gtx1060kurouto画像引用元:https://www.kuroutoshikou.com/

当記事では、GeForce GTX 1060のスペックとベンチマークを紹介している。GTX 960の後継モデルだ。GTX 1060は、2016年7月下旬に登場したミドルクラスのグラフィックボードだ。2021年4月時点で発売から5年近くの歳月が流れ、次世代モデルである「GeForce GTX 1660」・「GeForce GTX 1660 SUPER」・「GeForce GTX 1660 Ti」が登場している。フルHD環境での適性が高い点でGTX 1060と共通している部分も多い。

後継モデルのGTX 1660 SUPERが登場してもしばらくの間は併売されていた。中古市場での人気も高い。かつての人気モデルはその息も長いものになっている。GTX 1060には6GBモデルと3GBモデルがある。少しでも長く使いたいと考えるなら6GBを選択するべきべきだろう。価格的な優位性はあってもGPUメモリ容量に余裕があるに越したことはない。

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GeForce GTX 1060の概要

基本スペック

 GTX 1060 6GBGTX 1060 3GBGTX 960
アーキテクチャPascalPascalMaxwell
GPUGP106GP106GM206
プロセス16nm16nm28nm
トランジスタ数44億44億29.4億
ダイサイズ200m㎡200m㎡228m㎡
SM数1098
CUDAコア1280基1152基1024基
ベースクロック1506MHz1506MHz1127MHz
ブーストクロック1708MHz1708MHz1178MHz
GPUメモリ6GB GDDR53GB GDDR52GB GDDR5
メモリクロック8 Gbps8 Gbps7 Gbps
メモリバス192 bit192 bit128 bit
バンド幅192.2 GB/s192.2 GB/s112.2 GB/s
TDP120W120W120W
価格$299$199$199
発売日2016/07/192016/08/182015/01/22
GTX 1060のスペックについて前世代MaxwellのGTX 960及び後発のGTX 1060 3GBと比較していこう。GTX 960からGTX 1060で最も変わったのはプロセスだ。28nm→16nmへと微細化されパワー効率・省電力性の向上につながっている。トランジスタ数が50%増えているにもかかわらずダイサイズは12%もコンパクトになっている。プロセスの微細化は次の世代へと繋がる大きな一歩だ。

GTX 1060 6GBのGPUはGP106だ。SM数が10個でGP106のフルスペックバージョンを搭載しているということになる。GTX 960と比べてCUDAコアが24%増えて1280基へと増えているのもポイントだ。ベースクロック周波数は34%高く、ブーストクロック周波数は45%引き上げられている。さらに、メモリ容量も2GB→6GBへの大幅アップだ。GPUメモリ容量が多いほうがゲームプレイ時のフレームレートが上がる。長く使うことを考えるなら心強い。

メモリクロックも7 Gbpsから8 Gbpsへと速くなった。また、メモリバスも128 bitから192 bitへと変わっている。バンド幅も70%以上引き上げられていて全体的にパワーアップしていることがわかる。TDPは同じ120Wで省電力性の高さが伺える。プロセスの微細化によって得られる恩恵は無限大だ。この世代の進化が最も革命的だった。ここから一気にゲーミングPCが普及したように思う。価格は$100アップとなっている。性能を考えると仕方がないところだろう。

GTX 1060 6GBが発売されて1ヶ月後にGPUメモリ容量を減らしたGTX 1060 3GBが登場した。なんと価格は$199でGTX 960と同じだ。GTX 1060 6GBと同じGP106を搭載しているが、SM数は1つ減って9つだ。CUDAコアは1152基(9×128)だ。6GBモデルよりも10%ダウンとなる。ベースクロック及びブーストクロックは共通だ。GPUメモリは半減の3GBとなる。メモリ周り・TDPは変わっていない。価格が抑えられている分だけ選びやすさがある。

ゲーミング性能

gtx10606gbseinou202204

GeForce GTX 1060 6GBは、発売当時ミドルクラスのグラフィックボードだった。その後発売された3GBモデルはおよそ7%程度パフォーマンスが低い。いずれのモデルも2022年時点ではロークラスのグラフィックボードだ。フルHD環境で設定を下げることが前提となる。最高設定でのゲームプレイは厳しくなった。

次世代モデルであるGTX 1660になると14%程度性能が高く、GTX 1660 Tiになると21%性能が高い。現行のAmpere世代におけるエントリークラスであるRTX 3050よりもパフォーマンスは低い。前世代のGTX 960の上位モデルであるGTX 970と同等の処理性能を持っているのは評価できる。やはりPascal世代は革命的だったと言える。

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現在のGeForce GTX 1060の評価【2022年】

最も利用者の多いグラフィックボードに君臨

gtx1060ranking参考:(Steam, 2022)

実はGeForce GTX 1060は、2022年時点でも最も利用者の多いグラフィックボードの一つとなっている。発売から6年経ってもその人気は健在だ。当時から使い続けているユーザーも多いのだろう。世界的にも人気が高いということだ。中古での購入を視野に入れるのも悪くないかもしれない。全体でのシェアは2022年3月時点で8.18%と高水準だ。一時は10%を超えていたこともある。

後継モデルであるGTX 1660 TiやGTX 1660 SUPERもシェアが高く人気が高いことがわかる。現行のAmpere世代ではRTX 3060 TiやRTX 3060も上位にランクインしている。60番台や50番台のグラフィックボードはどの世代でも人気が高い。手頃な価格で多くのゲーマーの方が選ぶということだ。

中古価格は20,800円~と手頃になっている

gtx1060chuko

2022年4月時点での中古価格は3GBモデルが20,800円~、6GBモデルが23,800円~(じゃんぱら, 2022)となっている。GTX 1650の中古価格が同等であることを考えると選択肢として悪くない。非常に購入しやすいグラフィックボードだと言える。グラフィックボード価格が高騰している現状では救世主的な存在だ。しばらくGTX 1060 6GB/3GBを使用して価格が落ち着いたら乗り換えるという方法もよいかもしれない。

設定調整をすればフルHDでのゲームプレイが可能

GTX 1060が出た当時はフルHD環境×高設定でのゲームプレイもできていた。今は要求スペックも上がり高設定でのゲームプレイが厳しいタイトルも増えてきている。基本的には設定調整が前提で選ぶようにしよう。最高設定で快適にとはいかない。

また、性能に余裕をもたせるという意味でGPUメモリ容量6GBを選択するのが無難だ。価格を重視して選びたいなら3GBモデルでもよい。性能差7%をどう考えるかで人によって判断は変わるはずだ。

発売当初のGeForce GTX 1060の評価【2016年】

ゲーミングPCのラインナップが多い(+)

各BTOメーカーにおいてGTX 1060搭載モデルは非常にラインナップ数が多い。GTX 1660 Tiが登場した今でも現役で活躍しているグラフィックボードだ。扱いやすいモデルということで各ショップが力をいれて販売している。現在6GBモデルは減少しているが、3GBモデルでも問題ない。

G-Tuneでは3GBモデルしか取り扱っていない。こう考えると3GBでも全く問題がないと考えて良いだろう。一方、ドスパラでは3GBとは別に6GBのラインナップもある。好みで選んでしまって良い。

人気の秘密は、手頃な価格で十分な性能を持つグラフィックボードだからだ。VRあるいはHD環境で力を発揮する。ライトゲーマーからヘビーゲーマーまで幅広くおすすめできる。GTX1050Tiよりもゲームプレイの快適性は高い。

60番台がついにハイクラスになった(+)

これまで60番台というとミドルクラスの代表格だったが、実態はハイクラスに属するモデルとなっている。Pascal世代の60番台であるGTX 1060は低価格で人気のGTX 960と同じポジションかと思われた。しかしながら、実際は少し違う。どちらかというとより性能の高いGTX 980に近い位置にいるように思える。60番台で前世代の80番台と同等の性能だ。

2ランク上と性能の高さが魅力だが、低価格とは少し違うため従来のようにライトゲーマーにおすすめできない。性能が上がっている分、VRを思う存分に楽しみたいとか多くのタイトルを楽しみたいというゲーマー向けだ。GTX 960から買い換えても十分性能差を体感することができるだろう。それほどグラフィックボードの進化は凄まじい。

選択肢が豊富なため初心者には選びにくい(-)

GTX 1060搭載モデルを選択するに当たって迷ってしまう可能性がある。ラインナップ数が多いがゆえのデメリットだ。当サイトでも50種類近くのゲーミングPCを紹介している。種類が多すぎることは必ずしもよいというわけではない。

GTX 1060という軸があるのであれば下記のおすすめゲーミングPC5選を参考にしてほしい。コスパが高く購入しても後悔しないモデルを厳選して紹介している。それ以外のモデルを検討している方で不安な方はぜひコメントかお問い合わせフォームより連絡して欲しい。あなたの環境に合うベストな提案をする。

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GeForce GTX 1060のベンチマークまとめ

Borderland 3

boarderland3

GTX 1660 Super104.7
55.1
GTX 166091.2
46.8
GTX 1650 Super88.6
45.8
GTX 1060 6GB81.1
43.6
GTX 1060 3GB73.8
36.2
GTX 97069.2
36.2
標準設定最高設定
標準設定なら3GBモデルでも73.8fpsと余裕がある。6GBになると81.1fpsと10%のパフォーマンス向上を見込めることができる。最高設定にこだわらないならGTX 1060でも問題ないと考える。Maxwell世代のGTX 970よりも余裕があることがわかる。現行モデルのGTX 1660 SUPERあるいはGTX 1660になるとさらに余裕が生まれる。最大30%の差があるのは大きい。GTX 1650 SUPERとの差は9%とそれなりに開いている。

Shadow of the Tomb Raider

Shadow Of The Tomb Raider

GTX 1660 Super100.6
85.1
GTX 166086.7
73.6
GTX 1650 Super84.3
64.0
GTX 1060 6GB68.9
59.1
GTX 1060 3GB64.0
51.8
GTX 97060.0
52.0
標準設定最高設定
Shadow of the Tomb Raiderなら最高設定でも対応できそうだ。標準設定なら安定したゲームプレイが可能となる。GTX 970よりも13%程度スコアが高い。GTX 1060 6GBとGTX 1060 3GBとの性能差は7%だ。最高設定なら14%も差がある。GTX 1650 SUPERになるとさらに23%性能が高い。もはや50番台の面影はないレベルだ。

Metro Exodus

Metro-Exodus-Title

GTX 1660 Super72.1
52.7
GTX 166062.7
47.1
GTX 1650 Super57.8
42.3
GTX 1060 6GB55.4
41.5
GTX 1060 3GB51.7
38.7
GTX 97042.5
29.4
標準設定最高設定
負荷の高いタイトルになると現行のミドルクラスでも最高設定でのゲームプレイは厳しくなる。標準設定でのゲームプレイが前提だ。これはゲーム側の最適化を待つのがよいかもしれない。GTX 1060 6GBとGTX 1060 3GBとの性能差は7%だ。負荷の高いタイトルを考えると6GB搭載モデルを選択した方がよいかもしれない。Pascal世代のGTX 970だとかなり苦戦している。GTX 1060 6GBとのフレームレートの差は30%-40%と大きい。

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GeForce GTX 1060搭載おすすめゲーミングPC3選

NEXTGEAR-MICRO im620SA1-TD(G-Tune)

im610価格:129,800円
CPU:Core i7-9700K
GPU:GeForce GTX1060 3GB
メモリ:DDR4-2400 8GB
SSD:120GB
HDD:2TB
電源:500W BRONZE

G-Tuneと当サイトとのコラボモデルだ。コストパフォーマンスが非常に高く人気のあるゲーミングPCに仕上がっている。グラフィックボードにはユーザーに人気の高いGTX1060 3GBを採用。FULL HD環境で快適なゲームができる。また、CPUには第九世代のi7-9700Kを採用。グラフィックボードとのバランスも良い。ゲーム配信などにも強さを発揮。

NEXTGEAR-MICRO im620GA1-TD(G-Tune)

im610価格:129,800円
CPU:Core i7-9700K
GPU:GeForce GTX1060 3GB
メモリ:DDR4-2400 8GB
SSD:NVMe対応M.2 256GB
HDD:2TB
電源:500W BRONZE

im620SA1-TDのSSDをNVMe対応M.2 256GBに変更したのがこのGA1-TDだ。+10,000円アップで超高性能CPUにアップグレードできるのは評価できる。単体の価格を考えるとコストパフォーマンスはSA1-TDを上回る。

GALLERIA XT(ドスパラ)

価格:142,980円
CPU:Core i7-8700
GPU:GeForce GTX1060 6GB
メモリ:DDR4-2666 8GB
SSD:500GB
HDD:1TB
電源:500W 80PLUS BRONZE

ドスパラの人気ゲーミングPCだ。グラフィックボードにはGTX1060 6GBを採用。3GBモデルよりも10%ほど性能が高くなっている。性能差を体感することは難しいが、少し余裕が出るだろう。SSD 500GB、HDD 1TBのダブルストレージも強力だ。構成面も充実しているおすすめの一台。

参照外部サイト

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