画像引用元:https://www.ark-pc.co.jp/
当ページでは、Core i5-10400の性能比較&ベンチマーク検証をしている。6コア12スレッドと前世代のCore i5-9400(6コア6スレッド)よりもスペックアップが施された。低価格帯を支える高コスパなCPUとなっている。ゲーミング性能だけで見ればRyzen 7 3700Xを上回ることもあるぐらいだ。Intel製CPUは安定感がある。2024年11月時点で中古ゲーミングPCのラインナップは豊富だ。「Core i5-10400搭載の中古ゲーミングPC一覧」で紹介している。
後継モデルはRocket Lake世代の「Core i5-11400」となる。ゲーミングCPUとしての評価もまずまずだ。6コア12スレッドというスペックを踏襲しつつCPUコアの改良もあってパフォーマンスが向上している。現行モデルのCore i5-12400になるとCore i7-11700を超えるパフォーマンスを発揮する。
当ページの目次
よくわかる!!Core i5-10400の特徴まとめ
コードネーム | Comet Lake |
---|---|
プロセス | 14nm |
コア/スレッド数 | 6コア/12スレッド |
定格/最大クロック | 2.9 GHz/ 4.3 Ghz |
L3キャッシュ | 12MB |
TDP | 65W |
発売日 | 2020年05月20日 |
MSRP | $182 |
中古価格 | 14,980円~ 13,980円~/Fモデル |
コメント | 6コア12スレッドとパワーアップして登場 前世代のCore i5-9600Kを超える高い性能を持つ 上位モデルと比べると消費電力が抑えられている Core i7シリーズと比べると性能に不安が残る |
評価 | ・総合評価 4.5 ・ゲーム評価 5.0 |
Core i5-10400の基本情報
総合性能
これがIntel第10世代のCore i5シリーズ最低クラスの性能なのだ。確実な性能アップを体感できるはずだ。前世代のCore i5-9400と比べると18%ほどの性能差となっている。総合的な性能とは言え、ここまで引き離すとは予想していなかった。Core i5がゲーミングの主役となる日は近いのかもしれない。
一方で、単純な性能ではCore i7-8700Kには追いつけていない。ゲーム性能に最適化された第10世代Coreシリーズは、ゲーム用途でCore i7-8700Kを超えることもある。第10世代のCore i5シリーズはそこが重要だ。総合的な性能で上回れなくとも、ゲームで上回る事ができるなら強力な選択肢になる。
性能が大幅に伸びた第8世代Core iシリーズすらも置いて行く圧倒的な性能は、新世代の幕開けを飾るに相応しい。2世代前の最上位CPUにCore i5最低ランクが並び立つ。この性能の伸びは史上初ではないだろうか。軽視されてきたCore i5シリーズはここでしっかりと存在感を示した。あとは搭載モデルの価格がどこまで抑えられるかである。
これだけ性能が高くて、現在のi5-9400搭載モデルと同等の価格になるまではしばらくかかるだろう。順当に行けばCore i5-9400とCore i7-9700の中間の価格に落ち着くだろう。Core i7-9700の背中が見えた位置にあるなら、少し割高な価格設定がされていても選択の余地は残る。性能の伸びはコストパフォーマンスに直結する。最強のコストパフォーマンスを持つCPUとして君臨出来るか、ショップの力の見せ所である。
現行のIntel第12世代になるとCore i3シリーズにも及ばない。10nmプロセスを採用したIntel製CPUは一気にパフォーマンスが高くなっている。競合であるRyzen 5シリーズを圧倒する形だ。
基本スペック
Core i5-10400 | Core i5-9600K | Core i5-9400 | |
---|---|---|---|
メーカー | Intel | Intel | Intel |
プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
コードネーム | Comet Lake | Coffee Lake | Coffee Lake |
CPUコア数 | 6 | 6 | 6 |
スレッド数 | 12 | 6 | 6 |
定格クロック | 2.9 GHz | 3.7 GHz | 2.9 GHz |
最大クロック | 4.3 GHz | 4.6 GHz | 4.1 GHz |
L3キャッシュ | 12MB | 9MB | 9MB |
対応メモリ | DDR4-2933 | DDR4-2666 | DDR4-2666 |
内蔵グラフィックス | UHD Graphics 630 | UHD Graphics 630 | UHD Graphics 630 |
TDP | 65W | 95W | 65W |
MSRP | $182 | $262 | $182 |
中古価格 | 14,980円/通常 13,980円/Fモデル | 12,980円/通常 9,980円/Fモデル | 9,980円/通常 7,480円/Fモデル |
発売日 | 2020/05/20 | 2018/10/20 | 2019/07/05 |
コア数やスレッド数が増えると、それぞれの処理性能が少し落ちる。1つあたりのコアやスレッドの処理性能は落ちても数が増えているのでカバー出来るというのが従来だ。今回の6コア12スレッドへの変更では最大クロックが0.2GHzアップしている。コア数自体は同じなので自然と言えば自然なのだろうか。
L3キャッシュも第9世代のi7と同等にアップしている。第10世代のCore i7-10700が第9世代のi9に並んだように、ワンランク上のスペックを持っている。これは第7世代から第8世代への進化に似ている。第8世代はRyzenの登場の影響もあって性能を大幅に向上させた。それと同じ現象が第10世代にも起こっているようだ。つまり、Core i5-10400は第9世代のi5の枠に留まらない可能性がある。
第9世代のi5最上位のCore i5-9600Kと比べてみると、クロックの数値では追いつけていない。しかし、L3キャッシュの向上とスレッド数の増加で距離を縮めているのは間違いない。消費電力、価格はi5-9400と同じで性能はCore i5-9600Kと同等になっていてもおかしくはない。
むしろ、スペックだけで見るとCore i5-9600Kは超えているようにも見える。ただ、Core i5-9600Kは末尾にKが付いていることから分かるように、オーバークロックに対応している。流石にオーバークロックを施したCore i5-9600Kには追いつけないだろう。新世代のi5最低ランクのCPUが前世代のi5最上ランクに匹敵するようになれば、ゲーミングPCの選択の幅も広がるはずだ。
消費電力が65Wの枠に抑えられているのも高評価だ。上位のCore i7シリーズ以上が軒並みTDPが引き上げられている中で健闘していると言える。これもCore i5-10400の強みと考えて良い。
Intel Core i5-10400の最新評価【2024年】
Core i5-10400は、2020年5月に発売されたCPUで当時高い人気を誇っていた。ゲーム性能スコアは22,301とまずまずだ。ゲームプレイをメインに考えるなら20,000スコアを最低基準にするとよい。Core i5-10400は最低限必要な性能を持っているといえる。ただし、現行モデルなら60番台まででギリギリだ。性能的にはGeForce 3060より下のモデルと組み合わせたい。
Core i5-10400の中古価格は14,980円と十分下がってきている。CPU内臓グラフィックス非搭載のCore i5-10400Fなら13,980円と割安感がある。性能を考えると妥当な価格設定ではないかと思う。Core i5-10400を候補に入れるなら次世代のCore i3-12100が選択肢に入る。4コア8スレッドとスペックが劣るためゲームプレイ時にもたつきを感じてしまう場面もあるかもしれない。
それでもCPU性能自体は上回っている。Core i3-12100も価格は14,980円からと同等だ。CPU内臓グラフィックス非搭載モデルは11,480円から購入できる。Intel製CPUにこだわりがなければRyzen 5 4500がおすすめだ。税込10万円前後で購入できる高コスパモデルだ。ゲーム性能自体はCore i5-10400よりも低いがその分安い。最近中古のタマが少なくなっているので定期的に確認しておこう。その上位モデルであるRyzen 5 5500なら11,980円だ。
Intel Core i5-10400の特徴【2020年】
ゲーミングCPUとして最強のコストパフォーマンス
Core i5-10400は、かなり高いゲーミング性能を持つCPUだ。性能では第9世代のCore i7-9700に届かないが、ゲーム用途ではCore i7-9700に匹敵する。Core i7-9700の性能をCore i5-9400の価格で購入する事ができる。純粋なコストパフォーマンスは第10世代でトップに君臨するレベルだ。
高みを目指さず、実用的な範囲の性能を求めるユーザーにとっては素晴らしいCPUである。Core i7-9700搭載モデルが12万円台であるのに対して、i5-10400搭載モデルは10万円を切る価格になるだろう。コストを抑えたいユーザーからすると非常に大きな恩恵を受けることができる。
ただ安いだけの製品に対してコストパフォーマンスがよいと言っているわけではない。この価格ではあり得ないほど高い性能を持つ製品であるからこその評価だ。これはRyzenシリーズをも超えるコストパフォーマンスと言えるだろう。ゲーム向けという意味ではここまで優れたCPUは存在していなかった。
引き立て役に徹するCore i5という時代は過ぎ去ったのだ。これからはゲーミングジャンルで主役級の扱いを受けるべきCPUだ。もしも、順当な評価を受けることができれば、Core i5シリーズ搭載モデルは一気に主流のモデルとして取り扱われるだろう。
また、Core i5シリーズが主役になることで、新たな引き立て役が必要になる。Core i3シリーズがゲーミングPCの低価格帯をサポートするというような事も考えられる。そうなると、最安値のゲーミングPCは5万円台に突入するだろう。ゲームに対して十分な性能を持っている。これこそがCore i5-10400の最大の魅力だ。CPU単体でも、搭載モデルでも、コストパフォーマンスの高さで言えば最強のCPUと言える。
第10世代で最も高い評価を受けたCPU
第10世代のCPUは登場からネガティブな評価が続いていた。それは、CPUがゲームに与える影響が小さくなっていて、高性能なCPUを搭載しても下位のモデルと比べた優位性がなくなってしまう。どれだけゲームに適していても、その数値の差は極僅かである。i7-10700とi9-10900Kの性能差がそれである。もちろん、まだまだ影響するゲームも登場している。ただ、そこまでハイエンドを求める必要性が薄れている。
例えば、多くのベンチマークは最高設定での計測を主としている。ゲームによっては設定を高くすることで描写が美しくなる反面、視認性が低下するものも少なくない。それがそのまま不利に繋がることもある。多くのゲーマーは最高設定でゲームをプレイすることは少ないと思う。
144hzでプレイするにしても、最小fpsの数値や平均fpsを上げるために、設定を下げてプレイした方が良い。つまり、最高設定で144fpsが出せなくても、設定を下げて144hzが出せれば良いのである。ストイックなユーザーになればなるほどその傾向は強い。そして、それが今当たり前に捉えられてきている。
第10世代が評価を受けられなかった要因は、このCPUがゲームに与える影響の変化である。一方で、低価格路線を突き進むi5-10400は非常に高い評価を受けている。それもそのはずだ。i5-9400は設定を下げても144hzを活かしにくいものがあった。
そのi5-9400と同じ価格で、144hzを活かせる性能を持って登場したのだ。元々低い評価から上限にまで届いた。この振り幅の大きいi5-10400の評価は第10世代で最も高い。次点でi5-10600Kが評価されていることからも、ゲームはi5で十分という時代が来るかもしれない。
i5-10400は最低限必要な性能から脱却し、定番CPUのポジションに着けるポテンシャルを秘めている。第9世代搭載モデルが消え去った後、天下を収めるのは間違いなくi5-10400だろう。
要求スペックへの不安はつきまとう
Core i5-10400の性能アップは実に喜ばしいことである。しかし、その喜びも長くは続かない可能性がある。なぜなら今後リリースされるタイトルへの対応力は劣ってしまうかもしれないからだ。例えば、第7世代から第8世代への変更はCPU性能が大幅にアップした。同時に、ゲームの要求スペックも徐々に上がり、第8世代のi5-8500では対応しにくいタイトルも登場した。
このように、時代の性能に合わせた進化をするのがPCゲームである。第8世代、第9世代当時のゲームであればi5-10400で十分だ。では第10世代のゲームではどうだろうか。これまで繰り返してきたように、要求スペックもまた跳ね上がるのではないだろうか。
第9世代が登場して性能を見た時、第8世代なら4世代くらい大丈夫だろうと思った。その幻想は僅か1世代で打ち砕かれた。i5-8500と同等のスペックを推奨環境に据えるゲームは、第9世代登場から僅かな期間で発表された。第10世代を要求するようなゲームはしばらく出て来ないとは思う。ただ、過去に似たような事例がある以上は安心できない。
CPUやGPUの進化は、同時にゲームの進化にも繋がっている。要求スペックが高くなるのも仕方がない。PCゲームの場合はある程度性能を抑えなければ快適にプレイ出来るユーザーが限られてしまう。そのため、ある程度設定で対応出来るようにはなっている。それでも、推奨環境を満たせていない不安は付いて回る。
例えば、人気MMORPG「FF14」のように、アップデートで大幅にスペックを引き上げられることもある。基本無料系のオンラインゲームでも、こういったことは珍しくなかった。最近はスペックを底上げするようなことはほとんどない。あっても、記載されている推奨環境から変わらない。
今快適でも少し先は分からない。つまり、コストパフォーマンスが高いという評価は不変ではない。i5-10600Kが標準的な性能になれば、安くても性能が少し足りないという評価になる。そして、コストパフォーマンスが高いという評価は消え去ってしまうだろう。
i5-10400の評価は今一時のものであるかもしれない。要求スペックが跳ね上がるまでは最高のコストパフォーマンスを持っている。この評価が1年後には変わっている可能性も十分にある。それだけは心のどこかに留めながら選択して欲しい。
Core i5-10400のベンチマーク一覧
Cinebench R20
従来製品であるi5-9400と比べるべきだろう。数値的には実用に耐えられる十分な仕上がりを見せている。なお、i5-10600Kは全CPUの中で最も優れたシングルコアスコアを叩き出している。i5の進化をじっくり感じられる。
Adobe Photoshop 2020
傾向から、スレッド数よりもコア数の方が重要なようだ。Cinebench R20と同様にマルチコア性能が求められると考えておくべきだ。i5-9400からの伸びを考えれば十分ではある。
Adobe After Effects 2020
i7-8700Kに追いつけてはいないが、次点に着けている。とてもi5最低ランクのCPUとは思えないスコアである。前世代のi5-9400と比べてもCPUの格は確実に上である。ただ、i7に匹敵とまではいかないのは残念だ。
Core i5-10400のゲームプレイ時のフレームレート
Far Cry New Dawn 1080p
しかし、ここでRyzenのお家芸である価格の優位が働く。ゲーム目的であればRyzen 9やRyzen 7シリーズに並ぶという事は、コストパフォーマンスでは圧倒的ということだ。もちろん、全てのゲームで上回れるかは分からない。フルHD環境のFar Cry New DawnではCore i5-10400が優勢という程度だ。
Far Cry New Dawn 1440p
ここでもRyzenシリーズに対して優位に立っている。Ryzenシリーズに最適化されたゲームでなければ第10世代のi5でも十分通用する。もっとも、ゲームによってはCore i5-9400ですら上回るタイトルがあった。ゲームでは元々i5の方がバランスは良かったのだろう。Core i5-10400がRyzenに対してどの負荷まで優位に立てるのかに注目したい。
Borderlands 3 1440p
Borderlands3はシングルコアの性能も重要になってくるのだろう。Ryzenシリーズは最小fpsが60を切っている。マルチコア性能が上手く活かせられると少し変わってきそうだ。次世代のゲームではどのように影響してくるのか楽しみだ。Ryzenに最適化されているゲームとRyzenが得意なゲームは少し違う。Borderlands3に関しては最適化された上に得意なゲームであることを付け加えておきたい。
Ghost Recon Breakpoint 1440p
WQHDで144hzを活かすのは難しいだろう。Core i5-10400もほぼMAXの数値だ。Ghost Recon Breakpointにおいて、CPUで優位を図るのは不可能なのではないだろうか。i9-10900Kとi5-10400の差が平均で1fps、最小で2fpsしか違いが無いことからも分かるだろう。ゲーム向けのCPUとしての上限に達していると考えられる。ただし、Ghost Recon Breakpointだけでの話だ。
Total War : Three Kingdoms 1080p
安定感という意味ではCore i5-10400の方が優れている。流石に第10世代に最適化されたゲームではi5と言えども強い。Core i5-10400はゲーム用途で最低限必要な性能とは言えない。既に最高峰の性能を持つCPUの領域に足を踏み入れている。掛かる期待は大きく跳ね上がったのではないだろうか。
Core i5-10400搭載の中古ゲーミングPC一覧
THIRDWAVE GALLERIA RM5C-G50 169642(ドスパラ)
CPU:Core i5-10400
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB
電源:非公開
コスパ:調査中
GeForce GTX 1650搭載のエントリークラスの一台だ。42,800円は破格だろう。送料もかからない。フルHD環境でのゲームプレイに適している。メモリ16GB・SSD 512GBと構成も十分だろう。サイドクリアガラスパネル部分に傷防止フィルムがついていて剥がすとやや跡が残るみたいだ。状態の悪さもあって現行のガレリアケースを採用していてもこの価格なのだろう。
THIRDWAVE Magnate EM041(ドスパラ)
CPU:Core i5-10400
GPU:GeForce GTX 1660
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 256GB
電源:非公開
コスパ:調査中
Core i5-10400×GeForce GTX 1660搭載のローエンドクラスの一台だ。旧型のケースを採用しているが、価格が安くおすすめしやすい。GeForce GTX 1660になればフルHD環境でのゲーム適性が大きく向上する。構成はメモリ16GB・SSD 256GBとなっている。光学ドライブ標準搭載だ。
IStDXi-M046-A(パソコン工房)
CPU:Core i5-10400
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 256GB
電源:非公開
コスパ:調査中
Core i5-10400×GeForce GTX 1650搭載のエントリークラスの一台だ。メモリ16GB・SSD 256GBという構成だ。ストレージ容量が少ないので別途SSDやHDDを用意しておくとよいだろう。外付けのストレージでも問題ない。光学ドライブ付きで映画鑑賞にも活用できる。
FRGXB560/WS5(フロンティア)
CPU:Core i5-10400
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB
電源:非公開
コスパ:調査中
フロンティアのゲーミングPCだ。パソコン工房で取り扱いがある。オーソドックスなケースデザインで使い勝手も良好だ。I/Oパネルは前面にまとめられている。Core i5-10400×GTX 1660 SUPER搭載のローエンドクラスの一台だ。タイトルによっては高設定でのゲームプレイに対応できる。メモリ16GB・SSD 512GBと構成は平均的だ。
ILeDXs-M046-AiX4_-RBSXB(パソコン工房)
CPU:Core i5-10400
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 1TB
電源:非公開
コスパ:調査中
Core i5-10400×GeForce RTX 3060搭載のミドルクラスのゲーミングPCだ。パソコン工房のミニタワーケースを採用している。デザイン性が高くオシャレな印象を受ける。GeForce RTX 3060は一世代前のミドルクラスでフルHD環境なら高設定でもゲームを楽しめる。メモリ16GB・SSD 1TBと構成も十分だろう。
Core i5-10400搭載のおすすめゲーミングPC一覧
GXシリーズ FRGXB560/WS824/NTK(フロンティア)
CPU:Core i5-10400F
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:512B NVMe対応
HDD:非搭載
電源:600W 80PLUS BRONZE
Core i5-10400F×GTX 1660 SUPER搭載のゲーミングPCだ。税込11万円台なら選択肢として悪くない。GTX 1660 SUPERは、次のモデルに搭載されている最新のAmpere世代のエントリークラスであるRTX 3050と同等の性能を持っている。メモリ16GB、SSD 512GBと構成も充実している。電源ユニットは驚きの850W GOLDを採用だ。性能を考えるとオーバースペック気味だと言える。
GXシリーズ FRGAFH570/WS2/NTK(フロンティア)
CPU:Core i5-10400F
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR4-3200 16GB
SSD:512B NVMe対応
HDD:非搭載
電源:600W 80PLUS BRONZE
Ampere世代のミドルクラスであるRTX 3060を搭載した一台だ。RTX 3060搭載モデルで税込13万円台は素晴らしい。フロンティアの台数限定セールであること旧世代のCore i5-10400Fを搭載していることで実現したと言える。Core i5-10400Fは性能の高いCPUとは言えないがこのぐらいの性能であれば問題ない。メモリ16GB、SSD 512GB、電源600W BRONZEと必要十分な構成だ。
Magnate MT(ドスパラ)
CPU:Core i5-10400
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4 16GB
SSD:500GB
HDD:非搭載
電源:500W 80PLUS BRONZE認証
驚くべきコストパフォーマンスを誇る一台となっている。GTX 1660 SUPER×i5-10400搭載で税抜10万円を切る価格設定は素晴らしい。ドスパラのビジネスモデルは魅力的だ。PCケース及びSSDの規格が違うとは言ってもこれだけの差が開くのは謎だ。Magnateはビジネス寄りのケースを採用していてそこに納得できるなら積極的に選択すべきモデルだと言える。
G-GEAR GA5J-D201/T(TSUKUMO)
CPU:Core i5-10400
GPU:GeForce GTX 1660 Ti
メモリ:DDR4 8GB
SSD:240GB
HDD:非搭載
電源:550W 80PLUS BRONZE認証
GTX 1660 Tiを搭載したゲーミングPCだ。GTX 1660 SUPER登場後各BTOメーカーから消えてしまっていたが、ツクモではまだ取り扱いがある。GTX 1660 SUPERよりも性能面で優勢だ。グラフィックボードとの相性が良いモデルとなっている。FULL HD環境でのゲームプレイを考えている方向けだと言える。メモリ8GB、SSD 240GBと構成は控え目だ。
管理人による総評(Core i5-10400)
(+) 6コア12スレッドの高パフォーマンスCPU
(+) 消費電力が抑えられていて扱いやすい
(-) Core i7シリーズと比べると将来性に劣る
Core i5-10400は登場したばかりでありながら、非常に高い評価を持つCPUである。少なくとも、現時点では圧倒的なコストパフォーマンスが特徴だ。少し不安になる要素は秘めている。2020年6月現在では性能面に不安や不満は特にない。むしろ、そのコストパフォーマンスの高さが一層輝いている。ゲームに運用しやすい性能、選びやすい価格を持つ第10世代屈指の評価を得たCPUである。
第9世代のi5と比べて、スレッド数が倍になっている。このことで、ゲーム以外での対応力も増している。低価格でオールラウンド性が高いという意味ではRyzen 5 3500のようなポジションだろうか。性能では大きく突き放しているので上位互換に近い。ただし、ゲーム以外ではRyzen 5 3500の方が高い用途もある。完全な上位互換となるのはまだまだ先だろう。
また、Ryzenは現在第3世代である。第4世代の登場が差し迫る中、比較対象が第3世代というのも小さな不安要素だ。低価格・高性能なモデルは時代の波に飲み込まれやすい。Core i5-10400が次世代のi5登場まで主役でいられるかは分からない。第4世代のRyzen 5がとんでもない怪物で無ければ安泰だ。自身の性能ではなく、他の動向に評価が左右されてしまう点ではまだまだ上を目指せるシリーズと言える。
選びやすいゲーミングPCの登場を予感させるi5-10400は、不安要素こそあれどゲーミングPCの価格に革命を起こせそうだ。Core i5-9400はグラフィックボードとのバランスを取るために、GTX 1660程度に抑えなければならなかった。これがi5-10400になるとRTX 2070 SUPERとも一定のバランスが取れるようになる。ベストマッチはおそらくRTX 2060だろう。性能の底上げがしっかりされることこそが、新世代に求められている。Core i5-10400はその期待にしっかり応えた優れたCPUだ。
corei7 8700のブーストクロックは4.0GHzではなく4.6GHzです
コメントありがとうございます。失礼いたしました。修正が完了しております。