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当記事では、ゲーミングPCにおすすめの電源ユニットの紹介及び性能ごとに必要な電源容量を解説している。ゲーミングPCを購入あるいは自作で作る際に電源容量は迷ってしまうかもしれない。

そういう方をターゲットに記事をまとめているので、ぜひ参考にしてほしい。まずは電源ユニットの基本的なところから見ていこう。

ゲーミングPCと電源について

電源ユニットは各パーツに電気を供給する重要なもの

PRIME Z390-A画像引用元:https://www.asus.com/jp/

デスクトップ型のパソコンには電源ユニットが必須である。パソコンの全てのパーツは電気無しに動くことはできない。マザーボードからメモリ、CPU、グラフィックボード、HDDなどのパーツに電力を供給する電源ユニットが稼働しなくてはパソコンが動くことはない。電源ユニットとは、言うなればパソコンの心臓である。

搭載しているパーツの規格や性能に対して十分な電力を供給する必要がある。数年前のグラフィックボードの場合、ハイエンドであれば1200W以上推奨というのが主流だった。しかし、今では省電力化が進み、最上位のRTX 2080 Tiでも700Wあれば十分対応できるようになった。

電源容量が不足してしまうと必要電力が高まる高負荷時にブルースクリーンが発生したり、強制的に電源が落ちて再起動が掛かったりするなどの症状が現れる。こうなるとまともにパソコンを使用することができなくなってしまう。

電源の交換は割と手間がかかるので、最初から良いものあるいは無難なものを選択することが推奨される。多くのユーザーは電源による不具合を避けるために余裕のある電源にカスタマイズする傾向にある。

BTOショップでの購入は安心して良い

G-TuneやドスパラのBTOショップでパソコンの購入を考えている方は電源容量が足りないなどで不安になる必要はない。必ず発送前に起動チェックが行われているためそのままのモデルでも電力不足になることはない。

また、ゲーミングPCなら高品質な80PLUS認証電源ユニットを採用することが多いのも安心感に繋がる。標準構成で起動できるか、高い負荷で安定して動作するかといったテストが実施され、それをクリアした製品だけがラインナップに並ぶことになる。

一方で、CPU、グラフィックボードのカスタマイズが可能なショップや製品、また400Wを下回る容量の電源を搭載している製品は注意が必要だ。増設するものによっては電源容量不足となる可能性がある。

また、詳細は後述で記載している80PLUS認証という基準がある。とこれにより安定した電力供給が出来る電源と認められているかどうか、どのくらいの変換効率を持っているかを判断することができるため、電源選びは80PLUS認証の普及により比較的容易となった。また、CPUとグラフィックボードを基準とした簡単な表を用意しておいたのでショップと合わせてチェックしておいて欲しい。

80PLUS認証電源ユニットとは

80PLUS認証の重要性

80ninsyou画像引用元:https://www.dospara.co.jp/

  • STANDARD 80%
  • BRONZE 82%~85%
  • SILVER 85%~88%
  • GOLD 87%~90%
  • PLATINUM 89%~92%
  • TITANIUM 90%~94%

80PLUS認証電源ユニットの重要性についても触れる必要があるだろう。多くのデスクトップパソコンに搭載される電源ユニットは80PLUS認証を受けた製品が主流となっている。それぞれの規格で電源変換効率を良さを表している。規格が上がるほど高性能になる。

この変換効率は500W BRONZEであれば410W~425W、500W GOLDであれば435W~450Wのように、変換効率が高ければ高いほど表記に近い総電源容量を生み出すことができる。つまり、規格が高ければ高いほど安定しやすくなるということだ。

ただし、規格が上がれば上がるほど価格も跳ね上がっていく。500W TITANIUM(450W~470W)と600W STANDARD(480W)の場合600W STANDARDのほうが価格が安く、総電源容量が高くなるので、規格を上げるよりも電源容量をアップさせたほうがコストパフォーマンスが良い場合もある。

また、500Wの場合など消費電力がそれほど多くない場合は規格を上げるメリットが薄い。700W以上から規格にこだわっていくほうが良いだろう。

80PLUSの信頼性=100%安心ではない

80PLUSだったら絶対的な信頼があるというわけではないことは押さえておこう。たとえ80PLUS認証の電源だと言っても、それは性能に関する基準でしかなく、所謂「地雷」を避けるための基準ではない。もちろん、80PLUS認証を受けている電源であれば、ある程度高い水準の評価はあるのは間違いない。

しかし、中にはそうでないものも含まれている。BTOショップの電源はホワイトボックスなのでそこまで品質は下がらない。一部のショップでは非常に安価な電源を搭載している場合があり、中には80PLUS認証を受けていない電源も搭載していることもある。最近のショップでは少なく、一時期FRONTIERの電源が申告遅延で80PLUS認証を外していたくらいだ。

また、安価であることと耐久性や地雷とは直接結びつかない。ただ、個人的に幾つもの電源ユニットを使用してきた感想としては価格相応という言葉が電源ユニットには当てはまる。長く使用する上では電源の品質にこだわっておくのも対策の一つとなるだろう。

熟練ユーザーの多くが電源にこだわるのは、電源が破損すると起動すらできなくなり、応急処置の施しようがなくなるからだ。パソコンの電源がつかなくなると原因の特定も難しく、電源ユニットの破損であると断定するのも難しい。原因が別にある場合は電源ユニットを交換しても当然起動することは無い。非常に重要なパーツであるため、ゲーミングPCを購入したユーザーのほとんどが電源をカスタマイズしている。

必要な電源容量の考え方

ここではどのぐらいの電源容量を搭載すればよいのかわからない方向けに、基本的な考え方を解説している。ぜひ参考にして欲しい。

CPU TDP+GPU TDPから考える

基本的には、CPU及びGPUの消費電力(TDP)から考えるのが良いだろう。普通はCPU及びGPUの消費電力を基準に、マザーボード、メモリ、SSD&HDDを考慮する。ただ、マザーボードなどの消費電力を細かく計算するのは手間が掛かるので、ざっくり200Wと計算する。

これは余裕をもたせた容量になるのでちょうどいい。計算方法は、CPU TDP + GPU TDP + 200Wとなる。簡単に各CPU及びGPUの消費電力をまとめておく。BRONZE以上なら多少少なくても効率が良いのでカバーすることが可能だ。

CPU一覧

    Core i9-9900K(95W)
    Core i7-9700K(95W)
    Core i7-9700(65W)
    Core i5-9500(65W)
    Core i5-9400(65W)
    Core i3-9350K(91W)

GPU一覧

    RTX 2080 Ti(250W)
    RTX 2080 Super(250W)
    RTX 2070 Super(215W)
    RTX 2060 Super(175W)
    GTX 1660 Ti(120W)
    GTX 1660 Super(125W)
    GTX 1660 (120W)
    GTX 1650(75W)

組み合わせ例

dengenseinoubetsu

ここでは性能別にショップが採用している最小の容量、最大の容量、当サイトの推奨容量を記載している。あくまでも性能を基準とした早見表なのでおおよその目安として見てもらいたい。概ね500W以上が基本となり、ミドルクラスまでは500W、ミドルエンド~ハイクラスは650W、ハイエンドは700Wを最低ラインに考えておきたい。

電源容量が多いことでマイナスになるようなことは少ない。価格が少し高くなることでコストパフォーマンスが低下するくらいだろう。そのため、大は小を兼ねる法則が当てはまり、不安なら一つ上の容量を選択するだけで不安は解消される。

また、長く使用するなら電源容量はやや多めの製品を選択しておくと良い。例えば消費電力が300Wのパソコンに対して、500Wと700Wがあるとする。500Wの場合は60%、700Wの場合は約43%と稼働率が変わってくる。この稼働率が100%に近づけば近づくほど電源ユニットを酷使することになり、耐用年数が大きく変わることになる。

電源を長持ちさせたい場合は稼働率が下がるように電源容量を大きくし、高負荷時にも電源ユニットに負荷がかかりにくいように対策するのも一つである。ただし、負荷を下げたと言っても必ずしも長持ちするわけではなく、高負荷をかけ続けたとしても寿命が短くなるとは限らない。製品の個体差やメーカーごとの特性などがあるため、これもまた一つの考え方で留めておいて欲しい。

売れ筋ゲーミングPCから必要電力を考える

GALLERIA XF (ドスパラ)

価格:169,980円
CPU:Core i7-9700K
GPU:GeForce RTX 2070 Super
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:2TB
電源:CORSAIR 650W BRONZE
公式詳細

CPU 95W + GPU 215W + 200W=515Wとなる。搭載されている電源は600W BRONZEなので533W~553Wまで対応できるため問題ない。キャンペーンで電源のアップグレードは十分ありえる。CPUが強化される可能性はあってもグラフィックボードは強化されないため、電源は標準のままでも対応可能である。できるならSILVERSTONE 750 W GOLDくらいへはカスタマイズしておきたい。

G-Tune TD-G(G-Tune)

NEXTGEAR-MICRO im610GA1-TD価格:129,800円
CPU:Core i7-9700
GPU:GeForce GTX 1660 Ti
メモリ:DDR4-2666 16GB
SSD1:256GB NVMe対応
SSD2:250GB SATA
HDD:2TB
電源:500W BRONZE
公式GALLERIA XT詳細

CPU 65W + GPU 120W + 200W = 385Wとなる。500W BRONZEは410W~425Wへ対応できるので十分だろう。電源のカスタマイズは好みで良さそうだ。カスタマイズするなら700W BRONZEと700W GOLDに価格差が無いため、700W GOLDを選びたい。

GALLERIA ZZ

GALLERIA ZZ SALE価格:279,980円
CPU:Core i9-9900KF
GPU:GeForce RTX 2080 Ti
メモリ:16GB
SSD:NVMe対応M.2 1TB
HDD:非搭載
電源:SILVERSTONE 750W 静音電源
GALLERIA ZZ公式GALLERIA ZZ詳細

CPU 95W + GPU 250W + 200W = 545Wとなる。750W GOLDを搭載しているので653W~675Wまで対応可能だ。ハイエンドモデルは電源容量に余裕をもたせている製品が多い。それはパソコンを通して出来ることが豊富であるため、様々なデバイスを増設することを想定している部分があるからだ。カスタマイズするのであればCOESAIR 1000W GOLDかSeasonic 1000W PLATINUMを選択するべきだろう。ただ、標準の電源もSILVERSTONE 750W GOLDなのでカスタマイズ自体は必須ではない。

ゲーミングPCにおすすめの電源ユニット

単体で電源ユニットの購入を考えている方向けにおすすめのモデルを紹介しておく。

オウルテック 700W(80PLUS GOLD)

owltech700w画像引用元:https://www.owltech.co.jp/

コスパに優れた電源で人気のモデル。神奈川県海老名市に本社を置く国内の企業だ。高い品質の手頃な価格で人気があり、700W GOLDよりも高い総容量を持っているため選びやすいのが特徴だ。

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玄人志向 NEXTシリーズ 600W(80PLUS BRONZE)

kuroutonext600w画像引用元:https://www.kuroutoshikou.com/

とにかく価格を安くしたいという方におすすめの電源ユニットだ。アマゾンでもベストセラー1位に輝いたこともある。もちろん安かろう悪かろうというわけではないので安心して欲しい。グラフィックボードなどでも評価の高いメーカーだ。

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Corsair RM650x 650W(80PLUS GOLD)

Corsair RM650x 650W画像引用元:https://www.corsair.com/

アメリカに本社を置くメーカーだ。静音性、排熱性に優れた電源ユニットを販売している。価格は少し高めだが、品質は文句なしだ。ワンランク上のパソコンを作りたいという方必見。

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最後に-電源もしっかりと考えよう!

各パーツに電気を供給する重要なもの

ゲーミングPCは一般的なパソコンよりも高い電源容量が求められる。それは高性能なCPUとグラフィックボードを搭載していて、さらに多くの機能を持つマザーボードや豊富なストレージを搭載していることが要因として挙げられる。

CPUとグラフィックボードがその多くの電力を占めており、それぞれ省電力が進んでいる。しかし、省電力化は性能あたりの消費電力の話であって、グラフィックボード単体で見ると消費電力自体は下がっていない。例えば、現行人気上位のRTX 2070 Superのの消費電力は215W、前世代の同じ70番台であるGTX 1070 Tiの消費電力180Wを20%ほど上回っている。

当然性能は圧倒的に高いので、性能あたりの消費電力はかなり減少していると言える。グラフィックボード単体の消費電力が上がっても、性能あたりの消費電力が下がれば消費電力化が進んでいると判断される。そういった事情も考えた上で電源選びをして欲しい。

電源は変換効率が80%以上である80PLUS認証を受けたものだけを選択しておけば間違い無い。BTOショップが販売するパソコンのほとんどがこの80PLUSの電源を採用している。ショップで購入する分には問題は起こらないだろう。電源容量はBRONZEやGOLDといった規格によって変化してくる。当サイト独自の計算式CPU TDP+GPU TDP+200W=最低容量として考えると分かりやすいかもしれない。

自作でもBTOでも電源もしっかりと考えよう!

ゲーミングPCを選択するとき、CPUやグラフィックボードやメモリはしっかり確認していても電源ユニットを注意深くチェックしない人が多い。これはユーザー側だけの問題ではなく、サイトによっては電源を表に表記していないところもあり、どこに記載されているか分からないということもある。

サイトで購入する際、多くの場合カスタマイズ画面を経由して購入することになるので、そのカスタマイズ画面で電源の項目をチェックして欲しい。必要な電源容量を満たしていても、カスタマイズも視野にいれておきたい。一昔前、価格を下げるために電源を安価な製品にし、電源によるトラブルが発生したショップがあった。

それ以来、電源のメーカーや型番で地雷と呼ばれる製品が名指しされ、それを搭載しているショップは極悪なショップだと決めつけられたこともあった。80PLUS認証の登場で、そういったユーザー側もショップ側も電源による被害に遭うことは少なくなり、今では80PLUS認証を受けていない=地雷となるまでに至った。

このように80PLUS認証というのは、電源効率が良い電源のことでクオリティが一定以上に保たれているものを指している。高性能なゲーミングPCを選ぶ上で80PLUS認証は非常に重要な指標となる。というのは昔の話なのかもしれない。

今は80PLUS認証が当たり前になり過ぎて、その中で悪い製品を探そうとする動きがある。つまり、ユーザーの求める品質が高くなったのだ。電源ユニットに対する信頼性はパソコンの信頼性にも繋がることなので、この不安は尽きることはないのかもしれない。それと同時に、80PLUS認証による安心で終わらず、求める品質が高くなるというのはこれからの製品に良い影響を与えることになるため、高品質を望む声というのは次の変化を求めることなのだろう。

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