GALLERIA XL7C-R45-6 SSD500GB搭載モデルのレビューをまとめている。最新のCore Ultra 7 155Hを搭載したゲーミングノートPCだ。GPUにはAda Lovelace世代のエントリークラスであるGeForce RTX 4050 Mobileを搭載している。16.0インチWQXGA(2560×1600)ディスプレイ搭載だ。
GeForce RTX 4050 Mobileの性能的には高解像度はやや苦手といえる。WQXGAで思う存分ゲームをプレイするのは難しい。基本的には解像度を落としてフルHDでのゲームプレイを考えるとよい。高解像度モニターはビジネス用途などで活用できるはずだ。現在出荷が3日と少し長くなっている。
2024/1/31 23:59までの期間限定で特別クーポンが発行されている。GALLERIA XL7C-R45-6 SSD500GB搭載モデル購入時にクーポンを利用すると2,000円OFFとなる。お一人様一回まで利用可能だ。
当ページの目次
GALLERIA XL7C-R45-6 SSD500GB搭載のスペック
ブランド名 | GALLERIA |
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製品名 | GALLERIA XL7C-R45-6 SSD500GB搭載モデル |
液晶サイズ | 16.0インチ 240Hz |
解像度 | WQXGA(2560×1600) |
価格 | 189,979円(税込) |
CPU | Core Ultra 7 155H |
グラボ | GeForce RTX 4050 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe |
電源 | 180W ACアダプター |
重さ | 約2.10kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.5時間(動画再生時) |
発売日 | 2024年8月29日 |
評価 | ・コスパ 6.9 ・ショップ評価 9.1 |
GALLERIAブランドのゲーミングノートPCだ。16.0インチWQXGA(240Hz)ディスプレイを搭載している。CPUにはCore Ultra 7 155Hを、GPUにはGeForce RTX 4050 Mobileを搭載している。メモリはDDR5-4800 16GBだ。ストレージは製品面の通りSSD 500GB Gen4 NVMe搭載となる。電源は180W ACアダプター付属だ。本体重量は約2.10kgとなる。バッテリー駆動時間は動画再生時で約7.5時間と長めだ。コスパ指標は6.9と標準的だ。GeForce RTX 4050 Mobile搭載モデルとしてみればまだまだ価格は高い。ショップ評価9.1と高くなっている。24時間365日の電話サポートは心強い。ガレリアブランドの知名度の高さもゲーマーから支持されている証明だ。
おすすめカスタマイズ
- メモリ △
- SSD 〇
- パーティション分割 △
- USBハブ △
- オーディオ分岐ケーブル △
カスタマイズは考えなくてもよさそうだ。メモリはDDR5-4800 16GB→DDR5-4800 32GBで+15,000円と高額なため選びづらい。64GBだと44,999円と高すぎる。ストレージについてはSSD 500GB→SSD 1TBが+6,000円と比較的安価でカスタマイズしやすいように思う。WD製モデルだと1TBでも+7,500円~11,900円となっている。パーティション分割はお金を支払ってまで行うものではないだろう。USBハブやオーディオ分岐ケーブルは必要に応じて検討しよう。Amazonで購入することもできる。
GALLERIA XL7C-R45-6 SSD500GB搭載のゲーミング性能
Core Ultra 7 155H(CPU)
CPUにはCore Ultra 7 155Hを搭載している。Meteor Lake世代の高パフォーマンスモデルだ。16コア22スレッドとスペックが高くなっている。ただし、ゲーム性能自体はそこまで伸びているわけではなく2世代前のCore i7-13700Hと同程度に留まる。競合のRyzen 7 8845HSと比べると5%程度劣る。どちらかというと省電力性を重視した世代だ。性能だけで戦う時代は終わりを迎えた。もっとも性能を上げることが難しいということなのかもしれない。性能的にはGeForce RTX 4060 MobileやGeForce RTX 4050 Mobileとの組み合わせがベストだろう。参考までにデスクトップ向けCPUでいえばRyzen 7 3700Xが近く、まずまずの性能をもっている。
GeForce RTX 4050 Mobile(GPU)
GPUにはAda Lovelace世代のエントリークラスであるGeForce RTX 4050 Mobilを搭載している。従来モデルのGeForce RTX 3050 Mobileよりも55%程度処理性能が向上している。ただし、GALLERIA XL7C-R45-6ではGeForce RTX 4050 MobileのTDPが低く設定されていてこのスコアよりは低いと考えておこう。それは電源が180Wであることからもわかる。モバイル向けのGPUはベンダーがTDPを自由に設定でき、そのTDPによってパフォーマンスが変わるのだ。当該モデルではパフォーマンスよりも省電力性やポータブル性を重視しているといえる。
GALLERIA XL7C-R45-6 SSD500GB搭載の特徴&注意点
次世代モデルながら割高と言わざるを得ない
最新のCPUであるCore Ultra 7 155Hを搭載しているとはいえさすがに20万円近い価格は割高だ。コストパフォーマンス指標が6.9というのもこの価格の高さがすべてだ。妥当な価格は170,000円前後ではないかと思う。今はまだ旧世代のCore i7-13620H搭載モデルが市場にある状況ではなかなか価格が下がりづらいのかもしれない。世代交代の流れが来ない限り日の目を見ることはなさそうだ。
緊急でゲーミングノートPCを購入したいと考えているユーザーでもガレリアブランドになければ積極的に選ぶ理由はない。同じドスパラの「GALLERIA RL7C-R45-5N」やパソコン工房の「LEVEL-15FX156-i7-PL4X」なども比較検討しよう。いずれのモデルもコストパフォーマンスが高くおすすめしやすい。次の比較の項目で詳しく解説しているので参考にしてほしい。
2024年12月になりドスパラを含めて各BTOメーカーがキャンペーンに力を入れているように思う。年末にかけてさらにお得なモデルに変貌する可能性もある。年末年始まで待てるのであれば待ってみるのもよいように思う。
ゲーム性能は高く旧世代からの買い替えメリットがある
最新のモデルということもありゲーム性能は高く割高であることを受け入れられるのであれば選択してしまっても問題はない。ガレリアブランドが好きな方であれば購入しても後悔する可能性は低い。ブランド力が高くリセールも良好だ。50番台のモデルとはいってもGeFor RTX 3060 Mobileに近い性能を有している。当該モデルについてはTDPが抑えられているため通常のGeForce RTX 4050 Mobileよりも性能が低いことを理解しておく必要がある。
GeForce RTX 2060 MobileやGeForce RTX 3050 Ti Mobileからの買い替えでも性能差を体感できるだろう。ゲーミングノートPCの買い替えによってCPU性能も向上するためメリットは大きい。最近の主流は単純に性能を引き上げることよりも、ワットパフォーマンスの向上に力を入れているように思える。省電力性の向上によってバッテリー駆動時間も改善される可能性が高い。16.0インチモデルながら2.10kgと軽めなのも強みといえるだろう。
ドスパラの他製品との比較
ブランド | GALLERIA | GALLERIA |
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イメージ | ||
型番 | GALLERIA XL7C-R45-6 | GALLERIA RL7C-R45-5N |
価格 | 189,979円 | 154,980円 |
送料 | 3,300円 | 3,300円 |
コスパ | 6.9 | 8.4 |
液晶サイズ | 16.0インチ240Hz | 15.6インチ 165Hz |
解像度 | WQXGA (2560×1600) | FHD (1920×1080) |
重量 | 約2.10kg | 約2.30kg |
バッテリー駆動時間 (動画再生時) | 約7.5時間 | 約4.5時間 |
CPU | Core Ultra 7 155H (16コア22スレッド) | Core i7-13620H (10コア16スレッド) |
GPU | RTX 4050 Mobile | RTX 4050 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 180W | 230W |
ベンチマーク | 7,534 | 9,031 |
発売日 | 2024/08/29 | 2024/10/01 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
同じドスパラのGeForce RTX 4050 Mobile搭載モデルである「GALLERIA RL7C-R45-5N」と比較していく。価格差は34,999円とやや大きい。15.6インチFHD(165Hz)ディスプレイを搭載したモデルだ。本体重量は約2.30kgとなっている。バッテリー駆動時間は約4.5時間と短めだ。GALLERIA RL7C-R45-5NではCPUに旧世代のCore i7-13620Hを搭載している。10コア16スレッドの高性能モデルだ。
性能的にはCore Ultra 7 155Hの方が5%程度高い。Core Ultra 7 155Hは16コア22スレッドとコア・スレッド数共に多いが、省電力性を重視したモデルということもあってそこまでパフォーマンスは伸びていない。GPUはどちらもGeForce RTX 4050 Mobileを搭載している。ただし、付属のACアダプターのワット数が異なる。230W ACアダプター付属のGALLERIA RL7C-R45-5Nの方が20%程度グラフィックス処理性能が高い。メモリ・SSDについては共通だ。新しさを追求するなら「GALLERIA XL7C-R45-6」、コスパを重視するなら「GALLERIA RL7C-R45-5N」がおすすめだ。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | LEVEL∞ |
---|---|---|
イメージ | ||
型番 | GALLERIA XL7C-R45-6 | LEVEL-15FX156-i7-PL4X |
価格 | 189,979円 | 174,700円 |
送料 | 3,300円 | 2,200円 |
キャンペーン | 2,000円OFFクーポン 「twgad2024」 | - |
液晶サイズ | 16.0インチ240Hz | 15.6インチ144Hz |
解像度 | 1920×1200 | FHD (1920×1200) |
重量 | 約2.10kg | 約2.30kg |
バッテリー駆動時間 (動画再生時) | 約7.5時間 | 約2.8時間 |
CPU | Core Ultra 7 155H (16コア22スレッド) | Core i7-14650HX (16コア24スレッド) |
GPU | RTX 4050 Mobile | RTX 4050 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 180W | - |
保証 (延長) | 1年間 (最長5年間) | 1年間 (最長4年間) |
電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
公式 | 公式 | 公式 |
同価格帯のゲーミングノートPCと比較していく。パソコン工房の「LEVEL-15FX156-i7-PL4X」をピックアップした。価格差は15,279円でLEVEL-15FX156-i7-PL4Xの方が安価だ。クーポンと送料の差を考慮すると14,379円まで差が縮まる。LEVEL-15FX156-i7-PL4Xは15.6インチFHD(144Hz)ディスプレイを搭載している。モニターのスペックはGALLERIA XL7C-R45-6が上だ。
本体重量もGALLERIA XL7C-R45-6の方が10%近く軽い。大きなモニターを搭載していながら軽量化されているのは評価できる点だ。動画再生時のバッテリー駆動時間もGALLERIA XL7C-R45-6の方が2.5倍以上長くなっている。LEVEL-15FX156-i7-PL4XはCPUにIntel第14世代のハイエンドモデルであるCore i7-14650HXを搭載している。16コア24スレッドとスペックが高くCPU性能の差は大きい。
高リフレッシュレートでのゲームプレイを考えているならLEVEL-15FX156-i7-PL4Xが優勢だ。GPU・メモリ・SSDは共通だ。LEVEL-15FX156-i7-PL4XのACアダプターの電源容量は不明だ。バッテリー駆動時間の短さから判断する限りGALLERIA XL7C-R45-6よりもTDPが高く設定されているのではないかと思う。保証期間は1年間と同じだが、延長保証の最大期間が異なる。電話サポートは24時間365日の共通だ。
GALLERIA XL7C-R46-6の本体レビュー
正面
オーソドックなゲーミングノートPCのように思える。本体も比較的薄くて持ち運びもしやすい。
右側面
右側面にはUSB 3.2 Gen 2 Type-C、Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen2 Type-A、電源入力端子が設けられている。
左側面
左側面はセキュリティスロット、microSDカードリーダー、USB 3.2 Gen1 Type-A、音声入出力端子が配置されている。
背面
背面には有線LAN端子とHDMI 2.1端子がある。有線LAN端子搭載は評価できる。
天板
天板にはGALLERIAのロゴと文字が刻印されている。ゲーミングノートPCらしいかっこいいデザインだ。
キーボード
キーボードは使い勝手のよい配置となっている。テンキー付きでエクセルなどの使用にも最適だ。当然デスクトップ向けのキーボードと全く同じとはいかないが、比較的忠実に再現されている。例えば、右のShiftキーが小さかったり、「↑」・「←」・「↓」・「→」などの十字キーが無理やり食い込んでいる形だ。左側のShiftキーの方が使う頻度が高いと思うので、そこまでデメリットはないだろう。
管理人による総評(GALLERIA XL7C-R45-6)
Core Ultra 7 155H×GeForce RTX 4050 Mobile搭載のエントリークラスのゲーミングノートPCだ。16.0インチWQXGAディスプレイ(240Hz)を搭載している。ゲーム性能的にはこのモニターを100%活かすことは難しい。フルHD環境で60fpsを基準にするとよい。当然設定を下げれば高フレームレートを実現できる。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平均的だ。価格が高く現段階ではおすすめしづらい。年末年始のセールに期待したいところだ。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
189,979円 | Core Ultra 7 155H | RTX4050 |
メモリ | SSD | 液晶 |
DDR5 16GB | 500GB | 15.6インチ |