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当記事では、GeForce GTX 980の性能スペック&ベンチマークを紹介している。Kepler世代の80番台であるGTX 780の後継モデルだ。販売当時の2014年はハイクラスのグラフィックボードだったが、2022年時点ではローエンドクラスに位置するグラフィックボードになっている。

当然今はGTX 980搭載モデルはラインナップになく中古パーツとしてなら手に入れることが可能だ。ドスパラなどPCパーツショップをチェックして欲しい。2014年当時は各BTOショップが力を入れていて多くのラインナップがあった。非常に人気のあったグラフィックボードだ。後継モデルは、Pascal世代の「GeForce GTX 1080」だ。プロセスの微細化もあってパフォーマンスが引き上げられている。

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GeForce GTX 980のスペックと性能

スペック

 GTX 980GTX 780GTX 1080
アーキテクチャMaxwellKeplerPascal
プロセス28 nm28 nm16 nm
GPUGM204GK110GP104
CUDAコア数2048基2304基2560基
コアクロック1126MHz863MHz1607MHz
ブーストクロック1216MHz900MHz1733MHz
GPUメモリGDDR5 4GBGDDR5 3GB / 6GBGDDR5X 8GB
メモリクロック7 Gbps6 Gbps10 Gbps
メモリバス幅256bit384bit256bit
メモリ帯域224.4 GB/s288.4 GB/s320.3 GB/s
FLOPS4.981 TFLOPS4.156 TFLOPS8.873 TFLOPS
TDP165W250W180W
価格$549$649$699
発売日2014年9月19日2013年3月23日2016年5月27日
GeForce GTX 980は、Maxwell世代として登場したGTX 900シリーズの上位グラフィックボードだ。プロセスは従来モデルのGTX 780と同じ14nmだ。GPUは新たにGM204が採用されている。GTX 600・700シリーズで採用されたGKベースから一新されたプロセスは処理性能が大きく向上している。省電力性も高まり次世代モデルにふさわしいスペックだ。

基本的な処理性能はコアクロック、ブーストクロックを見ても分かる通りだ。コアクロックは30%高く、ブーストクロックも35%も高い。一方で、CUDAコア数が10%程度減少している。さらに、メモリ帯域及びバス幅の縮小でメモリ周りは少し弱くなったように見える。メモリクロック周波数が7 Gbpsにアップされた事で多少はフォローできているが、性能の伸びが抑えられる結果となっている。

GPUメモリは同じGDDR5を搭載している。GPUメモリ容量は3GBから4GBへと微増だ。性能の指標であるFLOPSが15%しか伸びていないことも、メモリ周りが影響していそうだ。このFLOPSは基本的な性能の基準となる数値だ。ゲームによっては数値の関係は逆転する可能性もある。あくまでも基準として見ておけば良いだろう。消費電力はGTX 780と比べて34%省電力化されている。さらに、価格も15%程度安くなった。

GP104ベースのGTX 1080は表で分かる通り、完全にGTX 980を上回っている。プロセスが28nm→16nmへと微細化された。より高いパフォーマンスを期待できる。CUDAコアが25%増えている。さらに、コアクロックが43%高くブーストクロックも42%高い。さらに、GPUメモリの規格もGDDR5Xになり容量も8GBとなっている。メモリクロックが7 Gbpsから10 Gbpsになりメモリ帯域は43%も広い。性能はFLOPSが表している通り非常に高い。消費電力の向上を考えればワットパフォーマンス(消費電力あたりの性能)は比べ物にならないほどアップしている。

性能

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GeForce GTX 980の性能はTuring世代のGTX 1660 Tiと同等だ。現行モデルであるAmpere世代ではエントリークラスのRTX 3050にも劣ってしまう。発売から8年の月日が流れてついにここまで厳しい状況となった。現時点では高い性能とは言えないながらも、エントリークラスの運用であれば問題ないだろう。設定を落とすことで対応できるゲームは多い。標準設定以下であれば現在でも通用する性能だと言える。

ネックとなるのはGPUメモリ容量の少なさだ。4GBというのエントリークラスのモデルとしても物足りない。今の時代は50番台でも8GBと容量が多いのだ。最新のタイトルでは対応しづらいと考えてよい。将来性も高いわけではなく長い目で見れば買い替えのタイミングが来たと言える。消費電力の高さもデメリットだ。現行モデルと比べて大きく劣る部分となっている。

GTX 1060 6GBが推奨環境に求められるゲームが登場している。これから発表される最新のタイトルへの対応力はギリギリだ。あくまでも推奨環境なので、高望みしなければまだまだ現役で使用できるだろう。高リフレッシュレートや高解像度は苦手なのでプレイスタイルは限られてしまうのが気になるところだ。

解像度を下げることで高リフレッシュレートはまだ実現可能だ。しかし、高解像度は基本的な性能が不足しているので厳しい。少し古めのタイトルであれば対応できるかもしれない程度だ。現行のエントリークラスが高解像度には対応できてない。できればラッキーくらいに考えておく必要がありそうだ。

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GeForce GTX 980の評価【2022年時点】

GeForce GTX 980はエントリークラスで通用する

GeForce GTX 980は、GTX 1660 TiやGTX 1660 SUPERと同等程度だ。Ampere世代のRTX 3050が登場したことでランク的にはエントリークラス相当ということになる。RTX 3050やGTX 1660 Tiなどと比べてGPUメモリ容量が4GBと少ない点は注意しなければいけない。GPUメモリは最新のゲームでも重要な役割を担っていてパフォーマンスに影響を与えるからだ。つまり、上記の一覧表通りの性能を発揮できないケースもある。

単純な性能だけを見ればGTX 1660 Tiと同等だが、ゲームによってはGTX 1660 Tiよりも安定し辛くなる。これは総合性能で上回るGTX 1650 SUPERにも同じ事が言える。新しいグラフィックボードと比べると、古いグラフィックボードはゲームへの対応力が低いことが往々にしてある。

GTX 980が登場したのは2014年9月だ。そのあたりのゲームには余裕を持って対応することができる。そこから2年後の2016年にGTX 1060 6GBが登場した。2017年前後のゲームではGTX 980よりもGTX 1060 6GBの方が対応しやすい。その後2019年にGTX 1660 Tiがリリースされた。

性能が同等でも持っている機能や性能が違う。新しい製品の方が新しいゲームへは当然対応しやすい。現行のローエンドクラスと比べてもGTX 980は不利な要素を持っている。ゲームによって得手不得手が出てしまうのが古いグラフィックボードのデメリットである。GTX 1650 SUPERで快適で、GTX 980で快適ではないという極端なことにはならないので安心して欲しい。この性能帯では大きな差が生まれにくいが、今後登場するゲームは分からないので理解しておきたい。

消費電力の高さはネックとなる

GTX 1660 Tiと同等の性能と言っても消費電力の差は気に留めておかなくてはならない。TDPは165Wで補助電源は6ピン2つだ。一方でGTX 1660 Tiは120Wで補助電源は8ピン1つだ。省電力性は新しいグラフィックボードの方が優れている。そのため、これからGTX 980を搭載しようとしている場合は電源容量に注意だ。

グラフィックボードを搭載していないパソコンからに搭載する場合は特に注意が必要である。ゲーミングPCの多くは500W以上だ。しかし、ビジネスモデルは350Wなどの控えめな電源が搭載されている事が多い。GTX 980を搭載するとその容量に収まらず、電源不足になるだろう。電源不足になるとパソコンが起動しないなどの不具合が発生する。優れた性能であっても、省電力性から搭載できるパソコンは少し制限されてしまう。

中古価格は安めで狙い目になるかもしれない

GTX 980は中古価格で20,000円ほどからある。オークションなどであればもう少し安く購入できそうだ。今は半導体不足の影響でグラフィックボードの価格が高騰している。それは中古のグラフィックボードも同じだ。GTX 1650 SUPERだと25,000円ほど、GTX 1660なら30,000円程度とかなり高騰していることがわかる。このような状況であればGTX 980を選択するのも悪くないかもしれない。

同じGTX 900シリーズの最上位モデルであるGTX 980 Tiになると35,000円程度だ。近い性能を持つモデルの多くは欠品か2.5万円以上になることを考えると、中古市場に多く流れているGTX 980は入手しやすい。比較的コストパフォーマンスに優れたよい製品になる。

例えば、グラフィックボードを搭載していないモデルを所持しているとする。ゲームをプレイしたくなってグラフィックボードを購入するならGTX 980は候補に入るかもしれない。現行の最安値モデルは14,000円ほどのGTX 1650だ。そのGTX 1650より性能が高く、安価な中古のGTX 980はコストパフォーマンスが高い。

GTX 980への交換は性能が上がることが重要だ。GTX 780 Tiを除く700シリーズ、600シリーズ以下の製品は全て対象になる。今のままのパソコンを使用するなら、GTX 980が最も選びやすくおすすめだ。現行のミドルクラスと同等の性能で半額程度で入手出来るのは大きい。

GeForce GTX 980の各種ベンチマーク

Battlefield 4

GTX 98089.4
68.0
GTX 780 Ti80.3
63.0
R9 290X78.2
63.0
GTX 97077.2
59.0
R9 29067.5
56.0
GTX 77058.9
48.0
平均fps最小fps
GTX 780 Tiよりも10%以上パフォーマンスが高くなっている。最小fpsも高くなっていて安定感が増している。80番台でもTiを超えられる性能はさすがだ。下位モデルのGTX 970との性能差は大きくフレームレートでは17%程度変わる。AMDのRadeon R9 290Xをも圧倒している。15%程度の差を付けているのはAMD側の最適化の問題もあるだろう。

Assasin’s Creed 4

assasins4

GTX 98060.4
56.0
GTX 780 Ti60.4
58.0
R9 290X60.3
58.0
GTX 97060.1
52.0
R9 29059.8
56.0
GTX 77057.1
45.0
平均fps最小fps
このタイトルではCPUがボトルネックとなっているようだ。GTX 970を除くほとんどのモデルでフレームレートが頭打ちとなっている。当時はそれほどCPU性能が高くなったことから仕方がない。参考までに掲載しておく。

Far Cry 3

Far Cry 3

GTX 98090.5
81.0
GTX 780 Ti85.5
78.0
GTX 97077.4
64.0
R9 290X75.5
65.0
R9 29070.9
62.0
GTX 77062.6
55.0
平均fps最小fps
Far Cry 3でも高いパフォーマンスを発揮している。GTX 780 Tiよりも6%程度高いフレームレートとなった。下位モデルのGTX 970よりも17%も高い。AMD製のモデルを圧倒している。

GeForce GTX 980販売当時の評価【2016年時点】

ハイエンドモデルにふさわしい性能を持つ

GeForce GeForce GTX 980は何よりもパフォーマンスの高さが優秀なグラフィックボードで、ハイエンドモデルに恥じない性能を持っている。性能も人気も高いが、当然それ相応に価格も高めだ。GTX960からGTX970へは価格の推移は小さく性能の推移は大きい。一方、GTX 970からGTX 980へは価格の推移は大きく性能の推移は小さめ。そのためここからは完全に好みで選択してしまってもいいだろう。必要だと思えば買い時ということだ。

フルHD環境で最も性能を発揮する。しかしながら、4K解像度などの高解像度には適していない。一般的なゲームプレイでは性能は非常に高いものの、多くのゲームがオーバースペックとなってしまう。海外のゲームや基本無料のオンラインゲーム以外をプレイする人にはおすすめできる。また、現時点ではGTX980を活かせる基本無料のオンラインゲームは少ないのが現状だ。最新のゲームにも対応できるという意味ではゲーマー全般におすすめ。

CPUとのバランスを考えるとi7-6700Kが良い

予算的に余裕があるのであれば、ハイエンドの領域に踏み入るために選択肢するのも悪くない。GTX 970同様にCPUとのバランスもできることなら求めたい。Core i7-6700K(i7-4790K)が理想だ。最低でもCore i7-6700(Core i7-4790)以上が求められ、Core i5-6600K(Core i5-4690、Core i5-4690K)が最低ラインか。それ以下のCPUではグラフィックの設定を高くしてしまうと、当たり判定などのCPU負荷が増えてしまいカクつきの原因となってしまう。

最適化がしっかりされているゲームではそういった症状は見られない。しかし、Steamなどのを利用したゲームをプレイするのであれば注意が必要となる。構成的にハイエンドが求められるため、おすすめできない製品(CPUが低性能なものを搭載)も目立ち、ショップごとにほとんど特徴が見られなくなっている。上位CPUしか相性がよくないことを考えると、当たり前といえば当たり前だろう。価格と構成をしっかり見て選びたい。

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