motherboard当ページでは、ゲーミングPCにおけるマザーボードの役割とおすすめのIntel用マザーボードについて解説している。チップセットの特徴やチップセットごとのおすすめマザーボード(メーカー)をまとめた。

現在BTOパソコン(ゲーミングPC)の購入を考えている方から自作派の方まで様々な方に参考にしていただけると考えている。現在のところAMD用のマザーボードについては省いているのでご了承いただきたい。

マザーボードの種類(チップセット)一覧【2020年】

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Intel第9世代に対応したチップセットの中でも一般的に採用されているのは上記の6種類だ。BTOパソコンでの取扱いについて言うと、Z390登場後はZ370を採用しているショップはほとんどなくなった。それぞれのチップセットには機能的な差がある。しかし、パソコンの性能に関わる部分で大きく変わることはない。

チップセットの拡張性や利便性に関するものがほとんどだ。増設やパーツの交換を行う予定が無いならあまり気にする必要しなくてもOKだ。性能に関する部分では性能の引き上げられるオーバークロック機能の対応可否やグラフィックボード2枚挿しであるSLI機能の対応可否ぐらいとなっている。初心者向けではないので省略する。

SATAポート、USBポートは拡張する事が可能だ。最大モニターもグラフィックボード出力が基本なので、チップセットの出力を使用する機会は限られている。メモリ容量も32GBを要する場面は少ないことを考えれば十分だと言える。どういった用途で使用するかで、必要なチップセットは変わってくる。ただ、チップセットでパソコンを選ぶ時代ではないことは付け加えておく。

各チップセットの特徴

チップセットのアルファベットについて

チップセットの先頭にはX、Z、H、Bなどのアルファベットが付されている。これらは基本的にランクを示していると考えて良い。XシリーズはIntel最上位CPU Extremeモデル向けだ。ゲーミングPCでは一部のモデルに採用される程度でゲームに最適とは言えない。Zシリーズはオーバークロックに対応しているメインストリーム最上位のチップセットだ。注意点は、CPUもオーバークロックに対応していなければならないことだろう。表を見て分かる通り、様々な機能に対応している。

HシリーズはZシリーズの廉価版だ。Zシリーズの機能を削り、必要十分な利便性を保持している。価格をi7-9700のようなオーバークロック非対応モデルに最適だ。ただし、H310は機能も利便性も削られたチップセット最安値モデルである。廉価版というよりも、必要最低限に留めている。

BシリーズはHシリーズをよりシンプルにまとめたモデルだ。B365はH370に近い。価格を抑えつつ、機能や構成も一定の水準にしている。基本的に数字の大きさがそのチップセットのグレードを表していると見ておいた方が簡単かもしれない。

Z390とZ370の違い

Z370はZ390登場後に消えた。この2製品はどちらもオーバークロックを始め、様々な機能に対応している。主な違いはUSB3.1 Gen2がある。Z390は対応、Z370は非対応である。CNViなどの細かい機能は挙げるときりがないので割愛する。Z390は時代の進化に合わせたZ370のマイナーチェンジモデルだ。登場時の価格もほとんど変わらないので、Z390の方が良い。Z370だから良くないというわけではない。

ゲーミングPCでZ370が採用されているのはDELLのエイリアンウェアシリーズが有名だ。Z370を採用する理由は、価格の調整が大きな理由だろう。Z370は現行のチップセットであっても、Z390登場後は旧型の扱いを受けている。つまり、コストがZ390やH370よりも安い。価格を抑えつつ、主要な機能を使用出来るのは大きいと判断したのだろう。

多くのBTOショップがマザーボードの変更が出来ない。CPUのカスタマイズが可能なショップは、i7-9700Kのようなオーバークロック対応CPUの為にZ370を採用している。これは理に適っていると言える。後は実際にその価格が上手く反映されていれば問題ない。

マザーボード全般のこと

マザーボードの規格

マザーボードの規格には大きく分けて2種類の規格がある。1つはATX規格だ。AT規格を改良したような大きく扱いやすい現在の主流の規格である。ミドルタワー型以上のパソコンに採用されている。ミニタワーなどの一回りコンパクトな筐体にはMicroATXという小型版を採用している。

もう1つがMini-ITXだ。ゲーミングPCにはあまり採用されない規格だ。非常に小さく、MicroATXよりも2回り小さい。Nano ITXになると小さなキューブ型に採用されるくらいだろう。当然拡張性や機能が犠牲になっている。NUCという最も小さな規格はゲーミングPCには採用されていない。ミニPC向けの超コンパクトモデルに必要というぐらいに考えておこう。

大きさに関してはATXよりも大きい規格も存在している。現在のゲーミングPCにはATX、MicroATXが主流である。一部のコンパクトモデルにはmini-ITX規格が採用されている程度だ。ゲーミングPCには排熱性能やエアフローが求められる。

ケースサイズがミニタワー以上になればMicroATX、ATXが選ばれる。Intel第1世代の頃は、ケースによって搭載出来る規格が定められていた。ミドルタワー並の大きさでもMicroATXだったりもした。今はミニタワーでもATXを搭載出来るモデルもある。

マザーボードの規格がある程度自由になったのは電源の進化によるところも大きい。この規格はマザーボードだけではなく、電源にも採用されていた。ケースサイズでマザーボードと電源の大きさが決められていた。電源にもATX、MicroATXの2種類が存在していた。

初めて自作した時は、この電源の規格が合わず安物のケースに買い替えて対応したのを覚えている。電源が独立したパーツとして扱われるようになったことで、マザーボード選びは容易になった気がする。

マザーボードのメーカー

同じZ390のチップセットを搭載していても、メーカーによってマザーボードの特徴は変わってくる。冷却性能、オーバークロック性能、ソフトウェア等様々ある。メーカーの特徴が最も出るのはソフトウェアだ。マザーボードをソフト上で管理、カスタマイズすることが出来る。オ

ーバークロックの電圧の変更、LEDの発光色の変更も今では当たり前に行える。BIOSで管理するようなデバイスの構成を確認したりも出来る。ドライバもソフトウェアでダウンロード可能だ。オーディオ機能にも少し差が出る。ただ、オンボード機能なのでエフェクトをかけるイコライザーの性能差というべきだろう。マザーボード自体ではなく、メーカー独自のソフトウェアによる差だ。

利便性、機能性、性能にも大きく関わってくる。このソフトウェアはZ>H>Bの順に恩恵が大きい。特に目玉は安定して性能の底上げを行うオーバークロックである。オーバークロックに対応したCPUとマザーボードでこそ輝く。

省電力、ワットパフォーマンスを重視、水冷システムの管理、ファンコントロールなど多岐に渡る。自分に合うメーカーが見つかれば、マザーボードの選び方も変わってくる。ただ、これらの管理は必須ではない。標準でも期待値通りのスコアを出すことは可能だ。

あくまでもオマケ要素として見ておく方が良い。管理ソフトウェアとすれば非常に有用ではある。しかし、扱いには知識が求められるので初心者にはおすすめしにくい。ソフトウェアの発展により、パソコンの管理は楽になった。

このソフトウェアを恩恵と取るユーザーは多くない。こういった機能を頼らずにパソコンの使用を続けるユーザーの方が多いからだ。基本的な性能の向上により、細かい設定を必要としなくなったからだ。よりコアなユーザーに受け入れられる機能である。

マザーボードの性能はCPUに依存する

CPU内蔵GPU機能が搭載され始めた第2世代、第3世代あたりから、オンボードグラフィック機能が廃止され始めた。オンボードグラフィック機能はマザーボードに搭載されていたグラフィック機能だ。CPU内蔵GPU機能で賄えることで不要とされた。これにより、チップセットのモニター出力もCPU依存となっている。

元々、オンボードグラフィック機能で出力していた映像は、チップセットの種類によって最大枚数が違っていた。これが、CPU内蔵GPU機能の成長により、CPUに依存することになる。チップセットではなく、CPUに応じた枚数に対応している。

メモリにしても、チップセットとCPUが対応している事が前提である。これに関してはCPUソケットの関係もあってほぼ統一されているので心配は無い。DDR4-2666に対してサポートするCPUにそれ以上の規格のメモリを搭載する際は注意したい。

DDR4-3200のように、規定の数値を超えるメモリに対して、上手く性能を発揮出来ないこともある。CPUのメモリコントローラーによる制御がどこまで出来るかによるところだ。DDR4-3600辺りを上限に考えた採用に留めた方が良いかもしれない。

このように、メモリに関してもCPUの性能や対応が重要になっている。マザーボードが全ての基盤であることは変わらない。しかし、マザーボードが全ての役割を担うことは無くなっている。CPUの重要性はより高くなったと言えるだろう。そのCPUを支えるためにも、用途に合ったマザーボードを選択しなくてはならない。

マザーボードの種類は多いがBTOなら選択肢はほとんどない

マザーボードも他のパーツと同様数多く種類があり、数千円~10万円近いものまである。価格差はそのまま性能の差となる場合がほとんどだ。ただし、不必要な機能が搭載されていることもあるので自分に合ったものを見つけたい。

ゲーミングPCを購入する場合はほとんどが汎用性に長けた比較的安価な部類のものとなってしまう。BTOパソコンの場合はマザーボードを優先して選択するユーザーはそう多くはないだろう。そのパソコンの性能を左右する基盤となっているものの、すでに搭載されているものをわざわざ交換する必要もないと言える。

新しくゲーミングパソコンを購入する場合、それほど選択肢があるわけではないので一つの知識として読んでほしい。そもそもマザーボードが何かよくわかっていないという方は下記の記事を参考にしてほしい。わかりやすくマザーボードの仕組みなどを解説している。

ゲーミングPCに搭載されるマザーボード

自作する際は、どのマザーボードを採用するのかメーカー単位で選択することができる。しかし、ゲーミングPCは搭載されているのだから基本的には選択することができない。メーカーについては、詳細情報を見ても記載されていない。中を確認しなければどのメーカーのマザーボードなのか分からない。

多くのショップがホワイトボックスを採用しているので仕方がないだろう。ただ、ツクモはメーカーと型番を記載しているので分かりやすい。例えば、ドスパラは市販されているメーカー品を使用している。在庫や入荷の関係で柔軟に対応出来るように記載していないショップも多い。

G-Tuneはメーカーオリジナル製品を採用している。これが所謂ホワイトボックス製品である。MSIやASROCKなどの市販製品に手を加えたオリジナルの型番を持つモデルだ。似た製品はメーカーから出ているので形状は分かりやすい。ただ、ドスパラと同じく、常にその製品を使用しているわけではない。購入時期によっては同じ製品でも使用されるマザーボードが違ったりする。

G-Tuneのデメリットは、メーカーオリジナルの製品を使用している点だ。ドスパラは市販されているマザーボードを搭載しているのでドライバ等が見つかりやすい。G-TuneはG-Tune専用のマザーボードなのでドライバ情報が出てこない。購入したらバックアップをしっかり取っておかなければ入手が非常に困難である。

チップセット別おすすめのゲーミングマザーボード

ASUS ROG STRIX B365-G GAMING

ROG STRIX B365-G GAMING



マザーボードの中ではASUS製のソフトウェアが一番扱いやすい。必要十分なコストパフォーマンス重視モデルだ。NVMe対応SSDをRAID化するデュアルPCIe 3.0 x4 M.2スロットを搭載している。ストレージの高みを目指すなら選択したいマザーボードである。価格帯では最も機能性に長けたモデルではないだろうか。

GIGABYTE H370 Ultra Durable

H370 HD3



価格と機能のバランスに優れるGIGABYTE製のマザーボードだ。冷却性能を向上させるファンコントロールに長けている。性能の底上げは出来ないが、性能の低下を防ぐことが出来る。価格も選びやすいので人気のメーカーだ。複雑な機能よりも、シンプルな機能を求めるユーザー向け。あまり細かな設定が得意でないならGIGABYTE製が良いだろう。

MSI MPG Z390 GAMING PRO CARBON

MSI MPG Z390 GAMING PRO CARBON


マザーボードに個性を出すならMSI製品がおすすめだ。LEDの発色に関しては随一の評価を得ている。ゲーミングモードを搭載したソフト管理で、快適な環境を構築出来る。中でもゲームブースとは簡易的なオーバークロックのような機能だ。メモリとCPUの性能を引き出す設定である。ゲーミングPCにはMSIと言われるほど基本としたいメーカーだ。

最後に-BTOメーカーでの購入では優先度が低い

マザーボードはパソコンの中心となる部分だ。CPUやメモリの搭載に重要な役割を担っている。自作ユーザーからするとこだわりたい部分でありかつ相性問題などを考えないといけない部分だ。しかし、BTOショップで購入する際はマザーボードの選択肢はない。基本的に汎用性の高いモデルが採用されることになる。ここでは簡単にゲーミングPCにおけるマザーボードの役割を理解しておけばよいだろう。

ゲーミングPCを選択する際、マザーボードを重視して選択するユーザーはほとんど居ないだろう。性能に直結する要素は多少なりともある。それでもCPUやグラフィックボードと比べると優先度は低い。大体は性能や価格に見合ったものが選ばれている。フルオーダーでもない限り、昨今のライトなBTOでは変更することは出来ない。

搭載しているマザーボードの情報はチップセットや規格くらいだ。メーカーや製品の型番についての情報はほとんど無い。昔は相性の問題があった。今は相性を考えなくて良くなったことも関係しているのかもしれない。ゲーミングPCに搭載されるマザーボードの多くは最低限必要な装備+αだ。各メーカーの標準モデルくらいのものを採用している。価格で言えば7,000円~15,000円くらいだろうか。

マザーボードの交換は非常に手間がかかる。HDDのデータにも影響を与える。出来ることなら交換はしたくないし、しない方が良い。最新のCPUやモデルを勧める理由の一つと言ってもいいだろう。HDDはシステムドライブで無ければ流用は可能だ。システムドライブは設定をしなければ、マザーボードと違うと読み込めなくなることもある。

電源の付け直しや接続のし直し、自分でしたことのない人にとっては結構面倒だ。もしもマザーボードを少しでも重視するなら後悔の無い選択をしたい。おすすめはZ390だ。CPUを交換する可能性も視野に入れた最上級の選択である。それ以外がダメというわけではない。どうせなら少しでも良いものを採用しておいたほうが、後々安心かもしれないという程度のものだ。

ただ、マザーボードのCPUソケットは大体2世代までしか対応していない。Z390は第8世代と第9世代のみのサポートだ。第10世代になるとZ490のようなチップセットが必要になる。今後のことを考えたマザーボード選びはキリが無い。

今自分に必要なCPU性能に合わせたチップセットが良い。i7-9700KならZ390、i5-9400ならB360のようにチップセットの機能を上手く使用出来る選択が良い。オーバークロックをすることが無い、機能も使用しないなら何を選んでも失敗はしないと言える。

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