Magnate MV


サードウェーブ(ドスパラ)が販売するMagnate MV 決算ポイント大還元祭モデルのレビューをしている。キャンペーン特別モデルで高いコスパを誇る。15万円以下のモデルでは最強クラスと言っても過言ではない。ドスパラのカテゴリー的にはビジネス向けモデルとなっているが、グラフィックボードを搭載していてゲームプレイにも対応できる。ゲーミングPCブランドであるガレリアで同等の構成を持つ「GALLERIA RM5C-R46」よりも38,799円も安く購入できるのは魅力的だ。ケースデザインが一新されてより魅力的なモデルに仕上がっている。コンパクトになり使い勝手も良好だ。

決算ポイント大還元祭実施中(~7/29 10:59まで)

dosparacampaignkessan現在ドスパラでは決算ポイント大還元祭実施中だ。Magnate MVの購入とエントリーで5,000Ptを獲得できる。汎用性の高いポイントでドスパラでの買い物やSteamでのゲーム購入に利用できる。

Magnate MVのスペック解説

Magnate MV

メーカーサードウェーブ(ドスパラ)
ブランド名Magnate
製品名Magnate MV
決算ポイント大還元祭モデル
価格129,980円(税込)
CPUCore i5-14400F(レビュー)
グラボGeForce RTX 4060(レビュー)
メモリDDR5-4800 16GB
SSD1TB NVMe
HDD非搭載
電源650W 80PLUS BRONZE
マザーボードチップセットH610
光学ドライブ非搭載
カードリーダー搭載不可
おすすめ度Sランク
評価・コスパ
10.0

—–内訳—–
・ショップ評価
8.9

Magnate MV 決算ポイント大還元祭モデルのコストパフォーマンスは、最高評価の10.0だ。期間限定の特別モデルらしく、圧倒的なコストパフォーマンスが武器である。ミドルクラスのゲーム性能を有するモデルの中でもトップクラスだ。ここまで高い評価のモデルは、多少のマイナス要素があっても選択して後悔することはないだろう。

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おすすめカスタマイズ

  • CPU △
  • CPUファン ◯
  • CPUグリス ×
  • メモリ ×
  • SSD ×
  • 電源 ×

当該モデルのカスタマイズは、あまりおすすめしていない。構成が強化されたことでカスタマイズの必要性が下がった。価格が安いという強みを活かすためにもカスタマイズをしないのが吉だ。基本的にはCPUファンのカスタマイズを検討するくらいだろうか。CPUは、Core i5-14400とCore i5-14500が選択できる。

Core i5-14400はCPU内蔵グラフィックスが必要な方向けだ。主に候補に挙がるのはCore i5-14500だろう。7,500円の価値があるか微妙なところだが、本体価格の安さから変更も悪くない。性能は微増となるため、コストパフォーマンスは悪化する。検討の余地があるだけで、基本的にはCore i5-14400Fでいい。

CPUファンは、3,000円で変更できる静音パックまんぞくコースがおすすめだ。ゲーミングPCの標準ファンとなっており、見た目はともかく中身はゲーミングPCの水準にできる。選択できるCPUファンはどれも強力なので、ノーマルCPUファンからの変更を推奨している。CPUグリスは恩恵を感じにくい部分なので、それほど重要ではない。Core i5は発熱量が控えめという点で、ここはノーマルグリスで何の問題もない。

メモリは32GBも悪くはない。ただし、DDR4-3200からDDR5-4800にアップグレードされたことで、カスタマイズ費用が少し高めになっている。ミドルクラスの性能なら16GBで十分だ。ゲームで32GBが必要となる場面では、性能が物足りない。ゲーム以外の用途でも同様だ。必要になったら増設を検討するくらいでいい。

SSDは500GBから1TBへアップグレードされたため、2TBしか選択肢がない。1TBの容量を使い切るのはなかなか難しい。2TBは無駄になりやすい。容量が不足したら、外付けのストレージやクラウドの利用で対応可能だ。カスタマイズで増量はコスト面から見てもおすすめできない。

電源は標準で650W 80PLUS BRONZEが搭載されている。Core i5-14400FとGeForce RTX 4060の組み合わせなら余裕の容量だ。電源容量や規格をアップさせるメリットより、価格が高くなるデメリットが大きい。余裕をもたせ過ぎても恩恵は得にくいので、電源は標準構成がおすすめだ。

各タイトルの対応表

Apex Legendsフォートナイトパルワールドマイクラ
Apex-Legends
・240Hz


・144Hz
fortnite
・240Hz


・144Hz
palworld
・144Hz


・60Hz
minecraft1
・影Mod


・通常

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

Magnate MV 決算ポイント大還元祭モデルは、Core i5-14400FとGeForce RTX 4060を搭載したミドルクラスのモデルだ。標準的な性能で、扱いやすくゲームへの対応力も十分だ。ゲーミングPCではないものの、ゲーム性能はミドルクラスのゲーミングPCと同じだ。エントリークラスとしても十分すぎる性能がある。

人気のApex Legendsは144Hz環境で安定した動作ができる。設定次第では200fpsを目指せるため、240Hz環境も視野に入る。ただし、200fpsを超えた安定はむずかしいので、その点は留意しておきたい。同ジャンルのフォートナイトは負荷が低く、240fpsの安定を目指せる。設定を下げることに抵抗がなければ、対人要素の強いゲームも問題ない。

少し前に話題となったパルワールドは、60fpsでのゲームプレイが可能だ。負荷のかかる場面は不安定になりつつも、設定次第で最大100fpsは実現可能だ。マルチプレイでは設定を下げた方が安定する。今も高い人気を誇るマインクラフトは、表示するチャンクを広げすぎなければ快適にプレイできる。グラフィック品質を向上させる影Modを導入してもまずまず快適だ。ただ、Modを導入していないバニラ状態よりもチャンクを少し狭くした方がいいだろう。

Magnate MVのゲーミング性能

Intel Core i5-14400F(CPU)

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Magnate MVでは、CPUにミドルクラスのCore i5-14400Fを搭載している。10コア16スレッドと一世代前のIntel第13世代からはハイブリッドコアアーキテクチャを採用を採用している。6つのPコアと4つのEコアを搭載していて高いパフォーマンスを発揮する。従来モデルのCore i5-13400と比べて少しだけゲーム性能が向上している。

競合モデルであるRyzen 5 7600Xと比べると10%弱劣る。Pコアの数が増えない限りゲームプレイへの影響は小さくなりそうだ。CPUコア自体もCore i5-12400と同じGolden Coveを採用している。Core i5-14600K以上のモデルで採用されるRaptor Coveとはアーキテクチャ的にワンランク落ちる。Core i5シリーズでも性能の底上げが行われてGeForce RTX 4070やGeForce RTX 4060 Tiなどハイクラスのグラフィックボードと合わせたモデルもある。

GeForce RTX 4060(GPU)

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GeForce RTX 4060は、Ada Lovelace世代におけるミドルクラスのグラフィックボードだ。従来モデルのRTX 3060と比べて20%以上も処理性能が向上している。RTX 3060 Tiに届かなかったのは残念だが順当に性能を伸ばした。レイトレーシング性能も引き上げられている。市場的にももっとも人気のあるモデルでフルHD環境でのゲームプレイを考えている方に最適だ。

CPUとGPUのバランス考察

i514400-rtx4060balance

Core i5-14400FとGeForce RTX 4060のバランスはベストマッチだ。GeForce RTX 4060の性能を引き出せる性能で、ミドルクラスのモデルでは一番に考えたい組み合わせである。問題となる価格も、Magnate MVはクリアしている。性能と価格のバランスもよく、総合的に見てもこれ以上ないくらいのバランスだ。ゲーム性能に関しては、プレイするゲームによって多少変化する。確実なものではなく、目安として捉えてほしい。

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Magnate MV 決算ポイント大還元祭モデルの特徴

ミドルクラス最強の特別モデル

決算ポイント大還元祭モデルとして特別モデルが用意された。過去最高のMagnate MVと言えるほど大きく進化している。これぞ特別モデルというコストパフォーマンスの高さが魅力だ。ビジネスPCであるMagnate MVのよさは価格にある。しっかりと価格も抑えたことで、より選びやすいモデルに仕上がった。見た目的にはゲーミングPCと比べると見劣りしてしまうだろう。

通常のMagnate MVが154,980円で、特別モデルは129,980円と25,000円ほど安い。円安の影響でミドルクラスは特に価格が高騰している。その中で全盛期を超える低価格を実現した特別モデルは、ゲーミングPCではなくてもおすすめするには十分だ。むしろ一般向けモデルだからこそ実現できた価格だ。ミドルクラスには性能や構成よりも価格が重視される。

後述するが、Magnate MVの特別モデルは構成にも優れている。圧倒的な価格を武器にしながらも、他にも魅力となる要素を持っている。まさにミドルクラス最強のモデルである。低価格帯のモデルの多くがGeForce RTX 3050 6GBに統一されつつある。グラフィックボードの性能を下げるか、Ryzen 5 4500搭載のようにCPU性能を下げるかしなければ、12万円台のミドルクラスは選択できない。

Core i5-14400FとGeForce RTX 4060の組み合わせなら、安くても15万円台となっている状態だ。129,980円で展開できている時点で、並び立てるモデルは存在しないだろう。最近のドスパラは、キャンペーン・セールの内容がお粗末なものだった。特別モデルもインパクトに欠ける微妙なラインナップが続いていた。はっきり言って、何の期待もしていなかった。

それだけに、これほどまでに圧倒的なモデルを展開していることに驚きを隠せない。今ミドルクラスの性能を持つモデルを選択するなら、間違いなくMagnate MVをおすすめする。エントリークラスとしても選びやすく、コアなゲーマーにも扱いやすい。ゲームをプレイするために何を選んでいいかわからないなら、特別なMagnate MVを選んでおけば確実だ。

構成のアップグレードで完成度を高める

当該モデルは価格を武器にしたモデルだ。そして、それだけで終わらないからこそ、圧倒的な評価を得ている。メモリ規格はDDR5-4800にアップし、SSD容量も倍増となる1TB搭載だ。必要な部分をしっかり底上げしての値下げは、こういったキャンペーンモデルでなければ実現しない。それも最近はあまり見かけなくなり、名ばかりの特別モデルばかりだった。

SSD容量が1TBになったことは、一般向けのMagnateシリーズでは珍しいことではない。定期的にキャンペーンでストレージは1TBになっている印象がある。しかし、値下げと同時に適用されたのは今回が初めてだ。幅広い用途を想定するには、ストレージ容量は無視できない。ゲームに必要な容量は100MB~300GBと幅広い。最新のゲームになれば、容量が200GBを余裕で超えてくるものも多い。

海外の大作RPGはModやDLCの関係で容量が凄まじく大きくなる傾向にある。多くのゲームをプレイするなら、500GBの容量では物足りない時代だ。一つのゲームをプレイするために、一つのゲームをアンインストールする。そういった手間を排除する意味でも、SSD容量は利便性に直結する。

コストカットで真っ先に削られるのはSSD容量で、Core i5搭載モデルのほとんどは最低限の500GBの容量となっている。これをあえて1TBにしたことは、Magnate MVもゲーミングPCのように扱われているということだろう。数年前、GALLERIAのラインナップにMagnateシリーズが並んでいたこともあった。ドスパラとしても、廉価版ゲーミングPCとしてMagnateシリーズを展開しているように思う。

SSD 1TBは身近な構成ながら、この価格帯ではあまり見られない構成だ。メモリ規格のアップグレードは体感しにくい要素だが、SSDは体感しやすいので注目している。よくある低価格をコンセプトにしたミドルクラスのゲーミングPCに負けない武器を持ったモデルだ。

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似ているモデルとの比較

ブランド名MagnateLEVELθ
イメージMagnate MV (2)LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE
製品名Magnate MV
決算ポイント大還元祭モデル
LEVEL-M17M-134F-RLX-WHITE
価格129,980円159,800円
送料3,300円
(期間限定無料)
2,200円
(会員無料)
CPUCore i5-14400F
(10コア16スレッド)
Core i5-14400F
(10コア16スレッド)
GPURTX 4060RTX 4060
メモリDDR5-4800 16GBDDR5-4800 16GB
SSD1TB NVMe500GB NVMe
電源650W BRONZE650W BRONZE
チップセットH610B760
納期最短翌営業日出荷2-7営業日
基本保証1年間
(最大5年延長可)
1年間
(最大4年延長可)
電話サポート24時間365日24時間365日
公式公式公式
レビュー当ページレビュー
チェックポイント!!

比較対象はパソコン工房のLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEだ。通常のMagnate MVでは、とても太刀打ちできなかった強力なモデルだ。円安の影響で値上げされたが、Core i5-14400FとGeForce RTX 4060の組み合わせで最安値クラスだった。特別モデルとなったMagnate MVは、LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEを圧倒している。

メモリ規格で並び、SSD容量は倍の差をつけた。チップセットこそ劣るものの、価格は30,000円ほど安い。さらに、キャンペーンで送料が無料となっており、LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEのアドバンテージも奪っている。決算ポイント大還元祭モデルとなったMagnate MVは、ミドルクラス最強のモデルと言っても過言ではないだろう。

Magnate MVのパソコンケースレビュー

本体正面

Magnate MV (2)
Magnate MVではミニタワーケースを採用している。新しいモデルで従来ケースよりも35%小型化されている。

左側面

magnatemv-left
左側にはやや大きめの吸気口がある。ファンの力を借りて多くの空気を取り入れられる。

内部(左側面)

magnateinside

I/Oパネル

ioport
本体前面にI/Oパネルが配置されている。USB 2.0×2基、USB 3.0×2基が搭載されている。Type-Cポートは使用できない。Magnate Xシリーズ(B760) でのみ使用できるようだ。

エアフロー

magnate-airflow
ミニタワーモデルだ。ビジネス向けモデルということもあって落ち着いたデザインとなっている。一般的なエアフローでゲームプレイにも問題はない。フロントパネルにあるスリットと側面の給気孔から冷たい空気を取り入れる。もっとも性能的にも熱を持ちにくく対応しやすい。

管理人による総評(Magnate MV)

Magnate MV (2)

Magnate MVは、サードウェーブ(ドスパラ)が販売するビジネスパソコンとなっている。Core i5-14400F×RTX 4060搭載でゲーミングPCとしても通用する。フルHD環境なら余裕を持って対応できる上にタイトルによっては高解像度・高リフレッシュレートを目指せる。メモリ16GB、SSD 1TBと構成も必要十分だ。競合モデルを圧倒するモデルで他を寄せ付けない。今回のキャンペーンは本物だ。購入を待っていた方はこのタイミングで購入しよう。

価格CPUグラボ
129,980円(税込)Core i5-14400FRTX4060
メモリSSDHDD
DDR5 16GB1TB非搭載