ゲーミングPCにおすすめのマザーボード紹介(BTOショップで選択できるマザーボード)

マザーボード

ゲーミングPCにおけるマザーボードの役割とおすすめのマザーボードについて解説している。

マザーボードも他のパーツと同様数多く種類があり、数千円~10万円近いものまである。価格差はそのまま性能の差となる場合がほとんどだ。ただし、不必要な機能が搭載されていることもあるので自分に合ったものを見つけたい。

ゲーミングPCを購入する場合はほとんどがZ97やH81などの汎用性に長けた比較的安価な部類のものとなってしまう。そのパソコンの性能を左右する基盤となっているものの、すでに搭載されているものをわざわざ交換する必要もないだろう。新しくゲーミングパソコンを購入する場合、選択肢があるわけではないので一つの知識として読んでほしい。

そもそもマザーボードが何かよくわかっていないという方は下記の記事を参考にしてほしい。

関連記事:マザーボードとは | パソコンパーツの基礎

おすすめのマザーボード

マザーボードを優先して選択するユーザーはそう多くはないだろう。それぞれの特徴をざっと表にしてみると以下のようになる。

はじめに結論をまとめておくとおすすめはZ170かH170となる。これらはBTOショップで一般的に採用されている。

マザーボード
現行世代である第6世代(Skylake)にあたるのは下記の4つだ。

  • H110
  • B150
  • H170
  • Z170

第5世代に登場したExtremeなどのBroadwell-Eや第3世代のHaswell-Eは下記の1つとなる。

  • X99

第4世代(Haswell Refresh)は下記の3つが主だったチップセットだ。

  • H81
  • H97
  • Z97

各チップセットの特徴

基本的に、同シリーズ内であれば数字が大きいほど優れたチップセットであると言ってもいいだろう。記号はX≧Z>H>Bという具合に優れていると思っても間違いではない。しかし、H110とB150ではB150のほうが優れていることもある。

特徴をそれぞれ表すとZはハイエンドモデルでオーバークロックに対応している、Hは標準的でバランスが良い、Bは廉価、Xはとても特殊なモデルとこういう形だろうか。第六世代のチップセットで主流なのはH110 H170 Z170だ。これをG-tuneとドスパラで見ると分かりやすい。H110はGALLERIA Dシリーズや一部のMシリーズで使用されている他、省スペース型にも用いられている。G-tuneではLITTLEGEARやNEXTGEAR-MICROの一部で使用されている。このことから、H!10はコストを抑えたモデルや省スペース型に用いられることが多い。

H170はGALLERIA Mシリーズの一部と、主力級であるGALLERIA Xシリーズに使用されている。G-tuneでは一部のNEXTGEAR MICROに使用されている。H110と比べると性能の高いモデルに採用され、マザーボードの機能の充実度が違う。

Z170はハイエンドモデルに採用される。ドスパラであればGALLERIA ZシリーズやSLIシリーズ。G-tuneであればNEXT GEARシリーズやMASTERPIECEシリーズになる。非常に高性能なモデルに採用されるケースが多く、オーバークロックに対応しているのが特徴だ。

Z170とH170の違い

Z170とH170の違いは、極端な言い方をすればオーバークロックに対応しているかいないか程度だ。現行モデルで言えば、i7-6700Kかi5-6600Kのような末尾の記号がKのCPUでなければオーバークロックはできない。そのため、H170にi7-6700Kではそれぞれの特徴を殺すことになる。

もちろんオーバークロックをするつもりが無いのであれば特に気にするほどの問題でもない。しかし、このオーバークロックが最大であるため、Z170にi7-6700のようなCPUを搭載するのはおすすめしないというユーザーも多い。筆者のようにマザーボードがオーバークロックに対応していて、CPUも対応していてもオーバークロックを行わないユーザーもまた多い。

何が正解というわけではない。オーバークロックには相応のメリットとデメリットが生じる。そこをよく理解して行わなければならない。

マザーボードのメーカー

自作する際は、どのマザーボードを採用するのかメーカー単位で選択することができる。しかしゲーミングPCを購入するとなると、既に搭載されているのだから選択することができない。おまけにサイトにもメーカー名などが記載されておらず、届いてから中を確認しなければどのマザーボードかわからないのが現状だ。

G-tuneであればメモリや電源やマザーボードは自社製のものが採用されている。形状としてはMSI製のマザーボードを踏襲したようなもので、機能としてもよく似ている。ドスパラは製品によって異なる可能性があるが「ASRock」や「GIGABYTE」などを採用しているようだ。

BTOショップで購入するときはマザーボードの優先度は低い

ゲーミングPCを選択する際、マザーボードを重視して選択するユーザーはほとんど居ないだろう。性能に直結する要素は多少なりともあるが、やはり、CPUやグラフィックボードと比べると優先度は低い。大体は性能や価格に見合ったものが選ばれている。

フルオーダーでもない限り、昨今のライトなBTOでは変更することは出来ない。昔は相性などがあったが、今ではそういうことも少なくなっているので気にしなくても良くなったのも関係していそうだ。ゲーミングPCに搭載されるマザーボードの多くは最低限必要な装備+αで、各メーカーの標準モデルくらいのものを採用している。価格で言えば7,000円~10,000円くらいだろうか。

マザーボードの交換は非常に手間がかかり、HDDなどのデータなどにも大きな影響を与えるため出来ることならしたくない。最新のCPUやモデルを勧める理由の一つと言ってもいいだろう。HDDの流用にしても、以前のマザーボードと違うとHDDが読み込めなくなることもある。システムドライブ以外は流用できたりもするが…。

電源の付け直しや接続のし直し、自分でしたことのない人にとっては結構面倒だ。なので、もしもマザーボードを少しでも重視するなら後悔の無い選択をしたい。おすすめはZ170かH170だ。かと言ってそれ以外がダメというわけではない。どうせなら少しでも良いものを採用しておいたほうが、後々安心かもしれないという程度のものだ。

マザーボードの性能

マザーボードで性能に大きく関わる部分としては、メモリの動作クロック数や最大積載量だろう。古いタイプのマザーボードには新しいCPUが搭載できないなどの影響もあるが、今購入するのであれば問題ないだろう。

ちなみに、DDR4はマザーボードというよりもCPUが対応してなくてはならずCore i7-5820K以上が必要となる。マザーボードによってはDDR3でも最大動作クロックの制限が異なり、例えばDDR3-2400などの高性能な規格に対応していないものもある。基本的に、ゲーミングPCに搭載されているメモリはDDR3-1600が主流でモジュール規格で言えばPC3-12800だ。

これより上の規格のメモリを搭載する場合は自分のマザーボードの型番を調べて対応していかなくてはならない。また、最大積載量もマザーボードによって異なり、その多くは最大16GBが上限となっている。64bitのOSと言えども、4GB以上認識するのであって無限ではないので要注意だ。

最も、メモリスロットは基本的にATX規格で4つ、MicroATX規格で2つなことを考えると特殊なものでない限り物理的に32GBしか搭載できない。使用する予定のCPUとマザーボードのCPUソケットが同じ規格のものを選ばなくてはならない。最新のCPUを購入しても、今使用しているマザーボードに搭載できるとは限らないのだ。1世代目のi7-860からi7-4790に交換しようとすると、マザーボードも交換しなくては搭載することが出来ない。

今主流となっているi7-4000番台やi5-4000番台を選択するのであればLGA1150のものを選んでおきたい。i7-4790であればLGA1155にも対応できるようだが、自分の型番にあったものを選択すれば何を選んでも構わない。

余談となるが、CPUの最後のアルファベットはKがオーバークロック向けにCPU倍率の上限が解除されているモデル、無印は通常のモデル、Sが省電力モデルとなっている。TがSよりも更に省電力なモデルを指している。

性能は K > 無印 > S > T となっている。

価格が高いと性能以外も当然変わる

価格差があるのは性能以外にもパソコンの背面部分のインターフェイスにも現れている。USB挿し込み口やマイク、ヘッドホンの挿し込む口などの機能にも影響がある。また、オーバークロックなどに対応する独自の機能も搭載されていることもある。

自作パソコンをするのであればこの辺りの知識は必須となり、パーツを適当に組み合わせれば良いというものではない。しかしながら、一昔前は部品同士の相性などが存在していたのと比べると格段にシンプルになっている。そのため、規格さえ合っていれば動作するようになる。

ただ、今は自作パソコンよりもコストを抑えてパソコンが購入できる時代となっているので交換や増設する人のほうが圧倒的に多い。特殊な使い方をしないのであれば中古などの古いマザーボードさえ選択しなければ必要最低限の装備は揃っているので拘りがないなら気にする必要はない。

マザーボードの規格

最後となるが、マザーボードには大きく分けて2種類の規格がありミドルタワー以上のパソコンケースに対応するATX規格とミニタワー以下のパソコンケースに対応するMicroATX(M-ATX)がある。自分のパソコンケースに合わせて選択する必要があり、そのパソコンケースに合った電源などを選択しなければならない。ただ、今はM-ATX規格のミニタワーでもATX用の電源が搭載できたりするのでその辺りも要チェックだ。

関連記事1:ミニタワーとミドルタワー
関連記事2:スリム型とキューブ型と一体型

まとめ

マザーボードは、搭載できるCPUやメモリ等を決定するので非常に重要なパーツの一つになっている。しかし、BTOショップで購入する際はマザーボードの選択肢はない。基本的に汎用性の高いモデルが採用されることになる。ここでは簡単にゲーミングPCにおけるマザーボードの役割を理解しておけばよいだろう。

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