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当記事では、Factorio(ファクトリオ)の必要スペックと推奨PCを検証している。ロケットを作ってある星から脱出するというゲームだ。斬新な目的でシミュレーションゲームとして人気が高い。Factory Townなど他のタイトルにも影響を与えている。搭載モデルは、「Factorio(ファクトリオ)向けのおすすめゲーミングPC」で紹介している。

Factorio(ファクトリオ)の動作&推奨スペック

最低環境

OSWindows 10, 8, 7, Vista (64 Bit)
CPUDual core 3 GHz以上
メモリ4GB
GPUDirect X 10.1以上に対応したグラフィックボード

推奨環境

OSWindows 10, 8, 7 (64 Bit)
CPUQuad Core 3 GHz以上
メモリ8GB RAM
GPUDirect X 11に対応した2GB VRAM以上搭載のグラフィックボード

ゲーミングPC徹底解剖サイトの検証推奨スペック

CPU:Core i5-14400/Ryzen 5 4500X以上

要求されるスペックは比較的抑えられていて、CPUに関しては前世代のi3でも十分対応できる。現行のゲーミングPCとして考えるなら最低ラインのCore i5-14400を見ているという程度で、あまりCPUにはこだわらなくてもよい。ただ、CeleronやPentiumでは厳しくCore iシリーズは最低限必要な性能だと考えておきたい。Core i3シリーズ搭載モデル自体ほとんどないためやはりCore i5シリーズが最低基準となるだろう。AMD製CPUならRyzen 5 4500やRyzen 5 5500を最低基準に考えてもよい。

メモリ:8GB以上

ゲームの性質上、必要となるメモリ容量はそこまで高くない。こちらも現在のゲーミングPCとして最低限搭載されている8GBもあれば十分だ。また、メモリに関しては増設が容易なので、今使用しているパソコンの容量が不足しているのであれば増設で対応するのも一つである。

グラボ:GeForce GTX 1650以上

要求されるスペックは前世代のGeForce GTX 1050 Ti程度だ。現行のエントリークラスのGeForce GTX 1650もあれば性能が不足することはない。Factorioにピッタリ合わせるよりも少し余裕を持って、他のゲームにも対応できるようにしたほうが良いだろう。長く遊べるゲームであっても、一つのゲームに集中するには早期アクセス中のゲームはボリュームに不安がある。すでにGeForce GTX 1650搭載モデルを販売しているショップがないのでワンランク上のGeForce RTX 3050 6GB搭載モデルを選択肢にいれるとよい。GeForce RTX 3050 8GB版よりも性能は劣るが、6GBモデルはGeForce GTX 1650搭載モデルとほとんど価格が変わらず選びやすい。

Factorio(ファクトリオ)の概要

最終的にロケットを作り上げるシミュレーションゲーム

Factorioは2Dに近いグラフィックで定点見下ろし型のシミュレーションゲームだ。このゲームをベースとしたゲームにFactory Townなどがあり、多くのシミュレーションゲームに影響を与えている。最初はプレイヤー自身で行う生産や採掘といった作業を徐々に自動化していく。その後生産が複雑なアイテムも自動で作成できるようにし、不時着した星からロケットを作り上げ脱出するというゲーム性だ。

このゲームには外敵が存在し、難易度によっては定期的に襲いかかってくる。そのため、作業効率と同時にそれらへの対策も必要となる。一種のタワーディフェンスのように、タレット等を駆使し被害を最小限に留める必要がある。個人的に、このFactorioが持つゲーム性はこれまで持っていたシミュレーションゲームの常識を大きく覆すものだった。

作業を自動化するだけで生産ラインの確保や効率化を考えるというありそうでなかった工場シミュレーションの側面を持ち、自由であるが故の窮屈さというべきか、効率を求めることで非効率的な行いが蔓延することとなる。最終目標が最初から提示され、それに向かうまでの道筋もはっきりしている。慣れるまでは効率に追われ、徐々に広がるラインに処理できなくなる。

アーリーアクセス中で今後負荷が高くなる可能性がある

工場化やラインの増設の際に負荷は大きくなり始める。ゲーム性を損なうわけでもなく、負荷が大きすぎるわけでもないので、必要となる性能はかなり控えめだと考えてよい。むしろこのゲームに合わせたゲーミングPC選びは割と不毛な感じもするほどだ。しかし、シミュレーションゲームはMoDやDLCにより、その性質や負荷を大きく変える可能性を秘めている。

まだ早期アクセス中のゲームとは言え、その名を知らしめたFactorioは今後大きな成長が期待できるゲームタイトルである。アップデートや革新的なMoDの登場に対応するためには、最低限必要となるであろう性能を少し高めに見ておく必要がある。公式推奨環境はあくまでもバニラやDLCまで、MoDは開発者次第でその負荷を大きく変える。

かの有名なMinecraftの影MoDのように、明らかな負荷を感じるようなものが登場するかもしれない。よって、現行のミドルクラス程度の性能を見ておくことは間違いではないだろう。膨大なボリュームがあるわけではない今のFactorioにはオーバースペックであっても、今後のFactorioには必要となるかもしれない。

他のゲームもプレイする可能性があるなら性能は幅広い対応力を持ったものがベストだ。基本的なゲームプレイであれば、ゲーミングPCでなくても良い。しかし、深く楽しむためにはそれなりの装備を持ったゲーミングPCでなくては辛くなってくるはずだ。

Factorio(ファクトリオ)向けのおすすめゲーミングPC

Lightning AT5(ドスパラ)

Lightning価格:89,980円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.9

公式サイト詳細

Lightning AT5はRyzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GB搭載のゲーミングPCだ。低価格の定番となるモデルで、多くのゲームの推奨環境を満たしている。性能は控え目なので、標準設定以下に設定を下げる等の対策が必要となる。性能についての理解は深めておいた方がよい。とにかく価格が安くゲーミングPCのエントリーモデルとしても人気が高い。それでいて実用性が高いので、当サイトではゲーム推奨のエントリーモデルとしてもおすすめしている。

Magnate MV(ドスパラ)

Magnate価格:133,980円+送料3,300円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.4

公式サイト詳細

ドスパラのビジネスモデルだが、グラフィックボードを搭載していてゲームプレイにも対応できる。ほぼ全てのゲームの推奨モデルとなれる性能と構成を持ち、それでいて価格が抑えられたミドルクラスのゲーミングPCだ。とりあえずこの性能があれば既存のゲームやこれから登場する最新のゲームをフルHDで楽しむことができる。高解像度や高リフレッシュレートはそこまで得意ではないので、そういった用途も視野に入れる場合はハイクラス以上のモデルを推奨したい。メモリDDR5-4800 16GB、SSD 1TB NVMeとカスタマイズをしなくても満足できる構成だと言える。

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