VALORANTtop画像引用元:https://playvalorant.com/

当記事では、VALORANTの必要スペックと推奨PCを検証している。推奨パソコンはページ下部の「VALORANT推奨おすすめゲーミングPC」で紹介しているので合わせて参考にして欲しい。

VALORANTの必要スペック概要

公式推奨スペック

VALORANTofficial

当サイト検証スペック

VALORANTkensyousupecs

VALORANTは最も人気のあるFPSの一つだ。運営元のRiot社は勢いがあり、「League of Legends」でDota 2を抜き、VALORANTでCounter Strike : Global Offensiveを追い抜いた。名実ともに世界トップクラスのゲーム運営であることは間違いない。VALORANTはこれまであったFPSというジャンルのテンプレートを打ち壊したと言っても過言ではない。カジュアルなFPSでありながら、競技性の高いゲーム性を実現している。

これはバトロワ系のApex Legendsに近い印象を受ける。FPSと言えば、5人1チームで勝敗を競うものが一般的だ。その中で、それぞれのキャラクターは全て均一的な能力で、一部兵科があるくらいの差しかなかった。VALORANTはそれぞれのキャラクター全てが個性的なスキルを持ち、それぞれに明確な役割を持たせた。リアル志向が主流だった中に、カジュアルなゲームを投入。

性質的にはオーバーウォッチに近いだろうか。当初はあまり成功を期待されていない風潮もあったように思う。Riot社の全力プッシュで盛り上がり始め、今ではFPSの代名詞となっている。様々なスキルや個性があっても、本質的な部分ではFPSの特性をしっかり持っている。AIMと立ち回りが重要だ。

要求スペックは低くても、環境によってはハイクラス以上の性能が求められる。上手いプレイヤーの多くが240Hzなどの高リフレッシュレート環境であり、上を目指すには必須の環境のようにも感じられる。要求スペック自体はそれほど高くない。基本無料系のゲームなので、多くのプレイヤーを獲得するために性能という壁を低くしている。グラフィックはカートゥーン調であり、負荷を抑えつつもしっかりしている。

安っぽさはあっても、質の低いグラフィックではない。最適化も進んでおり、遊びやすいゲームとなっている。高望みをしなければGTX 1650でもある程度ゲームプレイは可能だ。120Hz環境であればGTX 1660 SUPERほどの性能でも十分かもしれない。最高設定にしてもそれほど負荷が増大するわけではない。ただ、安定を目指すのであれば、やはり設定は標準より下にするべきか。

一定の性能があれば快適と言える水準でゲームプレイが可能だ。FPSというジャンルであるため、60Hz環境よりも144Hzや240Hz環境の方が有利になる。昔のゲームのように、リロードや反動に大きな影響を与えるようなことはないものの多少なりともぶれやラグを感じる。

もしも、同じ実力だったとすれば、この差は大きなものとなる。勝敗を競う対人対戦だからこそ、少しでも不利にならない環境を構築したい。VALORANTの場合は性能よりも、ゲーミングデバイスやモニターのような周辺機器に力を入れる方が重要なこともある。まだゲーミングPCを所持していないなら、ミドルクラスを中心に予算内で納めると納得しやすいはずだ。

VALORANTの考察

誰にでも遊びやすい対人系FPS

VALORANTはFPSの中でも始めやすく、熱中しやすいゲームである。当サイトでもアクセスの多いタイトルの一つだ。Counter Strikeのように、武器や装備について購入する必要がある。どこで購入するか、節約するかが求められる。それに加えてスキルの要素もあり、そのスキルもラウンド終了後に貰えるお金で購入タイムで買う必要がある。便利で有利に進められたり、不利を覆すことのできるスキルも多い。

それぞれのキャラクターの持つスキルを購入するにはお金が足りないということも出てくる。Counter Strike以上に購入の選択肢が増える。これにより、取れる選択肢が広くなり、ゲーム性やチームワークの重要性が増大している。マップはあまり広くないものが多く、初動を読まれると巻き返すのが難しくなる。それだけに、守備側はいかに索敵で敵の動向を探るかが重要だ。

対して、攻撃側はいかに読まれないか、読まれていることを前提に突破できるかが求められる。広くないマップは敵が来ていないと判断すると裏を詰めやすい。相手もそれは警戒しているだろう。しかし、これがラッシュだけで終わるようなゲームにしていない。マップが狭いからこそ楽しめる幅がある。また、マップは小さめでも道は非常に多い。分岐の多さもVALORANTのスキルを活かしつつ、強すぎるスキルを生まない要因とも言えそうだ。

一見短所になりそうなマップサイズは、スピーディーな展開を可能としている。Counter Strikeと違い、ラウンド数も少ないことから1試合の消化時間が速い。もちろん、必ずしもそうなるとは限らない。ただ、時間を使った攻めは不利になりやすい。緩急は必要にしても、マップが小さいから進むしかない状況になる。展開が速いからこそ、チームの攻守はスタート時点で方向性が求められる。スキルがなければ守備側が有利になっていただろう。

スキルにより全体的にバランスが取れている印象がある。昔からのFPSゲーマーは少し馴染みにくい部分はある。ゲームの進行自体はそれほどネックにならない。大きく引っかかるのはスキルの使用タイミングだ。どこで使用するのがベストか。テンプレートのように、まずはこうしておくと腐らないというのはある。ただ、それらを全て覚えるにはなかなか時間が掛かる。

上達にはそれなりの時間が要するものだが、AIMと立ち回りだけではどうにもならないところにVALORANTの難しさがある。また、こういったキャラクターを選択するタイプの対人ゲームは、格闘ゲームでもない限り同じチーム内で同一キャラクターを使用することができない。そのため、1人のキャラクターだけでなく、5人くらいは使いこなせるようにならなければならない。

それぞれのキャラクターに役割があることから、最終的にはある程度のキャラクターを使えるようになる必要がある。覚えることが他のFPSよりも多い。それだけゲームが複雑になり、単調にならず、単純なゲーム展開にならない。面白さの裏に難しさがある。慣れるとそうでもないかもしれない。新キャラクターの登場もあり、飽きの来ない仕様なのはFPSというジャンルの中では新しく感じられる部分だ。

パケットロスがやっかいな問題となる

VALORANTは一部環境でパケットロスが発生する。その規模は様々だが、プレイを続けていると80%を超えるという情報もある。このパケットロスは正常にゲームをプレイすることが難しく、撃ち合いの最中にラグが発生して撃ち負けることも珍しくない。パケットロスはVALORANT特有というわけではないが、VALORANTで発生するケースが多いように思う。

対策は色々挙げられているものの、解決に至らないケースも確認されている。これはパソコンの性能不足で起こることもあるが、回線の問題であることが多い。IPv6に対応していないので、IPv4に変更すると直ったという報告はある。ただ、何をしても直らないとなったら、回線を変更することになる。回線そのものではなく、プロバイダーの変更で改善の報告が多い。

注意したいのは回線とプロバイダーがセットになっているものだ。プロバイダーの変更そのものが容易に行えないタイプの回線契約が主流になっている。ルーターやモデムの交換で直ればいい。直らなければ回線契約そのものを他社に変更する必要が出てくる。VALORANTでのみパケットロスが発生しているなら、パソコンの交換ではなく回線の変更を考えた方がいい。

いくらパソコンの性能を向上させ、フレームレートを安定させることができても、ラグそのものの改善はできない。FPSのようなゲームではラグは致命的な問題になる。時間ギリギリの時にラグのせいで時間が足りなくなったり、撃ち合いの最中に固まって無抵抗で負けてしまったりと様々だ。

解除中にラグが生じてキャンセルされてしまうこともある。パケットロスに関しては百害あって一利なしだ。このパケットロスの改善のために買い替えを検討しているなら、まずはできることから始めて、最終的に回線を変更する。スペック不足によるラグでない限りは根本的な解決が必要だ。

VALORANT向けおすすめのゲーミングPC

Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデル(ドスパラ)

Lightning価格:90,979円+送料3,300円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:450W 80PLUS BRONZE
コスパ:6.6

公式サイト詳細

VALORANTを最低限プレイできればいいというゲーマー向けのモデルだ。ゲーミングPCではなく一般向けモデルながら、グラフィックボードを搭載していて最低限の性能を有している。ゲームプレイが可能なパソコンの中では最安値のモデルだ。コストパフォーマンスが高いわけではないことは押さえておこう。設定次第では75Hz環境には対応できる。安定して60fps出せればいいならLightning AH5は悪い選択肢ではない。一方で、本格的なゲームプレイを目指すのであれば、避けた方がいいモデルになる。144Hz環境や240Hz環境には対応しにくいので注意してほしい。

Lightning AS5(ドスパラ)

Lightning価格:100,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.4

公式サイト詳細

Lightning AS5は10万円前後の価格帯で最も優れたモデルの一つだ。144Hzを目指すなら最低限Lightning AS5の性能は見ておきたい。現在GeForce RTX 3050搭載モデルはその数を減らしている。当サイトの推奨環境であるGeForce GTX 1660 SUPERと同等以上の性能を有する。CPU性能がそれほど高くないことから、フレームレートを高い数値で安定させるのには適していない。価格が安いのでおすすめできるが、予算に余裕があるならもう少し性能に余裕のあるモデルを選びたい。

LEVEL-M1P5-R45-LAX-WHITE(パソコン工房)

LEVEL-M17M-134F-SLX-WHITE価格:99,800円+送料2,200円
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3050 6GB
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

公式サイト

パソコン工房が新しく展開するゲーミングブランド「LEVELθ」のエントリーモデルだ。Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GB搭載で最低限のゲーミング性能を持つ。設定を調整すればある程度VALORANTに対応できる。税込10万円以下で購入できるのが魅力だ。会員登録をするだけで送料が無料になるのでカスタマイズしない限り別途費用が掛かることもない。さらに、24時間365日の電話サポート付きで初心者でも安心して購入できる。性能・構成以外にも強みがある一台だ。

NEXTGEAR JG-A5G6T (マウスコンピューター)

nextgear価格:124,800円(送料込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce RTX 3060 Ti GDDR6X
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.4

公式サイト詳細

マウスコンピューターの新しいゲーミングブランドNEXTGEARの一台だ。グラフィックスにGeForce RTX 3060 Tiを搭載していて高いパフォーマンスを発揮する。ミドルクラスの性能を有しており、240Hzを目指すのであれば最低限必要な性能がある。240fpsで完璧な安定を目指すのは少し難しい。200fps以上といった辺りだろうか。マップによっては240fpsを目指せるので、本格的なゲームプレイを想定するならこのくらいは見ておきたい。性能はまずまずでも、構成は少し乏しい。ストレージは増設で対応する。チップセットが古い最低クラスなので、CPUの交換などで対応していくのは難しい。長く使用できる性能はあるが、先々パーツの交換をしていく可能性があるならもう少し上のモデルを選ぶ方がいいかもしれない。価格帯最高峰のモデルなので、性能で後悔することはない。

GALLERIA XA7C-R46T(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R36価格:229,980円(税込)
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.7

公式サイト詳細

ガレリアブランドの人気モデルとなる。Core i7-14700FとGeForce RTX 4060 Tiの組み合わせは高リフレッシュレートでのゲームプレイに最適だ。VALORANT以外のゲームへの対応力にも優れている。強力な性能とコストパフォーマンスでおすすめしやすい。240Hz環境を想定しているならおすすめだ。ただし、VALORANT以外のゲームでは240Hz環境を構築する上で性能的に物足りなさがあるかもしれない。設定を下げることに抵抗がなければオールラウンドと言える性能を有している。

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