nvidiaamd
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当ページでは、ライバル同士であるNvidia GeForceとAMD Radeonの特徴を比較している。最近はBTOメーカーのRadeon製品もラインナップに並ぶようになっている。特にRX 6000シリーズの影響は大きい。品薄状況がずっと続くほど注目されている。

少し前までBTOパソコンに搭載されているグラフィックボードはNVIDIA製が大半でどちらかと言うとAMDのRadeonは自作ユーザー向けという認識が強かった。ここに来てAMDの勢いが増している。選択の際の参考程度に読んでいただけると嬉しい。

グラフィックボード比較表【Nvidia&AMDの対比】

NvidiaAMD解説
RTX 30904K解像度でのリアルタイムレイトレーシングの適用、
高設定での240hz以上に対応
RX 6900 XT4K解像度、高設定での240hz以上に対応
RX 6800 XT4K解像度、高設定での240hz以上に対応
RTX 30804K解像度でのリアルタイムレイトレーシングの適用、
高設定での240hz以上に対応
RTX 2080 Ti4K解像度、高設定での240hz以上に対応
RTX 30704K解像度、リアルタイムレイトレーシングの適用、
高設定での240hz以上に対応
RX 68004K解像度、高設定での240hz以上に対応
RTX 2080 Super4K解像度、240hz以上に対応
RTX 3060 Ti4K解像度、240hz以上に対応
RTX 20804K解像度、高リフレッシュレートに対応
RTX 2070 Super4K解像度、240hz以上に対応
RTX 20704K解像度、240hz以上に対応
RTX 2060 SuperRX 5700 XTWQHD解像度、高リフレッシュレートに対応
RTX 2060RX 5700フルHD、高リフレッシュレートに対応
GTX 1660 Tiコストパフォーマンスが高い人気モデル
GTX 1660 SuperRX 5600 XTコストパフォーマンスが高い
GTX 1660コストパフォーマンス重視
GTX 1650 Super低価格、コストパフォーマンス重視
GTX 1650RX 5500 XT低価格、エントリークラス
RX 5500低価格
NVIDIAは変わらず幅広い性能帯のGPUを展開している。それに対し、AMDは機能を限定しながら製品を絞ってNVIDIAに対抗している。以前のようにNVIDIA一強という時代ではなくAMDも勢力を強めている。基本的にAMDはNVIDIAよりも安価に展開しているため、コストパフォーマンスという点では強力だ。

ただ、BTOに限って言えばまだまだポピュラーとは言えず、搭載モデルの数には雲泥の差がある。この差が開いている以上、まだ自作ユーザー向けという印象は拭えていない。AMDのCPU Ryzenがさらに広まれば、Radeonと組み合わせたモデルも増えてくるはずだ。このままの勢いが続けば3世代、4世代後には大きく距離を詰められそうだ。現時点ではメリットとデメリットが激しいAMDよりも、安定しているNVIDIAに分がある。

NvidiaとAMDのグラフィックボードの特徴を比較

ここからはより詳細に両企業のグラフィックボードを比較していく。価格・性能・ハード・ソフト・機能に分けて見ていこう。

価格

NVIDIA価格帯AMD
RTX 3090$1,499
$999RX 6900 XT
RTX 3080$699/$649RX 6800 XT
$579RX 6800
RTX 3070$499
RTX 2060 Super$399RX 5700 XT
RTX 2060$349RX 5700
GTX 1660 Ti$279RX 5600 XT
GTX 1660 Super$229
GTX 1660$219
$199RX 5500 XT 8GB
$169RX 5500 XT 4GB
GTX 1650 Super$159
GTX 1650$149

最上位モデル以外は価格に大きな開きはない。最上位のRTX 3090とRX 6900 XTに価格差が$500もあるのはRX 6000シリーズの特性が影響している。RTX 3090は第2世代のRTコアを搭載し、リアルタイムレイトレーシングを適用したゲームプレイに対応できる。対してRX 6000シリーズはリアルタイムレイトレーシングが非常に苦手で対応力はかなり低い。

リアルタイムレイトレーシングの性能を活かすならRTX 30シリーズ、興味がないならRX 6000シリーズという具合だ。そのような視点から見た場合はRTX 3080とRX 6800 XT、RTX 3070とRX 6800の関係が気になる。RTX 3090とRX 6800 XTのゲーム性能はほぼ同等だ。機能を制限したことで$500安くなるのはメリットだ。しかし、RTX 3080とRX 6800 XTは同等の性能で$50しか違わない。

これがRTX 3070とRX 6800になると性能は同じでも価格はRX 6800の方が$80高い。この微妙な価格設定が搭載モデルの価格に影響して広く普及しない要因となっている。また、RTX 2060 やRTX 2060 SUPERはRTX 30シリーズの登場で販売を徐々に縮小している。価格も大幅に下がり、実質$300程度である。

搭載モデルになるとGTX 1660 SUPERとそこまで変わらないくらいにまでなった。RX 5000シリーズはそこまで大幅な値引きが行われていない。これは仕入れる数が影響していると思われる。主流のGPUになれるまでは価格での勝負はAMDにとっては不利だ。

グラフィックス処理性能

性能はGPUにとって最も重要な要素だ。処理性能はNVIDIAが優勢だと考えてよいだろう。実際はNVIDIAのGeForceとAMDのRadeonは性能に関しては基本的に同等であることが多い。しかし、実際に使用するとAMD製のRadeonは不具合や異常なパフォーマンス低下を起こしやすい。不具合は登場時に多く、ドライバのアップデートで徐々に正常になってくる問題だ。パフォーマンスの低下については常にRadeonについて回る。GeForceを基準に考えるとやや不安定な性能であることが多い。

例えば、RTX 2060 SUPERとRX 5700 XTを比較するとRTX 2060 SUPERの方が平均フレームレートは安定する傾向にある。RX 5700 XTは得意な場面ではRTX 2060 SUPERを凌駕するものの、苦手な場面ではGTX 1660 SUPERにさえ劣ることもある。この不安定さは快適性にも大きく影響し、遅延やラグを感じやすくなる。流石にRX 6000シリーズになるとそういった問題も解消されるようになった。

それでも対抗製品に対して、性能でアドバンテージを得ることはない。RTX 3090とRX 6800 XTではRTX 3090の方がスコアは上だ。それだけではなく、スコアやフレームレートで言えばRX 6800 XTはRTX 3080をも下回る。得手不得手がはっきりしており、得意なタイトルでない限りはRTX 3080の方が優秀だ。RX 6000シリーズにもいいところはある。それは消費電力がRX 30シリーズに比べると控えめであることだ。

もっとも、ハイエンドクラスになると誤差とも言える範囲かもしれない。750W GOLD以上の電源があればRTX 3080にも対応できる。ハイエンドなGPUを採用して700W BRONZEに留めるメリットは少ない。この辺りは自作ユーザーに対するメリットとして見るべきだ。一般ユーザーにとってはややクセのある性能のRadeonは扱いにくい部分がある。もう少し価格が下がればコストパフォーマンスという長所を得ることができるはずだ。

今現在の主流はNVIDIAのGPUだ。そのため、ショップはRadeonよりRTXシリーズを多く仕入れている。結果的にセール対象や値引きになりやすいのはRTXシリーズだ。RadeonはAMDユーザーなら魅力的に感じても、まだまだ主流には遠い。ではNVIDIAのGPUが安泰かというとそうでもない。AMDのGPUはNVIDIAに及ばないが、徐々にその差を詰めている。

一時はAMDがリードすることもあったように、NVIDIAが常に優秀であるとも限らない。この評価はあくまでもRTX 30とRX 6000シリーズ登場時点のものだ。次の世代ではこの関係性が逆転するかもしれない。例えば、Radeonは得意なゲームではRTXシリーズを凌駕している。この長所をもっと引き出すことができればNVIDIAよりも一歩も二歩も先をいくことになる。現在の評価では安定したNVIDIA、クセのあるAMDという具合だ。

ハードウェア

技術的な部分ではNVIDIAがリードしているように見える。RTX 20シリーズの時点で、リアルタイムレイトレーシングの性能を高め、RTX 30シリーズで開花させた。次世代のゲームへの対応はAMDよりも一足早く見据えていたように思う。AMDの技術が劣っているわけではない。おそらく、AMDも同等の性能を持つモデルを展開することはできる。全く同じ製品を出しても意味がないので特性を持たせている。

その特性が市場のニーズに上手く噛み合っていないだけだ。GPU性能が求められる場面はゲームプレイでは幅広い。フルHDが主流である今、高性能なGPU性能は無駄になりやすい。特にリアルタイムレイトレーシングに関しては実用的なタイトルが少ない。NVIDIAの機能は時代を先取りしており、AMDの無駄を廃する機能は今現在のゲーム環境構築に着目しているのではないだろうか。

ただ、AMDが無駄を廃し実用性を追求しているにも関わらず価格が抑えきれていないところが問題となる。NVIDIA製品と性能は同等でも機能で落ちる。また、不具合の多さも目立つ。常にあと一歩が続いている状態である。一時はメモリ周りを強化して差別化を図ったこともあった。その傾向は今も残ってはいる。昔ほど特化した造りではなくても、NVIDIAよりもメモリ周りは強いように思う。

それがGeForceより優れた場面を生む要因となったと考えている。言い換えればGeForceに弱点と言える部分を指摘した。総合的な評価ではGeForceが上でも、対抗製品としての役目はしっかりこなせている。この関係があることで、次の世代でどうなるかが常に分からない状態が続いている。今のAMDはRyzenが勢いに乗っている。これはAMDがコアの縮小に力を入れているからだ。

NVIDIAは12nm、AMDは7nmとなっている。CPUでは非常に大きな差が生じることで、Intelの10nmとAMDの7nmでは性能に明らかな差が生じている。12nmで同等に並べるNVIDIA、どこよりも早く最新の7nmを実装したAMD。このどちらがハードウェアで優れたメーカーなのか判断は難しい。どちらも違った特性を持ち、同じ方向に進んでいる。ただ、強いて言うならAMDの方が勢いがある。

性能で置いていかれたRadeonシリーズがまたNVIDIAのGeForceに並んでいることからも分かる。あまり上手くはいかなかったが、今シリーズの集大成とも言えるRX 6800 XTは惜しかった。取捨選択で機能よりも性能を重視した結果、あまり受け入れられなかった。最上位のGPUに関してはあまり価格が影響しないのかもしれない。

ソフトウェア

最適化されたソフトウェアはハードウェアの性能やパフォーマンスに良い影響を与える。グラフィックボードでは、ドライバーやコントロールパネルがそのソフトウェアとなる。ドライバーはNVIDIAもAMDも頻繁に更新が行われる。負荷の高い最新のタイトルへの最適化が最も多い。このドライバーにも特性がある。NVIDIAは最適化を中心としたもので、AMDは問題の解決に向けたアップデートも織り込まれている。

AMDのRadeonはバグや不具合が多いが、このアップデートにより修正されていく。また、AMDはドライバの更新で性能の底上げが行われることもあった。正しく言えば、発表時のものより製品版は性能が低い。徐々に問題を解決し、最適化を行うことで発表時の性能に近づいていく。やや不安のように思えるかもしれない。

しかし、アップデートの回数が多いので長期に渡る不具合がない。価格が落ち着く頃には性能も落ち着くので扱いやすくなる。少しじゃじゃ馬な要素はあるものの、ソフトウェアでは同等だ。コントロールパネルのユーザービリティは双方高く、ソフトウェアにおける優位性は無いと言えるだろう。

機能

ゲーム動画の録画

機能面もこれまでと変わらず、双方名称の違う似た機能が搭載されている。例えば、ゲーム動画の録画やストリームにはNvidia ShadowplayとAMD ReLiveが用意されている。低負荷で高画質な動画、配信が可能なツールで設定した時間分だけ巻き戻して動画を保存する機能もある。

安定した録画を行うのであればGPUドライバーに搭載されているソフトウェアを使用することを推奨する。該当するグラフィックボードを搭載していれば無料で使用できるツールであり、その機能性は無料とは思えないものだ。

ただ、このShadowPlayとReliveではReliveに軍配が上がる。シンプルな設定、最大20分巻き戻し録画が特徴のShadowPlayに対し、Reliveは最大1時間、1秒単位で細かく巻き戻し時間を設定できるだけでなく、録画の設定も非常に細かくすることができる。そこまで細かな設定は必要とせず、最高設定で保存する場合はメリットになりにくい。

Vertical Synchronization Substitute

今では一般的になりつつあるVertical Synchronization Substituteにも対応している。NVIDIAはG-SYNC、AMDはFreeSyncという名称だ。対応したモニターでのみ使用できる機能で、ラグをあえて描写せずに映像を繋ぐことにより描写される映像の遅延を感じにくくする機能だ。例え性能が高くてもプリフリーズを頻発するEFTのようなゲームでは効果が高く、よりスムーズにゲームを快適にプレイすることが出来る。

対応したモニターはやや価格が高くなる傾向にあるため、あれば良い程度の機能として見ておくべきだろう。特に高リフレッシュレートに対応したモニターの場合は価格的に選びにくく、搭載しているグラフィックボードがNVIDIAかAMDかによって選択肢が異なるため中級者以上向けの機能だ。

GameWorksやTressFX

最後に、競合が持っていなくて特定の製品だけが持つ小さな機能がある。つまり、NVIDIAにはGameWorksという機能が用意されている。GameWorksは主にゲーム開発者向けのツールだ。NVIDIAのこの機能はもはやユニークあるいは代替不可能というわけではないことは理解しておいて欲しい。

実際、Radeonも開発者向けに独自のレンダリング技術である「TressFX」を用意している。GameWorksがTressFXにないものとして気軽に利用でき誰でも簡単に活用できるということだ。そのため、NVIDIAのグラフィックボードでレンダリングをするとよりよい環境を構築できるということになる。

NVIDIAのRTX 30シリーズに対してAMDの立ち位置

前提として両者は特性の異なるGPUだ

現在のゲーム向けGPUはNVIDIA製のGeForceとAMD製のRadeonの2種類がある。GeForceは性能を重視した実直なGPUだ。Radeonはコストパフォーマンスや省電力性を意識した自作ユーザー志向の強いGPUである。同じ性能であったなら、価格と消費電力はRadeonに軍配が上がる。ただ、得手不得手がはっきりした性能の波を持つRadeonは初心者には受け入れられにくい。

以前は型番が分かりにくかったのも勢いの邪魔となった可能性はある。それでも、この2製品は確かな需要がある。簡単にまとめるとGeForceはゲーム全般を視野に入れた性能で、Radeonは特定のジャンルに強い適性を持つ性能だ。例えばリアルタイムレイトレーシングにしても、皆が皆適用を是とはしない。そんな機能よりも性能や価格を重視するユーザーは多い。

Radeonの性能はどちらかというとそういったユーザーに選ばれるべきものだ。ショップにRadeon搭載モデルが少ないことは人気がないということではない。より適した需要に合わせているに過ぎない。同等ランクのGPUであれば実用面でそれほど違いを感じるようなこともないはずだ。しかしながら、初心者に適しているのはやはりNVIDIAのGeForceだろう。

Steamによる調べでは2019年8月から2021年1月までのメーカー別の割合はNVIDIAが74.41%と大多数を占めている。それだけ何か問題が起こった場合に情報が豊富である。AMDはCPU内蔵GPU含めて16.49%に留まっている。今はBTOパソコンが自作パソコンより安価に入手することができるようになったのも関係している。自作ユーザーに適したGPUであること自体がメリットにならなくなったからだ。また、BTOショップは初心者を基準にモデルを構築する傾向にある。Radeonにとっては有利な市場とは言えない。

Radeonはミドルクラスで戦うしかない

それぞれのグラフィックボードに特性があるということだけは覚えておいてもらいたい。それを踏まえた上でRadeon製グラフィックボードの特徴を見ていく。NVIDIAが強みとしているリアルタイムレイトレーシングはこれから普及していく機能だ。現時点ではそれほど認知されておらずそれはまだ先の話だ。最近登場したタイトルでも非対応の方が多い。一部のタイトルが対応したことで話題に挙がるくらいだ。

先を見るならNVIDIAが有利だが、今を見るならRadeonにも分がある。ハイエンドはNVIDIAが強い。つまり、性能的に長く使用できるハイエンドのラインナップが揃っているNVIDIAは将来性が高い。一方で、より買い替え頻度の高いミドルクラス以下のGPUはRadeonにも適正があると言える。性能が求められる機能を活かせない性能帯ならリアルタイムレイトレーシングに弱いことはデメリットではない。

ただし、このミドルクラス以下のGPUでは性能と価格でNVIDIAがリードしている。この難点を解決することができれば性能帯で人気のメーカーが変わることになる。RTX 30シリーズは最低ランクのRTX 3050でも従来のRTX 2060を上回る性能になる。つまり、GTX 16シリーズの純粋な後継機は登場しないということだ。RX 6000シリーズがミドルクラスにまで及べば、ミドルクラス以下の性能帯をしっかりカバーできる。

今後のRadeonに注目したいのは間違いなくミドルクラスである。それに触発されNVIDIAがGTX 16シリーズの後継機を発表すれば、それだけでユーザーからすればメリットしかない。現状としては苦境に立たされていながらも、主導権を握るチャンスはある。市場の主流がひっくり返ることはないかもしれない。それでも、よりお得で選びやすいゲーミングPCが登場する可能性は考えられる。2つのメーカーが切磋琢磨して競い合う関係は市場によい影響をもたらす。今AMDのRadeonに期待するのはそういった対応である。

ゲームのプレイスタイルの変化による共存の未来

RTX 30シリーズ登場以降、確実にゲーム環境は変わってきている。グラフィックボードの性能が上がり数年前よりもWQHD解像度が非常に身近になったと言える。144Hz対応のWQHDモニターも多く存在している。FPSやRTSなどではあまり需要のない解像度でも、RPGなどのPvEをメインとするタイトルでは大きな恩恵がある。解像度が高くなれば画質も上がる。

それでいて描写に掛かる負荷は大きくなっても、割合で言えば困難なものではない。古いGPUでは厳しくても、現行のGPUであればWQHD環境は容易に構築できる。GPUの性能が上がることでゲームプレイの環境も変化してきている。それはリフレッシュレートにも現れている。10年前は75Hzまでしか対応していないタイトルもあった。それが今では当たり前に120Hzに対応し、144Hz、165Hz、240Hzと上限も上がっている。

360Hz対応モニターの登場で競技性の高いゲームの理想とするリフレッシュレートも上昇傾向だ。リフレッシュレートを求めるならNVIDIAに適正がある。ゲームの安定性に関してはAMDよりも優れているからだ。これらの環境向上はGPU性能による恩恵である。一時は高まり過ぎたGPU性能を使う場面がなくなりそうだった。それが上手くゲームと調和し、次世代のゲームタイトルではなくゲーム環境を生み出した。

そして人気が下り坂のMMORPGに再燃の兆しが出た。高解像度にすると描写が鮮やかになり、ゲームの世界への没入感を高めた。それだけではなく、WQHDにすることでゲームを有利に進められるようになることも。視界が広がり見やすくなり、ボス戦などでは回避行動に移りやすい。FF14ではWQHDが適切という声もあるほどだ。フルHDからWQHDへの移行は思うより早いかもしれない。WQHDはメモリ周りが強いRadeonの得意分野である。

WQHD解像度で60Hzモニターを使用するならRadeonを選択肢に加えるのは悪くない。NVIDIAが力を入れているリアルタイムレイトレーシングはMMORPGとも相性がよい。今はまだ適用できるタイトルはなくても、将来的に必ず登場する。フルHDが主流の今、これだけ性能が高くなっても使い道がなかった。その性能をゲームの要求スペック以外のところに費やすことで無駄がなくなった。

GTX 1660 SUPERで対応できるゲームにRTX 3080は宝の持ち腐れでしかなかった。ただ、これから先は環境次第でRTX 3080が必要となることもある。ゲーム側の進化もあるが、それ以上にゲームのプレイスタイルに大きな変化が現れたように思う。GPUの進化が快適性だけではなくプレイスタイルを広げた。

そして、プレイスタイルが広がったことで結果的に快適性の向上にも繋がる。しかしながら、初心者にとっては迷う理由にもなる。NVIDIAとAMDのGPUはそれぞれに違った特性がある。ゲームのプレイスタイルに合わせてメーカーを選べるようになるかもしれない。そうなることがNVIDIAとAMDが完全に共存する世界と言える。そして、ユーザーが求めるものでもあるはずだ。

当記事のまとめ

NVIDIAとAMDはどちらも優れたGPUメーカーだ。持っている特性が違うことで選択する層も違ってくる。ワットパフォーマンスを重視するならAMDのRadeonが優れている。NVIDIAは性能の安定性に長けており、ゲーム全般で扱いやすい。Radeonはやや安定性が欠ける部分があるので高リフレッシュレートへの適性はGeForceほど高くない。ただ、メモリ周りが強力なことで高解像度では扱いやすい。

ドライバーの更新も頻繁にあるので問題解決が迅速であることが多い。どちらも良し悪しあるものの、今はNVIDIAのGeForceが主流であり人気のGPUだ。ゲーミングPCはBTOパソコンが一般的である。BTOショップが取り扱うGPUはNVIDIAが圧倒的である。Radeonは自作ユーザーに人気ではあるが、自作自体が以前ほど盛況とは言えない。

それでも、Radeon RX 6000シリーズはGeForce RTX 30シリーズに迫る勢いがある。次世代では関係が逆転しているかもしれない。どちらが優れているかを見るよりも、どちらが自分に適しているかを判断したい。ショップでパソコンを購入するならNVIDIA、グラフィックボードの交換を考えているならRadeonも選択肢に入る。

今はどちらも魅力的なラインナップが揃っているので吟味して選択したい。新世代のGPUが登場したことでゲームのプレイ環境は大きく変わってきた。実現したい環境に性能を合わせて考えていきたい。

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