citiesskylines

当ページでは、Cities: Skylines(シティーズスカイラインズ)の必要スペックと推奨PCを検証した。おすすめモデルについては、「Cities: SkylinesにおすすめのゲーミングPC」で解説している。Cities: Skylinesは、続編の「Cities: Skylines Ⅱ」が登場してアップデートを終了した。Cities: Skylines Ⅱは評価があまり高くない。続編が微妙なゲーム性だったことで、オリジナルのCities: Skylinesは再度注目を集めている。

Cities: Skylinesの必要環境と推奨環境

Cities Skylinesspecs

公式の必要動作環境及び推奨動作環境はモデルが古くわかりづらい。推奨動作環境のCore i7-2700K自体それほど性能が高いCPUではない。GeForce GTX 580も性能は低い。正直新しめのモデルであればどれでも問題はなさそうに思える。やや不安が残る構成だ。当サイトとしてはCPUはRyzen 7 5700X、グラフィックスはGeForce RTX 3050 8GBを推奨している。DLS・Modを使うならもう少し余裕を持った方がよい。メモリについては16GB以上がおすすめだ。

Cities: Skylinesの必要スペックを検証

要求スペックはそこまで高くないが、終盤の負荷が大きい

2015年のゲームなだけに、要求スペックはそれほど高くない。現行のミドルクラス程度もあれば推奨環境を満たせる。ただ、これはあくまでも、ゲームをプレイできる最低限に近い。Cities: Skylinesの負荷は、序盤と終盤で大きく違う。序盤は60fpsで安定していても、終盤では30fps以下になる場所も増える。人や車が集中する場所の負荷は凄まじい。グラフィックボードよりもCPUの性能が重要ではないか。そう考えさせられる。

設定を下げても負荷が軽減されにくく、マップ全体を使う街を作るのは難しい。それだけ負荷がかかっている状態では、いつゲームクライアントがクラッシュするかわからない。ゲームの進行だけでなく、プレイ自体が不安定では満足に遊べない。街を大きくするのは、醍醐味であり目的でもある。ゴールを目指せないシミュレーションゲームは何も楽しくない。

実際にプレイしたが、終盤はフレームレートが半減どころではない。時間の進み方まで極端に遅くなる。これはフレームレートの問題ではなく、処理しきれていないことが問題だ。終盤は処理性能の高いCPU、一定のパフォーマンスを維持できるグラフィックボードが必須である。

推奨環境よりも余裕を持たせたい

当サイト基準の推奨環境はRyzen 7 5700XとGeForce RTX 3050 8GBとしている。序盤から中盤なら問題はない。しかし、最終盤の発展を目指すなら、ミドルハイクラス程度は見ておく方が安心だ。ワークショップにある複雑の道路を設置したり、マップの制限を解除したりするなら、もっと高い性能が必須だ。どの程度のゲームプレイを想定しているかで、Cities: Skylinesの遊び方は変わってくるだろう。

Core i7-14700FとGeForce RTX 4060 Tiを推奨環境とすべきか。どこに基準をあてるのがよいか、判断がむずかしい。最終盤に合わせると要求スペックが跳ね上がる。プレイスタイルでも変わってくる。公式はバニラ状態(DLCや追加要素なし)の標準設定で60fpsを基準にしているはずだ。そこに合わせると、当サイト基準の推奨環境になる。これをおすすめといよりも、最低限に考える方が無難だ。

シミュレーションゲームの負荷は、プレイスタイルで大きく変わる。Cities: Skylinesのように、大量の車が街を走り回るゲームでは、どうしても負荷が高まりやすい。Cities: Skylinesをプレイするためにハイエンドクラスを準備してもおかしくない。曖昧な表現になるが、ミドルクラス以上のゲーミングPCを選んでおきたい。少なくとも、当サイト基準の推奨環境通りよりも、少し余裕を持たせた性能が無難だ。

Cities: Skylinesの概要

シンプルながら奥深い街づくり

CitiesSkylines1
Cities: Skylinesは建てる家を細かく指定するようなことはできない。消防署や警察署などの役割を持つ建築物は指定できるが、基本的には住宅地・商業地・工業地を範囲で指定する。そこに何が建つかまでは指定できないので、この点ではシンプルなゲーム性に見える。注意点として消防署や警察署やゴミ収集の範囲でカバーしなくてはならず、街の大枠をしっかり作らなければ一気に崩壊することもある。

また、それらに掛かる経費から赤字なりやすく、建てまくればよいという単純なものでもない。特にゴミ収集は多ければカバーできる範囲も増えるものの、同時に渋滞を引き起こす可能性も出てくる。Cities: Skylinesはいかに渋滞を緩和していくかを考えるゲームになっていきがちだ。消防署等が1つでカバーできる範囲に街を築くと渋滞で商業や工業が上手く進まなくなり、分散させ過ぎると経費が掛かる。

常にバランスとの戦いがある。警察署が無ければ治安が悪くなり、住宅地から家が消えていく。これはゴミ収集でも同じだ。消防署がカバーできなければ、火事で建物が消えていく。どこからどこまでが範囲内か道沿いに表示されるので親切設計である。ただし、常にその範囲をカバーできるわけではない。

道が混んでいるとそこで詰まり、緊急車両やゴミ収集車は目的地にたどり着くことができない。幅広くカバーさせ過ぎると手が足りず、結局は崩壊が始まる。余裕を持たせつつバランスを維持することがCities: Skylinesでは重要なテーマである。建物を細かく建設するシムシティとは違い、街全体の枠組みを作ることがCities: Skylinesである。

インフラ整備がゲームの醍醐味

CitiesSkylines2
Cities: Skylinesはインフラが全てと言っても過言ではない。上下水道・電気・道だ。下水を排出するパイプの下流に水道に使うパイプを使用すると下水が上ってくる。これはそれほど難しいことではない。ただ、街が大きくなるにつれて、水の供給源が重なりやすくなり、いつの間にか下水道と上水道が繋がってしまうことがある。基本的なことながら、見落としやすい要素でもある。

次に重要なのは電気だ。電気が通っていないと住宅や工場などの建築物は稼働しなくなる。放置が長くなると、一帯で住民や会社が消えていく大幅な収入減となる。新しい区画を作る時は電力や水が足りているか、常に目を光らせなければならない。街を管理するという点では、Cities: Skylinesよりもバランスのよいゲームはないのではないか。

だからこそ、登場から7年以上が経った今でも人気なのだろう。インフラ整備の最大の醍醐味であり、難関は道路整備だ。交通渋滞は全ての機能を麻痺させてしまう。トロピコシリーズでも大きな課題となるように、街づくり系にはついて回る問題だ。Cities: SkylinesのAIはなるべく短距離を走ろうとするので渋滞が起きやすい。

横道を作っても解決しにくく、いかに信号を作らないかがキーになる部分もある。そこで採用されるのがラウンドアバウトだ。一方通行をメインの道にすると渋滞を緩和しやすい。反面、一方通行であるため緊急車両等が遠回りを強いられることもあるのでここもバランスが大事だ。高速道路を整備すると、流入や移動距離の拡張を見込める反面、入り口や下り口で渋滞が発生しやすくなる。

1つをカバーするために施策を続けると迷路のような道が出来上がり、管理が困難になっていく。いかに効率よく車を通すかを考えていくことが最もCities: Skylinesを楽しんでいる時間のようにさえ思える。傍から見ていると苦行のようなことも、プレイしていると楽しい。そして多くの時間を奪い、時間泥棒と言われる所以となっている。

 ・アップデート終了の完成されたゲーム
Cities: Skylines Ⅱの登場もあり、Cities: Skylinesはアップデートが終了した。残念に思うかもしれないが、この時点でCities: Skylinesは完成したということになる。今の状態から一切の変更がない。要求スペックもゲーム性も変わらない。ワークショップで追加できる要素くらいだろうか。

これ以上の変化がないのは、ゲームをプレイしやすくなる。アップデートでコンテンツが追加されると、新規でゲームをやり直さなければ適用しにくい要素もある。アップデートに振り回されず、安心してプレイできる。Cities: Skylinesは、一度飽きてもまたプレイしたくなるものだ。以前の感覚を引き継いでプレイできるのは大きい。

Cities: Skylines ⅡはCities: Skylinesと比べて評価が低い。それは、Cities: Skylinesと比較して完成度が低いからだ。ここから徐々に評価を伸ばすかもしれないが、Cities: Skylinesを超えることは難しいだろう。アップデートで少し持ち直してはいるものの、それは同時にアップデートに振り回される可能性があるということだ。街づくり系シミュレーションゲームの最高傑作とも言えるCities: Skylinesは、アップデートの終了により完成したゲームだ。目立ったバグや不満のないCities: Skylinesはアップデートの終了をプラスに考えたい。

Cities: SkylinesにおすすめのゲーミングPC

LEVEL-M1P5-R45-LAX-WHITE2 (パソコン工房)

LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2価格:99,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト詳細
管理人コメント

Cities: Skylinesの推奨環境を満たせていないが、設定を最低にすれば何とかプレイはできる。GeForce RTX 3050 6GBは、VRAM 8GBモデルとは別物だ。性能に余裕がないので、本格的に遊び尽くすには物足りない。現時点で最安値のモデルをピックアップしたに過ぎない。解像度まで下げても、終盤の負荷への対応力は低い。快適とまではいかないまでも、プレイ自体はできる。予算を抑えたい方に向けたモデルで、予算に余裕があるなら別のモデルをおすすめしたい。10万円を切る価格でゲーミングPCらしいデザインは魅力的だろう。無料会員登録で送料もかからない。

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE2(パソコン工房)

LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2価格:159,800円+送料2,200円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.0

公式サイトLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE詳細
管理人コメント

LEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEは、Cities: Skylinesの推奨モデルで最もおすすめしたいモデルだ。CPU・グラフィックボードの性能ともに推奨環境を満たし、余裕を持っている。コストパフォーマンスもよく、ゲーミングPCとしても優秀なモデルだ。Cities: Skylines以外のゲームへの対応力も高く、まずは基準に考えたい。GALLERIA RM5C-R35を候補に入れるなら、無理をしてもLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITEを選択した方がいいかもしれない。この価格帯ではよくまとまった完成度の高いモデルである。

NEXTGEAR JG-A7G6T(マウスコンピューター)

NEXTGEAR JG-A7G6T価格:179,800円(送料込)
CPU:Ryzen 7 5700X(水冷)
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイトNEXTGEAR JG-A7G6T詳細
管理人コメント

NEXTGEAR JG-A7G6Tは、Cities: Skylinesを快適にプレイできる性能を持つモデルだ。全体的に隙がなく、終盤もある程度安定した進行が可能だ。CPU性能はCore i5-14400Fより落ちるので、完璧なモデルとは言えない。しかしながら、高いグラフィックボードの性能が持ち味で、コストパフォーマンスの評価も抜群だ。Cities: Skylinesはもちろん、Cities: Skylinesの続編を含めた多くのゲームを快適にプレイできる。余裕があるならNEXTGEAR JG-A7G6Tはおすすめだ。

その他あなたにおすすめの記事はこちら!

あなたにぴったりのゲーミングPCを探す

ゲームPC選び方セール情報安いゲームPC
howtoselectsale-cta.yasui-cta
ゲーム推奨BTOショップ比較グラボ比較表
cta-gamesuisyoushop-ctagpu-cta