Grand-Theft-Auto-V-top出典:https://www.rockstargames.com/

Grand Theft Auto Vの必要スペックと推奨PCを検証している。2015年にPC版が販売されたGrand Theft Auto V(以下GTA5)は、家庭用ゲーム機で高い人気を誇っていたGrand Theft Autoシリーズの最新作だ。登場から10年以上経過した今でも、多くのユーザーにプレイされている。配信や動画投稿などでも身近な存在だ。どういったゲームなのかは言うまでもないだろう。要求スペックはそれほど高くなくプレイしやすいのも魅力だ。

概要

オープンワールドのアクションゲームは数多くあれど、ここまで制限のない自由度の高いゲームは他にない。題材となっているのが犯罪ということもあってか類似したゲームは極端に少ない。オンライン要素もあるので、様々な楽しみ方ができる。だからこそ、今も多くのプレイヤーを獲得し続けている。

Modも充実しており、ユーザーにとって理想的な環境を整えられる。それはグラフィックの改善だったり、新しい乗り物だったり幅広い。GTA5を遊び尽くすのは難しいほどできることが多い。ストーリーでバックグラウンドを知り、その上で何を目指していくか。ゲームに明確な終わりはなく、やることも終わることもプレイヤーが選択することになる。

飛行機やヘリコプターで空を飛び回り、車で暴走し、自転車で路地を駆け回る。時にはボートで海を走り、悪の限りを尽くせるのがGTA5だ。他のゲームでは絶対にできない無茶苦茶ができる。ストレス解消にもなるゲームだ。ただし、オンライン対戦はストレスだと感じる方も多いので、どういった展開になるかあらかじめ予習しておくことをおすすめしたい。

Grand Theft Auto Vの必要&推奨環境を検証

最低環境推奨環境徹底解剖推奨環境徹底解剖Mod推奨環境
OSWindows 10(64-bit)Windows 10(64-bit)Windows 10/11(64-bit)Windows 10/11(64-bit)
CPUIntel Core 2 Quad Q6600 2.40GHzCore i5 3470 3.2GHzRyzen 5 4500Core i5-14400
GPUNVIDIA 9800 GT 1GBNVIDIA GTX 660 2GBGeForce GTX 1650GeForce RTX 4060
メモリ4GB8GB8GB16GB

Grand Theft Auto V(以下GTA5)のPC版は2015年4月に登場した。家庭用ゲーム機では2013年9月からサービスを開始している。すでに10年以上前のゲームとなっていることもあり、要求スペックはかなり低い。現行のローエンドクラスでも十分対応できるくらいだ。ただし、144Hzや240Hzでのゲームプレイには少し余裕を持たせた方がいい。フルHDの60fpsならRyzen 5 4500とGeForce GTX 1650という最低限でも安定を目指せる。

古いゲームには多数のModが存在しているのはお約束だ。GTA5にも数多くのModがあり、要求スペックは環境のみならずModを導入することで変わってくる。144Hzなどの高リフレッシュレートでModを導入する場合、現行のミドルクラス程度の性能は見ておく方がいい。設定は細かく調整可能で、最高設定でなければロークラスでも安定したゲームプレイができる。負荷に関しては融通が利きやすく、要求スペック的にも遊びやすいゲームだ。

10年以上前のゲームとなると、グラフィックが合わないという方も多いはずだ。GTA5はグラフィックに関するModも多くある。Minecraftの影Modに近いだろうか。当然負荷は増大するため、必要な性能は大きく向上する。これらの負荷が増大するModの導入も考えているならミドルクラス~ミドルハイクラスは見ておきたい。

GTA5を遊び尽くすならModは欠かせない存在だ。推奨環境とは別に、Modを適用することを前提とした当サイト基準の推奨環境を用意している。そちらを参考にしてほしい。いかに古いゲームであっても、増大する負荷は現行のモデルでも対応しきれないのはよくあることだ。GTA5のように人気のゲームでは、それだけModの数が多い。今は対応できても、画期的なModの登場で推奨環境は変わる可能性さえある。

乗り物、ゲーム性、グラフィックなど負荷を増大させる要素の改変はポピュラーだ。今はModの導入を想定していなくても、今後導入しようとしたときに性能が足りないという状況は避けたい。当サイト基準のMod推奨環境ぴたりよりも、少し余裕を持たせた方が無難だ。長くプレイされているゲームは、それだけ変化のタイミングが多い。どんな変化にも対応できるように、ミドルクラス前後がベストな選択となりそうだ。

Grand Theft Auto Vのゲーム性と特徴について

販売本数世界2位の大人気ゲーム

GTA5は、Minecraftに次ぐ世界2位の販売本数を誇っているタイトル(ファミ通.com, 2021)だ。シリーズ通算では、Minecraftの3億本を超える4億本となっている。ただし、シリーズ通算ではGrand Theft Autoシリーズは世界6位だ。PC版は2015年登場で、そこから今でも高い評価と人気で遊ばれているゲームは限られている。Steamでのプレイヤー数は常にTOP 10入りしている。人気の落ち着き始めたパルワールドと変わらないユーザー数だ。

「自由度」と表現されるゲーム性を広めたのはGrand Theft Autoシリーズと言っても過言ではない。家庭用ゲーム機で進行の制限が少なく、好きなことができるゲームは少なかった。むしろ、一方通行ではない進行を自由と言うのなら、Grand Theft Autoシリーズこそが自由度の高いゲームを広め、浸透させたと言える。PCゲームではオープンワールドは珍しくないが、PCゲームで登場する何年も前から雛形とも言える形を作り上げていた。

販売本数世界2位にまで押し上げたのは、シリーズ通して変わらない自由度の高さも要因だ。それに加えて、王道から外れた邪道なストーリーにもある。「Grand Theft Auto」は自動車の重窃盗を意味している。そのタイトルとは裏腹に、車のみならず様々なものを盗めるゲームだ。盗んだ車で暴走したり、売却して金銭を得たりできる。戦車や戦闘機に乗ることもできると言えばできる。

暴力や窃盗が明るみになると手配度が上がっていく。これがGTAシリーズ通しての醍醐味だ。最初は徒歩の警察、パトカーから始まる。手配度が上がって行くとヘリコプターや戦車が捕まえにくる。犯罪を行うゲームだが、無条件に無差別に犯罪が行えるわけではない。犯罪にはしっかりとリスクが設定されている。どの程度まで許容できるかでプレイスタイルは変わってくるだろう。

もっとも、捕まっても致命的な罰則を受けることはない。ゲームの進行を妨害してくるお邪魔キャラクター程度に考えても問題ないだろう。できることが多く、できないことが少ない。このゲーム性が人気を高め、今もなおプレイされている要因だ。Modを導入すれば、さらにコンテンツを拡充することもできる。

噛めば噛むほど味を出すスルメのようなゲームである。いや、それ以上だ。アジトを購入するだけでなく、ビジネスを始めることもできる。いくら遊んでも遊び尽くせないのがGTA5だ。Minecraftをはじめ、ボリュームのあるゲームは長続きする傾向にある。オンラインにも対応しており、長く遊びたい方にはおすすめのゲームだ。

王道のゲームにはない爽快な進行

邪道とも言えるゲームシステムを持つGTA5だからこその特徴がある。それは、ストレスとなる要素が少ないことだ。RPGやアクションゲームでは、なにかを集めることに偏っていきやすい。たとえばそれは素材であったり、お金であったり様々だ。とくにゲーム内の通貨に関しては、大体のゲームで最初から最後まで重要になりやすい。

その点、犯罪によって金銭や物を得られるGTA5では、何かを集めることにストレスを感じる場面がない。低確率でドロップするアイテムもなければ、大量の素材を求められることもない。それでいてできることが多いのだから、多くの方にとっても快適にゲームを進められるはずだ。ストーリーをプレイしない限り、明確な目的がないというのは玉に瑕か。

GTA5は、ゲームの目的をプレイヤー自身が決めなくてはならない。無法の限りを尽くすという一般的な進行、景色を求めて様々な手段を取るというのも一般的だ。陸だけでなく、時には海に出たり、空を飛び回ったりもいい。とりあえずだらだらプレイできるのもGTA5のよいところだ。

何を目的としても、犯罪による強硬手段を取れるので、進行に対してストレスはない。つまずきにくいゲーム進行は爽快なものだ。Modで様々な乗り物を追加できるため、そういったものを収集して楽しむプレイヤーも多い。なにか一つを極めるのではなく、できることを片っ端からするのが合う方もいるだろう。法にも進行にも縛られない、自由度の高い世界だ。プレイヤーに進行の選択がある。

一見すると自由過ぎて不自由に感じられる部分もある。何をすればいいかわからないと迷ってしまうかもしれない。そのときはストーリーを進め、その過程で興味を持ったことを突き詰めればいい。GTA5の楽しさを知れば、抜け出すのが困難になるほどハマれるゲームだ。

Steamでは通算160万件ほどのレビューが集まっており、トップクラスの「非常に好評」の評価を得ている。これだけ長く続き、これだけ評価の高いゲームは珍しい。ゲーム性的に人を選ぶ、万人受けするとは思えないゲームジャンルでの高評価だ。一度はプレイしてみてほしいゲームというジャンルがあれば、間違いなく上位にランクインするはずだ。

Grand Theft Auto V向けおすすめのゲーミングPC

LEVEL-M1P5-R45-LAX(パソコン工房)

LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2価格:99,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト詳細

LEVEL-M1P5-R45-LAXは、GTA5の推奨環境を満たせる性能を有するモデルだ。ケースデザインもよくコスパがよい。Modへの対応力はそこまで高くない。Modの導入や高リフレッシュレートでのゲームプレイを想定していない方に向けたモデルである。細かく設定を変更できるため、画質を下げれば144Hzには対応できる。ゲームがプレイできるパソコンを低価格で購入したいならおすすめだ。他のゲームもプレイも想定しているなら、もう少し性能の高いモデルを選びたい。

LEVEL-M17M-144F-RLX(パソコン工房)

LEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE2価格:159,800円+送料2,200円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.4

公式サイトLEVEL-M17M-144F-RLX-WHITE詳細

LEVEL-M17M-144F-RLXは、当サイト基準のMod推奨環境をクリアできる性能がある。GTA5をしっかり遊ぶなら、現行のミドルクラスの性能は心強い。Modを導入しても、よほど負荷の高い環境でない限りは快適性を維持できる。GTA5をメインに考えているなら、LEVEL-M17M-144F-RLXを基準に考える方がよい。このクラスの性能があれば、GTA5の負荷には概ね対応できる。

FRGKB760/WS1202/NTK(フロンティア)

FRGKB760WS1201価格:162,800円+送料3,300円
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:600W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト詳細

コストパフォーマンスの高い一台だ。Core i5-14400FとGeForce RTX 4060 Tiの組み合わせで16万円台は素晴らしい。最高設定でのゲームプレイに対応できる性能を持つ。Core i5-14400Fは、10コア16スレッドとスペックが高く幅広い用途に対応できる。GTA5以外のタイトルへの適性も高い。サポート時間がやや短い点は注意が必要だ。

NEXTGEAR JG-A7G6T(マウスコンピューター)

NEXTGEAR JG-A7G6T価格:179,800円(送料込)
CPU:Ryzen 7 5700X(水冷)
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.0

公式サイトNEXTGEAR JG-A7G6T詳細

NEXTGEAR JG-A7G6Tは、フルHD解像度のGTA5で考えられる最高の負荷を想定している。グラフィック系のModはもちろん、ゲームのコンテンツ拡充や負荷が増大するようなModに対応しやすい。WQHDくらいまではある程度対応できるが、フルHDに比べると快適性が落ちる。4Kになると流石に導入できるModに制限がかかる。ゲーム性的にはフルHDがベストなので、本格的にGTA5をプレイするにしても、NEXTGEAR JG-A7G6Tを上限に考えるくらいだよさそうだ。標準で3年保証が付くのも強みとなる。

参照外部サイト

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