rx6700xttop画像引用元:https://www.ark-pc.co.jp/ *イメージ

当記事では、Radeon RX 6700 XTの性能スペックレビュー&おすすめBTOパソコンの紹介をしている。Radeon RX 5700 XTの後継モデルだ。ついにBig Navi搭載のグラフィックボードもここまで降りてきた。上位モデルであるRadeon RX 6800以上に採用されるNavi 21の小さい「Navi 22 GPU」を搭載している。シェダーコア・メモリコントローラー、Infinity Cacheのサイズを減らすことでダイサイズがコンパクトになった。上位モデルとの差別化をしっかりと図っている形だ。

よくわかる!!Radeon RX 6700 XTの特徴まとめ

  • (+)WQHDが得意な高性能グラフィックボード
  • (+)クロック周波数が高く性能はRTX 3060 Tiを上回る
  • (-)性能を考えるとやや割高な価格設定
  • (-)レイトレーシング性能はRTX 3060に劣る

>>Amazonで最新価格を確認

Radeon RX 6700 XTの概要を押さえる!

基本スペック

 RX 6700 XTRX 6800RX 5700 XT
コードネームRDNA 2RDNA 2RDNA 1
GPUNavi 22Navi 21Navi 10
プロセス7nm7nm7nm
ダイサイズ336 mm2519 mm2251 mm2
トランジスタ数172億268億103億
Ray Accelerators4060-
Tensorコア数---
CUs406040
CUDAコア数2,5603,8402,560
ゲームクロック2,424 MHz1815 MHz1,755MHz
ブーストクロック2,581MHz2,105MHz1,905MHz
メモリバス192-bit256-bit256-bit
GPUメモリ12GB GDDR616GB GDDR68GB GDDR6
メモリ速度16Gbps16Gbps14Gbps
メモリバス帯域幅384.0 GB/s512.0 GB/s448.0 GB/s
Infinity Cache96MB128MB-
TDP230W250W225W
価格$479$579$399
発売日2021/03/182020/11/182019/07/07

RX 6700 XTは、RX 5700 XTの後継モデルとなっている。RNDA 1からRNDA 2アーキテクチャになりスペックが大幅に向上した。プロセスはRX 5700 XTで採用されていたNavi 10と同じ7nmを採用している。ダイサイズは、251m㎡→336m㎡へと34%大きくなりトランジスタ数は67%アップだ。RX 6700 XTではレイトレーシング用のRay Acceleratorsが搭載された。NVIDIA製グラフィックボードに一世代遅れてついに搭載された。Ray Accelerators数は40となっている。0から40なのでインパクトは大きい。

RX 6700 XTのコンピューターユニット(CUs)は40基だ。これはRX 5700 XTと変わらない。CUDAコアも2,560(40×64)と共通だ。
大きく変わったのはクロック周波数だろう。ゲームクロックは40%近く上がり2,424MHzまで引き下げられている。さらに、ブーストクロックは35%上がり2,581MHzと2.5GHzのハードルを超えた。これはアーキテクチャが変わりパワー効率が上がったことによるメリットだと言える。

メモリ周りについてはスペックダウンとなっている。メモリバスが256-bitから192-bitへとなった。これは省電力性を高めるという点で意味がある。GPUメモリは50%アップで12GBとなっている。これまでメモリ容量の大きさが強みだったが、NVIDIAがRTX 3060で12GB搭載となったので優位性は薄れてしまった。メモリ速度は16Gbpsと速くなっているが、メモリバス帯域幅は12%ダウンの384.0 GB/sとなった。この遅くなった分はInfinity Cacheでカバーしている。メモリ周りのスペックを落としたことでRX 5700 XTよりもわずか5W上昇しただけに留めることができた。価格は$80アップでプレミア感が増している。

上位モデルのRX 6800ではNavi 21を搭載していて一回り大きいダイサイズを採用している。ダイサイズは55%大きくなり、トランジスタ数も56%多く268億だ。コンピューターユニット数は60基でRay Acceleratorsは60基だ。CUDAコア数は50%多く3,840となる。クロック周波数については抑えられていて、20%以上低くなっている。一方で、メモリ周りはワンランク上のものだ。256-bitでGPUメモリ容量は16GBとなっている。メモリバス帯域幅は512.0 GB/sと大きい。その上でInfinity Cacheが128MBとなっている。消費電力は20Wアップの250Wで価格差は$100だ。

総合性能

rx6700xtseinou

Radeon RX 6700 XTは、RTX 3060 Tiよりも少し高いゲーミング性能を持っている。RTX 3070に比べると性能は低い。前世代のRadeon RX 5700 XTよりも30%以上パフォーマンスが向上している。ターゲットとなるのはWQHD環境で、タイトルによっては4K解像度にも対応することが可能だ。RX 5700 XTシリーズがミドルクラス相当だったことを考えるとBig Navi搭載で大きく性能が引き上げられたことになる。

>>Radeon RX 6700 XTを確認(Amazon)<<

Radeon RX 6700 XTのフレームレート一覧

フルHD及びWQHDでの最高設定時のフレームレートを計測している。注目すべきポイントは、RTX 3070とRTX 3060 Tiとの性能差だろう。結論としてはRTX 3060 Ti寄りの性能で価格差を考えるとやや不利な立場にある。前世代のRadeon RX 5700 XTと比べると大幅にパフォーマンスが向上しているというのは朗報だ。Radeonシリーズが本格的にミドルエンド~ハイクラスの枠組みに参入している。

Watch Dogs: Legion

watchdogslegionrx6700xt-watchdogs

フルHD・WQHD環境ともにRX 5700 XTよりも30%程度フレームレートが向上している。RX 5700 XTとの買い替えはメリットがある。RTX 3060 Tiよりも7%高く性能の高さが伺える。RTX 3070と比べると6%-13%劣るが、おおよそターゲットとなる水準に落ち着いているように思える。一方で、上位モデルであるRX 6800との差は20%以上の大きい。Navi 21アーキテクチャのモデルになると一気にパフォーマンスが向上する。

Shadow of the Tomb Raider

Shadow Of The Tomb Raiderrx6700xt-shadowofthetomb

Shadow of the Tomb Raiderでは思い通りのパフォーマンスを発揮できていない。$479のRX 6700 XTが、$399のRTX 3060 Tiと同じスコアとなってしまった。これだとRX 6700 XTを積極的に選ぶ理由が見当たらない。RTX 3070との性能差は10%程度だ。

メモリ周りの弱さがフレームレートに出てしまっているのかもしれない。ある程度はInfinity Cacheでカバーできるはずだが…上位モデルであるRadeon RX 6800になると20%以上フレームレートが向上する。Radeon RX 5700 XTと比べると25%以上パフォーマンスが高い。

Assassin’s Creed Valhalla

Assassin’s Creed Valhallarx6700xt-assassinscreed

Assassin’s Creed Valhallaでは好ましい結果が出ている。フルHD環境ではRTX 3070よりも23%もフレームレートが高い。WQHD環境でも15%フレームレートが高い。高解像度でも70fps以上を出せるのは素晴らしい。RTX 3060 Tiと比べても37%フレームレートが高く相性がよいのだろう。Radeon RX 5700 XTと比べるとフルHD・WQHD環境ともに47%パフォーマンスが向上している。十分買い替えに値するだろう。

>>Radeon RX 6700 XTを確認(Amazon)<<

レイトレーシング性能一覧

Radeon RX 6000シリーズで初めてリリースされたレイトレーシング性能について詳しく見ていく。対象となるグラフィックボードは、RX 6800・RX 6700 XT・RTX 3070・RTX 3060となる。WQHD環境×最高設定でのフレームレートを一覧にまとめたものだ。第1世代のRadeon 6000シリーズでは第2世代のGeForce RTX 30シリーズに立ち向かうのは厳しい状況だ。RTX 30シリーズにはDLSS機能が搭載されているのも魅力的だと言える。これは機械学習モデルによって負荷を下げてもより美しいグラフィックスの描写が可能となる技術のことだ。レイトレーシング性能をメインに考えているならRTX 30シリーズを選択した方がよいだろう。

Watch Dogs: Legion

watchdogslegionrx6700xtraytracinv-watchdogs

RX 6700 XTは、レイトレーシング機能をONにするとRTX 3060のレイトレーシングON時よりもパフォーマンスが劣ってしまう。価格差が$150あることをかんがえるといただけない。こうなると当然RTX 3060 Tiにも劣ってしまうことになることは間違いない。RTX 3060はDLSS機能を有効化させると50%以上フレームレートが高くなるのでNVIDIA製グラフィックボードが優勢だと言える。

RTX 3070になるとRTコア及びDLSSの有効化で71fpsまで引き上げることができる。最小fpsも59と安定感が増す。RX 6700 XTにはまだ。RX 6800でもRTX 3070 RTには届かない。DLSSに相当する機能がなく現時点では太刀打ちできない。

Shadow of the Tomb Raider

Shadow Of The Tomb Raiderrx6700xt-raytracing-shadowofthe

Shadow of the Tomb RaiderではかろうじてRTX 3060を上回る形となっている。DLSSを有効化させてもRX 6700 XTの方が平均fpsは4%高い。ただし、最小fpsには差があるので第2世代レイトレーシング性能の強さが光る。RTX 3070でレイトレーシング及びDLSSを有効化させると性能差は45%と大きい。最小fpsでは80%以上もフレームレートに差が生じている。

Control

controlrx6700xt-raytracingcontrol

ControlではRX 6700 XTが、RTX 3060よりも劣ってしまっている。RTX 3060がDLSSを有効化するとその差は90%程度とかなり大きい。それがRTX 3070になると40%以上もフレームレートが高くなる。Radeon RX 6800 XTでも伸びは30%弱でRTX 3060やRTX 3070との差は大きい。

>>Radeon RX 6700 XTを確認(Amazon)<<

Radeon RX 6700 XTの特徴&強み

RDNA 2アーキテクチャでパワー効率が改善している

rx6700xtwatt

RDNA 2アーキテクチャによって大きく変わったのは省電力性の高さだろう。Raden RX 5700 XTと比べてクロック周波数が大幅に伸びてゲーミング性能が高くなっているにもかかわらず消費電力は僅か5%アップに留まる。実際のゲームプレイ時の消費電力を見ると221WとRX 5700よりも20W上昇している。

性能が30%以上高いことを考えると10%アップは許容範囲だろう。上位モデルであるRadeon RX 6800よりも20%程度省電力性が高い。RX 6800搭載のNavi 21に比べて一回りNavi 22を搭載していることを考えると納得だ。550W以上の電源ユニットがあれば十分カバーできるはずだが、搭載BTOパソコンを見ると700W以上のモデルを採用していることが多いようだ。

RTX 3060 TiとRTX 3070が最大のライバルとなる

Radeon RX 6700 XTのライバルはNVIDIAのGeForce RTX 3060 Ti及びGeForce RTX 3070となる。RX 6700 XTは、RTX 3070よりも$20安く、RTX 3060 Tiよりも$80高い価格設定だ。Watch Dogs: Legionの高解像度でのフレームレートを見るとRTX 3060 Ti寄りであることがわかる。

タイトルによってはRTX 3060 Tiとの差が広がることもあるが、ゲーム全体で見ればこのWatch Dogsのスコア程度に落ち着く。つまり、コストパフォーマンスという側面を見ると見劣りしてしまうのだ。次に紹介するレイトレーシング性能を見てももう少し価格が下がらないと比較対象にはならないかもしれない。

レイトレーシング性能は今後に期待

RX 6700 XTでは初めてRay Accelerators(レイトレーシング)が追加された。一世代前からレイトレーシング用のRTコアを搭載していたNVIDIA製RTX 30シリーズと比べると性能はまだまだだ。NVIDIAが一歩も二歩も先を歩いている。

また、DLSS機能の後押しもあって差は広がるばかりだ。下位モデルであるRTX 3060と比べても遠く及ばないのが現状だと言える。RTX 3070寄りの価格で性能はRTX 3060 Tiに近い、そしてレイトレーシング性能を含めるとRTX 3060 Tiにも劣ってしまう。次世代以降のモデルに期待したい。

>>Radeon RX 6700 XTを確認(Amazon)<<

Radeon RX 6700 XT搭載おすすめBTOパソコン

搭載BTOパソコンについて見ていこう。Ryzen 5000シリーズのCPUと500シリーズのマザーボードを選択すればSmart Access Memory機能を開放することができる。タイトルによってはパフォーマンスの向上を見込むことができる。

GALLERIA XA7R-67XT(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R70S (2)価格:194,980円
CPU:Ryzen 7 3700X
GPU:Radeon RX 6700 XT
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:700W BRONZE

公式サイト詳細

RX 6700 XTとRyzen 7 3700Xを組み合わせたモデルだ。旧世代のRyzen 7 3700Xを搭載しているのがポイントだと言える。8コア16スレッドとマルチスレッド性能が高い。一方で、ゲーミング性能については現行のRyzen 7 5800Xに劣る。価格的な優位性があるのであれば選択してもよいだろう。

G-GEAR GA5A-V210/T2(TSUKUMO)

G-GEAR GA7A-B180T価格:209,800円(税込)
CPU:Ryzen 5 5600X
GPU:Radeon RX 6700 XT
メモリ:DDR4 16GB
SSD:500GB NVMe
HDD:非搭載
電源:750W GOLD

公式サイト

チップセットはB550でCPUはRyzen 5 5600XなのでSAM機能を有効化することができる。高解像度でのゲームプレイに対応することができる性能を持つ。AMDファンの方におすすめだ。メモリ16GB、SSD 500GBという構成だ。電源ユニットは余裕の750W GOLDを採用している。

FRGAB550/67/NTK(フロンティア)

FRGAH470FWS7価格:214,800円(税込)
CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:Radeon RX 6700 XT
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:850W GOLD

公式サイト

RX 6700 XT×Ryzen 7 5800X搭載のゲーミングPCだ。チップセットにB550を搭載しているのでSAM機能の有効化ができる。より高みを目指せるというわけだ。Ryzen 7 5800Xは、8コア16スレッドとゲームに最適なスペックを持ち高パフォーマンスが期待できる。前世代のCPUとの性能差は大きい。メモリ16GB、SSD 1TBと構成も充実している。電源ユニットは850W GOLDと万全だ。

LEVEL-R04A-iX7-DUX(パソコン工房)

LEVEL-R049-LCiX7K-VWXH-JUPITER価格:203,980円
CPU:Core i7-10700
GPU:Radeon RX 6700 XT
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:700W BRONZE

公式サイト

RX 6700 XT×i7-10700搭載のゲーミングPCだ。CPU性能が高く高解像度でのゲームプレイでもフレームレートを安定させることができる。ゲーム実況や動画編集にも対応できる。メモリ16GB、SSD 1TBとトップクラスの性能を誇る。電源ユニットは700W BRONZEとやや控えめだ。必要に応じてカスタマイズを検討するとよいだろう。

>>Radeon RX 6700 XTを確認(Amazon)<<

あなたにおすすめの記事はこちら!

おすすめゲーミングPCランキング【2021年】

おすすめのゲーミングPCランキングを紹介している。コストパフォーマンスが高いモデルに人気が集中していると言える。

ゲーミングノートPCおすすめランキング【2021年】

イチオシのゲーミングノートPCを紹介している。外出先でもゲームを楽しみたいという方はぜひ参考にしてほしい。

当サイト紹介ゲーミングPC一覧表

当サイトでレビューをしている全てのゲーミングPCを表でまとめている。一覧で見れば、ゲーミングPCの構成や相場感を把握することができる。

ベンチマークテスト環境

desktoppc

製品価格性能
RTX 3070$49970fps
RX 6700 XT$47962fps
RTX 3060 Ti$39961fps
CPURyzen 9 3950X
マザーボード
メモリDDR4-3200 32GB
電源ユニット
参照元:AMD Radeon RX 6700 XT Review (TECHSPOT)