現は正しくないかもしれない。現在でもトップクラスの性能を持つグラフィックボードだ。特に、ゲームに快適性を求めるユーザーにとっては何の文句も無いだろう。惜しむらくは、時代は徐々にリアリティのあるグラフィック表現に向かっていることだ。リアルタイムレイトレーシングに適正を持たないGTX 1080 Tiは機能面で大きく遅れを取っている。

もっとも、リアルタイムレイトレーシングに対応したゲームはまだまだ一部である。現行のRTX 2080 Tiであっても、その機能を活用出来るゲームはほとんど無い。時代が追いつく頃にはRTX 2080 Tiの性能も不足してくるだろう。2020年現在、もしも適正価格で選べる状態であるなら、性能だけでなく人気でもトップクラスだったはずだ。

GTX 1080 Tiの登場価格は$699、同等の性能を持つRTX 2070 SUPERは$499だ。性能は通用しても、価格では到底通用しないのが世代の差である。今から選ぶユーザーにはRTX 2070 SUPERが良い。現在GTX 1080 Tiを使用しているユーザーはしばらく安泰だと思っておけば良い。

中古製品でも価格的優位は厳しい

GTX 1080 Tiの中古価格はおよそ54,000円~60,000円である。RTX 2070 SUPERの新品価格が65,000円ほどだ。少し安いとは言え、ほぼ同じ価格帯である。しかし、RTX 2070 SUPERの中古価格は53,000円からある。現行のグラフィックボードは新品との価格差が少ない。それでも、登場時の価格に$200の差があることで、中古価格も近い価格に落ち着いてしまっている。

GTX 1080 Tiの性能はRTX 2070 SUPERよりも少し高い。ただ、最新であることの優位性は必ずある。それはレイトレーシングなどの機能であったり、最新のゲームへの対応力であったりと様々だ。省電力性の高さも見逃せない。同じ価格で同じ性能のグラフィックボードがあったら、新しいグラフィックボードの方を選ぶべきだろう。

いくらGTX 1080 Tiが優れたモデルであっても、それは価格を度外視した見方をした場合に限る。機能や対応力と言った総合的な評価ではRTX 2070 SUPERの方が上である。その機能を使用するしないに関わらず、あって困るものでもない。

今後登場するゲームでは必要になってくる可能性も十分にある。GTX 1080 Tiは次世代の登場で中古価格が落ちるのを待つべきだろう。次世代が登場しても、ミドルエンドクラスには並べるはずだ。

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GeForce GTX 1080 Tiのベンチマーク

ベンチマークを見ていけばGTX 1080 Tiの性能がわかるだろう。タイトルごとにWQHD及び4Kでのフレームレートを計測。最高設定での数値なので、実際のゲームプレイでフレームレートを安定させたいなら設定を落とすことを検討しても良いだろう。なお、Pascal世代のTitan Xを超えるパフォーマンスを持つ。ただ、Titanはゲームに最適化されているわけではないので純粋な比較対象とはならない。

FF14 DirectX11

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GTX1080Tiだが、何故かVRAMが3GBになっているのが気になる。システムで確認すると正常であったので、これは仕様だろうか。スコア的には十分過ぎるものであり、10,000あればゲームに支障が無い。13,000あればフルHDのゲームは楽勝ラインだろう。と、するとやはりオーバースペック気味な性能だ。

3DMARK FireStrike

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GTX980の2倍近い性能。GTX980Tiと比べても60%高いが、これはCPU性能もしっかり加味する3DMARKだからだろう。現行のGTX1080と比べても30%高くなっていて、スペックに問題は無い。

Grand Theft Auto 5

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GTX1080Tiはフラグシップモデルだけあって頭一つ抜き出ている。GTX 1080と比べて30%以上高い性能となっている。WQHDでは103.8fps、4K解像度でも83.6fpsと高い数値を叩き出す。これなら最高設定でも十分対応できるだろう。

Hitman

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GTA5ほどの差は出ていないが、トップのスコアを出していることがわかる。GTX 1080と比べて10%-15%程度の差がある。4K解像度でもさくさくゲームプレイができるのはGTX 1080 Tiの特権だ。

Assassin’s Creed Origins

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GTX 1080 Tiの性能の高さがわかるタイトルだ。4K解像度で見るとGTX1080でも38.0fosしか出ていない。一方、GTX 1080 Tiは30%程度高い50.2fpsとなっている。さすがに最高設定でヌルヌルとはいかないかもしれないが、設定を調整すれば十分対応できるだろう。WQHDなら最高設定でも余裕だ。

Battlefield 1

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Battlefieldでも安定のフレームレートとなっている。WQHDでは118.9fpsと圧倒的だ。さらに、4K解像度でも65.8fpsと唯一60fps以上となっている。

The Division

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The DivisionでもGTX 1080 Tiの独走状態だ。4K解像度で唯一60fpsを超えている。最高設定でも満足のいくゲームプレイができるだろう。WQHDなら101.5fpsと余裕の数値だ。フレームレートを見ればその性能の高さが一目瞭然だ。

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