円高・円安がゲーミングPC価格に与える影響 | 為替の変動によって価格が上下するのか考察

円高と円安

今回は最近話題になっている円高及び円安とゲーミングPC価格との関係について解説している。

まずは、円高・円安とは一体なんなのかについて考えよう。定義としては下記の通りだ。

円高とは、円の他通貨に対する相対的価値、言い換えると、円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に多い状態のことです。

逆に、円安とは、円の他通貨に対する相対的価値(円1単位で交換できる他通貨の単位数)が相対的に少ない状態のことです。

引用元:円高、円安とは何ですか? :日本銀行 Bank of Japan

かなり簡単にいうと円高は円の価値が他の通貨と比べて相対的に高い状態、円安は円の価値が低い状態のことである。それでは円高・円安それぞれのメリットとデメリットについてみてみよう。

円高

メリット デメリット
国内の物価の安定
円高になると、日本円の価値が上がるため相対的に少ない通貨で海外の商品を購入することが可能になる。

例えば、1$=130円だったのが1$=100円になる場合を考えてみよう。

20$をCD価格が、2,600円から2,000円と600円も安くなる。

そのため、輸入品を中心に物価が下がり国内の物価が安定することになる。

個人消費者にとって大きなメリットとなる。

輸出がメインの企業の業績が悪化する
海外での売り上げが減ることになるので輸出をしている企業の売り上げが下がる。

例えば、1$=130円が1$=100円になる場合を考えてみるとわかりやすいだろう。

海外で100$で商品を販売していると13,000円もらえてたものが10,000円しかもらえなくなり実質3,000円の売り上げが減少することになる。

こうなると業績が悪化してしまうので貿易国の日本にとってはデメリットになってしまう。

海外旅行が安くなる
円高になると海外での滞在費、食費等のコストが下がることになるのだ。

つまり日本円を外貨に両替するときにより多くの外貨に交換することが可能だ。

1$=130円が1$=100円と円高になったときを考えてみよう。

130$が必要な場合16,900円必要だったのに13,000円で両替ができる。当初の16,900円があれば169$に両替が可能だ。

日本企業の海外進出で雇用機会が減る
円高になると海外での施設や設備投資費用が下がるので多くの日本企業が海外に進出する。

つまり、例えば東南アジアで通常5,000$かかる設備投資が、1$=130円のときと1$=100円の時では、150,000円安くできるからだ。

多くの日本企業が海外に進出してしまうと、リソースを海外に映すことになり日本国内での雇用機会が減ることになる。

円安

メリット デメリット
輸出量が増える
海外からみると日本の商品が割安になるので、輸出量が増え輸出業は儲かる。

例えば1$=100円から1$=130円と円安になる場合を考えてみよう。

1,300,000円の車がアメリカでは13,000$だったものが10,000$で購入できることになるからだ。

物価が上昇する傾向にある
円安になると海外に商品を購入する時により多くの円が必要になるので、物価が上がることになる。

1$=100円から1$=130円になると、100$の財布の価格は10,000円から13,000円と価格が上昇する。

その結果国内の物価が上がることになる。

外貨預金をしていると得をする
個人で考えると外貨預金をしていると外貨の価値が増えるので、得をすることになる。

海外旅行のコストが増える
円安になると円高の時とは反対に海外旅行のコストが増えることになる。

円高・円安がゲーミングPCに与える影響は!?

ゲーミングPCに限らずパソコンのパーツには海外製品が多い。主要パーツであるCPUGPU共に外国製品が大半を占めている。

GPUでいうとMSIなど一部の製品の一部は日本製だが完全なる国産というパーツは全体で見てもかなり少ない。これはどういうことかというとパソコンを組み立てるには多くの外国製品(輸入製品)を必要としているので、円高・円安の影響を受ける可能性が高いということだ。

ただし、ドスパラ・G-Tune・パソコン工房等大手のBTOショップは、将来的にパーツの価格が上下する可能性があるということを想定している。つまり、大手ショップはCPUやGPUの在庫を常時一定数以上を確保してリスクヘッジをしているのだ。

そのため、円高・円安になったからといってすぐにゲーミングパソコンの価格が変動するということはない。私の感覚では円高になると円高還元キャンペーンが行われて消費者に還元しているが、円安になっても価格を露骨に上げているというのを見たことがない。

つまりゲーミングPCに与える影響はよいものがほとんどで悪い影響は与えないと考えてもよいだろう。長期的に円安が続いてしまったらさすがに価格変動があるかもしれない。しかし、リスクヘッジが行われているので円安になったからすぐに価格が上がると不安になる必要はない。

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