touprekeyboard
当ページでは、おすすめのゲーミングキーボードを紹介している。常に手に触れているデバイスということもあって、ゲーミングマウスと同じぐらい身近な存在だ。ゲーミングキーボードを選ぶ上で重要なポイントは、価格・荷重・キースイッチの種類だ。特にキースイッチは重要なのでじっくりと読みこんで欲しい。

なお、BTOパソコンを購入する際に同時に購入するのはおすすめしない。選択肢がそれほど多くないことと価格が割高なことが要因だ。Amazonあるいはリアル店舗でチェックすることをおすすめする。実際に触れることができればなおよしだ。オシャレな見た目を持つキーボードが増えてきて選ぶのが楽しくなるだろう。

当ページの目次

ゲーミングキーボードとは

Logicool G PRO画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/

ゲーミングキーボードとは、そのままゲームをプレイすることを前提に開発されたキーボード、あるいはゲームをプレイするのに最適なキーボードのことだ。キーボードには様々な種類があり、様々な特徴に分類されるため、好みやデザイン性も重視されやすい。ゲーミングマウスと同じく、一度店頭で触るのがベストだ。

ゲーミングキーボードは安価なキーボードと違い、耐久性が非常に高いため安価なキーボードを買い換えるよりも結果的に安くなると考えてよいだろう。場合によっては一生モノとなるキーボードもある。2万円を超えるような高価なキーボードも選択肢に入れてもよいのではないかと思う。ゲームの操作性はもちろん、長時間の使用でも疲れにくいのでゲーマーには必須とも言えるゲーミングデバイスだ。

高耐久で打鍵しやすいという特性はゲーム以外にも適している。作業との兼用でも十分に活用できる。ゲーム専用のキーボードではない。一般のパソコンとゲーミングPCのような関係性と言えるだろうか。一般のパソコンで出来ることはゲーミングPCでもできるように、ゲーミングキーボードは品質の高いキーボードと同等以上のパフォーマンスを発揮できる。当然自分に合っていることが前提となるので、まずは自分に合うゲーミングキーボードを見つけることに注力しよう。

ゲーミングキーボードの選び方

ゲーミングキーボードを選ぶとき、何を基準に選択すればよいのか。初めて買うユーザーには戸惑う部分だ。一度でもゲーミングキーボードを使用したことがあるなら、それを基準に不満点が改善されたキーボードを選択するなど、どういったものなのかが想像しやすいと思う。まずは、価格帯・荷重・キースイッチの種類について理解を深めておくとよい。

価格

価格を基準に考えるのは悪くない。ゲーミングキーボードの価格帯としては10,000円~30,000円がボリュームゾーンだ。当然価格が高くなると機能面に優れていて使い勝手が高くなる傾向にある。基本的には1万円以上のモデルを選択するとよい。多くのゲーマーが使うモデルもこのぐらいの価格帯が多い。

5,000円以下のキーボードの場合安価なメンブレン式のキースイッチとなりゲームに適しているとは言えない。耐久性の観点からもおすすめできない。メカニカル方式あるいは静電容量無接点方式のキーボードを選択しよう。長期的に見ればきっと安上がりなはずだ。

荷重

荷重とはキーの重さだ。一般的な荷重は45g、重くて55g、軽くて30gである。メーカーによっては少し差異があったり、同じ55gでも体感する重さが違ったりもする。安価なキーボードは65gや55gと重めのものが主流だ。この安価キーボードの55gとゲーミングキーボードとなる軸を持つ55gとでは打鍵感の違いから体感する重さが違う。そういう意味でもやはり極端に安価なモデルは選択しない方が得策だろう。

高速タイピングやFPSプレイヤーには30gの軽めなものや45gの標準的なものが人気だ。タイプミスを減らすことやミスのない操作を求めるゲーマーには45g以上の重めの荷重が人気である。この荷重はホームポジションの親指や人差し指は重く、小指に近づくほど軽くなる変荷重のタイプもあり、この辺りは好みの差やタイピングを重視するかどうかで変わってくる。

キースイッチの種類

キースイッチの種類については、大きく分けてメカニカル方式(主流)・メカニカル方式(その他)・メンブレン方式・静電容量無接点方式の4つが挙げられる。メカニカル方式にはCherry MXのキースイッチが採用され、それぞれの軸色によって特徴が異なる。静電容量無接点方式は東プレのRealForceで採用されているキースイッチタイプで非常に人気が高い。キースイッチは種類が多いため次の項目で詳しくまとめている。

キースイッチの種類詳細

Cherry MX

Cherry MX 茶軸

Cherry MX-brown画像引用元:https://www.diatec.co.jp/
アクチュエーションポイント:2.0mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:55g
タクタイル:あり

茶軸はタクタイルのあるオーソドックなスイッチだ。キーストロークは深めでアクチュエーションポイントは標準的だ。タッチ感はよく、誰にでもおすすめしやすいのがこの茶軸である。ゲームに作業に用途を選ばない。有名なキーボードにMajestouchがあり、ゲーマーの間でも人気があった。一般的にゲームに使用するならCherry MXの軸を搭載したキーボードがよいとされていたのは、大体この茶軸を指していた。

Cherry MX 赤軸

Cherry MX-red画像引用元:https://www.diatec.co.jp/
アクチュエーションポイント:2.0mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:45g
タクタイル:なし

赤軸はタクタイルがなく、茶軸に比べてタッチが軽いことで高速打鍵に適している。操作の激しいタイピングゲームやキーボードをコントローラーとして操作するタイプのゲームに適している。つまり、ほとんどのPCゲームに適したキーボードということになる。少し前までは茶軸が主流だったが、今は赤軸を基準に考えるゲーマーも多い。タッチの軽いキーボードを探しているなら赤軸から探してみるのもいい。

Cherry MX 青軸

Cherry MX-blue画像引用元https://www.diatec.co.jp/
アクチュエーションポイント:2.2mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:60g
タクタイル:あり

青軸は打鍵音が独特で、キー操作時に小気味のよい音がする。キーボードを使用する作業では打鍵が楽しくなる。反面、音は大きいのでボイスチャットを繋ぎながらのゲームプレイにはあまり適していない。配信時に単一指向性のマイクを使用していても反応することがあるほどだ。使用する環境を選んでしまうのでメリットもデメリットもある。一人だけの環境で使用するのであればおすすめしたい。

Cherry MX 黒軸

Cherry MX -black画像引用元:https://www.diatec.co.jp/
アクチュエーションポイント:2.0mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:60g
タクタイル:なし

黒軸は重めのタッチとレスポンスのよさが持ち味だ。しっかりと押下する必要があることから、押し間違えも少ない。キーの戻りが速いので意外と高速打鍵にも適している。しかしながら、赤軸のように軽いタッチでの高速打鍵は少し慣れが必要だ。また、長時間のタイピングは疲労も現れる。一見するとよいことがないように見えるが、ゲームプレイでは誤操作が少なくなる。また、キーの戻りが速いので細かな操作もしっかり行える。キーボードを奥まで押し込むプレイヤーなら扱いやすいはずだ。

Cherry MX 銀軸(SPEED)

Cherry MX-silver画像引用元:https://www.hyperxgaming.com
アクチュエーションポイント:1.2mm
キーストローク:3.4mm
押下圧:45g
タクタイル:なし

銀軸は赤軸の特徴を更に伸ばしたようなスイッチだ。アクチュエーションポイントが非常に浅いことが持ち味で、軽いタッチでもしっかり反応する。キーストロークは3.4mmあるが、押し込むほどに重くなる仕様なのでそこまで押し込むことはない。この奥まで押し込みにくいことで、キーの戻りも速くなる。これによりアクチュエーションポイントの浅さを上手く活かすことができている。赤軸では物足りない、静電容量無接点方式は価格が高すぎると感じるなら銀軸は候補に入ってくるはずだ。

Cherry MX 桃軸(静音赤軸)

Cherry MX-pink画像引用元:https://www.diatec.co.jp/

アクチュエーションポイント:1.9mm
キーストローク:3.7mm
押下圧:45g
タクタイル:なし

桃軸(静音赤軸)は静音性に特化した赤軸のようなスイッチだ。赤軸に比べてストロークとアクチュエーションポイントが少し浅くなっている。静音性も相まって高速打鍵に適したキースイッチだ。赤軸の音もマイクが拾ってしまうのであれば桃軸をおすすめしたい。赤軸に比べて30%静音性が向上しており、環境を選ばず使用しやすい。ただ、赤軸と比べるとすこしマイルドな打鍵感が気になるかもしれない。タッチの小気味よさも30%カットされているように感じてしまう。赤軸の完全な上位互換とはいかないようだ。また、この桃軸にはRGB対応版も存在している。

Razer スイッチ

Razer GREEN

Razer GREEN画像引用元:https://www2.razer.com/
アクチュエーションポイント:1.9mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:50g
タクタイル:あり
類似軸:茶軸

Razer GREENはスペック的にも操作性にしてもCherry MXの茶軸と非常によく似ている。Razer製品で使用されている茶軸といった感じだ。このRazerのメカニカルスイッチはkaihuaとの共同開発で誕生したものだ。kaihua製の軸もまたCherry MXのものとよく似ている。Razer GREENは良くも悪くもオーソドックスなものだ。Razer製のキーボードに人気のメカニカルスイッチを採用するために登場したと言っても過言ではないだろう。

Razer YELLOW

Razer YELLOW画像引用元:https://www2.razer.com/
アクチュエーションポイント:1.2mm
キーストローク:3.5mm
押下圧:45g
タクタイル:なし
類似軸:銀軸

Razer YELLOWはCherry MXの銀軸によくにたスイッチだ。リセットポイントがアクチュエーションポイントと同じである。押下したキーが反応した場所から0.1mmでも戻せば、そこからまた押し込んでも再度反応する仕組みだ。この感覚を掴めば打鍵に関しては最も高速に行えるキースイッチとも言えそうだ。実際にはそこまで体感できるほどのものはない。赤軸では満足できないならRazer YELLOWは適しているかもしれない。

Razer クリッキーオプティカルスイッチ

clickyopticalswitch画像引用元:https://www.razer.com/
アクチュエーションポイント:1.5mm
キーストローク:2.8mm
押下圧:45g
タクタイル:あり
類似軸:銀軸

Razerのクリッキーオプティカルスイッチは1.5mmのアクチュエーションポイントを持つスイッチの中で、唯一タクタイルが設定されているスイッチだ。Razerのキーボードは徐々にオプティカルスイッチに移行しているようで、同等の性能を持つ薄型タイプも登場している。軽いタッチでクリック感のあるキーボードはRazerが主流となっていきそうだ。

Razer リニアオプティカルスイッチ

linearopticalswitch画像引用元:https://www.razer.com/
アクチュエーションポイント:1.2mm
キーストローク:2.8mm
押下圧:45g
タクタイル:なし
類似軸:銀軸

Razerのリニアオプティカルスイッチはクリッキーオプティカルスイッチを更に銀軸に近づけたもので、スペックはほぼ銀軸と同じだ。タクタイルの設定がなく、クリック感のないソフトなタッチが特徴だ。高速打鍵に特化しており、赤軸よりも高速な打鍵を可能としている。ただ、クリッキーオプティカルスイッチは唯一無二のスタイルだが、こちらは完全に銀軸なので目新しさはない。

ロジクール メカニカルゲーミングスイッチ

ロジクール GLタクタイル

tactileswitch画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
アクチュエーションポイント:1.5mm
キーストローク:2.7mm
押下圧:50g
タクタイル:あり
類似軸:茶軸

ロジクールのGLスイッチはノートパソコンのように平たく、アクチュエーションポイントが浅くなる。これによりより高速な操作が可能となっているのが特徴だ。従来のゲーミングキーボードとはスタイルが大きく違うため、やや扱いに慣れる必要はあるかもしれない。このロジクールのGLタクタイルはその名の通りタクタイル(クリック感)がある。性質的には茶軸が近いだろうか。薄型の茶軸と考えれば想像しやすい。これからのオーソドックスになるかは分からないが、ゲームプレイに特化した造りと言えなくもない。

ロジクール GLリニア

linearswitch画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
アクチュエーションポイント:1.5mm
キーストローク:2.7mm
押下圧:50g
タクタイル:なし
類似軸:赤軸

アクチュエーションポイントが浅く、キートップが軽い赤軸をそのまま薄くしたようなタイプだ。GLタクタイルと構造は同じで、高速な操作を想定している。赤軸は元々高速打鍵に向くキートップなので、その長所を更に伸ばしたタイプと言える。GLリニアという名前からも意気込みが使わってくる。タクタイルはなく、この辺りも赤軸をベースにしている。ただ、薄型になったことで押下しやすくなったキートップは押下圧が50gと少し重めとなっている。また、GLシリーズはタクタイルの有無程度しかスペックに違いがないことから、他のキーボードほどの個性は少ない。

ロジクール GLクリッキー

clickyswitch画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
アクチュエーションポイント:1.5mm
キーストローク:2.7mm
押下圧:50g
タクタイル:あり
類似軸:青軸

GLクリッキーは小気味のよい打鍵感と打鍵音が特徴の青軸ベースだ。他のGLシリーズとスペックは同じながら、青軸独特の使用感は満足度が高い。しかし、通常の青軸と比べるとアクチュエーションポイントの浅いGLシリーズでは打鍵という部分に楽しみを見出しにくい印象がある。小気味のよい音で何とかカバーしているといった感じだ。青軸を選ぶということは、その打鍵音に惹かれているはずだ。操作性と同時に打鍵感と打鍵音を求めるなら、青軸や別の青軸ベースのスイッチを選ぶ方がよさそうだ。

ロジクール ROMER-Gタクタイル

ROMER-Gtactile画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
アクチュエーションポイント:1.5mm
キーストローク:3.2mm
押下圧:45g
タクタイル:あり
類似軸:茶軸

ROMER-Gタクタイルは、ほぼCherry MXの茶軸と変わらない使用感を持っている。スペック的にはアクチュエーションポイントが浅く、押下圧も軽いのでタクタイルのある銀軸に近いものがある。意外と要望の多い、タッチの軽い茶軸を実現したスイッチとも言えそうだ。誰にとっても違和感なく扱えるのでおすすめしやすい。高速打鍵にも適しているので、様々な用途に対応しやすく、ゲームに特化しているというよりも汎用性を高めたゲーミングキースイッチだ。

ロジクール ROMER-Gリニア

ROMER-Glinear画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
アクチュエーションポイント:1.5mm
キーストローク:3.2mm
押下圧:45g
タクタイル:なし
類似軸:赤軸

ROMER-Gリニアは、Cherry MXの赤軸と銀軸の中間の使用感がある。通常の赤軸と異なり、アクチュエーションポイントは浅く、銀軸よりも少し深い程度だ。この特性から高速打鍵に関しては赤軸よりも優れている。その一方で、ストロークが短くなっていることから。底打ちまでの距離が短く、打鍵感は赤軸よりも落ちる。ゲームに更に特化させた赤軸と言った方がわかりやすいかもしれない。文字を打つのは少し慣れが必要だが、慣れてしまえば触れるだけで打鍵ができる感覚になる。リニアの名に恥じないゲーミングキースイッチだ。

ロジクール GX BLUE

GX BLUE画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
アクチュエーションポイント:2.0mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:50g
タクタイル:あり
類似軸:青軸

GX BLUEはその名の通り完全にCherry MXの青軸と同じスペックを持っている。ロジクール版の青軸というだけで、基本的な部分は全て同じだ。小気味のよい打鍵感と打鍵音を持っているので、打鍵音を重視するのであればCherry MXだけではなく、このGX BLUEのスイッチを採用したキーボードも候補に挙がるタクタイルがあり、クリック感も強いことから正確な操作に適しているように感じる。そのため、高速打鍵に関しては赤軸系のスイッチに比べると見劣りしてしまうので注意したい。ゲームで言えばRPGのようなスキルをキーボードで発動するタイプ向けに感じる。

ロジクール GX BROWN

GX BROWN画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
アクチュエーションポイント:1.9mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:50g
タクタイル:あり
類似軸:茶軸

GX BROWNは、Cherry MXの茶軸に非常によく似たキースイッチだ。スペックでみると僅かにアクチュエーションポイントが浅く、押下圧も軽い程度で使用感は茶軸そのままである。ロジクール製のキーボードで茶軸を使いたい方に最適。ROMER-Gタクタイルと比べてアクチュエーションポイントとストロークが深めなので、しっかりタイピングする用途にも適している。メカニカルスイッチの中でも汎用性が高く、ゲーマー以外にも重宝されている。

ロジクール GX RED

GX RED画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/
アクチュエーションポイント:1.9mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:50g
タクタイル:なし
類似軸:赤軸

GX REDはCherry MXの赤軸に近く、Cherry MX SILEN RED(静音赤軸)にも近い。ただ、打鍵音はやや大きめなので赤軸と考えた方がいい。赤軸にしては少し重めのタッチ感があり、通常の赤軸と比べると少し違和感がある。基本的に赤軸は茶軸よりも軽く、タクタイルのないことが特徴である。しかし、GX REDはGX BROWNと比べて重さもストロークもアクチュエーションポイントも同じだ。タクタイルのないGX BROWNと言った方がいいかもしれない。その点で通常の赤軸とは特性が異なるので注意したい。

SteelSeriesスイッチ

SteelSeries QX1

アクチュエーションポイント:2.0mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:45g
タクタイル:なし
類似軸:赤軸

SteelSeries QX1の性能はCherry MXの赤軸に非常によく似ている。採用されているキーボードはあまり多くなく、登場時期からSteelseriesが開発したキースイッチではなく、OEMのような形のものが採用されているとされている。青く光らせることができるのが特徴ながら、それ以外は基本的に赤軸や赤軸系と同じである。現在採用されているキーボードは登場していないようなのであまり知らなくても問題はない。

SteelSeries QX2

QX2画像引用元:https://www.4gamer.net/games/037/G003732/20170815013/
アクチュエーションポイント:2.0mm
キーストローク:4.0mm
押下圧:45g
タクタイル:なし
類似軸:赤軸

SteelSeries QX2はSteelSeries QX1の後継に位置するスイッチで、基本的なスペックは同じである。RGBに対応しており、青のみだったものが1677万色から選択できるようになった。この特性から赤軸というよりもRGBに対応した静音赤軸「MC SILENT RGB RED」と同じようなものと言えそうだ。一般的に静音赤軸はRGBに対応していないものを指すので、少し特殊なスイッチと言えなくもない。機能面は赤軸なので高速打鍵やFPSなどのように反応の速さが求められる用途に適している。

SteelSeries QS1

QS1画像引用元:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/715345.html
アクチュエーションポイント:1.5mm
キーストローク:3.0mm
押下圧:45g
タクタイル:なし
類似軸:赤軸

SteelSeries QS1はアクチュエーションポイントとキーストロークが非常に浅く設定されている。MX LowProfileに近いスペックとなっているが、低背のあちらとは違い通常のキートップ向けだ。採用されているAPEX M800は少し平らになっていることから、特性自体は近いようで新しい試みが見えるスイッチと言える。赤軸を更に高速打鍵向けにし、軽いタッチで打鍵できるようにしたのがSteelSeries QS1である。ロジクールのROMER-Gリニアと近いが、キーストロークはこちらの方が浅い。類似軸は赤軸ではなくROMER-Gリニアと言うべきかもしれない。

OmniPoint 2.0

OmniPoint画像引用元:https://jp.steelseries.com/
アクチュエーションポイント:0.2~3.8mm
キーストローク:3.6mm
押下圧:45g
タクタイル:なし
類似軸:なし

接点調整が可能な完全オリジナルスイッチ。画期的というべきか、他のスイッチとは一線を画すスペックを有している。アクチュエーションポイントは最も浅くて0.2mmに設定可能で、キー別に深さを変更することができる。0.2mmともなれば比喩でもなく触れただけで反応してしまう。搭載されているキーボードが限定的であるので、あまり知られていないスイッチでもある。多機能なキーボードに対応できる多機能なキースイッチだ。画期的で革新的でもあると言える反面、少し設定が面倒に感じてしまうのはネックだろうか。

その他

この他に、安価なメカニカルキーボードに採用されやすいkaihuaという中国のキースイッチがある。Steelseries QS1はこれを採用しているのではないかとも言われている。非常に多くの種類があり、品質も悪くない。安価なメカニカルキーボードが登場してきた背景にはkaihuaの台頭があると言っても過言ではない。安くて実用的なゲーミングキーボードも登場しているので、メンブレン方式を採用した安価なゲーミングキーボードに対抗できる日も遠くないはずだ。
 

メンブレン

membren画像引用元:https://www2.elecom.co.jp/

シリコンキャップを採用しているタイプのキースイッチで、比較的安価なタイプのキーボードは概ねメンブレン式である。シリコンキャップによる跳ね返りがそのままタッチに反映されているためやや重く、そして耐久性もシリコンキャップの劣化具合によるところが大きい。以前と比べてメンブレン方式も高耐久になりつつある。本格的なゲームプレイを想定しないならメンブレン方式で十分なこともある。

FPSなどの対人系のゲームではレスポンスの悪さなどが不利に働く。しかしながら、MMORPGなどの細かく素早い判断を求められないようなゲームにおいては無難な選択肢であり、予算を抑える上では重要な選択肢である。メンブレンの特性が掴めたらメンブレン以外のキースイッチを採用したゲーミングキーボードに挑戦するのも、その違いをより体感できるため面白い。

静電容量無接点方式

seidenyouryou画像引用元:http://www.realforce.co.jp/

かの有名なRealForceが採用しているキースイッチタイプで、一度使用するともう戻れないと言われるほどの打鍵感が特徴だ。変荷重タイプのものもある。また、キースペーサーをとりつけることでキーストロークを浅くしつつアクチュエーションポイントも浅くでき、非常に軽快かつ高速な打鍵を実現している。高速な操作を求めるユーザーにとって最高峰のキーボードであり、これ以上高速打鍵に適したキーボードはほぼない。

アクチュエーションポイント0.8mm、押下圧30gという軽さを持つタイプもあり、高速打鍵に関しては銀軸を超える。また、キースペーサーを採用することで、ストローク自体を抑えることも可能だ。軽いタッチでしっかり反応し、レスポンスもよいということで大手企業にも採用されている。ゲーミング市場にも乗り出してきたので、ゲーミングキーボードにも期待が掛かる。反面、かなり高価なキーボードとなるのがネックだ。

ゲーミングPCを選ぶ際のポイント&注意点

黒いキートップに黒い印字は避けるべき

keytop-black
黒いキートップに黒い印字がされたモデルはとにかく見づらくおすすめしない。黒いキートップでも白い印字がしてあればまだ見やすい。黒いキートップに黒い印字がしてあるタイプは光の加減等で印字が見えなくなる。タッチタイプできてキーボードなんて一切見ない人もいるだろう。

ただゲームに限って言えば左手のホームポジションはASDに置くのが一般的で、普段右手で押しているキーの位置を左手で押すことになるとつい確認してしまいがちだ。タイピングで困らなくてもゲームで困る場面はこれまで幾つもあった。カッコ良さに惹かれて黒いキートップ+黒い印字のキーボードを選んでしまった筆者はそれなりに苦労している。

そして割と後悔もしているので、できれば見やすいキーボードを選択してほしい。ゲーミングキーボードならRGB対応の光るものが主流になりつつある。そう考えるとあまりその心配は必要ないかもしれない。RealForceのキー荷重30gにはRGB対応がないので選ぶ際は慎重にして欲しい。

フルキーボードとテンキーレス

fullkeyboard-tenkeyless

テンキーとはキーボード右側にある数字キーだ。これがあるのとないのとではキーボード本体のサイズに大きな違いが出る。テンキーはキーバインドにも割り当てられるものの、使用頻度は少ない人が多い。そのためテンキーレスモデルを購入して、必要ならUSB接続のテンキーで事足りる。最近ではこのテンキーのないテンキーレスタイプがゲーム用途では主流である。

フルキーボードはテンキーがある分だけマウスパッドに干渉しやすく位置を決めにくい。テンキーレスは本体が軽く短いのでマウスパッドに干渉しにくくベストポジションに持ってきやすい。少し前まではテンキーレスタイプのキーボードは重量が軽くズレやすいこともあり、あまり人気はなかった。

しかしながら、今では重さもそこそこあり、しっかりした滑り止めで動きにくくなったため一気に主流なキーボードとして人気を博している。どちらがよいかは実際に使用する環境次第であるが、テンキーを必要とするゲームはほとんどなくテンキーレスがおすすめだ。

おすすめのゲーミングキーボード一覧

Logicool G PRO メカニカルキーボード

Logicool G PRO画像引用元:https://gaming.logicool.co.jp/

Logicool G PRO メカニカルキーボード国内で最も人気のあるゲーミングキーボードの一つだ。青軸によく似たGX BLUEを採用したClickyスタイルと赤軸によく似たGX REDを採用したLinearスタイルが選べる。Clickyスタイルはやや音が大きくなるので、配信やボイスチャットでは邪魔になることがある。Linearスタイルは高速打鍵に適しているので、激しい操作が求められるゲームジャンルに適している。基本的にはLinearスタイルをおすすめするが、一人でPCゲームをプレイするなら打鍵音が心地よいClickyスタイルも悪くない。価格は13,500円ほどで、初めての本格的なゲーミングキーボードとしておすすめできる。

Razer Huntsman Elite

Razer Huntsman Elite画像引用元:https://www.razer.com/

Razer Huntsman EliteはRazerリニアオプティカルスイッチ採用のゲーミングキーボードだ。RazerのリニアオプティカルスイッチはCherry MXの銀軸と同等の性能となっている。価格は2万円を超えるので高価な部類に入る。銀軸搭載のキーボードとして考えると少し割高に感じるかもしれない。しかし、キーボードは非常に多機能なので、タッチが軽い多機能キーボードと考えれば唯一無二とも言える存在だ。

音楽のスキップやストップ機能は好みが分かれるところだが、ゲーミングモードやマクロ、キーバインドを設定で記憶することもできる。ゲームをプレイすることに特化しており、ゲーミングキーボードの中でもジャンルを選ばず対応できるのが強みだ。価格に納得できればおすすめしやすい。

RealForce RGB TKL / R2TLA-JP4G-BK

RealForce RGB TKL R2TLA-JP4G-BK画像引用元:http://www.realforce.co.jp/

RealForceから登場した静電容量無接点方式採用のゲーミングキーボードだ。キースペーサーが付属していることで、キーストロークの深さやタッチの軽さを変更することが可能でバックライトのLEDも細かく設定できる。RealForceの打鍵感そのままに登場したゲーミングキーボードはコアなゲーマーに対しても満足度の高い仕上がりだ。ただ、ゲーミングデバイスメーカーと違ってシンプルなキーボードであり、機能を優先するならあまりおすすめはしない。

SteelSeries APEX PRO

SteelSeries APEX PRO画像引用元:https://jp.steelseries.com/

当該モデルは超高速な反応と調節可能なメカニカルスイッチを採用しており、多くのユーザーにとって相性の問題を解決してくれる。軽めのタッチから重めのタッチまでキーごとの感度をカスタマイズすることができる唯一のキーボードだ。

RGBのカラーも細かく調整できるので、ゲーミングキーボードとしては非常に面白い。ただ、30,000円近い価格は大きなデメリットとなってしまう。価格に見合った価値はあるものの、高価なゲーミングキーボードを使用したことがないと選びづらさがある。軽さと反応を求めるなら次に紹介している「HyperX Alloy Elite 2」も悪くないのでチェックしてみたい。

HyperX Alloy Elite 2 HKBE2X-1X-US/G

HyperX Alloy Elite 2 HKBE2X-1X-USG画像引用元:https://www.hyperxgaming.com/

HPがkingstonのゲーミング部門HyperXを買収したことで、一躍その知名度が日本で広がりだした。HyperXは欧米のプロゲーマーが愛用するブランドで、その品質の高さと実用性から人気が高い。ゲーミングキーボードが最も求められるFPSで扱いやすいように設計されている。本格的なゲームプレイに適した赤軸採用のゲーミングキーボードだ。タッチの軽さと反応重視しているなら価格も安く選びやすいHyperX Alloy Elite 2は候補に入れたい。

Majestouch 2 TKL MX茶軸

FILCO Majestouch 2 TKD 91 MX画像引用元:https://www.diatec.co.jp/

Majestouchは、ゲーミングキーボードが今よりもっと少なかった時代RealForceとともにゲーマーに愛されたモデルで今でも人気が高い。税込13,000円程度で購入できる。シンプルなキーボードながら比較的安価であることで人気を博し、メカニカルキーボードの入門としても知られる。シンプルでいて完成されたキーボードは初心者から熟練者まで幅広い層に支持されている。

Corsair K65 RAPIDFIRE

Corsair K65 RAPIDFIRE画像引用元:https://www.corsair.com/

銀軸採用のゲーミングキーボードだ。よりコアなゲーマーに人気の銀軸採用のゲーミングキーボードはまだまだ数が少ない。その銀軸採用ゲーミングキーボードを代表するモデルとなっている。RGB対応で派手な見た目と高速打鍵に適した性能はまさに王道な一台だ。手頃な価格ということで現在使用者が大きく伸びている。

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