当ページでは、BTOパソコンの掃除やメンテナンスの方法について解説している。パソコンのメンテナンスは必ず行うべきことだ。
一度もケースを開けたことがない方はぜひ開けることを推奨する。部屋の掃除をするついでにパソコンの掃除もしてしまおう。
当ページの目次
1年に1度の掃除やメンテナンスでも十分!
最低1年に1回はメンテナンスしておけば、パソコンの寿命を延ばすことができる。特にゲーミングPCは熱を持ちやすいので埃は天敵となる。買ったら後はそのままにしているとユーザーも多いと思うが、気持ちよく使えるようにキレイにしておくことを推奨する。
また、定期的に掃除をしておけばそれほど一度に時間を掛ける必要はない。今回は管理人である私が使用している内の「NEXTGEAR i640PA6-SP」の方のメンテナンスをしている。ただパソコンが変わっても基本的に行うことは同じなので参考にして欲しい。
メンテナンスと掃除前の準備と心得を確認しよう!
掃除前のパソコン内部の状態
白い埃が目立つパソコン内部だ。1年ぶりの掃除だ。少しサボりすぎたのを反省している。ただ、多くのユーザーがこのようになっているのではないだろうか。パソコンを机の下におくと埃は避けられない。
G-tuneの防塵フィルターのおかげで大きな埃の侵入はほとんどない。代わりに細かい埃ばかりであるため掃除しやすくなっていると言える。
掃除・メンテナンス道具
本日使用する掃除道具はこれだ。乾いた歯ブラシ(やわらか目推奨)と掃除機だ。ただ、この掃除機は安物であるため、強さを選ぶことができないこともあって結果的に掃除には不向きだった。
今回は使用していないがその他ぞうきんやエアダスターがあると便利だ。もう少し先細りした形状のものがあれば効率良く出来たのだが…。濡れティッシュのようなものや、乾燥した布もあると便利だ。
掃除に歯ブラシは必須!
一通り掃除をしたら真っ白だった毛先は黒みがかっている。予想より掃除に時間がかかってしまった…。エアダスターとパソコン用のブラシは今後常備しておこうと思う。
パソコンの掃除とメンテンナンスの手順
防塵フィルターの掃除は掃除機で!
1年間ほぼフル稼働で支えてくれた防塵フィルターはこのとおりだ。その頑張りを表すように白くなっているのがわかるだろう。これが埃の侵入を塞いでくれるのでメンテナンスが楽だ。
防塵フィルターはワンタッチで簡単に外せるので、サクッと掃除機で埃を除去した。最近のパソコンはメンテナンス性が高くなっているのは評価できる。ついでにフロントファンも軽く掃除した。フロントファンについてはフロントカバーを外す時に掃除したほうが楽だ。
フロントファンの掃除方法
フロントファンはこのように歯ブラシで固定しながら吸い、掃除機でファンを押さえながら歯ブラシで埃を取るようにすると良いだろう。これは掃除機を表面から当てると、本来吸気のための回転とは逆になってしまいファンが傷んでしまうのを避けるためだ。要するに、掃除機を当ててファンが回転しないようにすれば良いだけである。
掃除機と歯ブラシで大まかに掃除し、布で乾拭きしたらこの通りキレイになる。白っぽく見えるのは中のフィルターが光に反射しているからで、埃が残っているからではない。
この防塵フィルターは年に1回と言わず、3ヶ月に1度は掃除機で埃を除去するのがベストだ。10秒で終わることだが、防塵フィルターとしての役割は非常に大きいのでここだけはしっかりしておきたい。
ケース本体の掃除
ケースは電子機器に面していない部分であれば水拭きと乾拭きで綺麗にするのが良い。角度的なものと光の反射的なものもあるが、非常に綺麗に見える。
外装はどうしても埃が溜まってしまう。定期的に掃除したいものだ。軽く拭くだけで簡単に綺麗になるのでメンテナンスとしては手間いらずだ。
掃除後はこのようになっている。ケースは綺麗になったとわかりやすい。普段は机の下で日の目を浴びないが、たまに引っ張り出すとやはり汚い。たまにはこういう風に綺麗にしておきたい。
背面ケースファンの掃除
背面ケースファンの掃除に移ろう。こちらから掃除機を当てると、排気ファンであるため逆回転してしまうので注意が必要だ。
掃除機をファンに使用するときは、通常使用時と同じ空気の流れで使用することが大切だ。背面ケースファンは空気を排出するので外側から掃除機を当てると正しく回転する。
グラフィックボードの掃除
グラフィックボードには埃が溜まりやすい。マザーボードと違って横向きに搭載されているからだ。ここに埃が溜まっても大きな影響を与えないが、せっかくなのだから綺麗にしておきたい。
歯ブラシと掃除機で綺麗にする。本当は専用のブラシがあればもっと簡単に綺麗にできるのだが…。見当たらなかったので歯ブラシで代用しただけだ。
電源付近の埃除去
電源付近の埃は特に重点的に除去しよう。内部から吸気して背面から排出するのだから、電源内部に入ってしまう可能性が高い。電源内部に入った埃を取り除くにはエアダスターなどを使用しなくてはならない。
もっとも、パソコンの掃除にはエアダスターが必要不可欠とも言える。今回は手元に無かったので使用しなかったが、大まかに埃を除去したらエアダスターで細かい埃を除去したい。
フロントケースファンの掃除
普段開かない左側のケースカバーを外し、フロントカバーを開ける。フロントケースファンをしっかり綺麗にするためにはしなくてはならないことだ。これが非常に面倒で、ケースによっては小さめのドライバーが無ければネジを締める時に苦労する。
内部掃除完了後
大体綺麗になった。本当ならここからエアダスターを使用して仕上げにかかるのだが…。手元に無いので歯ブラシで必死に頑張った。注意したいのは歯ブラシでは基盤に傷をつける可能性があるということだ。マザーボードはともかく、グラフィックボードの基盤などは丁寧にゆっくりするように心がけよう。
掃除・メンテナンス時に合わせてチェックしておくべきこと!
モニター端子の確認
モニターのDVI端子を締めるためのネジが一緒にくっついてくる現象だ。頻繁に取ったり付けたりをしているとよく見られる。これと言った弊害は無いが何とも言えない気持ちになるのは何故だろう。
本体内部の異音
HDDの寿命を考えてみる
少し脱線するが、本体の異音について触れておこう。PC内部から異音が発生したことが、今回掃除とメンテナンスをしようと決めた理由だ。当初ついにHDDが寿命を迎えたか…と諦めていた。何故ならDドライブが42000時間を突破しているからだ。
電源投入回数で割ると、1回付けると平均40時間つけっぱなしにしているようだ。2016年8月よりスリープを使用するようになったが、それまでは常時つけっぱなしだった。時代を感じさせるのは、このDドライブがSATA2.0対応モデルである点だ。異音を感じて取り外すまで気付かなかったが、通りで読み込み速度が遅いわけだ…。ちなみに、使用したのはCrystalDiskで、この背景画像はデフォルトである。結果、HDDを外しても異音は改善されなかった。
埃が原因だったようだ
そこでカバーを開け、異音の発生位置をある程度特定した。それはCPUファンから発せられているようだ。修理しようにも主だった修理方法も無く、交換するにもCPUファンは手元に無い。とりあえずメンテナンスを兼ねて掃除をしようと決意した。そして今に至る。掃除をした結果、PC内部から発せられていた異音は見事に消えた。
G-tuneのミドルタワーが防塵フィルター搭載で、メンテナンスフリーではないがそれに近い環境であっても、メンテナンスは重要だと痛感した。PCに違和感を感じたら掃除をしてみると、何かが干渉していた程度なら直ることもあるかもしれない。異音の大体の原因はCPUファンかHDDであり、HDDから聞こえたら急いで交換しよう。
当記事のまとめ
パソコンの掃除やメンテナンスについてまとめている。最低でも1年に1回以上、できれば3ヶ月に1回はパソコン内部を簡単に掃除しておくことを推奨する。単純にキレイにするという目的以外に、異常があれば発見しやすくなるという恩恵を受けることができる。
日頃からメンテナンスをしておけば、万が一の事態にも迅速に対応することができるだろう。また、筆者のように異音が発生してから掃除をするというのはあまり好ましくない。パソコンの掃除をする時に用意しておきたいものは、歯ブラシ・掃除機・ぞうきん・エアダスター等だ。歯ブラシはやわらかめのものを選択すると良い。今回は話ブラシと掃除機しか使用していないが、ぞうきんやエアダスターもあるとメンテナンスが楽になる。
もちろん、パソコン内部にはたくさんの精密機器がある。乱暴に扱ってしまうと思わぬ故障の原因となってしまうことがある。細心の注意を払って丁寧に掃除をする必要がある。特にマザーボードやグラフィックボードの掃除は丁寧に行う。大きなほこりは掃除機で取ってから、歯ブラシでやさしく掃除すると良い。ファンについては歯ブラシでも良いが、乾いた布でさっと拭いてやると良い。
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