rtx2060gigabyte画像引用元:https://www.gigabyte.com/

当記事では、Geforce RTX 2060の性能スペックレビュー&ベンチマークの検証をしている。ついにこれまで発売されたハイエンドクラスのRTX 20シリーズ(RTX 2080 etc.)よりも価格が抑えられたグラフィックボードが登場した。ミドルクラスとして人気が出ること間違いなしだ。

価格設定は$349と上位モデルのRTX 2070($399)よりも30%安く購入できるのは魅力的だろう。レイトレーシングやDLSSを体感するには性能が物足りないという点は理解しておこう。GTX 10シリーズでも高い人気があった60番台ということで注目が集まる。後継モデルとして、「GeForce RTX 2060 SUPER」がリリースされている。最新のAmpere世代では、「GeForce RTX 3060」が後継モデルに当たる。

その後半導体不足の影響でRTX 2060 SUPER搭載モデルが品薄状態になり一時的に旧モデルのRTX 2060が復活した。ドスパラを中心に搭載ゲーミングPCが販売されていたが今は完全になくなっている。。なお、下位モデルである「GeForce GTX 1660」もGTX 1660 SUPERに代わって販売されていた。旧モデルが復活するという異常事態だったと言える。

よくわかる!!GeForce RTX 2060の特徴まとめ

GPUTU106
プロセス12nm
CUDA CORE1920
ベースクロック1365 MHz
ブーストクロック1680 MHz
GPUメモリ6GB
発売日2019年1月7日
価格$349
コメント 2021年に再販が決定された(+)
フルHD環境下で最高の性能を発揮する(+)
GTX 1070 Tiと同等のパフォーマンスを持つ(+)
性能に比例して消費電力が増加(-)
評価 ・総合評価
★★★★★☆☆☆☆☆ 4.5

・ゲーム評価
★★★★☆☆☆☆☆☆ 4.0

RTX 2060は、気軽にレイトレーシングやDLSSを使用できるグラフィックボードとして登場した。実際はそれほど適正が高いわけではなく通常のグラフィックボードとして使う方がよさそうだ。フルHD環境なら60fps以上を出すこともでき高リフレッシュレートモニターを活かすことができる。タイトルによってはWQHDにも対応できるポテンシャルを持つ。今後価格が落ちてくれば中古でも狙い目となるはずだ。

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GeForce RTX 2060の概要、性能・基本スペックを押さえる!

総合性能

rtx2060seinou

性能的には2世代前のフラグシップモデルであるGTX 980 Tiとほぼ同じぐらいの性能を持っている。これまでの60番台とは趣が異なりパフォーマンスは高い。GeForce GTX 1060 6GBと比較すると60%も性能向上している。発売当時こそミドルクラスの域を超えていたが、2022年時点ではミドルクラスに留まる。

フルHD環境でのゲームプレイがベストだ。レイトレーシング・DLSS性能は低くこれらの用途での使用はおすすめしない。後発モデルのRTX 2060 SUPERになるとさらにワンランク性能が高くなる。GPUメモリ容量が6GB→8GBにアップするなどスペック向上が著しい。性能差は6%程度となる。

基本スペックまとめ

 RTX 2060RTX 2060 SUPERRTX 2070GTX 1060
コードネームTuringTuringTuringPascal
プロセス12nm12nm12nm16nm
GPUTU106TU106TU106GP106
ダイサイズ445m㎡445m㎡445m㎡200m㎡
トランジスタ数108億108億108億44億
RTコア数30基34基36基-
Tensorコア数240基272基288基-
CUDAコア数1920基2176基2304基1280基
ベースクロック1365MHz1470MHz1410MHz1506MHz
ブーストクロック1680MHz1650MHz1710MHz1708MHz
メモリバス帯域幅336 GB/s448 GB/s448 GB/s256 GB/s
GPUメモリ6GB GDDR68GB GDDR68GB GDDR66GB GGDR5
TDP160W175W185W120W
価格$350$399$399$250
発売日2019/01/152019/07/092018/10/182016/06/10
RTX 2060は、Turing世代のグラフィックボードだ。RTコア及びtensorコアを搭載したモデルの中で最安値のモデルとなっている。プロセスは12nmと前世代の16nmから縮小化されている。パワー効率や省電力性の向上などメリットが大きい。ダイサイズが200m㎡→445m㎡へと大幅に大きくなっているのはRTコア及びTensorコアを搭載した影響も大きい。

RTX 2060で採用されているGPUは、TU106と上位のRTX 2070と同じものだ。TU106の一部を無効化してスペックを落としている。結果的にCUDAコアなどRTX 2070よりワンランク落とされている。また、GPUメモリについても8GBと6GBの差があるためパフォーマンスは低いことは容易にわかるだろう。

RTX 2060のCUDAコアは1920基とGTX 1060 6GBと比べてかなり増えている。CUDAコアだけなら前世代のGTX 1070と同等です。ベースクロック1365MHz、ブーストクロック1680MHzとなっている。GPUメモリはGDDR6 6GBとこのクラスでは必要十分だ。メモリバス帯域幅も336 GB/sと余裕がある。消費電力は160WとGTX 1060と比べると33%も大きくなっている。

RTX 2060の発売から半年後にRTX 2060 SUPERが登場した。同じTU106ながらも大きくパフォーマンスを向上させている。RTコアやTensorコアも10%以上多くなった。CUDAコアを13%増量したこともあって性能的にはRTX 2070に匹敵するものになっている。GPUメモリもRTX 2070と同じ8GBとなりパフォーマンスの底上げが行われている。

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GeForce RTX 2060の特徴&強み【2022年】

グラフィックボードの品不足対応のため復活した

2021年になってグラフィックボードの供給不足の影響でNVIDIAがこのRTX 2060とGTX 1050 Tiの再販(PC Watch, 2021)を行っている。RTX 2060は、RTX 2060 SUPERの登場で販売が終了していたグラフィックボードだった。RTX 2060搭載モデルは主にドスパラから販売されている。価格が抑えられているのでコストパフォーマンスに優れたモデルが多いのは救いだ。GTX 1660やGTX 1660 SUPERよりも性能が高く扱いやすい。

その後RTX 2060搭載モデルは消滅して、ラインナップが残っているのはGTX 1660 TiやGTX 1660 SUPERぐらいだ。それらと同等の性能を持つRTX 3050がリリースされたことで順次切り替わっていくはずだ。RTX 2060は完全にその役目を終えたと考えてよいだろう。一時的とは言え復活したのは興味深い。

ミドルクラスとして高いパフォーマンスを持つ

RTX 2060は、2022年時点でもミドルクラスとして性能を発揮できるグラフィックボードだ。前世代のGTX 1060 6GBから大きく性能を伸ばしRTX 2060 SUPERがリリースされた後も現役モデルとして十分過ぎる性能と言える。

フルHD環境をベースに考えれば最高設定でも最新のタイトルにも対応することが可能だ。設定を調整すればWQHDに対応できるタイトルも存在している。数年間はストレスなく使い続けることができるだろう。今後購入を考えているならRTX 3050やRTX 3060を候補に入れておくとよい。

レイトレーシングやDLSSを体験するにはやや性能不足

RTX 2060にはRTコアやTensorコアが搭載されているのでこれらの新技術を使用することができる。しかし、実際は性能面でやや厳しく満足に使用できるわけではない。フレームレートが安定せず快適なゲームプレイからは遠ざかってしまう。DLSSを活用しても快適にゲームが楽しめるとは言えない。

この弱点をカバーしたのが後発のRTX 2060 SUPERだと言える。レイトレーシングやDLSSの使用を目的にRTX 2060を選択するのは賢明だとは言えない。RTX 2060 SUPER以上、できればRTX 2070以上を選択するべきだ。あくまでも体験することが目的だと考えておこう。

中古の数はまだまだ少なくベストタイミングとは言えない

旧型モデルとは言ってもまだまだ中古の在庫数は少なく選択肢がないのが現状だ。中古が輝くのはもう少し時間が経ってからになるだろう。現在の中古価格の相場が30,000円前後であることを考えると+10,000円を足して新品でRTX 2060を購入する方が良い。

また、予算を出せないなら性能を少し落としてGTX 1660 Tiなら30,000円で新品を購入することができる。また、GTX 1660 Tiの中古なら22,000円程度購入できるのでレイトレーシングやDLSSにこだわりがなければそちらの方が良いかもしれない。

GeForce RTX 2060の特徴&注意点【2018年時点の評価】

GTX 1060 6GBとは別物のグラフィックボード

上記スペックを見るとわかるが、GTX 1060 6GBとはスペックが大きく異なっている。これまでの60番台の概念は吹き飛ばしてしまって良いだろう。プロセスは小さくなったもののダイサイズは445m㎡と2倍以上だ。これはRTコアとTensorコアが追加で搭載されたことによるもので上位のRTX 20シリーズと同様。トランジスタ数も2.4倍と大きく増加している。

肝心のCUDAコアは50%アップと大きく増えた。ベースクロックは10%ダウン、ブーストクロックは1%ダウンとなっているもののCUDAコアが増えたことで相当のパフォーマンスを発揮する。また、GPUメモリはGDDR6にグレードアップして、メモリバス帯域幅も30%アップ。これはRTX 20シリーズ全般に言えることだ。

消費電力は35%アップしてしまっている。性能が上がった分消費電力も上がっているというのは許容範囲内だろう。なお、SLIのサポートはしていない。これはRTX 2060×2でRTX 2080を超える性能を持つことになってしまい価格的にNVIDIAにとって好ましくなるからだ。RTX 2070やRTX 2080でもサポートされていない。

RTX20シリーズの中では価格設定が妥当

RTX 2060は立ち位置的にRTX20シリーズの中でも価格が妥当だと言える。RTX 20シリーズの中でも特にRTX 2080やRTX 2080 Tiは競合不在でかなり強気な価格だ。一方、RTX 2060についてはRX Vega 64やRX Vega 56とAMDの競合がいる。また、GTX 1070 TiやGTX 1070など前世代も比較対象だ。そうなるとどうしても価格面で勝負しないといけない面があるだろう。ユーザーにとっては非常に魅力的なグラフィックボードだと言える。もちろんこれは他のRTX20シリーズという比べてとなるが…

RTX 2060で採用されているTU106ではRTX 2070のCUDAコア、Tensroコア、RTコアの約83%を搭載。ROP、メモリ帯域、メモリ容量、L2キャッシュは75%、GPUブーストクロックは98%で稼働となっている。それでいて$350とRTX 2070ファウンダーズエディションのおよそ60%で販売されている。数字だけを見ると優秀であることは明らかだ。

将来への投資という意味合いが強い

他のRTX 20シリーズと比較すると手頃なグラフィックボードであることは疑いようがない。しかし、それでもGTX 1060 6GBと比較した場合の価格上昇分にはレイトレーシングやDLSSなどの最新技術を搭載していることによるプレミアムだ。対応しているタイトルが増えてくれば十分支払う価値がある技術だが、2019年1月時点ではまだ発展途上と言わざるを得ない。

各ゲーム運営がどれほど力を入れてくれるかというところに期待したい。ポテンシャルはあるもののその内70%ぐらいの性能しか発揮できない今は将来への投資だと考えて欲しい。そうすれば多少高くても納得ができるだろう。

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GeForce RTX 2060のベンチマーク一覧

各タイトルごとにフレームレートを計測した。全て最高設定での数値となっている。GTX 1660 TiやGTX 1060 6GBとの性能差に注目して欲しい。

PUBG

pubg

RTX 2070147.2
97.2
RTX 2060140.3
87.5
GTX 1070 Ti123.0
84.4
GTX 1660 Ti120.0
80.0
RX Vega 64112.2
76.7
GTX 1060 6GB73.3
50.4
FULL HDWQHD
人気の高いPUBGでも十分な性能を発揮する。GTX1060 6GBではFULL HDが限界だということがわかる。それがRTX 2060になるとWQHD環境でも87.5fpsと圧倒的なフレームレートとなっている。GTX 1070 Tiよりも4%程度高くなっているのはさすがだ。なお、FULL HD環境なら高リフレッシュレート対応モニターを活かすことができる。ヌルヌル動かしたいという方は必見だ。

Rise of the Tomb Raider

Rise Of The Tomb Raider

RTX 207096.5
63.2
GTX 1070 Ti84.4
60.9
RX Vega 6483.8
59.3
RTX 206083.5
57.7
GTX 1660 Ti70.5
49.7
GTX 1060 6GB58.1
36.4
FULL HDWQHD
負荷の高いタイトルだとWQHD環境では60fpsには届かない。それでもGTX1060 6GBよりも50%以上高い性能となっている。GTX 1660 Tiと比べても20%程度フレームレートが高くなる。これだけ性能が高ければ様々なゲームプレイにも余裕ができる。4K解像度では性能不足だが、WQHDでは圧倒的なパフォーマンスを発揮する。それだけのポテンシャルを持っているということだ。

Battlefield 5

battlefiled5画像引用元:https://www.pcgamesn.com/

RTX 2070132.0
104.9
RX Vega 64130.3
96.3
RTX 2060113.2
86.1
GTX 1070 Ti109.0
82.5
GTX 1660 Ti98.7
75.2
GTX 1060 6GB74.6
55.6
FULL HDWQHD
GTX1060 6GBよりも50%以上フレームレートが向上している。上位モデルであるGTX 1070 Tiよりも5%高くなっている。GTX 1660 Tiとの差は18%と大きい。

下位クラスに比べるとWQHD環境での安定感は抜群でRTX 2060の底力を見せつけられた形だ。Battlefield5に関してはレイトレーシングにも対応している。また、将来的にDLSSのサポートも受けられるということだ。特にDLSSはFF15よりもより良くなると言われている。BattlefieldならまだRTX 2060でもレイトレーシングやDLSSを楽しめるだろう。

Far Cry 5

farcry5

RTX 2070124.8
90.4
RX Vega 64116.2
83.1
GTX 1070 Ti109.9
77.6
RTX 2060107.6
76.4
GTX 1660 Ti97.9
67.9
GTX 1060 6GB71.1
48.2
FULL HDWQHD
Far Cry 5ではWQHD環境でも76.4fpsと高いスコアを叩き出している。FULL HDなら100オーバーと余裕がある。120Hz以上のモニターを使用しているのであれば高いフレームレートはありがたいだろう。

Deus EX: Mankind Divided

deusex画像引用元:https://wccftech.com/

RX Vega 6483.0
55.8
RTX 207080.8
56.7
GTX 1070 Ti71.3
49.7
RTX 206070.1
48.4
GTX 1660 Ti63.3
43.3
GTX 1060 6GB44.9
30.7
FULL HDWQHD
2016年に登場したDeus EXは比較的要求スペックのタイトルとなっている。WQHD環境でのゲームプレイはRTX 2070でも厳しく、RTX 2060では50に届かない。設定を下げれば安定する。なお、FULL HDなら70.1fpsとGTX 1060よりも50%以上スコアがアップしているのはさすがだ。WQHD環境でも50%以上アップしているが…

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RTX 2060搭載のおすすめBTOパソコン

GALLERIA RM5C-R26第10世代(ドスパラ)

GALLERIA RM5C-G60S価格:134,979円(税込)
CPU:Core i5-10400
GPU:GeForce RTX 2060
メモリ:DDR4-2666 16GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:650W BRONZE

RTX 2060×Core i5-10400搭載のゲーミングPCだ。ミドルクラスのモデルとして魅力的な構成だと言える。価格も税込み13万円台と健闘している。メモリ16GB、SSD 512GBと構成も十分だろう。設定調整を行うこと自体問題でないならおすすめだ。GTX 1660搭載モデルよりもお得感がある。

GALLERIA RM5C-R26第11世代(ドスパラ)

GALLERIA RM5C-G60S価格:139,980円(税込)
CPU:Core i5-11400
GPU:GeForce RTX 2060
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:650W BRONZE

蒸気モデルのCPUを最新のCore i5-11400に換装したモデルだ。CPUの変更によってメモリ規格もDDR4-3200へとアップグレードされている。メモリ16GB、SSD 512GBとドスパラでは定番の構成だ。こちらもやはりフルHD環境に適している。

GALLERIA XA7C-R26(ドスパラ)

GALLERIA XA7R-R37T価格:149,980円(税込)
CPU:Core i7-10700
GPU:GeForce RTX 2060
メモリ:DDR4-2933 16GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:650W BRONZE

ドスパラのミドルタワーモデルだ。CPUには8コア16スレッドとパフォーマンスの高いCore i7-10700を搭載している。CPU性能を重視したい方におすすめだ。クリエイター用途での使用にも適している。メモリ16GB、SSD 512GBという構成だ。

参考外部サイト

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ベンチマークテスト環境

desktoppc

CPUCore i7-8700K
メモリ2x8GB G.Skill TridentZ RGB
DDR4-3200
SSDSamsung 970 Evo 1TB
Samsung 860 Evo 4TB
電源EVGA SuperNova P2 1000W
マザーボードGigabyte Z370 Aorus Gaming 7
参照元:NVIDIA GEFORCE RTX 2060 REVIEW (PCGAMER)