当記事では、GALLERIA RL5R-G165-5の評判とレビューをまとめている。2023年5月10日に発売された新しいゲーミングノートPCだが、採用されているパーツは数世代前のものだ。CPUにはRyzen 5 6600Hを、GPUにはGeForce GTX 1650 Mobileを搭載している。99,980円→104,980円→110,980円→89,980円と過去最安値を叩き出した。
在庫処分と考えて間違いないだろう。この価格帯で購入できるモデルは少なく検討する価値がある。今ならキャンペーンで2,000円分相当のポイント還元を受けられる。性能が高いモデルではないので、高リフレッシュレートでさくさくゲームをプレイするとはいかない。性能についての理解を深めて購入後のイメージをして欲しい。購入して思っていたのと違うといった事態を避けられるはずだ。
当ページの目次
GALLERIA RL5R-G165-5のスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA RL5R-G165-5 |
液晶サイズ | 15.6インチFHD 144Hz |
価格 | 89,980円(税込) |
CPU | Ryzen 5 6600H |
グラボ | GeForce GTX 1650 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe |
HDD | 非搭載 |
重さ | 約2.10kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.9時間 |
コスパ | 8.0 |
GALLERIA RL5R-G165-5のゲーミング性能
Ryzen 5 6600H(CPU)
Core i7-12700H | |
Ryzen 9 6900HS | |
Core i5-12500H | |
Ryzen 7 6800H | |
Core i9-11980HK | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 5 6600H | |
Ryzen 5 5600H | |
Core i5-11400H | |
Ryzen 5 4600H | |
Core i5-10300H | |
Ryzen 5 3550H |
GALLERIA RL5R-G165-5ではCPUにZen 3+アーキテクチャを採用したRyzen 5 6600Hを搭載している。6コア12スレッドというスペックを持ちZen 3のRyzen 5 5600Hのマイナーチェンジモデルとなる。プロセスが7nm→6nmへと微細化されて、さらにクロック周波数の引き上げやDDR5メモリ対応など強化されている。Ryzen 5 5600Hと比べて性能が10%程度高くなった。Ryzen 7 5800Hとの差を縮めた形だ。
競合モデルであるCore i5-12500Hはハイブリッドアーキテクチャを採用していて12コア16スレッドと高いスペックを持っている。性能差は20%近いほどだ。Ryzen 5 6600Hは、Core i5シリーズと比べて価格が抑えられているので優位性がある。低価格帯のモデルを探している方は要チェックだ。
GeForce GTX 1650 Mobile(GPU)
RTX 4060 Mobile | |
RTX 4050 Mobile | |
RTX 3060 Mobile | |
RTX 2070 Mobile | |
RTX 2060 Mobile | |
GTX 1660 Ti Mobile | |
RTX 3050 Ti Mobile | |
RTX 3050 Mobile | |
GTX 1060 Mobile | |
GTX 1650 Ti Mobile | |
GTX 1650 Mobile | |
RTX 2050 Mobile | |
GTX 1050 Mobile | |
GTX 950M |
当該モデルではグラフィックスにTuring世代のエントリークラスであるGeForce GTX 1650 Mobileを搭載している。現行のAda Lovelace世代のRTX 4050 Mobileから見て2世代前のモデルということだ。GTX 1650 Mobileはスコア10,000に到達しておらずお世辞にも性能は高いとは言えない。フルHD環境でも設定を標準まで下げる必要がある。その上で60fpsを目指すのがよい。快適にゲームができないとなれば設定を下げて調整していかなければいけない。負荷の高いタイトルをプレイしたいと考えているなら避けた方がよいだろう。Ryzen 5 6600Hとの組み合わせはバランス自体は悪くない。同じ低価格帯のモデルで採用されることの多いRTX 2050 Mobileと同等の性能を持っている。
GALLERIA RL5R-G165-5の特徴&注意点
税込8万円台で購入できる希少なモデル
GALLERIA RL5R-G165-5の特徴は税込89,980円という価格設定にある。現在の市場を考慮するとこの価格帯のモデルは希少性が高い。少し前まで110,980円で販売されていたので一気に21,000円OFFとなった。さらに、キャンペーン中は最大2,000Pt還元を受けられるのも嬉しいポイントだ。送料を含めても93,280円となる。低価格帯のゲーミングノートPCを探している方ならすでにご存知だと思うが、新品で税込10万円前後のモデルはほとんどない。
その要因として円安・半導体不足・税込表記などが挙げられる。ASUS・パソコン工房・MSI・GIGABYTE・G-Tune・Dell・HPなどゲーミングノートPCを取り扱う主要メーカーでも税込10万円以下で絞り込むとほとんど選択肢がないことに気がつくはずだ。ドスパラの中古ならなんとか見つかるぐらいだと言える。
保証期間や状態などを考慮すれば新品の方がお得なのは間違いない。特に初心者の方なら新品にこだわる方がよいだろう。GALLERIA RL5R-G165-5は、予算が限られている学生や新社会人の方にとって救世主的な存在だ。もちろんそれ以外の方でも10万円前後の予算で探している方は多いのではないかと思う。国内BTOメーカーが実現していることに価値がある。24時間365日の電話サポートを受けられるのは大きい。
ゲーム性能が低く妥協が必要となる
GALLERIA RL5R-G165-5は性能が低くゲームをプレイする上で様々な妥協が必要になる点は押さえておこう。ここを理解せずに購入してしまうと思ったようにゲームがプレイできず後悔してしまうことになる。当該モデルで採用されているCPUもGPUも最低限必要な性能を持つに留まる。2023年時点ではもっとも低いモデルだと言えるだろう。
CPUは2022年1月に発売されたRyzen 5 6600Hだ。発売日自体は比較的新しいもののアーキテクチャはZen 4ではなくZen 3+となる。Zen 3のRyzen 5 5600Hのリフレッシュモデルだ。それほど性能が向上しているわけではなく、Intel製CPUと比べても見劣りしてしまう。もっともGTX 1650 Mobileとの組み合わせならボトルネックの心配はいらない。
どちらかと言うとネックとなるのはグラフィックボードだろう。GTX 1650 Mobileは2世代前の50番台でゲーミング性能は低い。2019年4月に発売されたモデルで4年前のグラフィックボードということになる。さすがに4年という月日は重く、フルHD環境でも標準設定以下にしないと60fpsで安定させることが難しいと考えておくべきだ。最高設定にこだわりたいなら60番台以上のモデルを選択する方がよい。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | HP |
---|---|---|
イメージ | ||
型番 | GALLERIA RL5R-G165 | Victus 15(AMD) モデレートモデルG2 |
価格 | 104,980円 | 105,600円 |
送料 | 3,300円 | 無料 |
液晶サイズ | 15.6インチ 144Hz | 15.6インチ 144Hz |
解像度 | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) |
重量 | 約2.10kg | 約2.29kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.9時間 | 約8.0時間 |
CPU | Ryzen 5 6600H (6コア12スレッド) | Ryzen 5 7535HS (6コア12スレッド) |
GPU | GTX 1650 | RTX 2050 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 512GB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 120W | 150W |
備考 | - | ゲーミングマウス付き |
納期 | 最短翌営業日 | 最短7営業日 |
保証期間 (延長保証) | 1年間 (最長5年間) | 1年間 (最長3年間) |
電話サポート | 24時間365日 | 平日9:00-21:00 土9:00-17:00 |
公式 | 公式 | 公式 |
競合モデルとしてHPのVictus 15(AMD)モデレートモデルG2をピックアップした。Victus 15(AMD)は税込105,600円という価格だ。Victus 15は送料が無料であることも忘れてはいけない。GALLERIA RL5R-G165-5との実質の価格差は2,680円となる。納期については最短翌営業日出荷に対応しているGALLERIA RL5R-G165が有利だ。
ディスプレイはどちらも15.6インチフルHDディスプレイ(144Hz)を搭載している。本体重量はGALLERIA RL5R-G165-5の方が8%程度軽い。バッテリー駆動時間もGALLERIA RL5R-G165-5の方が10%程度長くなっている。Victus 15(AMD)はCPUにZen 3アーキテクチャ採用のRyzen 5 7535HSを搭載している。Ryzen 5 6600Hの後継モデルで少しだけ高い性能を持つ。省電力性に磨きが掛かっている。
Victus 15(AMD)は、グラフィックスにRTX 2050 Mobileを搭載している。GTX 1650 Mobileと同程度の性能を持つグラフィックボードだ。フルHD環境でも標準設定以上でのゲームプレイに対応できる。メモリ・ストレージは共通だ。ACアダプターはVictus 15(AMD)の方が25%容量が大きい。
GALLERIA RL5R-G165-5は国産で税込104,800円という価格は魅力的だが、Victus 15(AMD)の前ではやや見劣りしてしまう。2,680円安い上にワンランク上のモデルを購入できるのだ。ガレリアブランドにこだわりがないのであればVictus 15(AMD)を候補に入れるとよいだろう。ゲーミングマウス付きなのもメリットだ。
GALLERIA RL5R-G165の本体レビュー
本体正面
ゲーミングノートPCには見えないすっきりとデザインが印象的だ。15.6インチの狭額縁デザインで視認性が高い。高リフレッシュレート対応モニターを搭載していて滑らかなゲームプレイも可能だ。本体自体も薄く持ち運びも問題ない。カフェで仕事をすることもできるだろう。
キーボード
キーボードは日本語配列キーボードを搭載している。違和感なく使用できるはずだ。キーボードはコストの掛かる部分だが、ここは惜しまずに投資をした形だ。これまでのキーボードは英語配列に近くかなり癖が強かった。おそらくユーザーからも意見があったのではないかと思う。そこをしっかりと押さえてくるのはドスパラのすごさだ。
本体天板
天板にはシルバーでGALLERIAのロゴが入っている。派手すぎないデザインが秀逸だ。
本体右側
本体右側にはSDカードリーダー及びUSB 3.2 Gen1 Type-A×2が配置されている。
本体左側
本体左側にはセキュリティスロット、USB 2.0 Type-A×1、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子が配置されている。
本体背面
本体背面にはminiDP 1.4a×1、USB 3.2 Gen2 Type-C×1、HDMI 2.1×1、LANポート、電源入力端子が配置されている。USB 3.2 Gen2 Type-CはPower Deliveryはモニター出力には対応していない。
管理人による総評(GALLERIA RL5R-G165-5)
GALLERIA RL5R-G165-5は、2023年5月に発売された低価格帯のゲーミングノートPCだ。搭載しているパーツ自体は旧世代のもので枠組みだけが新しいという異例の存在だ。性能よりも価格を抑えることを重視したモデルだと言える。Ryzen 5 6600H×GTX 1650 Mobileの組み合わせで基本的には設定を下げてゲームをプレイすることになる。性能が低いことを理解して設定面での妥協を受け入れられる方向けだ。21,000円の値引きが適用となり税込89,980円で購入できる。キャンペーン中ならポイント還元も受けられるのでお買い得だ。在庫処分価格だと思われるのでこの機会を逃すと購入することは難しくなりそうだ。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
89,980円(税込) | 5 6600H | GTX1650 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR5 16GB | 500GB | 非搭載 |