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>>VSPEC公式HP<<

中小BTOショップである「VSPEC」の評判をまとめてみた。このショップはかなり特殊なショップのため、上級者以外は手を出さない方がよいだろう。自作に匹敵する高いカスタマイズ性を持つショップだ。店長の趣味がもろに出ているこだわりはおもしろい。こういうショップの需要は高いのではないだろうか。

初心者向けでない主な理由のひとつとしてはカスタムの幅が広すぎてどれがいいのかわからなくなってしまうためだ。また、80万円を超えるゲーミングPCが人気モデルとして紹介されているのは驚くしかない。お世辞にもコストパフォーマンスが高いとも言えない。いい意味で万人受けすることはないと思う。

上級者向けBTOショップ

VSPEC(ブイスペック)の概要

vspec_top評価    :7.6
知名度   :6.5
コスパ   :3.0
カスタム  :10.0
納期    :3営業日
サポート  :09:00-18:00
保証(延長):1年間(3年間)

公式サイト

VSPECの評価は7.6と平均以下だ。知名度はそこまで高いショップではない。コストパフォーマンスは最低クラスだ。カスタマイズの自由度が高く評価を底上げしている。ゲーミングPCとして販売されているのはわずか4種類だ。VSPECにはRISINGFORCEというゲーミングブランドがあったがなくなってしまった。ほとんどのユーザーが知らないのではないかと思う。

カスタマイズの幅が広く自分好みの仕様にできる。種類の少なさはカスタマイズでカバーできる。カスタマイズの評価はマックスの10だ。カスタマイズで10を達成しているのはVSPEC・Seven・1’sの3メーカーのみとなる。基本構成で60万円を突破する超ハイスペックPCを取り扱っていておもしろい。マザーボードや電源には高級なものが使用されている。

VSPECのモデル全般に言えることで自作PCに近い部分もあるので初心者は避けたほうが無難だ。大手でないショップ特有の独特な構成は一見の価値ありだ。価格よりも性能やカスタマイズ性を優先するのであれば必ず見ておこう。納期は最短3営業日と平均的だ。サポート時間は09:00-18:00となる。保証は1年間で最長3年間の延長保証が用意されている。サポート面は標準的なものだ。

VSPEC(ブイスペック)の特徴&強み

自由なカスタマイズができる

VSPECはカスタマイズ性の高さが特徴のBTOメーカーだ。どこよりも細かいカスタマイズを行うことができる。購入時に”シンプルコース”と”フルカスタムコース”が選択できる。フルカスタムコースにすると選択肢が豊富すぎて初心者の方が購入しようとすると何をすればいいのかわからなくなってしまう。基本的にはある程度PC知識のある玄人向けのショップだと理解しておくべきだ。自作PCと同じ感覚でカスタマイズを楽しめる。

カスタマイズ項目としては、CPU・CPUクーラー・マザーボード・メモリ・グラフィックス・SSD・HDD・光学ドライブ・PC電源・PCケース・有線/無線LAN機器などだ。メモリやストレージのカスタマイズができるBTOメーカーは多いが、CPU・マザーボード・グラフィックス・PCケースのカスタマイズができるBTOメーカーは希少だ。

カスタマイズできるカテゴリーが多い上にカテゴリーごとに選べるパーツが多いのも魅力だと言える。カスタマイズ画面もメーカーや種類ごとにうまく整理されていて見やすいのも特徴だ。他の中小ショップと比べてもトップクラスだ。例えば、PCケースについては40種類を超える選択肢の中から選ぶことができて他のショップとは比べ物にならない。ただし、どの項目も画像や説明がなく知識があっても選びづらい側面がある。

同様に電源ユニットも種類が多すぎて確実に悩むことになる。パーツやパソコンのことがわかる人には非常におもしろいショップになっている。もちろん自作で作るよりも価格は高いが保証面などを考えるとショップで購入するメリットもある。手間・コストを天秤にかけるとよさそうだ。

製品名が並んでいるだけでパーツの選定がしづらい

カスタマイズ項目には製品名がずらっと並んでいるだけでどのようなパーツかイメージしづらい。気になるパーツがあっても一つずつ調べる必要がある。サイコムやセブンのように各パーツの画像及び概要を記載するべきだろう。これならご自身でパーツを揃えた自作PCを作る方が早いように思える。特にフルカスタマイズを考えているなら自作PCも検討しよう。

クリエイターPCも充実している

VSPECはゲーミングPCだけではなく、FX・デイトレPCやサーバー&クリエイターPCなど様々なジャンルパソコンが販売されている。また、自作キットも販売されていて自作PCを気軽に体験することができる。ACHARGE、HERCULES、Computer ZEUSなどブランドごとにサイトが用意されているのも珍しい。

ブランドごとにサイトを用意するというのは近年は見られない運営方針だ。今なら1つのサイトにまとめてディレクトリで分ける方がよいように思う。マウスコンピューター・ドスパラ・パソコン工房も同様の方法を取っている。なお、ゲーミングPC以外のジャンルでもカスタマイズの自由度が高い。

一般ユーザーに馴染みのない超ハイスペックなPCも購入できる。見ているだけで面白いラインナップは興味深い。例えば、サーバー向けモデルでは18コア36スレッドのCore i9-10980XEやNVIDIA RTX 6000 Ada・AMD Radeon PRO W7900など特殊なモデルが選択できる。100万円以上のモデルを作り上げることも現実的だ。

常設展示スペースで相談可

vpectenpo
VSPECでは常時展示スペースが用意されている。ショップがなくてもこういった展示スペースが用意されていることでユーザーも安心感を得られる。事前に予約(03-6802-8014)を行えばVSPECのパソコンを見たり、相談したりできるので初めての方でも安心だ。東京上野駅から徒歩10分とアクセスもよい。関東圏在住の方であれば一度訪れてみてもよいだろう。注意点として常設されているのはデイトレ用PC・マルチモニター・オープンラックサーバーだ。ゲーミングPCが見たい方は事前に確認しておこう。

>>>>PC展示スペースの紹介(公式)

VSPEC(ブイスペック)の弱み

強気な価格設定となっている

VSPECのゲーミングPCはかなり高く設定されていると考えてよい。大手BTOメーカーと比べると30-40%程度高くなっている。ゲーミングPCとして販売されているモデルの中でもっとも安価なモデルを例に見ていく。Core i7-13700KF×RTX 4060で299,200円だ。OS非搭載の価格であることを忘れてはいけない。Windows 11 Home DSPを追加すると+22,000円で321,200円だ。

同等のモデルを大手BTOメーカーで購入すると相場は230,000円前後だ。同じ金額を出せばスリーランクアップのRTX 4070 Ti搭載モデルが選択できるほどだ。これはかなり厳しいと言わざるを得ない。もちろん価格が高くても細かいカスタマイズをしたいと考えているなら魅力的なショップとなるだろう。コストパフォーマンス重視でゲーミングPCを探している方は色々なショップを見ることを推奨する。

サイトのユーザビリティが低い

VSPECはサイトが古いままでユーザービリティが低い。特にスマートフォンからの閲覧は絶望的で使いづらい。文字が小さいなどスマートフォン用に最適化されておらず時代に合っていないホームページだ。カスタマイズ画面も見づらく離脱してしまいそうだ。VSPECでパソコンの購入を考えている方はパソコンから利用した方がよいだろう。

今では多くのユーザーがスマホからパソコンを購入しておりこれは致命的だと言える。BTOメーカーのほとんどがここ数年の間にホームページのリニューアルをしている。VSPECもその流れに乗らないとこのまま競合に勝てなくなってしまうだろう。スマートフォンユーザーが劇的に増えた今ECサイトのモバイル対策は必須だ。

VSPECのおすすめゲーミングPC

VSPECで販売されているモデルは全てベースモデルとなっていてカスタマイズが前提となる。ダウングレードも行えるので必要なパーツに変更してあなた好みの一台に仕上げよう。

VSPEC Intel Core Minimal ミドルレンジ/RTX4060

vspecminimal価格:148,500円
CPU:Core i3-14100F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS SILVER
コスパ:調査中

公式サイト

コストパフォーマンスモデルとして販売中だ。Core i3-14100F×GeForce RTX 4060搭載のミドルクラスのモデルとなる。Windows 11 Home DSP追加で+23,430円だ。RTX 4060搭載モデルで171,930円は高い。価格で勝負するショップではないことは理解しておこう。コストパフォーマンスモデルとは言っても他社メーカーと比べるとコスパは低い。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 500GB NVMeと構成は平均的だ。電源ユニットは650W SILVERを採用している。PCケースは「Zalmman S4 Plus ATX」だ。シンプルながらデザイン性も高く人気がある。

VSPEC ゲームPC/Intel Coreプレミアム/DDR5

vspecgamepc価格:359,700円
CPU:Core i9-14900KF(水冷)
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-5200 32GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中

公式サイト

PCケースに自作PCユーザーに人気の「NZXT H9 Flow」を採用している。前面及び側面が強化ガラスになっていて魅せるゲーミングPCとなっている。側面×3基、背面×1基のケースファン(RGB非対応)が標準搭載だ。CPUにはCore i9-14900KFを、GPUにはGeForce RTX 4060を搭載している。フルHD環境でのゲームプレイに最適だ。CPUクーラーはこだわりのNZXT KRAKEN RGB 360 Whiteだ。白色で統一したシステムに仕上がっている。メモリDDR5-5200 32GB・SSD 1TB NVMeと構成も充実している。電源ユニットは850W GOLDを採用していて万全だ。

VSPEC ゲームPC/AMD Zen4 Ryzen7000 プレミアム

vspecgamepc価格:443,300円
CPU:Ryzen 7 7700X(水冷)
GPU:Radeon RX 7900 XT
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中

公式サイト

Ryzen 7 7700X×Radeon RX 7900 XT搭載のハイエンドクラスの一台だ。PCケースには「NZXT H9 Flow」を採用している。最近人気が出てきたホワイトのケースだ。RTX 4080と同等の性能を持ち4K環境にも対応できる。Ryzen 7 7700XはZen 4アーキテクチャ採用のCPUでまずまずのパフォーマンスを発揮する。競合のIntel第14世代Core i7-14700KFと比べるとパフォーマンスは低い。CPUクーラーは水冷式のNZXT KRAKEN RGB 360 Whiteを搭載している。高クロックなCPUでも受け止められる冷却性能が魅力だ。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB NVMeと構成は平均以上だ。電源ユニットは850W GOLDを採用している。

VSPECのサポート&保証サービス

問い合わせ先

サポートの受付時間が短く平日働いている方にとっては利用しづらい状況だ。電話サポートは平日10:00-17:00となっている。土日祝日は定休日だ。ここ最近の傾向として24時間365日の電話サポートを提供しているショップが増えてきていてサポート時間が短いというのは大きなデメリットとなる。初めてパソコンを購入する方にとってもハードルが上がってしまうだろう。購入の際はしっかりとサポート時間を確認しておこう。

保証

VSPECの製品の保証は初期不良2週間、保証期間1年間だ。BTOメーカーとしては標準的な内容だと言える。特に不安材料はない。2年または3年保証を選択することができる。2年保証は12,100円、3年保証は24,200円となる。すべてのモデルで延長保証に掛かる費用が同じなので、高額なパソコンならお得だ。

送料

サイズ/地域本州・四国北海道・九州沖縄
小物(キーボードなど)¥1,100¥1,650¥3,300
中物(PCケースなど)¥1,650¥2,200¥4,400
大物(BTOパソコンなど)¥1,980¥2,750¥4,730
BTOパソコンに掛かる送料は関東など本州1,980円、北海道・九州2,750円、沖縄4,730円となる。キーボードなどの小物はそれぞれ1,100円、1,650円、3,300円だ。PCケースなどの中物は1,650円、2,200円、4,400円となる。複数個の商品を注文した場合は個数分の配送料が掛かる。

対応決済方法

支払い方法対応
クレジットカードVISA
Mastercard
JCB
American Express
Diners
コンビニ決済未対応
ショッピングローン
アプラス
銀行振り込み
ジャパンネット銀行リンク決済未対応
ATM決済未対応
代金引き換え
銀行ネット決済未対応
VSPECで対応している支払い方法をまとめた。様々な支払い方法が用意されているので、あなたにとって都合の良い決済方法を選択しよう。ポイントが貯まるクレジットカードや分割払いができるローンでの支払いを推奨。

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