【コスパ9.7】Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載のレビュー

サードウェーブ（ドスパラ）が販売しているLightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載のレビューを行った。コストパフォーマンスは9.5と高い。20,000円の値上げが適用となるも昨今の情勢を考えれば仕方がない。相対的な評価は高いままだ。Lightnin-GシリーズのRyzen 7 5700X搭載モデルの値上げもあり相対的に評価を上げている。扱いやすい性能もあってエントリークラスとしても優秀なモデルだ。

Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載のスペック

メーカー	サードウェーブ（ドスパラ）
ブランド名	Magnate-G
製品名	Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載
価格	184,980円（+送料3,300円）
CPU	Ryzen 5 7500F（レビュー）
CPUクーラー	空冷
グラボ	GeForce RTX 5060 Ti 8GB（レビュー）
メモリ	DDR5-4800 16GB
SSD	500GB Gen4 NVMe
電源	650W 80PLUS BRONZE
マザーボード	チップセットA620A
光学ドライブ	非搭載
カードリーダー	搭載不可
おすすめ度	Sランク
評価	・コスパ 9.5 ・ショップ評価 9.8

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Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載のカスタマイズ評価

一般的なBTOパソコンで人気のカスタマイズについては黄色のマーカーで示している。Lightning-G AV-Ti5WのカスタマイズはSSDがおすすめだ。メモリも候補に挙がるが、価格が高騰していて気軽に選択できない状況だ。電源は必要性が低く、SSDくらいしか恩恵の大きいカスタマイズはない。

標準のSSD容量は500GBで、現在のゲーム事情を考えると十分とは言えない容量だ。Lightning-G AV-Ti5Wの性能であれば最新のゲームにも対応できる。負荷の高い最新のゲームは必要な容量が200GBを超えるものも珍しくない。OSなどのシステムや必須のアプリで100GBを使用すると、200GBを超えるゲームひとつで容量を圧迫してしまう。SSD容量を1TBへ変更するのは必須とも言えるカスタマイズだ。

見た目の印象を変えるケースファンやCPUファンも悪くない。完全に趣味のカスタマイズで、見た目に派手さを求める方にのみおすすめだ。左サイドパネルがクリアパネル採用で、ARGBライティングに対応したLEDファンが映える。パソコンの見た目の印象が変わると、モチベーションが向上する方も多いはずだ。そこまで費用が高いわけではないので、装飾に力を入れてみるのも面白い。

Lightning-G AV-Ti5Wの性能的にメモリ32GBは恩恵がある。以前は13,000円程度でカスタマイズできていたのが今では30,000円が目前に迫っている。メモリの高騰がなければ32GBの変更はもっとおすすめできていた。ミドルハイクラスでもメモリ容量は重要だ。動画を視聴しながらのゲームプレイや複数アプリケーションの起動でも安定する。幅広い用途に対応できるモデルはメモリ容量も重要だ。それだけに、おすすめできないのは残念だ。

保証に関しては考え方次第だ。セーフティサービスは物損保証付きの月額サービスだ。持ち運ぶ機会も少なく故障リスクと費用を天秤にかけて考えるとよい。延長保証も同様だ。

ARGBファン搭載イメージ

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Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載の特徴

20,000円値上げも相対的な評価は高い一台

Lightning-G AV-Ti5Wは20,000円の値上げが適用された少し評価を落としている。もっともメモリやSSD価格の高騰でゲーミングPC価格が上がっている状況では仕方がない。立場はどのメーカーも同じだ。現在ドスパラ製品のほとんどで値上げが進んでいる。まだ値上げしていないメーカーもあるが、時間経過で徐々に値上げが進んでいくはずだ。

Lightning-G AV-Ti5Wは元々かなり価格を抑えたモデルだった。今更20,000円値上げされたところで評価が大きく崩れることはない。安い時期を知っていると購入しづらい気持ちもわかるが、このまま価格が落ち着く保証もない。もしかしたら来月にはもっと価格が高くなってしまうかもしれない。今も初心者を始め、多くのゲーマーにおすすめできるモデルだ。GeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載モデルの中ではまだまだ安価な部類だ。

ゲーミングPCは150,000円～200,000円が最も人気の価格帯だ。その価格帯に入るLightning-G AV-Ti5Wも当然人気だ。一世代前は同じグレードでも17,8万円台が相場だった。その頃とほとんど変わらないことを考えれば今の価格でも選びやすい。注意しなければならないのはしばらく値上げが続く可能性があることだ。メモリ・ストレージ・電源の高騰はまだピークが見えない。キャンペーンやセールへの注目度は更に加熱していくはずだ。

Lightning-G AV-Ti5Wのようにコストパフォーマンスが高く選びやすいとしても、予算内に収まらなければ意味がない。本体とカスタマイズ費用の値上げはまだ始まったばかりだ。しばらくすると16,7万円でミドルハイクラスを選択するのが困難になると見ている。値上げが予想されている今、予定を早めてでも選びたい。

ゲーミングPCに冬の時代が到来しそうだ。価格も落ち着き、ようやく価格競争が始まると持った矢先の出来事だ。半導体不足の頃と似たような価格推移を見せるのはでないだろうか。購入を先送りにするほど損をするのは間違いない。急かすわけではないが、決断は急ぎたいところだ。競合モデルの動向も確認しておくとよいだろう。

赤枠で囲っているモデルが当ページで紹介しているLightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載だ。青枠は比較対象となりそうなモデルだ。12月13日にRyzen 7 5700X搭載モデルが157,980円→177,980円へと2万円も高くなってしまい、Lightning-G AV-Ti5Wは相対的に評価を上げた。Core i5-14400F搭載モデルよりも5,000円も安くなっている。性能を考えればRyzen 5 7500F搭載モデルの方が上だ。将来的に3D V-Cache搭載モデルへのアップグレードがしやすいのも大きなメリットといえる。

フルHDのゲーム性能が優秀

グラフィックスにGeForce RTX 5060 Ti 8GBを搭載していてゲーム性能は標準よりも高いと考えてよい。話題を集めたモンハンワイルズでもフルHD（高設定）であれば60fps以上の安定を目指せる。ウルトラ設定では少し不安定な部分もあるため、適宜調整を行うとよい。最新のゲームにも対応できるゲーム性能は魅力的だ。今後登場してくるゲームにも対応しやすい。メモリ32GBへ容量アップできればなおよしだが、今のメモリ価格高騰を考えると素直におすすめできない。

ゲーミングPCは様々な用途に対応できるパソコンとして、ゲーマー以外にも選ばれるようになってきた。しかし、その本質はやはりゲームをプレイすることだ。ゲームをプレイしてこそのゲーミングPCである。メインの用途であるゲームを快適にプレイできなければ選択する意味がない。Lightning-G AV-Ti5Wクラスの性能になると、最低設定にまで落とす必要はない。標準設定以上で多くのゲームを快適にプレイ可能だ。Lightning-G AV-Ti5Wクラスの性能になると、多くのゲームを標準程度の設定でプレイできる。高いフレームレートを求めない限りは最低設定にまで落とす必要はない。

ロークラスやミドルクラスとは一線を画す対応力の高さがミドルハイクラスの特徴である。そのため、あまりゲームをプレイしないクリエイターやストリーマーよりも、ゲームに本格的に取り組むゲーマーにこそ選んでほしいモデルだ。対人要素の強いApex Legendsやフォートナイトのような人気タイトルは本格的な環境を目指せる。240fpsの張り付きは難しくても、144fps～200fps程度の出力は容易だ。解像度や画質を大きく下げれば、おおむね240fpsも実現可能ではある。もちろん、設定を下げ過ぎると視認性も低下するので成績を残すハードルは上がる。

対人要素の強いFPSなどでは、設定を下げてフレームレートを高くする傾向にある。設定を下げればフレームレートを高められる反面、それだけで優位に戦えるわけではない。多少フレームレートを落としてでも視認性を高めたり、疲れにくい画質にしたりプレイしやすい設定に調整するのも重要だ。視認性とフレームレートのバランスを考えたい。

プロのプレイ環境をミドルハイクラスで実現するのは困難だ。しかしながら、プレイに支障を与えない快適と言える環境は現実的である。多くのゲーマーが選択するミドルクラスよりも一段上の環境を構築して、より高みを目指せるのがLightning-G AV-Ti5Wの性能だ。FPSやRPGなどのジャンルを選ばない性能は、熟練プレイヤーも納得できるはずだ。

Lightning-G AV-Ti5Wは、WQHDや4Kのような高解像度及び高画質でのゲームプレイを苦手としている。GeForce RTX 5060 Ti 8GBはその名の通り、グラフィックボードのVRAM容量は8GBと平凡だ。最新のゲームや高解像度でのゲームプレイではVRAM 12GB以上を求められることがある。負荷の高いタイトルにおいてはフルHDでも最高設定を避けるのが基本だ。

完璧なゲーム性能を持つモデルではないので、高解像度でゲームをプレイしたいならLightning-G AV-Ti5Wは適していない。古いゲームや負荷の低いゲームならともかく、フルHDを上限に考えた方がよい。この特性を理解していれば、Lightning-G AV-Ti5Wを選んで後悔することはないだろう。

マルチコア性能はやや低めだがアップグレードがしやすい

Ryzen 5 7500Fはそれほどマルチコア性能が高いCPUというわけではないことは理解しておこう。競合のCore i5-14400Fと比べると、マルチコア性能は4%弱劣っている。エンコードなどのクリエイティブ作業においてややパフォーマンスが低くなってしまう。それでも6コア12スレッドというスペックで、8コア16スレッドのRyzen 7 5700Xを上回る性能は圧巻だ。

いいニュースもある。もし購入後CPU性能に物足りなさを感じてもアップグレードがしやすいという特徴がある。これはマザーボードが現行のAM5ソケットをサポートしているからだ。Ryzen 7000シリーズやRyzen 9000シリーズだけではなく、将来発売される次世代モデルにもアップグレードできる。Ryzen 7 9700XやRyzen 7 7700へのアップグレードなど選択肢も豊富だ。

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Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載の各種ベンチマーク測定

フォートナイト

FF14

モンスターハンターワイルズ

Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077 アップスケーリング

Cinebench 2024

Handbrake

同じドスパラの性能帯ゲーミングPCと比較

競合他社製ゲーミングPCと比較

Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 8GB搭載のPCケースレビュー

Lightning-Gシリーズは、これまでのドスパラにはないゲーミングPCらしいケースを採用している。それこそ、Lightningシリーズと比べれば、圧倒的にケースデザインは優れている。LEDファンの搭載数からしても、派手さは他のメーカー製品よりもリードしていると言える。

一方で、デザインに関しては、多くのメーカーが展開しているコストパフォーマンス重視のECサイト限定モデルと大差がない。むしろ、後追いと言えてしまうほど酷似している。ドスパラの中で見れば珍しい形状のケースでも、ゲーミングPCとしては一般的なケースデザインだ。個性的なケースのはずが、よく見かけるゲーミングPCらしいケースになっている。ここまでくれば没個性なデザインだ。登場があと1年早ければ全く違った印象を受けていただろう。

正面

シンプルなデザインだ。本体下部にTHIRDWAVEのロゴが刻印されている。THIRDWAVEはドスパラの運営企業だ。

PS5と比較すると幅は広い。

奥行きも一回り大きいといえる。

背面

背面はオーソドックスなタイプだ。電源ユニットは下部に配置されている。

I/Oパネル

I/Oパネルは本体上部にある。左から電源ボタン・USB 3.2 Gen1・マイク入力/ヘッドフォン出力共用端子・USB 3.2 Gen1・リセットボタン・ストレージアクセスランプだ。前面にはType-Cポートはない。

左側面

左側面がクリアガラスパネルを採用している。後ろのネジを2つ取ればすぐに空けることができる。ARGBファンがないとややシンプルすぎるかもしれない。

底面

底面にもメッシュフィルターがある。メンテナンス性が高い。

右側面

右側面はシンプルだ。前方部に吸気口が設けられている。

右側面内部

ケーブルがしっかりとまとめられている。掃除も行いやすくメンテナンス性は高い。

右下には電源ユニットが収められている。

左下部分にはドライブベイが用意されている。

本体上部

本体上部にはメッシュフィルターがあり埃の侵入を防いでくれる。マグネット式で脱着も容易だ。

上面ファン

上面に2基のファンを搭載している。カスタマイズで水冷クーラーを選択するとここがラジエーターに代わる。

背面ファン

背面ファンは1基だ。

前面ファン

前面には2基のファンが搭載されている。

グラフィックボード

グラフィックボードはASUS製の「ASUS Dual GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6」だった。2基のファンを搭載していて冷却性能も期待できる。

付属品

付属品はキーボード・マウス・電源ケーブルだ。初めてのデバイスならこれで十分かもしれない。

管理人による総評

Ryzen 5 7500F×GeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCだ。ゲーム性能は標準以上でフルHD環境でのゲームプレイに適している。タイトルや設定次第では高解像度にも対応できる。構成はメモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと平均的だ。電源ユニットは650W BRONZEを搭載している。Ryzen 7 5700X搭載モデルの値上げもあり、より魅力を増したモデルだ。

価格	CPU	グラボ
184,980円	Ryzen 5 7500F	RTX5060Ti 8GB
メモリ	SSD	チップセット
DDR5 16GB	500GB	A620A

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参照外部サイト

• Steamハードウェア＆ソフトウェア 調査: August 2025（Steam, 2025）